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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
E51907-01
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7 ワークシートおよびワークシート・アイテムの編集

この章では、Discoverer Plus Relationalのワークシートの編集方法、およびワークシート・データのフォーマット方法を説明します。項目は次のとおりです。

7.1 ワークシートの編集の概要

新規ワークシートを作成すると、Discovererでは、ワークシート・アイテムに対してデフォルト・フォーマット(色、フォントなど)が適用されます。ワークシート・アイテムに適用されるデフォルト・フォーマットの変更方法の詳細は、「ワークシートのデフォルト・フォーマットの変更方法」を参照してください。

Discovererの強力なレイアウト・ツールを使用すると、ワークシートを自由にフォーマットできます。たとえば、次の処理を実行できます。

ワークシートは、次のいずれかの方法を使用して編集できます。

ヒント: ワークシートを変更するときに元のワークシートのコピーを保存する場合は、ワークシートの複製機能を使用します。この機能を使用して、作業するワークシートの正確なコピーを作成します(詳細は、「ワークシートの複製方法」を参照)。あるいは、ワークブック全体を別の名前で保存し、このコピーを使用して作業します(詳細は、「ワークブックの保存方法」を参照)。

7.2 ワークシートの編集ウィザードを使用したワークシートの編集方法

ワークシートを編集して、ワークシートの外観または動作を変更します。たとえば、ワークシート・データのレイアウトを変更したり、計算、パーセントまたは総計を追加できます。

ワークシートの編集ウィザードを使用してワークシートを編集するには:

  1. 編集するワークシートを表示します。

  2. 「編集」→「ワークシート」を選択して、「ワークシートの編集」ダイアログを表示します。

    周囲のテキストでed1.gifの画像について説明しています

    「ワークシートの編集」ダイアログの各タブを使用して、次のように、現行のワークシートのプロパティを編集します。

  3. 「OK」をクリックして変更内容を保存し、ワークシートに戻ります。

    ワークシートは、指定した変更内容に従って更新されます。

注意:

7.3 ワークシートへのアイテムの追加方法

ビジネスエリアのアイテムを使用して新しいデータ領域を分析する場合は、ワークシートにアイテムを追加します。たとえば、「Year」というアイテムを追加して、一定期間にわたる傾向を分析できます。

新規ワークシート・アイテム(計算、パーセントなど)の作成方法の詳細は、「新規ワークシート・アイテムの作成方法」を参照してください。

ワークシートにアイテムを追加するには:

  1. 編集するワークシートを表示します。

  2. 「編集」→「ワークシート」を選択して、「ワークシートの編集」ダイアログを表示します。

  3. 「ワークシートの編集」ダイアログ: 「アイテムの選択」タブを表示します。

    周囲のテキストでed1.gifの画像について説明しています
  4. 「選択可能」リストを使用して、ワークシートに追加するアイテムを特定して選択します。

    ヒント: フォルダおよびアイテムの隣のプラス記号(+)をクリックすると、その中に含まれるアイテムと値が表示されます。「選択可能」ボックスの上にある懐中電灯ボタンをクリックすると、「検索」ダイアログ(アイテム・ナビゲータ内)が表示されます。このダイアログでアイテムを検索できます。

  5. ワークシートに追加するアイテムを、「選択可能」リストから「選択済」リストに移動します。

    [Ctrl]キーを押しながら別のアイテムをクリックすると、複数のアイテムを選択できます。

  6. 「OK」をクリックして変更内容を保存し、ダイアログを閉じます。

    ワークシートは、指定した変更内容に従って更新されます。

    ヒント: ワークシート・アイテムの位置を変更するには、「ワークシートの編集」ダイアログ: 「テーブル・レイアウト」タブまたは「ワークシートの編集」ダイアログ: 「クロス集計レイアウト」タブを表示し、アイテムをドラッグ・アンド・ドロップしてワークシート上に配置します。

注意:

7.4 新規ワークシート・アイテムの作成方法

ビジネスエリアに存在しないアイテムを使用して、様々なデータを分析する場合は、新規ワークシート・アイテムを作成します。たとえば、売上高の3か月の移動平均を作成できます。

ワークシートに既存のアイテムを追加する方法の詳細は、「ワークシートへのアイテムの追加方法」を参照してください。

ワークシート・アイテムを作成するには:

  1. 編集するワークシートを表示します。

  2. 「編集」→「ワークシート」を選択して、「ワークシートの編集」ダイアログを表示します。

    周囲のテキストでed1.gifの画像について説明しています
  3. 「新規」をクリックして、次のいずれかを選択します。

  4. 「OK」をクリックして変更内容を保存し、ダイアログを閉じます。

    ワークシートは、指定した変更内容に従って更新されます。

注意:

7.5 ワークシートからのアイテムの削除方法

アイテムの分析が不要になった場合は、ワークシートからアイテムを削除します。たとえば、時間によるデータの分析が不要になった場合は、年度アイテムを削除します。

ワークシートからアイテムを削除するには:

  1. 編集するワークシートを表示します。

  2. 「編集」→「ワークシート」を選択して、「ワークシートの編集」ダイアログを表示します。

  3. 「ワークシートの編集」ダイアログ: 「アイテムの選択」タブを表示します。

    周囲のテキストでed1.gifの画像について説明しています
  4. ワークシートからアイテムを削除するには、「選択済」リストから「選択可能」リストにアイテムを移動します。

    [Ctrl]キーを押しながら別のアイテムをクリックすると、複数のアイテムを選択できます。

  5. 「OK」をクリックして変更内容を保存し、ダイアログを閉じます。

    ワークシートは、指定した変更内容に従って更新されます。

注意:

7.6 ワークシートの複製方法

既存のワークシートと類似したワークシートを簡単に作成する場合は、ワークシートを複製します。たとえば、クロス集計ワークシートの複製をテーブル・ワークシートに変換できます。

ワークシートを複製することにより、元のワークシートには手を加えずに、ワークシートのコピーで作業できます。たとえば、後で破棄する一時的なワークシートを使って作業できます。

ワークシートを複製するには:

  1. 印刷するワークシートを表示します。

  2. 新しいワークシートをテーブル・ワークシートにするか、クロス集計ワークシートにするかに従って、次のオプションのいずれかを選択します。

    • 「編集」→「ワークシートの複製」→「テーブルとして」を選択し、「テーブルとして複製」ダイアログを使用して現行のワークシートを複製します。

    • 「編集」→「ワークシートの複製」→「クロス集計として」を選択し、「クロス集計として複製」ダイアログを使用して現行のワークシートを複製します。

    「テーブルとして複製」ダイアログまたは「クロス集計として複製」ダイアログが表示され、新規ワークシートのデフォルト位置を変更できます。

    周囲のテキストでed8.gifの画像について説明しています
  3. (オプション)「テーブルとして複製」または「クロス集計として複製」ダイアログのタブを使用して、新規ワークシートのアイテムのデフォルト設定を変更します。

    たとえば、「アイテムの選択」タブを使用して、複製するワークシートへのアイテムの追加や、「フォーマット」タブを使用して、ワークシート・アイテムのデフォルト表示スタイルを変更できます。

  4. 「OK」をクリックして新規ワークシートを保存し、ダイアログを閉じます。

    分析する準備が整った新規ワークシートが表示されます。Discovererによって割り当てられたデフォルトのワークシート名は、元のワークシート名に一意の番号が付加された名前です。たとえば、Sales Analysisという名前のワークシートを複製した場合、新規ワークシート名はSales Analysis 2となります。

    新規ワークシートのデフォルト名を変更できます(詳細は、「ワークシート名とワークブック名の変更方法」を参照)。

    ヒント: 元のワークシートと新規ワークシート間のナビゲートには、Discovererワークエリアの下部にあるタブを使用してください。

7.7 ワークシート・アイテムのフォーマットの変更方法

ワークシートのデフォルトの外観を変更するには、ワークシート・アイテムのフォーマットを変更します。たとえば、次の処理を実行できます。

ワークシート・アイテムのフォーマットを変更するには:

  1. 編集するワークシートを表示します。

  2. 編集するワークシート・アイテムを1つ以上選択します。

    たとえば、データ領域のアイテム・ヘッダーを1つ以上クリックします。

    ヒント: [Ctrl]キーを押しながら別のアイテムをクリックすると、複数のアイテムを選択できます。次の例では、「Quarter」アイテムと「Department」アイテムが選択されています。

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    ed12.gifの画像の説明

  3. 「フォーマット」→「データ」を選択して、「データのフォーマット」ダイアログを表示します。

    周囲のテキストでed5.gifの画像について説明しています

    注意: 「データのフォーマット」ダイアログに表示されるタブは、選択したワークシート・アイテムの数とタイプによって次のように異なります。

    • 同じタイプのワークシート・アイテムを1つまたは複数選択した場合は、「フォーマット」タブと「ブレーク」タブ、およびワークシート・アイテム・タイプに応じたタブ(「テキスト」、「数値」、「日付」など)が表示されます。

    • 異なるタイプ(数値アイテムとテキスト・アイテムなど)のワークシート・アイテムを複数選択した場合、表示されるのは、「フォーマット」タブと「ブレーク」タブのみです。

