PeopleSoftにより公開されたXMLメッセージには、トランザクション・ノードが含まれます。完全リコンシリエーションの場合、SCC_CONSTITUENT_FULLSYNCメッセージ用のXMLファイルには複数のトランザクション・ノードが含まれます。一方、増分リコンシリエーションの場合、XMLメッセージSCC_CONSTITUENT_SYNCには1つのトランザクション・ノードのみが含まれます。
いずれのトランザクション・ノードにも、PeopleSoft Common Application Messaging Attributes (PSCAMA)サブノードがあります。
次のスクリーンショットは、PSCAMAノードを示しています。 
PSCAMAは、すべてのメッセージに共通のフィールドが含まれるXMLタグです。PSCAMAタグは、メッセージのTransactionセクションの各レベル内の行ごとに繰り返されます。PSCAMAは、メッセージ・データに関する次の情報を提供します。
データが記述されている言語
行が表すトランザクションのタイプ(追加や更新など)
メッセージを受信すると、PeopleCodeはPSCAMAノードでこの情報を調査し、適宜応答します。
PSCAMAのAUDIT_ACTNサブノードはルート監査アクションと呼ばれ、XMLメッセージ内のデータ・レコードをフィルタ処理します。Oracle Identity Managerで個人に対して行われるアクション(追加や変更など)を表します。
ターゲット・システムで個人の略歴情報が変更された場合、ルート監査アクションの値はCです。個人が追加された場合、ルート監査アクションはAまたは空白です。
次のスクリーンショットに、ルート監査アクションを示します。

次のスクリーンショットに、ゼロでないレベルのPSCAMAノードおよびそのルート監査アクションを示します。
