この章では、Oracle WebCenter Portalのユーザーが11.1.1.7.0のパッチ・セットを既存のWebCenter Portalのインストールに適用する場合の手順について説明します。
この章では次の項について説明します。
第6.1項「Oracle WebCenterおよびOracle Enterprise Content Management Suiteの新しい製品名」
第6.3項「Oracle WebCenter 11.1.1.4.0または11.1.1.5.0のインストールに対するパッチの適用」
第6.4項「Oracle WebCenter 11.1.1.2.0または11.1.1.3.0のインストールに対するパッチの適用」
Oracle WebCenter Portalのインストールおよびパッチ適用を行う際の様々な開始点の詳細は、Oracle WebCenter Portalインストレーションおよび構成のロードマップを参照してください。
注意: 製品はすべて最新のリリース・バージョンにパッチ適用することをお薦めします。この章に記載されている手順で指定がないかぎり、製品にパッチを適用する特定の順序はありません。 |
Oracle WebCenterおよびOracle Enterprise Content Management Suiteは、リリース11.1.1.6.0から再ブランド化(名前変更)されています。表6-1は、以前の製品名と用語、および新しい製品名と用語の対応を示しています。
注意: この章では、製品名にリリース番号(11.1.1.6.0、11.1.1.7.0または11g)を伴う場合、あるいはリリース11.1.1.6.0または11.1.1.7.0固有の機能について説明する場合を除き、以前の用語を使用します。 |
表6-1 以前の用語とリリース11.1.1.6.0以降に使用されている用語との対応
旧名称 | 11.1.1.6.0以降での新しい名称 |
---|---|
製品名の変更 |
|
Oracle WebCenter |
Oracle WebCenter Portal |
Oracle WebCenter Spaces |
Oracle WebCenter Portal: Spaces |
Oracle Enterprise Content Management Suite |
Oracle WebCenter Content |
Oracle Universal Content Management (Oracle UCM) |
Oracle WebCenter Content (短縮名はWebCenter Content) |
Oracle Content Server |
Oracle WebCenter Content Server (短縮名はContent Server) |
ドキュメントでの機能名の変更 |
|
WebCenterアプリケーション |
WebCenter Portalアプリケーション (フレームワーク・アプリケーション、ポートレット・プロデューサ・アプリケーション、およびスペース・アプリケーションの包括的用語) |
WebCenter Portalアプリケーション/WebCenterカスタム・アプリケーション |
WebCenter Portal: フレームワーク・アプリケーション/フレームワーク・アプリケーション |
グループ・スペース・ワークフロー/WebCenter Spacesワークフロー |
Spacesワークフロー |
個人用スペース |
ホーム・スペース |
グループ・スペース/スペース |
Space |
WebCenterドメイン |
WebCenter Portalドメイン |
WebCenter Spaces |
Spaces/Spacesアプリケーション |
図6-1は、Oracle WebCenter Portalインストールをリリース11.1.1.6.0からリリース11.1.1.7.0に更新するために必要な手順を示しています。表6-2では、それぞれの手順の詳細を示しています。表内の必要な手順をクリックし、それぞれの手順の情報に移動します。これらの手順の多くは、このガイドの第3章と他の章で説明されています。
表6-2 Oracle WebCenter Portal 11.1.1.6.0への最新パッチの適用
タスク | 必須/オプション | 説明 | リンク |
---|---|---|---|
SpacesおよびDiscussions、また必要であればポートレット・プロデューサのWebサービス・エンドポイントに対するOWSMポリシーのURIを決定します |
必須 |
開始する前にOWSMポリシーURIを書き留めておき、パッチ適用後のインスタンスでポリシーをリストアできるようにします WebCenterサービス・ポートレット・プロデューサまたはカスタムのポートレット・プロデューサがデプロイされ、OWSMセキュリティ・ポリシーがWebサービス・エンドポイントに対して構成されている場合は、セキュリティ・ポリシーURIを決定します。 |
|
一般的なパッチ適用前のタスクを実行します。
|
必須 |
Oracle WebCenter Portalへパッチを適用する前に、使用しているシステム要件と構成が最小要件を満たしており、バックアップが実行されていることを確認します。また、Oracle WebLogic Serverをリリース10.3.6または10.3.5にパッチ適用する必要があります。 サイレント・モードでソフトウェアにパッチを適用する場合は、 |
|
WebCenter Portalのインストーラ、および他の必要な製品のインストーラをダウンロードします。 |
必須 |
完全なインストーラであり、更新インストーラとしても機能するWebCenter Portalインストーラをダウンロードします。この段階では、必要であれば、Oracle WebCenter ContentやOracle SOA Suiteなど、パッチ適用を計画している他のFMW製品のインストーラもダウンロードできます。 注意: 第3章の指示に従って、すでに製品インストーラをダウンロードしてある場合は、この手順を省略できます。 |
|
パッチ・セット・インストーラを実行し、次のFusion Middleware製品にパッチを適用して11.1.1.7.0にします。
|
これらの製品が環境にインストールされている場合は必須です。 |
WebCenter Portalにパッチを適用する前に、これらの製品にパッチを適用します。 このOracle Fusion Middlewareのパッチ・セットでは、Oracle Portalの最新バージョンであるOracle Portal 11.1.1.6.0が提供されます。Oracle Portal 11.1.1.6.0がすでにインストールされている場合は、パッチを適用する必要はありません。 注意: 第3章の指示に従って、すでにFusion Middleware製品にパッチを適用してある場合は、この手順を省略できます。 注意: Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererは他のOracle Fusion Middleware製品と共有しない、別のMiddlewareホーム・ディレクトリにインストールすることをお薦めします。 |
|
WebCenter Portalインストーラを実行し、パッチを適用してリリース11.1.1.7.0にします。 |
必須 |
WebCenter Portal 11.1.1.7.0インストーラを実行します。パッチ・セットの適用中、既存のOracle MiddlewareホームおよびWebCenter Portal Oracleホームの場所を指定します。 |
第3.6項「Oracle Fusion Middlewareへのパッチ適用」 |
その他の必要なFusion Middleware製品にパッチを適用します |
Middlewareホームにインストールされている製品についてのみ必須です。 |
この段階では、Oracle WebCenter ContentおよびOracle SOA Suiteなどの他のFusion Middleware製品は、その製品インストーラを実行してパッチを適用できます。 注意: 第3章の指示に従って、すでにその他のFusion Middleware製品にパッチを適用しており、スキーマを更新してある場合は、この手順を省略できます。 |
|
|
必須 |
パッチ・セット・アシスタントを使用して パッチ・セット・アシスタントを実行する前に、データベースを起動し、稼動中であること、およびアップグレートするスキーマのバージョンがアップグレードのサポート対象であることを確認します。 注意: 他のパッチを適用した製品のスキーマを更新する必要があるかどうかを確認します。この段階で、必要なスキーマをすべて更新できます。表4-1「最新のリリース用に更新する必要があるスキーマ」にリストされているスキーマにすでにパッチを適用している場合は、この手順を省略できます。 |
|
次に示すWebCenter Portalのパッチ適用後のタスクを実行します。
|
必須 |
以前のOWSMセキュリティ・ポリシー構成をリストアする必要があります。WebCenterサービス・ポートレット・プロデューサまたは他のカスタム・ポートレット・プロデューサがデプロイされている場合、Webサービス・エンドポイントにセキュリティ・ポリシーをアタッチします。 Spacesワークフローが構成されている場合は、関連する構成をアップグレードします。 これはオプションですが、Process Spacesのアップグレードをお薦めします。 |
|
他のパッチ適用済Fusion Middleware製品のパッチ適用後のタスクを実行します。 |
必須 |
リリース11.1.1.7.0にパッチを適用したすべてのFusion Middleware製品について、必要なパッチ適用後タスクを実行します。 |
|
サーバーおよびプロセスを起動します。 |
必須 |
Oracle Fusion Middleware環境を開始します。これには、Oracle WebLogic Server管理サーバー、管理対象サーバー、ノード・マネージャ、OPMN、およびすべてのシステム・コンポーネントの起動が含まれます。 |
|
Oracle WebCenter Portal 11.1.1.7.0のインストールを確認します。 |
必須 |
管理サーバーおよびOracle WebCenter Portal: Spacesなど、様々なURLへのアクセスを試行し、パッチ適用済WebCenter Portalインスタンスを検証します。 |
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド』のインストールの確認に関する項 |
図6-2は、Oracle WebCenter 11.1.1.4.0または11.1.1.5.0のインストールを11.1.1.7.0に更新するために必要な手順を示しています。表6-2の指示に従い、それぞれの手順の情報に移動します。これらの手順の多くは、このガイドの第3章と他の章で説明されています。
表6-3 Oracle WebCenter 11.1.1.4.0または11.1.1.5.0への最新パッチの適用
タスク | 必須/オプション | 説明 | リンク |
---|---|---|---|
SpacesおよびDiscussions Webサービス・エンドポイント、また必要であればポートレット・プロデューサのOWSMポリシーURIを決定します |
必須 |
開始する前にポリシー名を書き留めておくと、パッチ適用後のインスタンスでポリシーをリストアできます。 カスタム・ポートレット・プロデューサがデプロイされており、OWSMセキュリティ・ポリシーがWebサービス・エンドポイント用に構成されている場合は、セキュリティ・ポリシーURIを決定します。 |
|
一般的なパッチ適用前のタスクを実行します。
|
必須 |
Oracle WebCenter Portalへパッチを適用する前に、使用しているシステム要件と構成が最小要件を満たしており、バックアップが実行されていることを確認します。また、Oracle WebLogic Serverをリリース10.3.6または10.3.5にパッチ適用する必要があります。 サイレント・モードでソフトウェアにパッチを適用する場合は、emCCRファイルの名前を変更する必要があります。 |
|
WebCenter Portalのインストーラ、および他の必要な製品のインストーラをダウンロードします。 |
必須 |
完全なインストーラであり、更新インストーラとしても機能するWebCenter Portalインストーラをダウンロードします。この段階では、必要であれば、Oracle WebCenter ContentやOracle SOA Suiteなど、パッチ適用を計画している他のFMW製品のインストーラもダウンロードできます。 注意: 第3章の指示に従って、すでに製品インストーラをダウンロードしてある場合は、この手順を省略できます。 |
|
パッチ・セット・インストーラを実行し、次のFusion Middleware製品にパッチを適用して最新リリースにします。
|
これらの製品が環境にインストールされている場合は必須です。 |
これらの製品は、Oracle WebCenterにパッチを適用する前にパッチを適用します このOracle Fusion Middlewareのパッチ・セットでは、Oracle Portalの最新バージョンであるOracle Portal 11.1.1.6.0が提供されます。パッチ・セットを実行すると、Oracle Portalはリリース11.1.1.6.0にパッチ適用されます。 注意: Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererは、他のOracle Fusion Middleware製品と共有しない独自のMiddlewareホーム・ディレクトリにインストールすることをお薦めします。 注意: 第3章の指示に従って、すでにFusion Middleware製品にパッチを適用してある場合は、この手順を省略できます。 |
|
WebCenter Portalインストーラを実行し、パッチを適用してリリース11.1.1.7.0にします。 |
必須 |
WebCenter Portal 11.1.1.7.0インストーラを実行します。パッチ・セットの適用中、既存のOracle MiddlewareホームおよびWebCenter Portal Oracleホームの場所を指定します。 |
第3.6項「Oracle Fusion Middlewareへのパッチ適用」 |
その他の必要なFusion Middleware製品にパッチを適用します |
Middlewareホームにインストールされている製品についてのみ必須です。 |
この段階では、Oracle WebCenter ContentおよびOracle SOA Suiteなどの他のFMW製品に、各製品のインストーラを実行してパッチを適用できます。 注意: 第3章の指示に従って、すでにその他のFusion Middleware製品にパッチを適用してある場合は、この手順を省略できます。 |
|
|
必須 |
パッチ・セット・アシスタントを使用してスキーマを更新します。 パッチ・セット・アシスタントを実行する前に、データベースが稼動していること、およびアップグレートするスキーマのバージョンがアップグレードのサポート対象であることを確認します。 注意: 他のパッチを適用した製品のスキーマを更新する必要があるかどうかを確認します。この段階で、必要なスキーマをすべて更新できます。表4-1「最新のリリース用に更新する必要があるスキーマ」にリストされているスキーマにすでにパッチを適用している場合は、この手順を省略できます。 |
|
次に示すWebCenter Portalのパッチ適用後のタスクを実行します。
|
必須/オプション |
以前のセキュリティ・ポリシー構成をリストアする必要があります。カスタム・ポートレット・プロデューサがデプロイされている場合は、セキュリティ・ポリシーをWebサービス・エンドポイントにアタッチします。 グループ・スペース・ワークフロー、SSOおよびOHSが構成されている場合は、インスタンスのパッチ適用後にこれらを再構成する必要があります。 オプションですが、ページレット・プロデューサとProcess Spacesのアップグレードをお薦めします。 |
|
必要なFusion Middleware製品のパッチ適用後のタスクを実行します。 |
必須 |
リリース11.1.1.7.0にパッチを適用したすべてのFusion Middleware製品について、必要なパッチ適用後タスクを実行します。 |
|
サーバーおよびプロセスを起動します。 |
必須 |
Oracle Fusion Middleware環境を開始します。これには、Oracle WebLogic Server管理サーバー、管理対象サーバー、ノード・マネージャ、OPMN、およびすべてのシステム・コンポーネントの起動が含まれます。 |
|
Oracle WebCenter Portal 11.1.1.7.0のインストールを確認します。 |
必須 |
管理サーバーおよびOracle WebCenter Portal: Spacesなど、様々なURLへのアクセスを試行し、パッチ適用済WebCenter Portalインスタンスを検証します。 |
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド』のインストールの確認に関する項 |
注意: リリース11.1.1.6.0以降、WebCenterサービスからタスク・フローをポートレットとして公開するための新しいWebCenterサービス・ポートレット・プロデューサが用意されています。ポートレットは、Oracle Portalアプリケーション、Oracle WebLogic PortalアプリケーションおよびOracle WebCenter InteractionアプリケーションのWebCenterサービス・ポートレットから使用できます。詳細は、第6.8.7.1項「アクティビティ・グラフ、分析、ページレット・プロデューサ、パーソナライズ・サーバーおよびWebCenterサービス・ポートレットのインストール」を参照してください。 |
注意: パッチを適用してリリース11.1.1.7.0に更新した後、オプションで分析コレクタの |
この項では、Oracle WebCenter 11.1.1.2.0または11.1.1.3.0のインストールを11.1.1.7.0に移行するための手順について説明します。この項には次のサブセクションがあります。
リリース11.1.1.4.0以降、管理対象サーバーの名前がWLS_
name
からWC_
name
に変更されています。ここで、name
は管理対象サーバーの名前です。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド』のWebCenter Portal管理対象サーバーに関する項を参照してください。
リリース11.1.1.2.0および11.1.1.3.0では、WLS_Services
管理対象サーバーがOracle WebCenter DiscussionsおよびOracle WebCenter Wiki and Blog Serverをホストしていました。リリース11.1.1.4.0以降、WLS_Services
はサポートされていません。Oracle WebCenter DiscussionsはWC_Collaboration
にデプロイされ、Wikiおよびブログはコンテンツ・サーバーに配置されています。
リリース11.1.1.4.0以降は、新しい管理対象サーバーWC_Utilities
がサポートされています。これは、Oracle WebCenter Analytics Collector、Oracle WebCenter Activity Graph Engines、およびOracle WebCenter PersonalizationなどのWebCenterコンポーネントをホストします。
図6-3は、Oracle WebCenter 11.1.1.2.0または11.1.1.3.0のインストールを11.1.1.7.0に更新するために必要な手順を示しています。表6-4の指示に従い、それぞれの手順の情報に移動します。これらの手順の多くは、このガイドの第3章と他の章で説明されています。
表6-4 Oracle WebCenter 11.1.1.2.0または11.1.1.3.0への最新パッチの適用
タスク | 必須/オプション | 説明 | リンク |
---|---|---|---|
一般的なパッチ適用前のタスクを実行します。
|
必須 |
Oracle WebCenterのパッチ適用を開始する前に、システムの環境と構成が最小要件を満たしており、バックアックが取られていることを確認してください。 |
次の項を参照してください。 |
次に示すWebCenterのパッチ適用前のタスクを実行します。
|
必須 |
カスタム・ポートレット・プロデューサがデプロイされており、OWSMセキュリティ・ポリシーがWebサービス・エンドポイント用に構成されている場合は、セキュリティ・ポリシーURIを決定します。 |
|
WebLogic Serverにパッチを適用して最新バージョンにします。 |
必須 |
第3.4.7項「Oracle WebLogic Serverの更新」 |
|
サイレント・モードでパッチを適用する場合は、emCCRファイルの名前を変更します。 |
サイレント・モードの場合は必須 |
第3.4.8章「サイレント・モードでのパッチ適用のためのemCCRファイルの名前変更」 |
|
WebCenter Portalのインストーラ、および他の必要な製品のインストーラをダウンロードします。 |
必須 |
WebCenter Portalインストーラをダウンロードします。これは更新インストーラとしても機能する完全なインストーラです。この段階では、Oracle WebCenter ContentやOracle SOA Suiteなど、パッチ適用を計画しているその他のFMW製品のインストーラもダウンロードできます。 注意: 第3章の指示に従って、すでに製品インストーラをダウンロードしてある場合は、この手順を省略できます。 |
|
パッチ・セット・インストーラを実行し、次のFusion Middleware製品にパッチを適用して最新リリースにします。
|
これらの製品が環境にインストールされている場合は必須です。 |
これらの製品は、Oracle WebCenterにパッチを適用する前にパッチを適用します このOracle Fusion Middlewareのパッチ・セットでは、Oracle Portalの最新バージョンであるOracle Portal 11.1.1.6.0が提供されます。パッチ・セットを実行すると、Oracle Portalはリリース11.1.1.6.0にパッチ適用されます。 注意: Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererは、他のOracle Fusion Middleware製品と共有しない独自のMiddlewareホーム・ディレクトリにインストールすることをお薦めします。 注意: 第3章の指示に従って、すでにFusion Middleware製品にパッチを適用してある場合は、この手順を省略できます。 |
|
WebCenter Portalインストーラを実行し、パッチを適用してリリース11.1.1.7.0にします。 |
必須 |
WebCenter Portal 11.1.1.7.0インストーラを実行します。パッチ・セットの適用中、既存のOracle MiddlewareホームおよびWebCenter Portal Oracleホームの場所を指定します。 |
第3.6項「Oracle Fusion Middlewareへのパッチ適用」 |
他の製品インストーラを実行して、必要な他のFusion Middleware製品にパッチを適用します |
Middlewareホームにインストールされている製品についてのみ必須です。 |
この段階では、Oracle WebCenter ContentやOracle SOA Suiteなどのその他のFMW製品にパッチを適用できます。 注意: 第3章の指示に従って、すでにその他のFusion Middleware製品にパッチを適用してある場合は、この手順を省略できます。 |
|
必要なスキーマを更新します: |
必須 |
WebCenter固有のスキーマを更新します。 注意: 最初にリリース11.1.1.1.0のリポジトリ作成ユーティリティを使用してインストールされ、その後リリース11.1.1.2.0/11.1.1.3.0にアップグレードされたWebCenter Spacesスキーマの場合、パッチ・セット・アシスタントを実行してスキーマをリリース11.1.1.7.0にアップグレードする前に、そのWebCenter Spacesスキーマの所有者に追加の権限を付与する必要があります。SQL*Plusを使用して、WebCenter Spacesスキーマを含むデータベースに 注意: 他のパッチを適用した製品のスキーマを更新する必要があるかどうかを確認します。この段階で、必要なスキーマをすべて更新できます。表4-1「最新のリリース用に更新する必要があるスキーマ」にリストされているスキーマにすでにパッチを適用している場合は、この手順を省略できます。 |
|
次のいずれかを使用してSpacesアプリケーションを更新します。
|
必須 |
Oracle WebCenterを複数のマシンにインストールしている場合、ソフトウェアはWLSTのコマンドを使用してのみ更新でき、自動スクリプトでは更新できません。 |
|
必要なFusion Middleware製品のパッチ適用後のタスクを実行します。 |
必須 |
リリース11.1.1.7.0にパッチを適用したすべてのFusion Middleware製品について、必要なパッチ適用後タスクを実行します。 |
|
WebCenter Portalのパッチ適用後のタスクを実行します。
|
必須 |
WebCenter Portalのパッチ適用後のタスクを実行します。 |
第6.8.4項「Oracle WebCenter 11.1.1.2.0または11.1.1.3.0インストールのパッチ適用後のタスクの実行」 |
次に示すWebCenter Spacesのパッチ適用後のタスクを実行します。
|
必須 |
WebCenter Spacesのパッチ適用後のタスクを実行します。 |
第6.8.5項「Oracle WebCenter Spacesのパッチ適用後のタスクの実行」 |
次に示すWebCenter securityのパッチ適用後のタスクを実行します。
|
必須 |
SpacesおよびDiscussions Webサービス・エンドポイントのセキュリティ・ポリシーを構成する必要があります。ポリシーがパッチ適用前インスタンスでのみ構成されている場合は、ポートレット・プロデューサにセキュリティ・ポリシーを構成する必要があります。 パッチ適用前インスタンスに外部の認証プロバイダまたはIDアサーション・プロバイダを構成してある場合は、インスタンスのパッチ適用後に再度構成する必要があります。 注記: WebCenter PortalのWS-Securityを追加で設定する場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』で「WS-Securityの構成」の章を参照してください。 |
|
Oracle WebCenter Portalの新機能を追加します。
|
オプション |
リリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0と比較して、Oracle WebCenter Portal 11.1.1.7.0には、いくつかの新機能があります。WebCenter Portalドメインを拡張して新規機能を追加し、また必要に応じてアプリケーションを更新することもできます。 |
第6.8.7項「WebCenter Portalへの新機能の追加」 |
サーバーおよびプロセスを起動します。 |
必須 |
Oracle Fusion Middleware環境を開始します。これには、Oracle WebLogic Server管理サーバー、管理対象サーバー、ノード・マネージャ、OPMN、およびすべてのシステム・コンポーネントの起動が含まれます。 |
|
Oracle WebCenter Portal 11.1.1.7.0のインストールを確認します。 |
必須 |
管理サーバーおよびOracle WebCenter Portal: Spacesなど、様々なURLへのアクセスを試行し、パッチ適用済WebCenter Portalインスタンスを検証します。 |
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド』のインストールの確認に関する項 |
Oracle WebCenter 11.1.1.7.0は、ノード・マネージャおよび自動スクリプト、またはWebLogic Scripting Tool (WLST)のいずれかを使用して更新できます。
この項は、次のトピックで構成されています。
注意: Oracle WebCenterを複数のマシンにインストールしている場合、ソフトウェアはWLSTのコマンドを使用してのみ更新でき、自動スクリプトでは更新できません。各マシンの各WebCenter Oracleホーム・ディレクトリで製品インストーラが実行されていること、およびすべてのドメインが圧縮/解凍を使用して更新されていることを確認します。 |
Oracle WebCenterのパッチにはupgrade.py
というスクリプトが含まれており、これを使用して最新のリリースにアップグレードできます。このスクリプトは、すべての管理対象サーバーと管理サーバーを更新プロセスの開始時に停止し、更新プロセスの間にすべてのサーバーを起動します。
このスクリプトを使用してOracle WebCenterを更新できるのは、ノード・マネージャが設定済であり、Oracle WebCenterが1つのマシンにインストールされ、適切に構成されている場合のみです。ノード・マネージャが適切に構成されていない場合は、このスクリプトではなくWLSTのコマンドを使用して、Oracle WebCenterにパッチを適用する必要があります。
この項は、次のトピックで構成されています。
upgrade.py
スクリプトを使用するには、ノード・マネージャを次のように構成する必要があります。
ドメイン内のすべてのサーバー(管理サーバーを含む)が、ノード・マネージャを使用するように構成されているマシンに関連付けられていることを確認します。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』のノード・マネージャを使用するためのマシンの構成に関する項を参照してください。
デモ証明書(Oracle WebLogic Serverに付属の証明書)を使用している場合は、すべてのサーバーに対してホスト名の検証を無効にします。詳細は、次のURLの、ホスト名の検証に関する項を参照してください。
http://download.oracle.com/docs/cd/E12839_01/apirefs.1111/e13952/taskhelp/security/DisableHostNameVerification.html
nodemanager.properties
ファイルで、次のプロパティがtrue
に設定されていることを確認します。
StartScriptEnabled
。ノード・マネージャ用。これにより、管理対象サーバーで適切なクラスパスおよびコマンド引数を受け取ることができるようになります。
DomainRegistrationEnabled
。これにより、ドメインが登録可能になります。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』を参照してください。
WLSTでnmConnect
コマンドを使用してノード・マネージャに接続できることを確認します。本番環境の場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』の本番環境でのnmConnectの使用に関する項の説明に従ってください。
WLSTでnmStart
コマンドを使用して管理サーバーを起動できることを確認します。本番環境の場合は、管理サーバーを起動するためにユーザー名とパスワードが要求されるため、ノード・マネージャが必要な資格証明を持っていることを確認してください。
詳細は、Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスのnmstartに関する項、および『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』のノード・マネージャによる管理サーバーの起動方法に関する項を参照してください。
ノード・マネージャが適切に構成されていることを確認する手順は次のとおりです。
ドメイン内のすべてのサーバーを停止します。
WLSTを起動し、nmConnect
を使用してノード・マネージャに接続します。たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd WebCenter_ORACLE_HOME/common/bin ./wlst.sh nmConnect(username = 'weblogic', password = 'examplepassword', host = 'localhost', port = '5556', domainDir = 'DOMAIN_HOME', nmType = 'ssl')
nmStart
を使用して管理サーバーを起動します。例:
nmStart('AdminServer')
WLSTで管理サーバーに接続して管理対象サーバーを起動します。例:
connect() start('WLS_Spaces')
起動した管理対象サーバーが実行中であることを確認します。たとえば、次のURLにアクセスしてログインします。
http://localhost:8888/webcenter
注意: ノード・マネージャの構成を確認できない場合は、自動スクリプトのかわりにWLSTコマンドを使用してOracle WebCenterを更新する必要があります。 |
ノード・マネージャおよび自動スクリプトを使用してOracle WebCenterを更新する手順は次のとおりです。
Oracle WebCenterインストーラを実行してソフトウェアが更新済であることを確認します。詳細は、第3.5.2項「必要なインストーラのダウンロード」および第3.6.1項「インストーラの起動」を参照してください。
パッチ・セット・アシスタントを使用してデータベース・スキーマが更新済であることを確認します。詳細は、第3.7項「パッチ・セット・アシスタントによるスキーマの更新」を参照してください。
第6.4.3.1.4項「Oracle WebCenter自動スクリプトの実行方法」の説明に従って、upgrade.py
スクリプトを実行します。
信頼ストア・ファイルをOracleホーム・ディレクトリからOracle WebLogic Serverのドメイン・ディレクトリにコピーします。
例:
cp MW_HOME/oracle_common/modules/oracle.jps_11.1.1/jps-wls-trustprovider.jar DOMAIN_HOME/lib/mbeantypes/jps-wls-trustprovider.jar
ドメイン内のノード・マネージャ、管理サーバーおよび管理対象サーバーを再起動します。
upgrade.py
スクリプトは、管理サーバーと同じマシンで実行する必要があります。このスクリプトは、WebCenter_ORACLE_HOME
/webcenter/scripts/upgrade_11.1.1.4
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWebCenter_ORACLE_HOME
\webcenter\scripts\upgrade_11.1.1.4
(Windowsオペレーティング・システムの場合)のいずれかのディレクトリに配置されている必要があります。
upgrade.py
スクリプトを実行するためのコマンドライン構文は次のとおりです。
upgrade.py path_to_upgrade_properties_file administrator_password node_manager_password
upgrade.py
スクリプトでは、次のようなオプションのコマンド・ライン・パラメータを指定できます。
path_to_upgrade_properties_file
は、更新プロパティ・ファイルのパスです。
プロパティ・ファイルの詳細は、第6.4.3.1.9項「アップグレード・プロパティ・ファイルで設定可能なプロパティ」および第6.4.3.1.10項「プロパティ・ファイルのフォーマット」を参照してください。
administrator_password
は、管理サーバーのパスワードです。
node_manager_password
は、ノード・マネージャのパスワードです。
upgrade.py
スクリプトの実行方法の例については、以降の項を参照してください。
オプションのパラメータが何も指定されない場合、スクリプトではすべてのプロパティに対してデフォルトの値が使用されます。ただし、domain.directory
とパスワードは例外であり、これらの値については指定が必要です。次にその例を示します。
cd WebCenter_ORACLE_HOME/common/bin ./wlst.sh WebCenter_ORACLE_HOME/webcenter/scripts/upgrade_11.1.1.4/upgrade.py
user.config.file
プロパティの値を設定するプロパティ・ファイルを指定する場合、スクリプトはプロパティのデフォルト値をプロパティ・ファイルで指定された値でオーバーライドし、ユーザー構成ファイルに格納された資格証明を使用して管理サーバーとノード・マネージャに接続します。次にその例を示します。
cd WebCenter_ORACLE_HOME/common/bin ./wlst.sh WebCenter_ORACLE_HOME/webcenter/scripts/upgrade_11.1.1.4/upgrade.py ~/upgrade.properties
プロパティ・ファイルを指定して、そのプロパティ・ファイルでuser.config.file
プロパティの値を設定せず、管理サーバーおよびノード・マネージャのいずれのパスワードもコマンドライン引数として渡さない場合は、スクリプトによってプロパティのデフォルト値がプロパティ・ファイルで指定された値でオーバーライドされ、パスワードの指定が求められます。
プロパティ・ファイルとadministrator_passwordを指定する場合は、スクリプトによってプロパティのデフォルト値がプロパティ・ファイルで指定された値でオーバーライドされ、指定されたパスワードが管理サーバーへの接続に使用されます。ノード・マネージャのユーザー名が管理ユーザー名と同じ場合も、ノード・マネージャのパスワードの指定が求められます。次にその例を示します。
cd WebCenter_ORACLE_HOME/common/bin ./wlst.sh WebCenter_ORACLE_HOME/webcenter/scripts/upgrade_11.1.1.4/upgrade.py ~/upgrade.properties example_admin_password
プロパティ・ファイル、administrator_passwordおよびnode_manager_passwordを指定する場合は、プロパティのデフォルト値がプロパティ・ファイルで指定された値でオーバーライドされ、指定されたパスワードが管理サーバーおよびノード・マネージャへの接続に使用されます。次にその例を示します。
cd WebCenter_ORACLE_HOME/common/bin ./wlst.sh WebCenter_ORACLE_HOME/webcenter/scripts/upgrade_11.1.1.4/upgrade.py ~/upgrade.properties example_admin_password example_nm_password
表6-5は、アップグレード・プロパティ・ファイルで設定可能なプロパティを示しています。
ヒント: サンプル・アップグレード・プロパティ( |
表6-5 アップグレード・プロパティ・ファイル
プロパティ | 説明 |
---|---|
|
ドメイン・ディレクトリへのパス(ドメイン・ホーム)。 |
|
WebCenter Oracleホーム・ディレクトリへのパス。 |
|
WebCenter Spacesに接続されたLDAPの一部であり、WLSの埋込みLDAPの管理権限を持つユーザーの名前。 WLSの埋込みLDAPにおける管理者権限をユーザーに付与するには:
|
|
管理サーバーへの接続に使用されるURL。 |
|
管理サーバーの名前。 |
|
ノード・マネージャのユーザー名。 |
|
ノード・マネージャ・サーバーのホスト名。 |
|
ノード・マネージャ・サーバーのポート番号。 |
|
ノード・マネージャ・サーバーの接続タイプ。 |
|
カスタマイズを移行するには、このプロパティを 警告: |
|
暗号化されたユーザー名とパスワードを含むユーザー構成ファイルの名前と場所。ユーザー構成ファイルを作成するときには、 注意: このプロパティを設定する場合は、パスワードを渡す必要はなく、 ユーザー構成ファイルの作成方法の詳細は、WLSTの |
|
指定されたユーザー構成ファイルと関連付けられ、その復号化に使用されるキー・ファイルの名前と場所。 注意: このプロパティは、 ユーザー構成ファイルの作成方法の詳細は、WLSTの |
プロパティ・ファイルでは値を適切にエスケープする必要があります。このことは、Windowsのパスを入力するときに特に重要になります。バックスラッシュはすべてバックスラッシュでエスケープする必要があるからです(つまり、Javaのプロパティ・ファイルでは、1個のバックスラッシュをバックスラッシュ2個で表します)。
詳細は、次のURLを参照してください。
http://download.oracle.com/javase/6/docs/api/java/util/Properties.html#load%28java.io.Reader%29
次に示すのは、Windowsオペレーティング・システムの場合のサンプル・プロパティ・ファイルです。
domain.directory=C:\\Middleware\\domains\\domain_name oracle.home=C:\\Middleware\\Oracle_WC1 admin.user=weblogic admin.url=t3://examplehost:7001 admin.server=AdminServer nodemanager.user=node_manager_user nodemanager.host=localhost nodemanager.port=5556 nodemanager.type=ssl upgrade.custom.spaces=false
次に示すのは、UNIXオペレーティング・システムの場合のサンプル・プロパティ・ファイルです。
domain.directory=/home/Middleware/domains/domain_name oracle.home=/home/Middleware/Oracle_WC1 admin.user=weblogic admin.url=t3://examplehost:7001 admin.server=AdminServer nodemanager.user=node_manager_user nodemanager.host=localhost nodemanager.port=5556 nodemanager.type=ssl upgrade.custom.spaces=false
ノード・マネージャを構成しないことを選択する場合、WLSTコマンドを使用して中間層を更新できます。WLSTコマンドは、管理サーバーが実行されているマシンで実行する必要があります。
WLSTを使用してOracle WebCenterをアップグレードする前に、次のことを確認してください。
Oracle WebCenterインストーラを使用してOracle WebCenterソフトウェアを更新済であること。
詳細は、第3.5.2項「必要なインストーラのダウンロード」および第3.6.1項「インストーラの起動」を参照してください。
データベース・スキーマを更新済であること。
詳細は、第3.7項「パッチ・セット・アシスタントによるスキーマの更新」を参照してください。
WLSTを使用してOracle WebCenterを更新する手順は次のとおりです。
管理サーバーとすべての管理対象サーバーを停止します。
WebCenterのOracleホームからWLSTを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd WebCenter_ORACLE_HOME/common/bin
./wlst.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd WebCenter_ORACLE_HOME\common\bin
wlst.cmd
外部LDAPサーバーが起動しているのを確認してから、オフライン・モードで(どのサーバーにも接続せずに)upgradeOpss
コマンドを実行します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
upgradeOpss(jpsConfig='DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/jps-config.xml', jaznData='MW_HOME/oracle_common/modules/oracle.jps_11.1.1/domain_config/system-jazn-data.xml')
Windowsオペレーティング・システムの場合:
upgradeOpss(jpsConfig='DOMAIN_HOME\\config\\fmwconfig\\jps-config.xml', jaznData='MW_HOME\\oracle_common\\modules\\oracle.jps_11.1.1\\domain_config\\system-jazn-data.xml')
注意:
|
upgradeWebCenterDomain
コマンドをオフライン・モードで実行します。
upgradeWebCenterDomain(domainDirName='DOMAIN_HOME', oracleHome='WebCenter_ORACLE_HOME', upgradeCustomSpaces=[1|0])
説明:
domainDirName
- DOMAIN_HOME
を、ドメイン・ホーム・ディレクトリのフルパスに置換します。
oracleHome
- WebCenter_ORACLE_HOME
を、WebCenter Oracleホーム・ディレクトリのフルパスに置換します。
upgradeCustomSpaces
- custom.webcenter.spaces
共有ライブラリを使用してWebCenter Spacesをカスタマイズしてあり、更新済インスタンスにそのカスタマイズを移行する場合は1
を設定します。WebCenter Spacesにおける拡張の使用方法の詳細は、次を参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/webcenter/owcs-ps4-wcs-ext-samples-wp-406559.pdf
警告:
|
例:
upgradeWebCenterDomain(domainDirName='/home/Oracle/Domains/wc_domain', oracleHome='/home/Oracle/Middleware/Oracle_WC1', upgradeCustomSpaces=1)
注意:
|
管理サーバーを起動します。
管理サーバーに接続します。
connect()
WebCenter Spaces管理対象サーバーを実行しているドメインで、upgradeWebCenterPermissions
コマンドを実行し、必要な権限をLDAPストアに追加します。
upgradeWebCenterPermissions()
注意:
|
ここまでの説明はすべて、単一ノードを対象にしたものです。ドメイン内の複数のマシンで複数のサーバーが実行されている場合は、ドメインを圧縮および解凍して、クラスタ内の他のノードに変更を複製する必要があります。
更新済ドメインを圧縮および解凍する手順は次のとおりです。
管理サーバーを圧縮します。
cd WebCenter_ORACLE_HOME/common/bin ./pack.sh -managed=true -domain=DOMAIN_HOME -template=wcdomaintemplate.jar -template_name=wc_domain_template
wcdomaintemplate.jar
を他のマシンのWebCenter_ORACLE_HOME
/common/bin
にコピーします。
他のマシンの古いドメイン・ディレクトリ(DOMAIN_HOME
およびAPPLICATION_HOME
)を削除または移動します。
他の各マシンのドメインを解凍します。
cd WebCenter_ORACLE_HOME/common/bin ./unpack.sh -domain=DOMAIN_HOME -template=wcdomaintemplate.jar
WebCenterの管理対象サーバーを起動します。
WC_Spaces
(WebCenter Spaces)
WC_Portlet
(Oracle Portlet Producers)
WC_Collaboration
(Oracle WebCenter Discussion Server)
WC_Spaces
サーバーが起動しているのを確認してから、次の手順に進みます。
管理サーバーから切断して、外部LDAPサーバーで定義され、埋込みのOracle WebLogic Serverで管理ユーザーとして定義されている、Oracle WebCenterの管理者としてWC_Spaces
サーバーに接続します。
注意: 管理ユーザーは、外部LDAPディレクトリのユーザーかつ埋込みOracle WebLogic ServerのLDAPディレクトリの管理権限を持つユーザーとして定義されている必要があります。 |
必要に応じて、次の方法で、埋込みOracle WebLogic ServerのLDAPサーバーの管理グループにユーザーを追加できます。
WebLogic Serverコンソールにログインします。
「セキュリティ・レルム」をクリックして、myrealmリンクを選択します。
「ロール/ポリシー」タブをクリックします。
「グローバル・ロール」を展開し、「ロール」を展開して、「管理」ロールの「ロール条件の表示」をクリックします。
「条件の追加」をクリックし、「述部リスト」フィールドから「ユーザー」を選択して、「次へ」をクリックします。
「ユーザー引数名」フィールドにユーザー名を入力して、「追加」をクリックします。
「終了」をクリックします。先ほど入力したユーザーが管理者とともに表示されます。
変更を保存して終了します。
WebCenter Spaces管理対象サーバーが実行されているドメインで、upgradeWebCenterApplication
コマンドを実行します。
upgradeWebCenterApplication(appName='webcenter')
WebCenter Spacesがデプロイされている複数のサーバーがあるクラスタ環境の場合は、サーバー名を指定する必要があります。例:
upgradeWebCenterApplication(appName='webcenter', server="server_name")
信頼ストア・ファイルをOracleホーム・ディレクトリからOracle WebLogic Serverのドメイン・ディレクトリにコピーします。
例:
cp MW_HOME/oracle_common/modules/oracle.jps_11.1.1/jps-wls-trustprovider.jar DOMAIN_HOME/lib/mbeantypes/jps-wls-trustprovider.jar
ドメイン内の管理サーバーおよび管理対象サーバーを再起動します。
Oracle WebCenter 11g (11.1.1.1.0)を実行している場合は、最初にOracle Fusion Middleware環境を11gリリース11.1.1.2.0に更新し、次にOracle WebCenter Portal 11.1.1.7.0のパッチを適用する必要があります。
図6-4は、Oracle WebCenter 11.1.1.1.0インストールを11.1.1.7.0に更新するために必要な手順を示しています。表6-6に、これらの手順の詳細を示します。表内の必要な手順をクリックし、それぞれの手順の情報に移動します。または、付録C「パッチ・アシスタントを使用した11gリリース1(11.1.1.1.0)からリリース1(11.1.1.2.0)への移行」の手順に従ってください。
表6-6 Oracle WebCenter 11.1.1.1.0への最新パッチの適用
タスクおよび詳細情報へのリンク | 必須/オプション | リンク |
---|---|---|
リリース11.1.1.2.0へのOracle WebCenterのパッチの適用を準備します。 |
必須 |
|
Oracle WebCenterおよび他のFusion Middleware製品にパッチを適用して11.1.1.2.0にします。 |
必須 |
|
WebCenterのパッチ適用後の構成を実行します。
|
必須 |
|
他のFusion Middleware製品のパッチ適用後の構成を実行します。 |
必須 |
付録C「Oracle Fusion Middlewareコンポーネントの移行後の構成」 |
11.1.1.1.0インストールの廃止 |
必須 |
|
パッチを適用してリリース11.1.1.2.0から11.1.1.7.0にします |
必須 |
第6.4項「Oracle WebCenter 11.1.1.2.0または11.1.1.3.0のインストールに対するパッチの適用」 |
この項では、Oracle WebCenterへのパッチの適用時または適用後に発生する可能性のある問題のトラブルシューティングに役立つ情報を提供します。
この項では、Oracle WebCenterへのパッチの適用時に発生する可能性のある問題のトラブルシューティングに役立つ情報を提供します。
問題
upgrade.py
スクリプトの実行中に、次のエラーが発生することがあります。
WLSTException: Error occured while performing nmConnect : Cannot connect to Node Manager. : Connection refused. Could not connect to NodeManager.
解決策
このエラーが発生した場合は、ノード・マネージャが稼働していること、およびスクリプトに指定されたユーザーおよびサーバーの情報が正しいことを確認します。その後、upgrade.pyスクリプトを再実行して、Oracle WebCenterインスタンスへのパッチの適用を完了します。
この項では、WebCenter Portal 11.1.1.7.0へのパッチの適用後に発生する可能性のある問題のトラブルシューティングに役立つ情報を提供します。この項には次のサブセクションがあります。
問題
Oracle WebCenter 11.1.1.4.0では、WebCenter Portalアプリケーションにドキュメント・ビューア・タスク・フローが含まれ、サイドバーの初期プロパティはrelatedItems
に設定されていました。ただし、パッチを適用したインスタンスでタスク・フローに移動すると、関連アイテムが表示されているにもかかわらず「関連アイテム」タブにフォーカスが設定されません。
解決策
リリース11.1.1.6.0以降、「関連アイテム」タブは存在しなくなりました。サイド・バーの初期プロパティの値を変更して、新しいタブ(タグ、リンクまたは推薦)のいずれかをターゲットに設定できます。
問題
リリース11.1.1.2.0および11.1.1.3.0からアップグレードされたスペースで、コンテンツがクリップされ、内部スクロールバーがコンポーネント上に表示されます。
解決策
リリース11.1.1.6.0以降、Spacesのデフォルト・ページ・テンプレートはトップ・ナビゲーションであり、これによってフロー・レイアウトが実装されます。フロー・レイアウトを実装するすべてのページ・テンプレートは固定幅を持ちます。リリース11.1.1.4.0より前に作成されたほとんどのページは、表示可能領域を最大限使用するようにコンポーネントを広げることができるストレッチ・レイアウトを実装したページ・テンプレートに基づいています。Spacesインスタンスをアップグレードすると、デフォルト・テンプレートとしてトップ・ナビゲーションが設定されるため、スペース・ページがストレッチ・レイアウトのページ・テンプレートに基づいている場合は適切にレンダリングされないことがあります。
リリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0にパッチを適用したら、必要に応じてスペースを構成し、コンテンツをストレッチできるページ・テンプレートを使用するようにします。リリース11.1.1.6.0以降、ストレッチ・レイアウトがサポートされているデフォルト・ページ・テンプレートには、トップ・ナビゲーション(ストレッチ)、サイド・ナビゲーション(ストレッチ)、Fusionトップ・ナビゲーション、およびFusionサイド・ナビゲーションがあります。
問題
パッチを適用したSpacesアプリケーションで、プリティURLを使用して特定のページに移動できません。
解決策
リリース11.1.1.6.0以降、スペース内の特定のページに移動するためのプリティURLが変更されました。
ホーム・スペースの特定のページに移動するには、次を使用します:
http://host:port
/webcenter/spaces/profile/userName
/page/escapedPageDisplayName
変数userName
は自身のユーザー名、またはホーム・スペースのページを所有しているユーザーの名前です。変数escapedPageDisplayName
は、ページの表示名のエスケープ・バージョンを示します。たとえば、My Pageという名前のページを作成すると、このページのURLの最後はMy+Pageとなります。例:
http://host:port/webcenter/spaces/profile/weblogic/page/My+Page
ビジネス・ロール・ページおよびシステム・ページをターゲットとするUI URLに対して、次の構文を使用します。
http://host:port/webcenter/spaces/system/page/pageName
例:
http://host:port/webcenter/spaces/system/page/Documents
問題
パッチを適用してリリース11.1.1.7.0に更新した後、コンテンツ問合せがナビゲーション・モデルでレンダリングされません。
解決策
WebCenter Portalへのパッチ適用後、前のコンテンツ問合せがナビゲーション・モデルにリストされない場合は、Content Serverに索引コレクションを再構築する必要があります。詳細は、Oracle WebCenter Content Serverコンテンツ・システム管理者ガイドのコレクションの再作成に関する項を参照してください。
問題
Oracle WebCenter 11.1.1.2.0インスタンスへのパッチ適用後、ブログ投稿がSpaceに表示されません。
解決策
Wiki Migratorユーティリティwiki-upgrade.jar
は、Wikiページ、およびWikiとBlogページ形式を使用して作成されたブログのみを移行します。Spaceでは、wcURL
パラメータを使用して、ページが別のWikiまたはブログを指し示すように構成できます。ただし、この種のカスタマイズはWiki移行ではサポートされていません。このため、リリース11.1.1.2.0では、ページが別のWikiまたはブログを示すようにカスタム接続されている場合、ページにはパッチ適用済インスタンスのWikiまたはブログが表示されません。
wiki-upgrade.jar
ユーティリティでは、リリース11.1.1.2.0のWikiおよびブログのデータを、ドメインと同じ名前の一時フォルダに移行します。このフォルダは必要なSpaceフォルダに移動する必要があります。次のどちらかの操作を実行します。
ドメイン・フォルダの名前を、Wikiページまたはブログと同じ名前に変更します。
必要なSpaceで、新たに移動したフォルダと同じ名前のページを作成します。これによってWikiまたはブログを公開するページが新たに作成されます。次に、前のエラーのあるページを削除できます。
問題
パッチ適用後のWebCenter Portalインスタンスでは、パッチ適用前インスタンスに投稿された様々なメッセージや追加されたドキュメントがActivity Streamにリストされます。しかし、これらのメッセージやドキュメントに関連するコメントや「いいね!」は表示されません。
説明
前のリリースでは、コメントや「いいね!」はオブジェクト(メッセージまたはドキュメント)自体に関連付けられていましたが、WebCenter Portal 11.1.1.7.0では、コメントや「いいね!」はアクティビティと関連付けられており、オブジェクトには関連付けられていません。
たとえば、ドキュメントのバージョン1をアップロードし、後でバージョン2に更新するとします。Activity Streamには、バージョン1のアップロード、またはバージョン2へのドキュメント更新のアクティビティに関連するコメントや「いいね!」が表示されます。ドキュメント自体に関連するコメントや「いいね!」は表示されません。
WebCenter Portal環境にパッチを適用するための準備には、サーバーの停止、環境のバックアップ、およびWebLogic Serverの最新バージョンへのアップグレードなどの一般的なタスクがあります。これにはWebCenter Portalの準備も含まれます。この項では、WebCenter Portalをリリース11.1.1.7.0へパッチ適用する前に実行する必要のある、WebCenter Portal固有のすべてのパッチ適用前タスクについて説明します。
注意: この項で説明するパッチ適用前のタスクは、すべてのアップグレード・パスで必要なわけではありません。タスクが適用可能かどうかを判断するには、既存の環境について、この章に示す図と表を参照してください。たとえば、WebCenter Portal 11.1.1.6.0へパッチを適用する場合は、第6.2項「Oracle WebCenter Portal 11.1.1.6.0インストールへのパッチ適用」の図と表を参照してください。 |
この項には次のサブセクションがあります。
第6.7.1項「Spaces、DiscussionsおよびポートレットWebサービス・エンドポイント用のOWSMポリシーURIの決定」
第6.7.4項「Oracle WebCenter ContentまたはOracle ECMのアップグレードにおける考慮事項」
デフォルトのインストールでは、SpacesおよびDiscussionsのWebサービス・エンドポイントにOracle Web Services Manager (OWSM)セキュリティ・ポリシーがシードされます。特定の構成では、WSRPポートレット・プロデューサのエンドポイント(WSRP_v2_Markup_Service
)もOWSMセキュリティ・ポリシーを使用して構成されます。WebCenter Portalインスタンスにパッチを適用する場合、割当て済のセキュリティ・ポリシー構成は、セキュリティ・ポリシーなしに変更され、機能が失われます。パッチ適用後のインスタンスでOWSMセキュリティ・ポリシーをリストアできるようにするには、インスタンスへのパッチ適用前にポリシーのURIを書き留めておく必要があります。
この項の内容は、次のとおりです。
Spaces Webサービス・エンドポイントのOWSMセキュリティ・ポリシーURIをリストする方法は次のとおりです。
WC_Spaces
管理対象サーバーが起動し、稼動中であることを確認します。
WebCenter Portal Oracleホーム・ディレクトリからWLSTスクリプトを起動し、WebCenter Portalの管理サーバーに接続します。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのOracle WebLogic Scripting Tool(WLST)のコマンドの実行に関する項を参照してください。
次のコマンドを実行します。
listWebServicePolicies('/wc_domain/WC_Spaces/webcenter#11.1.1.4.0', 'webcenter', 'web', 'SpacesWebService', 'SpacesWebServiceSoapHttpPort')
wc_domainはWebCenter Portalドメインを示し、WC_SpacesはSpacesアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの名前を示します。その他のパラメータはすべて修正されています。パラメータの詳細を確認するには、WLSTコマンドhelp('listWebServicePolicies')
を使用できます。
出荷時のOWSMセキュリティ・ポリシーを使用している場合は、コマンドの結果は次の書式で表示されます。
SpacesWebServiceSoapHttpPort :security : oracle/wss11_saml_or_username_token_with_message_protection_service_policy, enabled=true
Attached policy or policies are valid; endpoint is secure.
太字で表示されているセキュリティ・ポリシー名を書き留めます。このセキュリティ・ポリシーのURIは、パッチ適用後にセキュリティ構成のリストアで指定する必要があります。
Discussions Webサービス・エンドポイントのOWSMポリシーURIをリストする方法は次のとおりです。
WC_Collaboration
管理対象サーバーが起動し、稼動中であることを確認します。
WebCenter Portal Oracleホーム・ディレクトリからWLSTスクリプトを起動し、WebCenter Portalの管理サーバーに接続します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのOracle WebLogic Scripting Tool(WLST)のコマンドの実行に関する項を参照してください。
次のコマンドを実行します。
listWebServicePolicies('/wc_domain/WC_Collaboration
/owc_discussions', 'owc_discussions', 'web', 'OWCDiscussionsServiceAuthenticated', 'OWCDiscussionsServiceAuthenticated')
wc_domainはWebCenter Portalドメインを示し、WC_CollaborationはDiscussionサーバーがデプロイされている管理対象サーバーの名前を示します。その他のパラメータはすべて修正されています。
出荷時のOWSMセキュリティ・ポリシーを使用している場合は、コマンドの結果は次の書式になります。
OWCDiscussionsServiceAuthenticated :security : oracle/wss10_saml_token_service_policy, enabled=true
Attached policy or policies are valid; endpoint is secure.
太字のセキュリティ・ポリシーURIを書き留めます。セキュリティ・ポリシー名はパッチ適用後のセキュリティ設定のリストアで指定する必要があります。
パッチ適用プロセス中、出荷時のすべてのポートレット・プロデューサが再デプロイされます。OWSMセキュリティ・ポリシーをポートレット・プロデューサのWebサービス・エンドポイントにアタッチしてある場合は、ポリシーURIを書き留めておく必要があります。
このためには、WebCenter Portal Oracleホーム・ディレクトリからWLSTスクリプトを起動し、WebCenter Portalの管理サーバーに接続します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのOracle WebLogic Scripting Tool(WLST)のコマンドの実行に関する項を参照してください。また、WC_Portlet
管理対象サーバー、およびカスタム・ポートレット・プロデューサをデプロイするカスタムの管理対象サーバーが起動し、稼動中であることを確認します。また、WLSTコマンドを実行してポートレット・プロデューサのOWSMポリシーURIを決定します。
WebCenterサービス・ポートレット・プロデューサ
このプロデューサはWebCenter Portalリリース11.1.1.6.0以降、出荷時に使用可能です。このプロデューサがインスタンスにデプロイされている場合は、次のコマンドを実行して、Webサービス・エンドポイントservices-producerにアタッチされているセキュリティ・ポリシーをリストします。
listWebServicePolicies('/wc_domain/WC_Portlet/services-producer#11.1.1.6.0','services-producer','web','WSRP_v2_Service','WSRP_v2_Markup_Service')
カスタム・ポートレット・プロデューサ
WebCenter Portalインスタンスには、様々なカスタム・ポートレット・プロデューサをデプロイでき、OWSMセキュリティ・ポリシーをカスタム・ポートレット・プロデューサのWebサービス・エンドポイント(WSRP_v2_Markup_Service
)にアタッチできます。WebCenter Portalインスタンスへのパッチ適用後、カスタム・ポートレット・プロデューサを再デプロイする予定の場合、インスタンスにパッチを適用する前に、それぞれのカスタム・ポートレット・プロデューサ用のOWSMポリシーURIを書き留めておく必要があります。
たとえば、カスタム・ポートレット・プロデューサの名前がTestJSR286
であり、WC_PORTLET
管理対象サーバーにバージョン1.0でデプロイされている場合、次のコマンドを実行してセキュリティ・ポリシーURIを決定します。
listWebServicePolicies('/wc_domain
/WC_Portlet/TestJSR286#1.0','TestJSR286','web','WSRP_v2_Service','WSRP_v2_Markup_Service')
次に、コマンドの出力例を示します。
WSRP_v2_Markup_Service :
security : oracle/wss10_saml_token_service_policy, enabled=true
Attached policy or policies are valid; endpoint is secure.
太字のセキュリティ・ポリシーURIを書き留めます。セキュリティ・ポリシーURIは、パッチ適用後のインスタンスでセキュリティ設定をリストアする場合に指定する必要があります。
注意: この項の手順は、OmniPortletおよびWebClippingのカスタマイズを使用しており、それらがファイルベースのプリファレンス・ストアに格納されている場合にのみ実行する必要があります。デフォルトでは、Oracle WebCenterおよびOracle Portalでファイルベースのプリファレンス・ストアは使用されません。そのようなストアがデフォルトで使用されるのは、10gバージョンからアップグレードされた11gリリース1(11.1.1)Portal環境に対してのみです。 |
Oracle WebCenterまたはOracle Portalの最新のパッチ・セットを適用すると、OmniportletとWebClippingの両方のアプリケーションが再デプロイされ、ファイルベースのプリファレンス・ストアに格納されている構成データがすべて失われます。OmniportletおよびWebClippingの構成とカスタマイズを保存して、パッチ・セットを適用したときにカスタマイズが失われないようにする必要があります。
カスタマイズを保存してバックアップする手順は次のとおりです。
次のディレクトリに移動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
path_to_war_directory
/WEB-INF/providers/omniPortlet
path_to_war_directory
/WEB-INF/providers/webclipping
Windowsオペレーティング・システムの場合:
path_to_war_directory
\WEB-INF\providers\omniPortlet
path_to_war_directory
\WEB-INF\providers\webclipping
ここで、path_to_war_directory
は次のパスを表します。
UNIXオペレーティング・システムの場合: DOMAIN_HOME
/servers/WLS_Portlet/tmp/_WL_user/portalTools
_version
/randomly_generated_directory
/war
Windowsオペレーティング・システムの場合: DOMAIN_HOME
\servers\WLS_Portlet\tmp\_WL_user\portalTools_
version
\
randomly_generated_directory
\war
ここで、DOMAIN_HOME
は、構成ウィザードの「ドメイン名と場所の指定」画面で指定された、Oracle PortalまたはOracle WebCenterドメインのドメイン・ホームの場所です。
次のコマンドを実行して、ディレクトリをバックアップします。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cp -fr path_to_war_directory
/WEB-INF/providers/omniPortlet backup_location
cp -fr path_to_war_directory
/WEB-INF/providers/webclipping backup_location
Windowsオペレーティング・システムの場合:
xcopy /y/e path_to_war_directory
\WEB-INF\providers\omniPortlet backup_location
xcopy /y/e path_to_war_directory
\WEB-INF\providers\webclipping backup_location
WebCenter Spacesを使用している場合は、purgeMetadata()
WLSTコマンドを実行して、MDS内の古いバージョンのドキュメントを削除する必要があります。これによって、パッチ適用プロセスの実行対象データを小さくすることができ、アップグレードに必要な時間を短縮できます。
WebCenter Spacesのメタデータをパージする手順は次のとおりです。
purgeMetadata()
コマンドはオンライン・コマンドであるため、管理サーバーとSpaces管理対象サーバー(WLS_Spaces
)を起動します。
WebCenterのOracleホームからWLSTを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd WebCenter_ORACLE_HOME/common/bin
./wlst.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd WebCenter_ORACLE_HOME\common\bin
wlst.cmd
WLST connect()
コマンドを使用して管理サーバーに接続します。
WLSTコマンドpurgeMetadata()
を実行します。たとえば、次のコマンドを実行して、3060秒よりも古いメタデータを消去します。
purgeMetadata('webcenter', 'WLS_Spaces', 3060)
詳細は、Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスのpurgeMetadataに関する項を参照してください。
データベースの統計を再収集します。たとえば、SQLPlusを使用してWebCenterのMDS
スキーマに接続できます。
execute dbms_stats.gather_schema_stats(ownname=>null, options=>'GATHER AUTO');
WLS_Spaces
管理対象サーバーおよび管理サーバーを停止します。
詳細は、Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスのメタデータ・サービス(MDS)カスタムWLSTコマンドに関する項を参照してください。
注意: リリース11.1.1.6.0から、Oracle Enterprise Content Management Suite (Oracle ECM) およびOracle Universal Content Management (Oracle UCM)は再ブランド化(名前変更)されてOracle WebCenter Contentになり、Oracle Content ServerはOracle WebCenter Content Server (または単にContent Server)と名前が変更されました。 |
Oracle WebCenter ContentにはContent Serverが含まれます。WebCenter PortalインスタンスでContent Serverをコンテンツ・リポジトリとして使用する場合は、次の点に注意します。
10gリリース3 (10.1.3.5.1)より以前のバージョンのOracle ECMを実行している場合は、Oracle WebCenter Content 11gまたはWebCenter Portal 11gにアップグレードする前に、10gリリース3 (10.1.3.5.1)バージョンにアップグレードする必要があります。
既存の環境でOracle Content Server 10gをコンテンツ・リポジトリとして使用する場合は、Oracle WebCenter Content 11.1.1.7.0にアップグレードする必要があります。11gリリースで提供される機能の完全なセットを活用することが重要です。
Content Serverを使用している場合は、WebCenter PortalおよびOracle WebCenter Contentの両方を同じパッチ・セット・レベルにする必要があります。たとえば、WebCenter Portal 11.1.1.7.0へパッチを適用した場合は、Oracle WebCenter Content 11.1.1.7.0へのパッチ適用も必要です。
WebCenter PortalおよびOracle WebCenter Contentは、同一のドメインまたは別のドメインのどちらにもできます。
Oracle WebCenter Content 11gへのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentアップグレード・ガイド』を参照してください。
注意: Content Server 11gのフォルダ・インタフェースには、コントリビューション・フォルダ( |
この項では、WebCenter Portalのリリース11.1.1.7.0へのパッチ適用を完了するために必要なすべてのタスクについて説明します。
注意: この章で説明するタスクは、すべてのパッチ適用パスに必須のものではありません。タスクが適用可能かどうかを判断するには、既存の環境について、この章に示す図と表を参照してください。たとえば、WebCenter Portal 11.1.1.6.0へパッチを適用する場合は、第6.2項「Oracle WebCenter Portal 11.1.1.6.0インストールへのパッチ適用」の図と表を参照してください。 |
この項には次のサブセクションがあります。
第6.8.1項「Spaces、Discussions、およびポートレット・プロデューサWebサービス・エンドポイント用セキュリティ・ポリシーの構成」
第6.8.4項「Oracle WebCenter 11.1.1.2.0または11.1.1.3.0インストールのパッチ適用後のタスクの実行」
WebCenter Portalインスタンスにパッチを適用する場合、割当てのOracle Web Services Manager (OWSM)セキュリティ・ポリシーが削除され、別のセキュリティ・ポリシーも適用されません。第6.7.1項「Spaces、DiscussionsおよびポートレットWebサービス・エンドポイント用のOWSMポリシーURIの決定」で書き留めたポリシー名を使用して、前のセキュリティ・ポリシー構成をリストアする必要があります。
OWSMセキュリティ・ポリシーをリストアまたはWebサービス・エンドポイントにアタッチする手順は次のとおりです。
WC_Spaces
、WC_Collaboration
およびWC_Portlet
管理対象サーバーが稼動していることを確認します。カスタム・ポートレット・プロデューサが任意のカスタム管理対象サーバーにデプロイされている場合、これらのサーバーも起動し稼動中であることを確認します。
WLSTコマンドを実行するため、WebCenter Portalの管理サーバーに接続します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのOracle WebLogic Scripting Tool(WLST)のコマンドの実行に関する項を参照してください。
次のWLSTコマンドを実行し、OWSMセキュリティ・ポリシーをSpacesのWebサービス・エンドポイント(SpacesWebService
)にアタッチします。
attachWebServicePolicy('webcenter', 'webcenter', 'web', 'SpacesWebService', 'SpacesWebServiceSoapHttpPort', 'oracle/wss11_saml_or_username_token_with_message_protection_service_policy')
oracle/wss11_saml_or_username_token_with_message_protection_service_policy
はリストアするポリシーです。これは、第6.7.1.1項「Spaces Webサービス・エンドポイント用のOWSMポリシーURIの決定」で、listWebServicePolicies
WLSTコマンドをSpaces Webサービス・エンドポイントに対して実行して得た値と同じであることに注意してください。
次のWLSTコマンドを実行し、OWSMセキュリティ・ポリシーをDiscussions用のWebサービス・エンドポイント(OWCDiscussionsServiceAuthenticated
)にアタッチします。
attachWebServicePolicy('owc_discussions', 'owc_discussions', 'web', 'OWCDiscussionsServiceAuthenticated', 'OWCDiscussionsServiceAuthenticated', 'oracle/wss10_saml_token_service_policy')
oracle/wss10_saml_token_service_policy
はリストアするポリシーです。これは、第6.7.1.2項「Discussions Webサービス・エンドポイント用OWSMポリシーURIの決定」で、listWebServicePolicies
をDiscussions Webサービス・エンドポイントに対して実行して得た値と同じであることに注意してください。
WLSTコマンドを実行し、OWSMセキュリティ・ポリシーをカスタム・ポートレット・プロデューサのWebサービス・エンドポイント(WSRP_v2_Markup_Service
)にアタッチします。たとえば、ポートレット・プロデューサの名前がTestJSR286
であり、WC_Portlet
管理対象サーバーにバージョン1.0でデプロイされている場合は、次のコマンドを実行します。
attachWebServicePolicy('/wc_domain/WC_Portlet/TestJSR286#1.0','TestJSR286','web','WSRP_v2_Service','WSRP_v2_Markup_Service', 'oracle/wss10_saml_token_service_policy')
oracle/wss10_saml_token_service_policy
はリストアするポリシーです。これは、第6.7.1.3項「ポートレット・プロデューサWebサービス・エンドポイント用のOWSMポリシーURIの決定」で、listWebServicePolicies
をポートレット・プロデューサのWebサービス・エンドポイントに対して実行して得た値と同じであることに注意してください。
注意: この手順は、カスタム・ポートレット・プロデューサがWebCenter Portal環境にデプロイされている場合のみ必要です。OWSMセキュリティ・ポリシーをアタッチするには、それぞれのカスタム・ポートレット・プロデューサに対して個別にWLSTコマンドを実行する必要があります。 |
次のWLSTコマンドを実行して、OWSMセキュリティ・ポリシーをWebCenterサービス・ポートレット・プロデューサのWebサービス・エンドポイント(services-producer
)にアタッチします。
attachWebServicePolicy('services-producer#11.1.1.6.0','services-producer','web','WSRP_v2_Service','WSRP_v2_Markup_Service', 'oracle/wss10_saml_token_service_policy')
oracle/wss10_saml_token_service_policy
はリストアするポリシーです。
注意: この手順は、リリース11.1.1.6.0からパッチを適用し、WebCenterサービス・ポートレット・プロデューサがデプロイされている場合のみ必要です。 WebCenterサービス・ポートレット・プロデューサは、リリース11.1.1.6.0から使用可能です。前のリリースからパッチを適用し、WebCenterサービス・ポートレット・プロデューサをデプロイする必要がある場合は、第6.8.7.1項「アクティビティ・グラフ、分析、ページレット・プロデューサ、パーソナライズ・サーバーおよびWebCenterサービス・ポートレットのインストール」の説明のとおり、最初にドメインを拡張する必要があります。その後、OWSMセキュリティ・ポリシーをWebCenterサービス・ポートレット・プロデューサのWebサービス・エンドポイントにアタッチします。 |
WC_Spaces
、WC_Collaboration
およびWC_Portlet
管理対象サーバーを再起動します。また、カスタム・ポートレット・プロデューサがカスタム管理サーバーにデプロイされている場合はこれらの管理対象サーバーも再起動します。
WebCenter Portal 11.1.1.6.0は、新しいバージョンのページレット・プロデューサとともにリリースされています。アップグレード済のWebCenterインスタンスにページレット・プロデューサがインストールされている場合は、新しいページレット・プロデューサのアップグレード・テンプレートをドメインに適用するように選択することで、その新しい機能を活用できます。
ページレット・プロデューサのアップグレード・テンプレートを適用する手順は次のとおりです。
管理サーバーおよびすべての管理対象サーバーを停止します。
構成ウィザードを、管理サーバーが稼働しているマシンで起動します。
UNIXの場合、WebCenter_ORACLE_HOME
/common/bin/config.sh
を実行します。
Windowsの場合、WebCenter_ORACLE_HOME
\common\bin\config.cmd
を実行します。
「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択して「次へ」をクリックします。
ドメインを選択して「次へ」をクリックします。
「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」オプションを選択します。
テンプレートoracle.pagelet-producer-upgrade_template_11.1.1.jar
へのパスを指定し、「次」をクリックします。このテンプレートは次の場所にあります。
WebCenter_ORACLE_HOME
/common/templates/applications/oracle.pagelet-producer-upgrade_template_11.1.1.jar
残りの画面で「次へ」をクリックし続け、「構成のサマリー」画面が表示されたら「拡張」をクリックします。
ドメインの拡張の詳細は、『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるドメインの作成』のグラフィカル・モードでのWebLogicドメインの拡張に関する項を参照してください。
管理サーバーおよびすべての管理対象サーバーを起動します。
Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して、SpacesアプリケーションおよびWebCenterカスタム・アプリケーション(フレームワーク・アプリケーション)に対するページレット・プロデューサの接続を再構成します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのページレット・プロデューサの登録に関する項を参照してください。
注意: 以前のリリースでは、次のパスにページレット・プロデューサをデプロイすることが必須でした。 http://< ルート「 http://< ここで、 OHSおよびSSOを構成している場合は、新しいコンテキスト・ルートを使用するようにそれらを構成する必要があります。詳細は、第6.8.3項「SSOおよびOHS構成の更新」を参照してください。 |
ページレット・プロデューサの古いバージョンをアンデプロイします。
ポートレット・プロデューサが稼動している管理対象サーバーWC_Portlet
を停止します。
WLSコンソールで、「デプロイメント」をクリックします。
pagelet-producer (11.1.1.4.0)デプロイメントの横にあるチェック・ボックスを選択します。
「削除」をクリックします。
WebCenterDS
データ・ソースのターゲットをWC_Portlet
に設定します。これには、OpenSocial機能を有効化する必要があります。
WLSコンソールで、「サービス」→「データ・ソース」に移動します。
WebCenterDSをクリックします。
「ターゲット」タブで、WC_Portlet
を選択し、「保存」をクリックします。
アップグレード済のWebCenter Portal環境でOracle HTTP Server (OHS)およびSingle Sign-on (SSO)を構成している場合は、ページレット・プロデューサ、ポートレット・プロデューサ・アプリケーションおよびOracle SESについて構成の更新が必要になることがあります。
この項は、次のトピックで構成されています。
リリース11.1.1.6.0以降、ページレット・プロデューサのWebコンテキスト・ルートが「/」から「/pagelets
」に変更されています。ここで、pagelets
はページレット・プロデューサのデプロイ先に選択した任意の場所です。11.1.1.6.0より前のリリースではページレット・プロデューサのWebコンテキスト・ルートに「/」が使用されていたため、仮想ホスト構成が推奨されていましたが、このリリースからは不要になります。
OHSを構成している場合は、mod_wl_ohs.conf
のOHSエントリを更新する必要があります。このファイルは次のパスにあります。
WT_ORACLE_HOME
/instances/
your_instance
/config/OHS/
ohs1
ここで、WT_ORACLE_HOME
はWeb TierのOracleホームです。
次のエントリが存在する場合は、それらを置き換えます。
<Location /pageletadmin>
SetHandler weblogic-handler
WebLogicHost webcenter.example.com
WebLogicPort 8889
</Location>
<Location /authenticateWithApplicationServer>
SetHandler weblogic-handler
WebLogicHost webcenter.example.com
WebLogicPort 8889
</Location>
次のエントリに置き換えます。
<Location /pagelets
> SetHandler weblogic-handler WebLogicHostwebcenter.example.com
WebLogicPort 8889 </Location>
リリース11.1.1.6.0以降、ページレット・プロデューサのWebコンテキスト・ルートが「/」から「/pagelets」に変更されています。WebCenter環境でSSOを構成している場合は、SSOの構成またはポリシーを更新し、保護されたURIおよび公開URIに新しいコンテキスト・ルートが使用されるように設定する必要があります。
この項では、OAM 11g、OAM 10gおよびOSSOにおけるポリシーの更新方法について説明します。
ページレット・プロデューサに対するOAM 11gのポリシーの更新
ページレット・プロデューサに対するOAM 11gのポリシーの更新では、次のリソースを作成します。
/pagelets
*および/pagelets/.../
*
/pagelets/authenticateWithApplicationServer
*および/pagelets/authenticateWithApplicationServer/.../
*
/pagelets/admin
*および/pagelets/admin/.../
*
ページレット・プロデューサに対してOAM 11gのポリシーを更新する手順は次のとおりです。
次のURLの形式を使用して、OAMコンソールにログインします。
http://
host:port
/oamconsole
「ポリシー構成」→「アプリケーション・ドメイン」に移動します。「Policy Manager」ペインが表示されます。
WebGateエージェントの登録時に作成されたアプリケーション・ドメインを見つけます。
「リソース」タブを開き、「新規リソース」をクリックします。
ページレット・プロデューサ・アプリケーションのリソースを追加します。
/pagelets
*リソースを追加する手順は次のとおりです。
「リソース・タイプ」で、「HTTP」を選択します。
「ホスト識別子」フィールドで、WebGateエージェントの登録時に作成されたホストを選択します。
「リソースURL」フィールドに次を入力します。
/pagelets*
「説明」フィールドに、リソースの説明を入力します。
「保護レベル」を「非保護」に設定します。
「認証ポリシー」をパブリック・リソース・ポリシーに設定します。
「認可ポリシー」を保護されているリソース・ポリシーに設定します。
「適用」をクリックします。
手順5を繰り返して、/pagelets/.../
*をリソースとして追加します。
/pagelets/authenticateWithApplicationServer
*をリソースとして追加します。
「リソース・タイプ」フィールドで、「HTTP」を選択します。
「ホスト識別子」フィールドで、WebGateエージェントの登録時に作成されたホストを選択します。
「リソースURL」フィールドに次を入力します。
/pagelets/authenticateWithApplicationServer
*
「説明」フィールドに、リソースの説明を入力します。
「保護レベル」を「保護」に設定します。
「認証ポリシー」を保護されているリソース・ポリシーに設定します。
「認可ポリシー」を保護されているリソース・ポリシーに設定します。
「適用」をクリックします。
手順7を繰り返して、/pagelets/authenticateWithApplicationServer/.../
*を保護されているリソースとして追加します。
手順7を繰り返して、/pagelets/admin
*を保護されているリソースとして追加します。
手順7を繰り返して、/pagelets/admin/.../
*を保護されているリソースとして追加します。
「リソース」タブで、/pageletadmin
*および/authenticateWithApplicationServer
*を検索し、これらの古いリソースを削除します。
Web Tierを再起動して、変更内容を確認します。
ページレット・プロデューサに対するOAM 10gのポリシーの更新
ページレット・プロデューサに対するOAM 10g
のポリシーの更新では、次のリソースを作成します。
/pagelets
/pagelets/authenticateWithApplicationServer
/pagelets/admin
ページレット・プロデューサに対してOAM 10gのポリシーを更新する手順は次のとおりです。
次のURLの形式を使用して、OAMコンソールにログインします。
http://
host:port
/access/oblix
Policy Managerを選択します。
WebCenterのリソースを保護するために作成したポリシー・ドメインを見つけます。
「リソース」タブを開き、「追加」をクリックします。
/pagelets
リソースを追加します。このリソースに対して次のように実行します。
リソース・タイプとして、「HTTP」を選択します。
WebCenter Web Tierのホスト識別子を選択します。
URL接頭辞として/pagelets
を入力します。
リソースの説明を入力します。
キャッシュの更新が選択されていることを確認し、「保存」をクリックします。
手順5を繰り返して、/pagelets/authenticateWithApplicationServer
をリソースとして追加します。
手順5を繰り返して、/pagelets/admin
をリソースとして追加します。
「ポリシー」タブに移動して、パブリック・ポリシーを見つけます。
そのパブリック・ポリシーを開き、手順5で作成したリソース(つまり、/pagelets
)を選択して、このリソースにパブリック・ポリシーを適用します。
デフォルトで保護されるようにするため、作成した他の2つのリソース(/pagelets/authenticateWithApplicationServerおよび/pagelets/admin
)は選択しないでください。
変更を保存します。
「リソース」タブで、古いリソース・エントリ/pageletadmin
および/authenticateWithApplicationServer
を削除します。
Web Tierを再起動して、変更内容を確認します。
ページレット・プロデューサに対するOSSO構成の更新
OSSOを設定している場合、ページレット・プロデューサに対してポリシーを更新する手順は次のとおりです。
mod_osso.conf
ファイルで、次のエントリを置き換えます。
<Location /pageletadmin> OssoSendCacheHeaders off require valid-user AuthType Osso </Location>
次のように置換します。
<Location /pagelets/admin> OssoSendCacheHeaders off require valid-user AuthType Osso </Location>
次のエントリを置き換えます。
<Location /authenticateWithApplicationServer*> OssoSendCacheHeaders off require valid-user AuthType Osso </Location>
次のように置換します。
<Location /pagelets/authenticateWithApplicationServer*> OssoSendCacheHeaders off require valid-user AuthType Osso </Location>
Web Tierを再起動して、変更内容を確認します。
リリース11.1.1.6.0以降、OAMの設定でポートレットのURIを明示的に除外する必要があります。SSOを使用するように構成されている、カスタムおよびデフォルトのポートレット・プロデューサ・アプリケーションをすべて更新する必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドの次の項を参照してください。
OAM 11gに対するポートレット・プロデューサ・アプリケーションの構成に関する項
OAM 10gに対するポートレット・プロデューサ・アプリケーションの構成に関する項
リリース11.1.1.4.0および11.1.1.5.0で推奨されていた方法は、仮想ホスト構成を使用して、SESクロールおよび認証エンド・ポイントを構成することでした。ただし、これはリリース11.1.1.6.0からは不要になります。SESエンドポイントを、除外されたリソースとしてOAM構成内でマークできます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドの次の項を参照してください。
OAM 11gの場合: WebGateエージェントの登録に関する項
OAM 10gの場合: WebCenter Portalのポリシー・ドメインの構成に関する項
環境をOracle Access Manager SSOで構成している場合、OAMアサータがWeblogicドメインに構成されていることを確認します。選択されたアクティブなタイプがOAM_REMOTE_USER
およびObSSOCookie
であることを確認します。OAM_IDENTITY_ASSERTION
もアクティブなタイプとして選択されている場合、次を確認する必要があります。
jps-config.xml
ファイルを開きます。ファイルは次のパスにあります。
DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/jps-config.xml
DOMAIN_HOME
はOracle WebCenterドメインのドメイン・ホームの場所です。
AttributeService
が構成されていることを確認します。
デフォルトのjps
コンテキストには、属性サービスの構成に次のエントリが必要です。
<serviceInstanceRef ref="attribute"/>
serviceProviders
リストには、次のエントリが含まれている必要があります。
<serviceProvider class="oracle.security.jps.internal.attribute.impl.AttributeServiceProviderImpl" name="attribute.provider" type="ATTRIBUTE"> <description>Attribute Service Provider</description> </serviceProvider>
serviceInstancesリストには、次のエントリが含まれている必要があります。
<serviceInstance provider="attribute.provider" name="attribute"> <description>Attribute Service Instance</description> <property value="86400" name="attribute.expire.time.seconds"/> </serviceInstance>
SSOFilter
JARにAttributeAccessPermission
が付与されていることを確認します。これを検証するには、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのOracle WebLogic Scripting Tool(WLST)のコマンドの実行に関する項の説明のとおり、WLSTにログインします。次のWLSTコマンドを実行し、権限をリストします。
listCodeSourcePermissions(codeBaseURL="file:${common.components.home}/modules/oracle.ssofilter_11.1.1/ssofilter.jar")
出力に次の内容が含まれている場合、必要なものがすでに付与されていることを意味します。
[Permission Clz Name : oracle.security.jps.service.attribute.AttributeAccessPermission, Target : *, Actions : get,set,remove ]
必要なものが付与されていない場合、次のWLSTコマンドを使用して追加します。
grantPermission(codeBaseURL='file:$common.components.home
/modules/oracle.ssofilter_11.1.1/ssofilter.jar',
permClass='oracle.security.jps.service.attribute.AttributeAccessPermission',
permTarget='*', permActions='get,set,remove')
WebLogicドメイン内のすべてのサーバーを再起動します。
この項では、パッチを適用してOracle WebCenter Portal 11.1.1.7.0にした後、システム環境に応じて実行する必要のあるタスクについて説明します。
この項には、次のサブセクションがあります。
この項は次の各項に分かれています。これらの情報は、既存のWikiページやブログを新たにパッチを適用したOracle WebCenterドメインで使用できるよう移行するときに役立ちます。
Oracle Wikiをインストールしてある場合は、Wiki Migratorユーティリティwiki-upgrade.jar
を実行して、Wikiページとブログを移行する必要があります。このユーティリティは、WebCenterのOracleホームの次のディレクトリにあります。
WebCenter_ORACLE_HOME/webcenter/archives/wiki-upgrade.jar
このWiki Migratorユーティリティは、WikiページおよびブログをContent ServerのSpace固有のフォルダに移行します。それに伴い、Wikiおよびブログ用の既存のWebCenter Spacesのページも移行されます。このユーティリティにより添付ファイルも移行され、必要に応じてWikiページにそれらファイルへのリンクも示されます。Wikiページのコンテンツ内の他のWikiページへのリンクは、各リンクのURLにおけるWebCenter Spacesのルートが移行パラメータで指定されたとおりであれば、新しい場所をポイントするように更新されます。このユーティリティでは、コメント、ディスカッション・スレッドおよびテンプレートは移行されず、Wikiまたはブログのコンテンツが変更されることもありません。
移行プロセス中にエラーが発生した場合は、wiki-upgrade.jar
ファイルと同じディレクトリにある出力ログを調べます。詳細は、第6.8.4.1.2項「Wiki移行時の問題のトラブルシューティング」を参照してください。
Wikiの移行を実行する前に、次のことを実行してください。
Oracle WebCenter Content 11.1.1.7.0にアップグレードされていることを確認します(第6.7.4項「Oracle WebCenter ContentまたはOracle ECMのアップグレードの考慮事項」を参照してください。)
ルート・フォルダPersonalSpaces
がOracle WebCenter Contentに存在することを確認します。このフォルダには、すべての個人用フォルダが作成されます。PersonalSpaces
フォルダがOracle WebCenter Content内に存在しない場合、Wikiの移行が失敗することがあります。PersonalSpaces
フォルダは、Spaces管理対象サーバーの起動時に作成されます。したがって、Wikiの移行を実行する前にSpaces管理対象サーバーを起動しておくことをお薦めします。
Oracle WebCenter Contentのフォルダの制限を次のように更新します。
Oracle WebCenter Contentユーザー・インタフェースにログインし、「管理」→「フォルダ構成」を選択して、「仮想フォルダ当たりの最大フォルダ数」および「仮想フォルダ当たりの最大コンテンツ数」を1000に変更します。
Wiki移行ユーティリティで孤立したデータ(たとえば、対応するグループ・スペースがないデータ)の格納に使用される一時フォルダを作成します。ただし、これはルート・フォルダである必要はなく、管理ユーザーとしてルート・フォルダPersonalSpacesまたはGroup Spaceの下位に作成できます。ルート・フォルダを作成する場合は、URL IdcService=COLLECTION_ADD
を使用するサービスを使用する必要があります。例:
http://host:port/idc/idcplg?IdcService=COLLECTION_ADD&dParentCollectionID=-1&hasParentCollectionID=true&force=true%20&xForceFolderSecurity=FALSE&ignoreMaxFolderLimit=true&hasMark=true&dCollectionName=PS3WikiMigration_Orphans&mark=PS3WikiMigration_Orphans&dDocAccount=PUBLIC&idcToken=1290338486670:A17C2CCCCE0C2FD2544E0A1B2F03DB67
Oracle WebCenter Contentへのログイン・セッションからブラウザのページ・ソースを通じてidcToken
を取得できます。また、属性DisableAuthorizationTokenCheck
を、「管理」→「コンテンツ・サーバー」→「一般構成」→「追加の構成変数」→DisableAuthorizationTokenCheck=trueを選択してからサーバーを再起動して無効にすることができます。
次のいずれかの方法を選択して、WebCenter Oracleホームからwiki-upgrade.jar
ファイルを実行します。
コマンドラインから引数を何も渡さず、次のように指定します。
> cd WebCenter_ORACLE_HOME/webcenter/archives > MW_HOME/jdk160_21/bin/java -jar wiki-upgrade.jar
表6-7に示す必要な引数をそれぞれ指定するように求められます。
プロパティ・ファイル(WikiMigrator.properties
)を引数として渡します。
MW_HOME/jdk160_21/bin/java -jar WebCenter_ORACLE_HOME/webcenter/archives/wiki-upgrade.jar WikiMigrator.properties
WikiMigrator.properties
は、wiki-upgrade.jar
と同じディレクトリに存在する必要があります。サンプル・プロパティ・ファイルを次に示します。
MDSConn = jdbc:oracle:thin:@exampleDB:1521:exampleSID
MDSUser = dbuser_example_mds
UCMConn = idc://examplehost:9444
UCMUser = sysadmin
UCMConnName = example_connection_name
UCMTempFolderPath = /RootFolder/.../TempFolder
wikiConn = jdbc:oracle:thin:@exampleDB:1521:exampleSID
wikiUser = example_wiki
SpacesRootURL = http://examplehost:port/webcenter
コマンドラインから、MDS、UCMおよびWikiのパスワードを入力するよう求められます。
すべての引数をコマンドラインから渡します。
MW_HOME/jdk160_21/bin/java -jar wiki-upgrade.jar
MDSConn MDSUser MDSPswd UCMConn UCMTempFolderPath
UCMUser UCMPswd UCMConnName
wikiConn wikiUser wikiPswd SpacesRootURL
例:
java -jar WikiMigrator.jar
jdbc:oracle:thin:@exampleDB:1521:exampleSID
dbuser_example_mds
example_mds_password
idc://examplehost:9444
sysadmin
example_ucm_password
example_ucm_connection_name
example_path_to_ucm_temporary_folder
jdbc:oracle:thin:@example:1521:exampleSID
example_wiki
example_wiki_password
http://examplehost:port/webcenter
表6-7 Wiki移行ユーティリティの引数の説明と例
引数 | 説明 |
---|---|
|
MDSデータ・ソースへの接続に使用される接続の名前。 例: |
|
MDSデータ・ソースへの接続に使用されるデータベース・ユーザーの名前。 |
|
MDSデータ・ソースへの接続に使用されるデータベース・ユーザーのパスワード。 |
|
例: |
|
UCMユーザーとして |
|
UCMユーザー・アカウントのパスワード。 |
|
Enterprise ManagerまたはWLSTでUCMへの接続の作成に使用される名前。 |
|
孤立したデータを格納するためのUCM上の一時フォルダ。 例: |
|
Wikiデータ・ソースへの接続に使用される接続の名前。 例: |
|
Wikiデータ・ソースへの接続に使用されるデータベース・ユーザーの名前。 |
|
Wikiデータ・ソースに接続するデータベース・ユーザーのパスワード。 |
|
スペースのルートURL。 例: |
注意: 問合せ文字列パラメータを使用するWikiまたはブログのページをアップグレードすると、これらのパラメータは無効になります。次のようなURLを介して他のWikiページを指していたリンクはすべて、コンテンツ・リポジトリ内の対応するWikiドキュメントを指すリソース・アクション・ハンドラURLに変換されます。この際、 http://server:port/owc_wiki/page/show.jz?inline=1&scope=#{communityContext.communityName}&theme=#{adfFacesContext.skinFamily} |
10gおよびリリース1(11.1.1.1.0)ユーザーに対する特別な注意事項
Wikiの10gリリースまたはリリース1(11.1.1.1.0)バージョンからアップグレードする場合、Migratorユーティリティwiki-upgrade.jar
を実行した後、MigrationTempフォルダにいくつかのWikiフォルダとブログ・フォルダが残されることがあります。それらのフォルダは、Content Server上の適切なグループ・スペース・フォルダに手動で移動する必要があります。
Oracle Wikiページおよびブログを移行した後、次の手順を実行します。
Content Serverにログオンし、sysadmin
(または移行プログラムを実行しているContent Serverユーザー)のMigrationTempフォルダに移動します。Wikiフォルダとブログ・フォルダを適切なグループ・スペース・フォルダに移動します。場合によっては、Wikiフォルダとブログ・フォルダの名前を、WebCenter Spacesの対応するグループ・スペース名に一致するように変更する必要があります。
Spacesアプリケーションにログインし、必要なグループ・スペースに移動して、Wikiまたはブログのページ・スタイルで新しいページを作成します。ページの名前をWikiフォルダまたはブログ・フォルダの名前と同じにして、Wikiとブログのコンテンツが適切に表示されるようにする必要があります。
Wiki移行時には、出力ログにいくつかのエラー・メッセージが記録される場合があります。その説明と考えられる回避策を次に示します。
エラー・メッセージ1
[INFO] PROCESSING Domain: domain_name [INFO] migrating to temp folder - there is no webcenter page information stored on the domain: domain_name
このメッセージは、ドメインをグループ・スペース・ページに接続するためのデータがそのドメインに指定されていないことを示しています(ドメインでwcURLが指定されていません)。
注意: 移行プログラムの最後の部分では、まだ移行されずに |
エラー・メッセージ2
[INFO] PROCESSING Domain: domain_name [INFO] migrating to temp folder - invalid group space that corresponds to the guid: group_space_guid
このメッセージは、ドメインにグループ・スペース情報が指定されていないか、指定されているグループ・スペースGUIDが無効である(wcURLで指定されているグループ・スペースGUIDが無効である)ことを示しています。
エラー・メッセージ3
[INFO] PROCESSING Domain: domain_name [INFO] migrating to temp folder - no group space that corresponds to the guid: group_space_guid
このメッセージは、ドメインのグループ・スペース情報が、現在は存在していないグループ・スペースをポイントしていることを示しています。グループ・スペースGUIDで検索を実行しても、対応するグループ・スペース名が見つかりません。おそらく、グループ・スペースが削除されています。
エラー・メッセージ4
[INFO] PROCESSING Domain: domain_name [ERROR] migrating to temp folder - no UCM folder for the groupspace exists: page_name, gsname: group_space_name
このメッセージは、スペース・ページがすでに移行されているものの、そのグループ・スペースに対するContent Serverフォルダが存在しないことを示しています。
この問題を修正するには、グループ・スペース・フォルダを作成した後(グループ・スペースでドキュメント・サービスをプロビジョニング)、フォルダを(ドメインと同じ名前で)移行用の一時フォルダからグループ・スペース・フォルダに移動します。その後、ドメイン・フォルダの名前を、ページと同じ名前に変更します。
エラー・メッセージ5
[INFO] PROCESSING Domain: domain_name [ERROR] migrating to temp folder - could not get UCM folder for the wiki domain, page: page_name, gsname: group_space_name
このメッセージは、スペース・ページがすでに移行されているものの、グループ・スペース・フォルダでドメインに対するContent Serverフォルダを作成できなかったことを示しています。
この問題を修正するには、フォルダを(ドメインと同じ名前で)移行用の一時フォルダからグループ・スペース・フォルダに移動します。その後、ドメイン・フォルダの名前を、ページと同じ名前に変更します。
エラー・メッセージ6
[INFO] PROCESSING Domain: domain_name [ERROR] migrating to temp folder - no UCM folder exists for the user: user_name, page: page_name
このメッセージは、スペース・ページがすでに移行されているものの、そのユーザーに対するContent Serverフォルダが存在しないことを示しています。
この問題を修正するには、ユーザーの個人フォルダを作成した後(このフォルダは、ユーザーがホーム・スペースからDocumentsにアクセスしたときに作成されます)、フォルダを(ドメインと同じ名前で)移行用の一時フォルダから個人フォルダに移動します。その後、ドメイン・フォルダの名前を、ページと同じ名前に変更します。
エラー・メッセージ7
[INFO] PROCESSING Domain: domain_name [ERROR] migrating to temp folder - could not get personal UCM folder for the user: user_name, page: page_name
このメッセージは、スペース・ページがすでに移行されているものの、ユーザーの個人フォルダでドメインに対するContent Serverフォルダを作成できなかったことを示しています。
この問題を修正するには、フォルダを(ドメインと同じ名前で)移行用の一時フォルダからユーザーの個人フォルダに移動します。その後、ドメイン・フォルダの名前を、ページと同じ名前に変更します。
エラー・メッセージ8
[INFO] PROCESSING Domain: domain_name [INFO] migrating to temp folder - default scope, but no user specified on page: page_name
このメッセージは、これが個人のWikiまたはブログであるが、ドメインに格納されている情報(スペース・ページから渡されたwcURL)がユーザーを示していないことを示しています。
エラー・メッセージ9
[INFO] PROCESSING Domain: domain_name [INFO] sourceUrl: source_url [INFO] migrating to temp folder - the page source url is not pointing to the correct domain, page: page_name, wcURL: wcURL
このメッセージは、複数のドメインが同じグループ・スペースおよびページ情報をポイントしており、現在処理されているドメインがソースURLで示されているドメインと一致していないことを示しています。
エラー・メッセージ11
[INFO] PROCESSING User Blog: blog_name [INFO] migrating to temp folder - could not get user UCM folder for the user: user_name
これは、ドメインに接続されていないjzwikiユーザー・ブログです。このメッセージは、そのユーザーのContent Serverフォルダが存在しないため、コンテンツをそこで移行できないことを示しています。
エラー・メッセージ12
[INFO] PROCESSING User Blog: blog_name [INFO] migrating to temp folder - could not get UCM folder for the user: user_name
これは、ドメインに接続されていないjzwikiユーザー・ブログです。このメッセージは、そのユーザーの「ブログ」Content Serverフォルダが存在せず、作成できなかったため、コンテンツをそこで移行できないことを示しています。
リリース11.1.1.3.0アプリケーションで使用されているコンテンツ・プレゼンタのカスタム・テンプレートは、リリース11.1.1.7.0にアップグレードする際に自動的に移行されません。リリース11.1.1.7.0バージョンのアプリケーションで必要なカスタム・テンプレートを登録する必要があります。
リリース11.1.1.3.0からコンテンツ・プレゼンタのカスタム・テンプレートを移行する手順は次のとおりです。
JDeveloper 11.1.1.7.0で、WebCenter Portalアプリケーションを作成または開きます。
ファイルシステム上で、リリース11.1.1.3.0の.jsff
ファイルをリリース11.1.1.7.0アプリケーションにコピーします。
リリース11.1.1.3.0バージョンのアプリケーションの必要なカスタム・テンプレートを、次のフォルダからコピーします。
PROJECT_ROOT
/public_html/oracle/webcenter/content/templates/custom
カスタム・テンプレートを、アップグレード済のリリース11.1.1.7.0アプリケーションの次のフォルダにコピーします。
PROJECT_ROOT
/public_html/oracle/webcenter/portalapp
JDeveloperで、コンテンツ・プレゼンタのカスタム・テンプレートをポータル・リソースとして作成します。カスタム・テンプレートに設定するプロパティは、リリース11.1.1.3.0アプリケーションで前に登録したものと一致する必要があります。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイドのポータル・リソースとしてのコンテンツ・プレゼンタの表示テンプレートのエクスポートに関する項を参照してください。
第6.8.4.8項「アップグレード済カスタム管理対象サーバーへのカスタム・アプリケーションの再デプロイ」の説明に従って、新しいカスタム管理対象サーバーを使用してアプリケーションを再デプロイします。
WebCenter Spacesでもカスタム・テンプレートが使用されている場合は、アップグレード済の環境で使用されるようにそのテンプレートを準備します。
JDeveloperを使用して、コンテンツ・プレゼンタの表示テンプレートをポータル・リソースとしてエクスポートします。
Spacesアプリケーションにログインし、Spaces管理に移動します。
「リソース」→「コンテンツ・プレゼンタ」を選択してテンプレートをアップロードします。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイドのフレームワーク・アプリケーションでのコンテンツ・プレゼンタの表示テンプレートの使用に関する項を参照してください。
WebCenter Representational State Transfer (REST) APIを使用する前に、サーバー側の構成を行う必要があります。IDアサーション・プロバイダを構成する必要があります。資格証明ストア内の必要なエントリをシードすることも必要です。それによって、RESTセキュリティ・トークンが適切に機能するようになります。
この項は、次のトピックで構成されています。
注意: この構成は、ナビゲーションREST APIまたはCMIS REST APIには不要です。 |
セキュリティ・トークンの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイドのCMIS REST APIのセキュリティの考慮事項に関する項を参照してください。
REST APIを使用する場合は、あらかじめIDアサーション・プロバイダを構成しておく必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのRESTサービスの構成に関する項を参照してください。
資格証明ストア内のエントリをシードする必要があります。それによって、RESTセキュリティ・トークンが適切に機能するようになります。次のWLSTのコマンドを実行して、資格証明ストアを構成します。
createCred(map="o.webcenter.jf.csf.map", key="keygen.algorithm", user="keygen.algorithm", password="AES") createCred(map="o.webcenter.jf.csf.map", key="cipher.transformation", user="cipher.transformation", password="AES/CBC/PKCS5Padding")
これらのコマンドは、管理サーバーが実行されている間に実行します。これらのコマンドの実行後にサーバーを再起動する必要はありません。詳細は、Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスのcreateCredに関する項を参照してください。
リリース11.1.1.2.0および11.1.1.3.0では、カレンダ・オーバレイ・スタイルのFULL
を使用して、複数のカレンダを一部のイベント・タスク・フローに対して有効にしたり、複数のスペース・カレンダを1つのイベント・タスク・フローに追加したりできました。アップグレード済のリリース11.1.1.7.0では、イベント・タスク・フローが複数のカレンダに表示されなくなり、現在のスペース・カレンダのみが表示されます。
この問題を回避するには、イベント・タスク・フローに対してカレンダ・オーバーレイ機能を有効化する必要があります。ページ・エディタに移動し、Calendar Overlay Style
パラメータを見つけて、使用可能なオプションの一覧からFull
を選択します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのカレンダ・オーバーレイの有効化に関する項を参照してください。
OmniPortletおよびWebClippingのカスタマイズを保存し(第6.7.2項「OmniPortletおよびWebClippingカスタマイズの保存」)、ソフトウェアへのパッチ適用の完了後は、これらをリストアする必要があります。
注意: Webクリッピング・ポートレットはリリース11g (11.1.1.7.0)では非推奨です。Oracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサによるクリッパー・ページレットの使用を考慮します。詳細は、 chapter in Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドの「Oracle WebCenter Portalのページセット・プロデューサ」を参照してください。 |
OmniPortletとWebClippingの構成とカスタマイズをリストアするには:
次のディレクトリに移動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
path_to_war_directory
/WEB-INF/providers/omniPortlet
path_to_war_directory
/WEB-INF/providers/webclipping/
ここで、path_to_war_directory
は、DOMAIN_HOME
/servers/WC_Portlet/tmp/_WL_user/portalTools
_version
/randomly_generated_directory
/war
です
Windowsオペレーティング・システムの場合:
path_to_war_directory
\WEB-INF\providers\omniPortlet
path_to_war_directory
\WEB-INF\providers\webclipping/
ここで、path_to_war_directory
は、DOMAIN_HOME
\servers\WC_Portlet\tmp\_WL_user\portalTools
_version
\randomly_generated_directory
/war
です
DOMAIN_HOME
は、構成ウィザードの「ドメイン名と場所の指定」画面で指定された、Oracle PortalまたはOracle WebCenterドメインのドメイン・ホームの場所です。
注意: パッチ・セット・インストーラによりOmniPortletおよびWebClippingアプリケーションが再デプロイされるので、新しいパスは、バックアップ済のカスタマイズのパスとは異なる場合があります。 |
これらのディレクトリをそれぞれのバックアップ・コピーで置き換えます。
たとえば、omniportlet
ディレクトリをリストアするには、次のコマンドを使用します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cp -fr backup_location path_to_war_directory
/WEB-INF/providers/omniPortlet
Windowsオペレーティング・システムの場合:
xcopy /y/e backup_location path_to_war_directory
\WEB-INF\providers\omniPortlet
管理対象サーバーWC_Portlet
を再起動します。
ディスカッション・サーバーがドメインにインストールされている唯一のWebCenter Portalアプリケーションの場合、Oracle WSM Policy Manageがインストールされていなければ、これをインストールできるようにドメインを拡張する必要があります。
Oracle WSM Policy Managerをインストールするためのドメインの拡張手順は次のとおりです。
管理サーバーおよびすべての管理対象サーバーを停止します。
構成ウィザードを、管理サーバーが稼働しているマシンで起動します。
UNIXの場合、WebCenter_ORACLE_HOME
/common/bin/config.sh
を実行します。
Windowsの場合、WebCenter_ORACLE_HOME
\common\bin\config.cmd
を実行します。
「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択して「次へ」をクリックします。
ドメインを選択して「次へ」をクリックします。
Oracle WSM Policy Managerのチェック・ボックスを選択して「次へ」をクリックします。
OWSM MDS Schemaの接続詳細を入力して「次へ」をクリックします。
残りの画面で「次へ」をクリックし続け、「構成のサマリー」画面が表示されたら「拡張」をクリックします。
ドメインの拡張の詳細は、『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるドメインの作成』のグラフィカル・モードでのWebLogicドメインの拡張に関する項を参照してください。
注意: ドメインが複数のマシン上で稼動している場合、そのドメインを管理サーバーが稼動しているマシン上で圧縮し、他のマシン上で解凍する必要があります。詳細は、第6.4.3.2項「WLSTのコマンドを使用したOracle WebCenterの更新」を参照してください。 |
setDomainEnv
のopenusage
プロパティの削除WebCenterドメインを拡張してOracle WebCenter Portalの分析コレクタをインストールする場合は、次のようにopenusage
プロパティを削除する必要があります。
DOMAIN_HOME
\bin\setDomainEnv.cmd
(Windowsオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
/bin/setDomainEnv.sh
(UNIXオペレーティング・システムの場合)をバックアップします。
openusage
プロパティをsetDomainEnv.sh
またはsetDomainEnv.cmd
のEXTRA_JAVA_PROPERTIES
から削除します。
具体的には、次のエントリを削除する必要があります。
EXTRA_JAVA_PROPERTIES="-Doracle.wc.openusage.clustername=localhost
-Doracle.wc.openusage.collectorport=port_number
-Doracle.wc.openusage.timeout=30
-Doracle.wc.openusage.unicast=true
-Doracle.wc.openusage.enabled=false
${EXTRA_JAVA_PROPERTIES}"
export EXTRA_JAVA_PROPERTIES
注意: これらのエントリは、 ドメインを拡張して新しい製品を追加する際は、場合によって、 |
WebCenterドメイン内のすべてのサーバーを再起動します。
ドメインにカスタム管理対象サーバーが存在する場合は、そのサーバーで正しいライブラリがターゲット設定されていない可能性があります。したがって、WebCenterへのパッチ適用後にそれらをアップグレードして、カスタム・アプリケーションを再デプロイする必要があります。
カスタム管理対象サーバーをアップグレードする手順は次のとおりです。
古いカスタム管理対象サーバーを削除します。
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して、ACTIVITIES
スキーマをカスタム管理対象サーバーにインストールします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のリポジトリ作成ユーティリティの取得に関する項を参照してください。
構成ウィザードを実行して、既存のWebCenterドメインを拡張し、カスタム・テンプレートを適用します。
「拡張ソースの選択」画面で、「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」を選択します。
WebCenter_ORACLE_HOME
/common/templates/applications
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWebCenter_ORACLE_HOME
\common\templates\applications
(Windowsオペレーティング・システムの場合)のいずれかのディレクトリに移動して、次のテンプレートを見つけます。
oracle.wc_custom_portal_template_11.1.1.jar
(WebCenterカスタム・アプリケーションまたはフレームワーク・アプリケーションの場合)
oracle.wc_custom_services_producer_template_11.1.1.jar
(WebCenterカスタム・プロデューサまたはポートレット・プロデューサのアプリケーションの場合)
目的のテンプレートを選択して、ドメイン拡張プロセスを完了します。
カスタム管理対象サーバーを使用してカスタム・アプリケーションを再デプロイします。
注意: Oracle JDeveloperでプロジェクトを開いて、アプリケーションを最新バージョンに移行してから新しいカスタム管理対象サーバーにデプロイすることをお薦めします。 |
Oracle WebCenterにパッチを適用した後、setDomainEnv
スクリプトから次のエントリを削除する必要があります。
LD_LIBRARY_PATH="${WL_HOME}/server/native/linux/i686${CLASSPATHSEP}${LD_LIBRARY_PATH}" export LD_LIBRARY_PATH
setDomainEnvスクリプトは次のパスにあります。
DOMAIN_HOME
/bin/setDomainEnv.sh
(UNIXオペレーティング・システムの場合)
DOMAIN_HOME
\bin\setDomainEnv.cmd
(Windowsオペレーティング・システムの場合)
注意: ドメインを拡張して新しい製品を追加する際は、場合によって、このタスクを繰り返す必要があります。 |
デフォルトで、すべてのカスタムJSR286ポートレット(ポートレット作成ウィザードを使用して作成)はファイルベースのプリファレンス・ストアを使用します。アップグレード後は、WSRPポートレット・プリファレンスを次の場所から移動する必要があります。
$MW_HOME/Oracle_WC1/portal/portletdata
移動先は次のとおりです。
$MW_HOME/oracle_common/portal/portletdata
ここで、MW_HOME
はMiddlewareホーム、Oracle_WC1
はWebCenter PortalのOracleホームです。
WSRPポートレット・プリファレンスは手動または移行ユーティリティを使用して移動できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイドのWSRPプロデューサ永続ストアの移行に関する項を参照してください。
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle WebCenter ContentおよびWebCenterインスタンスが共通のOracle HTTPサーバーを介してアクセスするよう構成されている場合、既存のContent Server接続上でWebサーバー・コンテキスト・ルート・プロパティ(WebContextRoot
)を設定すると、iFrameを介してContent Server機能をWebCenterアプリケーションで使用可能にできます。Content Server接続は、Fusion Middleware Control、またはWLSTでsetJCRContentServerConnection
コマンドを使用して設定できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのSpacesコンテンツ・リポジトリの接続プロパティの設定に関する項を参照してください。
WebCenterインスタンスでグループ・スペース・ワークフローが構成されている場合は、最新のリリースにアップグレードした後、sca_CommunityWorkflows.jar
およびWebCenterWorklistDetailApp.ear
を再デプロイする必要があります。
グループ・スペース・ワークフローを構成する手順は次のとおりです。
Fusion Middleware Controlにログインします。
SOA管理対象サーバーにsca_CommunityWorkflows.jar
をデプロイします。このファイルは、Oracle SOA Suiteインストールの次のパスにあります。
SOA_ORACLE_HOME
/webcenter/modules/oracle.webcenter.sca_11.1.1/sca_CommunityWorkflows.jar
SOA_ORACLE_HOME
は、Oracle SOA Suiteのインストール・ディレクトリです。
コンソールでは、バージョン11.1.1.7.0がアクティブであり、11.1.1.5.0などの他の古いバージョンが非アクティブであることに注意してください。
Fusion Middleware Controlを使用したJARのデプロイの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のSOAコンポジット・アプリケーションのデプロイに関する項を参照してください。
WLSTを使用したJARのデプロイの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のコマンドのデプロイに関する項を参照してください。
WebcenterWorklistDetailApp.ear
をアンデプロイし、それをSOA管理対象サーバーに再デプロイします。アプリケーションは、Oracle SOA Suiteインストール内の次の場所にあります。
SOA_ORACLE_HOME
/webcenter/applications/WebCenterWorklistDetailApp.ear
WLSTを使用したEARのデプロイに関する詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の「アプリケーションのデプロイ」の章を参照してください。Fusion Middleware Controlを使用したEARのデプロイの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのWebLogic管理対象サーバーへのアプリケーションのデプロイに関する項を参照してください。
リリース11.1.1.2.0では、WebCenterスペースのタイムゾーン属性は、自由形式のテキスト・フィールドでした。リリース11.1.1.4.0以降、この属性がドロップダウン・リストに変更されました。
WebCenter Spacesをリリース11.1.1.2.0からアップグレードする場合、タイムゾーン属性は継承されず、適切なタイムゾーンをドロップダウン・リストから選択する必要があります。
WebCenterグループ・スペースをリリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0からアップグレードする場合は、グループ・スペースのメタデータを更新し、それらが適切に表示されるようにする必要があります。
グループ・スペースを更新して適切に表示されるようにする手順は次のとおりです。
グループ・スペースをエクスポートします。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドでSpacesのエクスポートに関する項を参照してください。
コマンド・プロンプトで、エクスポート・アーカイブを保存したディレクトリに移動します。
エクスポート・アーカイブからメタデータを抽出します。
たとえば、次のコードではexport.ear
という名前のエクスポート・アーカイブが抽出され、それにはtransport.mar
が含まれています。このコードでは、さらにmar
という名前のディレクトリのtransport.mar
が抽出されます。
jar xvf export.ear transport.mar
mkdir mar
cd mar
jar xvf ../transport.mar
transport.mar
ファイルにはspace.xml
が含まれており、グループ・スペースの表示モードを更新するにはそれを編集する必要があります。
次のパスからspace.xml
ファイルを開きます。
oracle/webcenter/space/metadata/spaces/
spaceName
/space.xml
ここで、spaceName
は、表示モードを更新するグループ・スペースの名前を参照します。
space.xml
から<shell-chrome-type>
エントリ全体を削除します。
エクスポート・アーカイブを更新します。
たとえば、次のコードは、transport.mar
のspace.xml
ファイルを更新し、次にexport.ear
のtransport.mar
を更新します。
jar uvfM ../transport.mar
oracle/webcenter/space/metadata/spaces/
spaceName
/space.xml
cd ..
jar uvfM export.ear transport.mar
グループ・スペースをインポートします。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドでSpacesのインポートに関する項を参照してください。
デフォルトでは、Spacesアプリケーションにログインすると、最後にアクセスしたページが表示されます。この動作は、setDomainEnv
ドメインでシステム・プロパティoracle.webcenter.spaces.disableLastAccessPageBehavior
をfalse
設定することによってオーバーライドできます。このスクリプトは、DOMAIN_HOME
/bin/setDomainEnv.sh
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
\bin\setDomainEnv.cmd
(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあります。
デフォルトの動作をオーバーライドしている場合は、Oracle WebCenterへのパッチ適用後、この変更を再適用する必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのデフォルト・スタート(またはランディング)・ページの選択に関する項を参照してください。
WebCenter Spacesはカスタマイズできます。たとえば、カスタム・コードを含む追加の共有ライブラリをデプロイしたり、タスク・フロー、ページ・スタイルおよびスキンなどの追加のリソースをデプロイしたりできます。カスタム・ライブラリcustom.webcenter.spaces.war
を介してSpacesを拡張することでカスタム・ページ・スタイルをデプロイした場合は、パッチの適用後、カスタム・ライブラリの各ページ・スタイルのエントリを変更し、custom.webcenter.spaces.war
を再デプロイする必要があります。
WebCenter Spacesのカスタマイズを移行した場合は、次のように実行します。
JDeveloperで、ExtendWebCenterSpaces.jws
(11.1.1.2.0または11.1.1.3.0)を開きます。
デプロイした各ページ・スタイルで、次の記述を見つけます。
<af:pageTemplate
そして、その記述を次のように置き換えます。
<af:pageTemplate value="#{bindings.shellTemplateBinding.templateModel}" id="T"
各pageDefで、次の記述を見つけます。
<page>
そして、その記述を次のように置き換えます。
<page viewId="#{WCAppContext.application.siteTemplateManager.currentSiteTemplateViewId}" id="shellTemplateBinding" Refresh="ifNeeded" />
custom.webcenter.spaces.war
共有ライブラリをSpaces 11.1.1.7.0管理対象サーバーに再デプロイします。
注意: このリリースに対して開発された拡張のビルドおよびデプロイには、必ずOracle JDeveloper 11.1.1.2または11.1.1.3を使用します。詳細な手順は、Oracle Technology Network ( |
Oracle Business Process Management (Oracle BPM)プロセス・スペースは、Oracle WebCenter Spaces上に構築されたワークスペースであり、ビジネス・プロセスのモデリングおよび実行に特化して設計されたスペースを提供します。プロセス・スペースをインストールしてある場合は、パッチを適用してWebCenter Portal 11.1.1.7.0にした後、install.xml
スクリプトを実行することでそれをアップグレードする必要があります。このインストール・スクリプトは、単一サーバー構成だけでなく、クラスタ構成にも使用できます。
Process Spaces機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Process Managementユーザーズ・ガイド』のOracle Business Process ManagementのProcess Spacesの概要に関する項を参照してください。
注意: この項で説明する手順は、Webcenter Spacesでプロセス・スペースが有効化されており、既存のWebCenterインストールを最新リリースにアップグレードする場合にのみ適用されます。 新規WebCenterインストール(または新規ドメイン)でのProcess Spacesの有効化の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド』のOracle BPM Process Spacesを有効化するためのドメインの拡張に関する項を参照してください。 |
アップグレード済のWebCenterインスタンスにインストールされたプロセス・スペースをアップグレードする手順は次のとおりです。
プロセス・ワークスペースおよびモデリング・スペースをオフラインにします。
WebCenter Spacesにログインします。
「管理」リンクをクリックし、WebCenter管理ページを開きます。
「スペース」タブで、モデリング・スペース行を選択します。
「編集」メニューから、「保守のためにオフライン」を選択します。
「スペースをオフラインにする」ダイアログで、「OK」をクリックします。
この手順を繰り返して、プロセス・ワークスペースをオフラインにします。
process_spaces
フォルダをSOA Oracleホーム・ディレクトリから、WebCenterがインストールされているシステムの任意の場所にコピーします。次の場所からフォルダをコピーします。
UNIXの場合: SOA_ORACLE_HOME
/bpm/process_spaces
Windowsの場合: SOA_ORACLE_HOME
\bpm\process_spaces
WebCenter Portalシステム上に新たにコピーしたprocess_spaces
フォルダから、process-portal-install.properties
ファイルを開きます。
表6-8に示す、必要なOracle BPMおよびWebCenterプロパティを指定します。
注意: セキュリティ上の目的から、パスワードの指定を省略して、後から求められたときに入力することができます。 |
表6-8 process-portal-install.propertiesに指定するプロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
|
既存のBPMドメインを拡張するか、新たに作成するかを決定するフラグ。WebCenter PortalとSOAが同じドメイン内にある場合はこの値を |
|
インストーラの実行時、パスワードの入力を求めるプロンプトを表示するか、それらを |
Oracle BPMスキーマの詳細 |
|
|
Oracle BPM用に構成されたデータベースに接続するためのユーザー名。 |
|
Oracle BPMのデータベースに接続するためのパスワード。 |
|
Oracle BPM用に構成されたデータベースのタイプ。 |
|
Oracle BPMのデータベースへの接続に使用されるドライバ。 |
|
Oracle BPMのデータベースのURL ( |
Oracle BPMのMDSの詳細 |
|
|
Oracle BPMに使用されるMDSスキーマのユーザー名。 |
|
Oracle BPMのMDSスキーマのパスワード。 |
Oracle BPMランタイムの詳細 |
|
|
Oracle BPMサーバーのURL。 単一のBPMサーバーの場合: 例: t3://myHost:8001 BPMクラスタの場合は、クラスタ内のすべてのサーバーについて次の形式を使用して、BPMサーバーのURLの区切りリストを指定します。
例: |
|
Oracle BPMサーバーに対して管理者権限を持つユーザーの名前。 |
|
Oracle BPM管理ユーザーのパスワード。 |
WebCenter Spacesのインストールの詳細 |
|
|
WebCenterのOracleホーム・ディレクトリへのパス。 |
|
WebCenteがインストールされているドメインの名前。 |
|
ドメイン・レルム・パスワードを設定するかどうかを制御するフラグ。この値は、 注意: このプロパティはグローバルな信頼を設定するためのものです。グローバルな信頼は手動で設定することをお薦めします。したがって、このプロパティは |
|
信頼されるドメインを設定するためのパスワード。Oracle BPMドメインに対しても同じパスワードを設定する必要があります。 注意: このプロパティはグローバルな信頼を設定するためのものです。グローバルな信頼は、このプロパティを使用せずに手動で設定することをお薦めします。 |
|
|
WebCenterのWebLogicインストールの詳細 |
|
|
WebCenterの管理サーバーが実行されているホスト名。 |
|
WebCenterの管理サーバーが実行されているポート名。 |
|
WebCenter管理サーバーの管理ユーザー。 |
|
WebCenter管理サーバーのパスワード。 |
|
単一サーバー環境では、Spacesがデプロイされている管理対象サーバーの名前を指定します。 クラスタ化環境では、そのクラスタに属するSpaces管理対象サーバーのいずれか1つの名前を指定します。 |
|
Content Serverおよびディスカッション・サーバーをOracle WebCenterと連動するように構成するためのフラグ。この表の後半にリストされているコンテンツ・サーバーおよびディスカッション・サーバーの詳細は、 注意: Content Serverとディスカッション・サーバーを構成する場合、 |
|
WebCenter Portalインストールをクラスタに対して構成するかどうかを指定するフラグ。クラスタ構成である場合は、 |
|
Spacesアプリケーションのクラスタの名前。 このプロパティは、 |
コンテンツ・サーバーの詳細 |
これらのプロパティは、 |
|
Oracle WebCenterに対して構成されているContent Serverの名前。 |
|
Content Serverが実行されているポート。 |
|
Content Server上のSpacesルート・フォルダの名前。 |
|
Content Serverの管理ユーザーの名前。 |
ディスカッション・サーバーの詳細 |
これらのプロパティは、 |
|
WebCenterに対して構成されているディスカッション・サーバーの名前。 |
|
ディスカッション・サーバーの管理ユーザーの名前。 |
ant
およびJava JDKがインストール済であることを確認します。
AntはOracle BPMに付属しています。このインストーラは、SOA_ORACLE_HOME
/modules/org.apache.ant_1.7.0
にあります。
PATH
およびCLASSPATH
環境変数が、ant
とJava JDKの両方に対して設定されていることを確認します。
antスクリプトinstall.xml
を実行します。
SOA_ORACLE_HOME
/modules/org.apache.ant_1.7.0/bin/ant -f install.xml -DpromptForPasswords=true
-DpromptForPasswords=true
引数は、process-portal-install.properties
ファイルでパスワードを指定していない場合のみ使用します。
process-portal-install.properties
でwcConfigServices
がtrue
に設定されている場合、次を実行します。
WC_Spaces
を再起動します。the install.xml
スクリプトを実行すると、WC_Spaces
管理対象サーバーが停止します。
インストール・スクリプトを再度実行し、アップグレード後の手順を完了します。次のコマンドを使用します。
ant -f install.xml post-install -DpiArgs -importGSOnly
注意:
|
Oracle BPMおよびOracle WebCenterが別のドメインで構成されている場合、Oracle BPMおよびWebCenterの両方のドメインに、信頼できるドメイン資格証明を構成し、Oracle BPM管理サーバーおよびWebCenter Portal管理サーバーを再起動します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの保護』のWebLogic Serverドメイン間での信頼の有効化に関する項を参照してください。
Oracle BPMを起動します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteインストレーション・ガイド』のOracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの構成に関する項を参照してください。
注意: Oracle BPMが起動し、稼動中でないと、WebCenter Spacesへのログインで問題が発生することがあります。 必要な場合は、手順1の説明に従って「編集」メニューの「スペースのオンライン化」を選択することで、プロセス・ワークスペースとモデリング・スペースをオンラインにできます。 |
WebCenter Spacesで、必要に応じて古いプロセス・スペース、テンプレートおよびリソースを削除します。
install.xml
antスクリプトを実行すると、リリース11.1.1.4.0または11.1.1.5.0のプロセス・スペース、関連するテンプレートおよびリソースが、「11.1.1.7.0」を追加した名前でインポートされます。そのためアップグレード後は、たとえば「Process Workspace 11.1.1.7.0」と「Process Workspace」のように、プロセス・スペース、関連するテンプレートおよびリソースの2つのセットが存在するようになります。古いアイテムが不要な場合は、それらを手動で削除できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのスペースの削除に関する項、スペース・テンプレートの削除に関する項、およびリソース・カタログの削除に関する項を参照してください。
アップグレード済のWebCenter環境では、Oracle Single Sign-on (OSSO) IDアサーション・プロバイダは認証プロバイダのリストに表示されません。WebCenter Portal 11.1.1.7.0へのアップグレード後もOSSO 10gを継続して使用する場合は、setDomainEnv
スクリプトを更新して、この認証プロバイダを追加する必要があります。
OSSO認証プロバイダを追加する手順は次のとおりです。
DOMAIN_HOME
/bin/setDomainEnv.sh
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
\bin\setDomainEnv.cmd
(Windowsオペレーティング・システムの場合)ファイルで、次のエントリを検索します。
ALT_TYPES_DIR="${ORACLE_HOME
}/modules/oracle.ossoiap_11.1.1,${ORACLE_HOME
}/modules/oracle.oamprovider_11.1.1
エントリを次のように置き換えます。
ALT_TYPES_DIR="${COMMON_COMPONENTS_HOME
}/modules/oracle.ossoiap_11.1.1,${COMMON_COMPONENTS_HOME}/modules/oracle.oamprovider_11.1.1
管理サーバーを再起動します。
この項は、次のトピックで構成されています。
リリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0と比較して、Oracle WebCenter Portal 11.1.1.7.0には、次を含むいくつかの新機能があります。
アクティビティ・グラフ: アプリケーション内での既存の接続およびオブジェクトとの共有のやり取りに基づいて、ユーザーが接続先として希望する可能性がある人物を提案します。
分析: Spacesの使用状況を追跡および分析できるようにします。
注意: WebCenterドメインを拡張してOracle WebCenter Portalの分析コレクタをインストールする場合は、 |
ページレット・プロデューサ: ページレットの動的進化を促進するための一連の有用なツールと機能を提供します。
パーソナライズ・サーバー: ターゲット・コンテンツを提供します。
WebCenterサービス・ポートレット: 他のアプリケーションのWebCenter Portalサービス・タスク・フローをWSRPポートレットまたはページレットとして公開できるようにします。WebCenterサービス・ポートレットは、Oracle Portal、Oracle WebLogic PortalおよびOracle WebCenter Interactionアプリケーションで使用できます。
これらの機能および他のWebCenterコンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド』のWebCenter Portalコンポーネントの使用開始に関する項、およびOracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドを参照してください。
これらの新機能を利用するには、必要なWebCenterコンポーネントをインストールすることでドメインを拡張する必要があります。次のそれぞのドメインに対する拡張の情報を参照してください。
単純なトポロジの場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド』の既存ドメインの拡張に関する項を参照してください。
クラスタ環境または分散環境の場合は、次を参照してください。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』のWebCenterコンポーネントのドメインの拡張に関する章
『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のOracle ADFおよびWebCenterアプリケーションの高可用性の構成に関する章
ドメインを拡張する前に、次を実行する必要があります。
実際の環境で使用する製品およびトポロジを決定します。
ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを確認するには、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middlewareシステム要件と仕様:
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
このドキュメントには、ハードウェアとソフトウェアの要件、最小ディスク領域とメモリーの要件、データベース・スキーマの要件、および必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチに関する情報が記載されています。
Oracle Fusion Middlewareサポートされるシステム構成:
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
このページには、現在リリースされている製品や以前にリリースされた製品の動作保証に関する様々なドキュメントがあります。Oracle Fusion Middleware 11gR1システム要件とサポートされるプラットフォームというドキュメントには、サポートされる32ビットおよび64ビット・オペレーティング・システム、データベース、Webサーバー、LDAPサーバー、アダプタ、IPv6、JDK、およびサード・パーティ製品の動作保証に関する情報が記載されています。
Oracle Fusion Middleware相互運用性および互換性ガイド
このドキュメントには、Oracle Fusion Middleware 11g製品のインストールまたはアップグレードで生じる可能性のある、互換性または相互運用性の問題について記載されています。
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して、必要なすべてのスキーマをインストールします。
分析およびアクティビティ・グラフでは、ACTIVITES
スキーマが必要です。WebCenterサービス・ポートレットには、MDS
、WEBCENTER
およびPORTLET
の3つの追加スキーマが必要です。これらのスキーマは、それぞれデータ・ソースmds-ServicesProducerDS
、WC-ServicesProducerDS
およびPortlet-ServicesProducerDS
にマップする必要があります。ページレット・プロデューサまたはパーソナライズ・サーバーでは、追加のスキーマは不要です。
必要なWebCenterスキーマの詳細は、Oracle WebCenterスキーマに関する項を参照し、RCUによるスキーマのインストール方法の詳細は、リポジトリ作成ユーティリティの入手と実行に関する項を参照してください。これらのトピックは、どちらも『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』にあります。
Oracle WebCenter Portal: Frameworkは、ページ・ナビゲーションやページ階層などの様々な新機能をサポートしています。新機能を使用する場合に、リリース11.1.1.2.0から11.1.1.3.0カスタム・アプリケーションへのポータル・コンポーネントを含む移行に推奨されるベスト・プラクティスは、WebCenter Portal - Framework Application
テンプレートを使用して、新規リリース11.1.1.7.0フレームワーク・アプリケーションを作成し、次にコンテンツ、構成、ロジックを前のアプリケーション(11.1.1.2.0または11.1.1.3.0)から新しいフレームワーク・アプリケーションに手動で移行することです。フレームワーク・アプリケーションへの機能追加の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイドを参照してください。