  4. 「データのフォーマット」ダイアログのタブを使用して、次のように、ワークシート・アイテムの設定を変更します。

  5. 「OK」をクリックして変更内容を保存し、ワークシートに戻ります。

    ワークシートは、指定した変更内容に従って更新されます。

注意:

7.8 数値アイテムに対する通貨記号の設定方法

ワークシートの数値に使用する通貨記号を指定できます。たとえば、売上高の隣にドル記号を表示できます。

数値アイテムに対して通貨記号を設定するには:

  1. 編集するワークシートを表示します。

  2. 編集する数値のワークシート・アイテムを1つ以上選択します。

    たとえば、データ領域のアイテム・ヘッダーを1つ以上クリックします。

    ヒント: [Ctrl]キーを押しながら別のアイテムをクリックすると、複数のアイテムを選択できます。次の例では、「Profit SUM」アイテムと「Sales SUM」アイテムが選択されています。

    説明は周囲のテキストにあります
    図版ed15.gifの説明

  3. 「フォーマット」→「データ」を選択して、「データのフォーマット」ダイアログ: 「フォーマット」タブを表示します。

  4. 「データのフォーマット」ダイアログ: 「数値」タブを表示します。

    周囲のテキストでed13.gifの画像について説明しています
  5. 「カテゴリ」リストから「通貨」を選択します。

  6. 「記号の表示」ドロップダウン・リストから、使用する通貨記号を選択します。

  7. 「OK」をクリックして変更内容を保存し、ダイアログを閉じます。

    ワークシート・アイテムの値の前に、選択した通貨記号が表示されます。次の図では、ワークシートのProfit SUM値とSales SUM値の隣に円(\)の通貨記号が表示されています。

周囲のテキストでed11.gifの画像について説明しています

7.9 ワークシート・アイテム・ヘッダーのフォーマットの変更方法

ワークシートのデフォルトの外観を変更するには、ワークシート・アイテム・ヘッダーのフォーマットを変更します。たとえば、列ヘッダーのデフォルトの文字位置または背景色を変更できます。

単一のワークシート・アイテム・ヘッダーのフォーマットを変更するには:

  1. 編集するワークシートを表示します。

  2. フォーマットするワークシート・アイテムを選択します。

    たとえば、データ領域のアイテム・ヘッダーを1つ以上クリックします。

    ヒント: [Ctrl]キーを押しながら別のアイテムをクリックすると、複数のアイテムを選択できます。次の例では、「Quarter」アイテムと「Department」アイテムが選択されています。

    周囲のテキストでed12.gifの画像について説明しています
  3. 「フォーマット」→「見出し」を選択して、「見出しのフォーマット」ダイアログを表示します。

    周囲のテキストでed6.gifの画像について説明しています
  4. 「見出しのフォーマット」ダイアログを使用して、選択したアイテム・ヘッダーのフォーマットを変更します。

  5. 「OK」をクリックして変更内容を保存し、ワークシートに戻ります。

    ワークシートは、指定した変更内容に従って更新されます。

注意:

7.10 アイテム・ヘッダーのテキストの変更方法

列の上部または行の横(クロス集計ワークシートの場合)に表示されるテキストを変更するには、アイテム・ヘッダーのテキストを変更します。通常、ヘッダーに表示されるテキストはアイテム名で十分です。しかし、ヘッダーをさらにわかりやすいテキストに変更することもできます。

たとえば、「Calendar Year」アイテムのヘッダーを「Calendar Year」から「Year」に変更できます。次の例では、アイテム・ヘッダーは「Year」、「Quarter」、「Department」、「Profit SUM」および「Sales SUM」です。

周囲のテキストでed11.gifの画像について説明しています

アイテム・ヘッダーのテキストを変更するには:

  1. 編集するワークシートを表示します。

  2. ワークシートのアイテムを選択します。

    たとえば、データ領域のアイテム・ヘッダーをクリックします。次の例では、「Department」アイテムが選択されています。

    説明は周囲のテキストにあります
    図版ed16.gifの説明

    注意: 複数のアイテムを選択すると、「見出しの編集」オプションはグレー表示になります。一度に編集できるのは、1つのアイテム・ヘッダーのみです。

  3. アイテム・ヘッダーを右クリックし、「見出しの編集」を選択して「見出しの編集」ダイアログを表示します。

    周囲のテキストでed7.gifの画像について説明しています
  4. 「見出しの編集」ダイアログを使用してヘッダー・テキストを変更します。

  5. 「OK」をクリックして変更内容を保存し、ワークシートに戻ります。

    ワークシートは、指定した変更内容に従って更新されます。

注意: