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Oracle® Identity Manager Siebel User Management Connectorガイド
リリース11.1.1
E91911-02
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5 テストおよびトラブルシューティング

コネクタをデプロイした後、テストを行いコネクタが正常に機能することを確認する必要があります。この章では、コネクタのテストに関連する次のトピックについて説明します。

5.1 プロビジョニング操作のテスト

テスト・ユーティリティを使用して、ターゲット・システムでの作成、更新または削除など基本的なプロビジョニング操作をテストできます。テスト・ユーティリティは、このコネクタでコネクタ操作を起動するICFを使用して実装されています。

テスト・ユーティリティを使用するには、次のようにします。

  1. CLASSPATH環境変数とJAVA_HOME/jre/lib/extディレクトリに、次のJARファイルを追加します。


    注意:

    これらのJARファイルはOIM EARアプリケーションの一部として提供され、oim.ear/APP-INF/libディレクトリにあります。

    • connector-framework.jar

    • connector-framework-internal.jar

    • groovy-all.jar

    前述のリストに加え、次のJARファイルを追加します。

    • Siebel 7.5から7.7の場合、次のJARファイルがOIM_HOME/ConnectorDefaultDirectory/targetsystems-lib/siebel-RELEASE_NUMBERディレクトリにあります。

      SiebelJI.jar

      SiebelJI_Common.jar

      SiebelJI_enu.jar

    • Siebel 7.8から8.2.2と、Siebel Innovation Pack 2015、2016、2017および2018の場合、次のJARファイルがOIM_HOME/ConnectorDefaultDirectory/targetsystems-lib/siebel-RELEASE_NUMBERディレクトリにあります。

      Siebel.jar

      SiebelJI_enu.jar

  2. インストール・メディアにあるtest-utility/example-config.groovyファイルを更新し、お使いの環境の構成情報を反映します。example-config.groovyファイルの各セクションと、各セクションの構成が必須かどうかを、次の表に示します。

    セクション 情報 事前構成済?
    ICF構成 ICF構成に固有のパラメータ はい
    コネクタ構成 ターゲット・システムへの接続に必要なパラメータ。

    これらのパラメータは、ITリソースのパラメータと同じです。これらのパラメータの詳細は、第2.2.2項「ターゲット・システムのITリソースの構成」を参照してください。

    		 いいえ。このセクションのプロパティに値を指定する必要があります。
    アカウント属性の作成 ユーザーの作成に必要な値。 はい
    アカウント属性の更新 ユーザーの変更に必要な値。 はい
    アカウント属性の削除 削除するユーザーのユーザーID いいえ

    ユーザーを削除しないようにする場合は、このセクションをコメントにします。

  3. 使用しているターゲット・システムのバージョンに応じて、次のいずれかのコマンドを実行してコネクタのプロビジョニングをテストします。

    • Siebel 7.5から7.7の場合:

      java -classpath ./test-utility.jar:./connector-framework-internal.jar:./groovy-all.jar:./connector-framework.jar:./SiebelJI.jar:./SiebelJI_Common.jar:./SiebelJI_enu.jar oracle.iam.connectors.testutility.Main example-config.groovy

    • Siebel 7.8から8.2.2と、Siebel Innovation Pack 2015、2016、2017および2018の場合:

      java -classpath ./test-utility.jar:./connector-framework-internal.jar:./groovy-all.jar:./connector-framework.jar:./SiebelJI_enu.jar:/Siebel.jar oracle.iam.connectors.testutility.Main example-config.groovy

    次のような出力が表示されます。

    Thread Id: 1    Time: 2011-06-05 20:05:28.413   Class: oracle.iam.connectors.testutility.TestUtility    Method: doTest  Level: OK       Message: Using local bundle with url: [file:/scratch/jdoe/view_storage/jdoe_oimcp_ade/idc/integration/oim/siebel/dist/siebel-11.1.1.6.0/bundle/org.identityconnectors.siebel-1.0.1.jar]
Thread Id: 1    Time: 2011-06-05 20:05:28.545   Class: oracle.iam.connectors.testutility.TestUtility    Method: doTest  Level: OK       Message: Using ConnectorKey [ConnectorKey( bundleName=org.identityconnectors.siebel bundleVersion=1.0.1 connectorName=org.identityconnectors.siebel.SiebelConnector )]
Thread Id: 1    Time: 2011-06-05 20:05:28.546   Class: oracle.iam.connectors.testutility.TestUtility    Method: doTest  Level: OK       Message: Using ConnectorInfo [org.identityconnectors.framework.impl.api.local.LocalConnectorInfoImpl@142c778]
Thread Id: 1    Time: 2011-06-05 20:05:28.627   Class: oracle.iam.connectors.testutility.TestUtility    Method: doTest  Level: INFO     Message: Connector configured
Thread Id: 1    Time: 2011-06-05 20:05:28.658   Class: oracle.iam.connectors.testutility.TestUtility    Method: doTest  Level: INFO     Message: Got Connector Instance, ready to do the tests
Thread Id: 1    Time: 2011-06-05 20:05:28.660   Class: org.identityconnectors.framework.impl.api.local.ConnectorPoolManager     Method: getPool2        Level: INFO     Message: Creating new pool: ConnectorKey( bundleName=org.identityconnectors.siebel bundleVersion=1.0.1 connectorName=org.identityconnectors.siebel.SiebelConnector )
Thread Id: 1    Time: 2011-06-05 20:05:28.668   Class: oracle.iam.connectors.testutility.TestUtility    Method: doTest  Level: INFO     Message: Running 'test' operation on connector
Thread Id: 1    Time: 2011-06-05 20:05:31.762   Class: oracle.iam.connectors.testutility.TestUtility    Method: doTest  Level: INFO     Message: 'test' operation succeeded
Thread Id: 1    Time: 2011-06-05 20:05:31.762   Class: oracle.iam.connectors.testutility.TestUtility    Method: doTest  Level: INFO     Message: Running 'create' operation on connector

5.2 トラブルシューティング

以降の項で、次のタイプの一般的なエラーの解決方法を示します。

5.2.1 接続エラー

次の表は、一般的な接続エラーの解決方法を示します。

問題の詳細 解決方法
Oracle Identity Managerはターゲット・システムとの接続を確立できません。

表示されるエラー・メッセージ:

SIEBEL接続例外
  • ターゲット・システムが稼働していることを確認します。

  • Oracle Identity Managerが稼働している(つまりデータベースが稼働している)ことを確認します。

  • すべてのアダプタがコンパイルされていることを確認します。

  • (「ITリソース」フォームから)Oracle Identity Managerレコードを調べます。すべてのITリソース・パラメータの値が正しく指定されていることを確認します。

5.2.2 ユーザー作成エラー

次の表は、一般的なユーザー作成エラーの解決方法を示します。

問題の詳細 解決方法
Oracle Identity Managerはユーザーを作成できません。

表示されるエラー・メッセージ:

ユーザーはすでに存在します

 割り当てたIDのユーザーはターゲット・システムにすでに存在します。

5.2.3 ユーザー削除エラー

次の表は、一般的なユーザー削除エラーの解決方法を示します。

問題の詳細 解決方法
Oracle Identity Managerはユーザーを削除できません。

表示されるエラー・メッセージ:

ターゲット・システムにユーザーが存在しません

 指定したユーザーがターゲット・システムに存在しません。

5.2.4 ユーザー編集エラー

次の表は、一般的なユーザー編集エラーの解決方法を示します。

問題の詳細 解決方法
Oracle Identity Managerはユーザーを更新できません。

表示されるエラー・メッセージ:

ターゲット・システムにユーザーが存在しません

 詳細はログを調べてください。

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