この項では、リリース11.1.1.7.0のパッチのインストールの完了後に実行する手動のタスクについて説明します。該当する製品が使用されていない可能性があるため、これらのタスクの一部が環境に適用されない場合があります。
注意: この章で説明するパッチ的用語の手順は、すべての環境またはアップグレード・パスで必要になるわけではありません。開始点のリリースの表を参照し、既存の環境に対して該当するタスクを判断してください。 |
この章では、次の項目について説明します。
表5-1に、既存のリリース11.1.1.2.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-1 開始点がリリース11.1.1.2.0である場合のパッチ適用後のタスク
表5-2に、既存のリリース11.1.1.3.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-2 開始点がリリース11.1.1.3.0である場合のパッチ適用後のタスク
表5-3に、既存のリリース11.1.1.4.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-3 開始点がリリース11.1.1.4.0である場合のパッチ適用後のタスク
表5-4に、既存のリリース11.1.1.5.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-4 開始点がリリース11.1.1.5.0である場合のパッチ適用後のタスク
表5-5に、既存のリリース11.1.1.6.0環境に応じて、場合によって必要となるパッチ適用後のタスクをまとめてあります。表で該当する製品領域を見つけ、手順についてドキュメントのリンクを参照してください。
表5-5 開始点がリリース11.1.1.6.0である場合のパッチ適用後のタスク
システム・コンポーネントは、Javaアプリケーションとしてデプロイされない管理可能なプロセスです。システム・コンポーネントは、Oracle Process Manager and Notification(OPMN)で管理されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの主要概念の概要に関する項を参照してください。
Oracle Identity Managementコンポーネントのパッチ適用後の手順は、第5.7項「Oracle Identity Managementコンポーネントのパッチ適用後のタスク」で説明しています。
Oracle Fusion Middlewareシステム・コンポーネントには、次のようなものがあります。
Oracle HTTP ServerおよびOracle Web Cacheなど、Oracle Web Tierに含まれている製品。
Oracle Virtual DirectoryおよびOracle Internet Directoryなど、Oracle Identity Managementに含まれている製品。
Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererに含まれている製品。
BI Server、BI SchedulerおよびBI Presentation Servicesなど、Oracle Business Intelligenceに含まれている製品。
Oracle Data Integratorに含まれている製品。
これらのコンポーネントの1つ以上にパッチを適用した場合は、この項のタスクを実行する必要があります。システム・コンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの主要概念の概要に関する項を参照してください。
次のタスクを実行する必要があります。
この手順は、WebLogicドメインと関連付けられているすべてのシステム・コンポーネントに対して必須です。場合によっては(たとえば、Oracle Web TierおよびOracle Internet Directoryの場合)、ドメインと関連付けられていないシステム・コンポーネントの作成を選択できます。その場合は、この手順を実行する必要はありません。
WebLogicのドメインに関連付けられているシステム・コンポーネント・ソフトウェアにパッチを適用したら、ORACLE_HOME
/opmn/bin/upgradenonj2eeapp.sh
スクリプト(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_HOME
\opmn\bin\upgradenonj2eeapp.bat
スクリプト(Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行して、システム・コンポーネントを更新する必要があります。
このスクリプトを実行する前に、次の点を確認してください。
管理サーバーが起動されて、実行中であること。
ORACLE_HOME
環境変数が製品のOracleホーム・ディレクトリに設定されていること。
インスタンスのホームにあるbin
ディレクトリのOPMNインスタンスが起動されて実行中であること。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd INSTANCE_HOME/bin
./opmnctl start
Windowsオペレーティング・システムの場合
cd INSTANCE_HOME\bin
opmnctl start
このスクリプトをUNIXオペレーティング・システムで実行するには:
cd ORACLE_HOME/opmn/bin ./upgradenonj2eeapp.sh -oracleInstance Instance_Home_Location -adminHost WebLogic_Server_Host_Name -adminPort administration_server_port_number -adminUsername administration_server_user
Windowsオペレーティング・システムの場合
cd ORACLE_HOME\opmn\bin upgradenonj2eeapp.bat -oracleInstance Instance_Home_Location -adminHost WebLogic_Server_Host_Name -adminPort administration_server_port_number -adminUsername administration_server_user
トラブルシューティング
upgradenonj2eeapp
スクリプトの実行中にCommand failed: NonJ2EEManagement Application deployment failed
エラーが発生した場合、次の手順を実行して問題を診断し、修正します。
provisioning.logを確認し、障害の根本的な原因を特定します。このログ・ファイルは次のディレクトリにあります。
MW_HOME/instances/myinstance/diagnostics/logs/OPMN/opmn
障害の根本的原因がロックの問題の場合は、残りの手順を続行します。
エラーの原因がロック障害ではない場合、手順5に示すとおり、単にインスタンスを再デプロイして登録します。
Oracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。
http://localhost:7001/console
「チェンジ・センター」に移動し、「構成の解放」をクリックします。
構成上のロックは削除されますが、インスタンスのデプロイと再登録も必要な場合があります。
前述のとおりupgradenonj2eeapp
スクリプトを再開し、provisioning.logを確認します。
instance1の登録に失敗しました。管理サーバーには存在しません。の記述がある場合は、次の手順を続行します。
次の例に示すとおり、インスタンスを再デプロイおよび登録します。使用している環境のディレクトリ・パスとインスタンス名を使用してください。
./opmnctl redeploy -oracleInstance /Middleware/instances/instance1 -adminHost localhost -adminPort 7001 -adminUsername weblogic
Command requires login to weblogic admin server (localhost):
Username: weblogic
Password:
./opmnctl registerinstance Command requires login to weblogic admin server (localhost): Username: weblogic Password:
前述のとおり、upgradenonj2eeapp
スクリプトを再開します。J2EEManagement.earおよび登録は正常にアップグレードされましたと表示されます。
Oracle Identity Manager、またはOracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererにパッチを適用する場合、正しいバージョンが表示されるようにするには、最新のパッチ・セットを適用してからemCCR
コマンドをいくつか実行する必要があります。emCCR
は、Oracle Configuration Managerによって、クライアント構成情報を収集してOracleリポジトリにアップロードするために使用されます。
ORACLE_HOME
\ccr\bin
ディレクトリに移動します。
ORACLE_CONFIG_HOME
環境変数を、Oracle Configuration Managerの含まれるインスタンス・ホームに設定します。
たとえば、Windowsオペレーティング・システムでは次のように実行します。
set ORACLE_CONFIG_HOME=C:\Oracle\Middleware\Instances\asinst_ocmoc
次に示すのは、UNIXオペレーティング・システムの例です。
setenv ORACLE_CONFIG_HOME /home/Oracle/Middleware/asinst_ocmoc
次のemCCR
コマンドを実行します。
emccr collect emccr status
Oracle ReportsまたはOracle Portalをドメイン内に構成してあり、最新のパッチ・セットを適用した場合は、無効化パスワードを変更しようとすると、次のエラーが表示されます。
Error. Check logs for details. [OK].
ログ・ファイルportal_wls.log
およびwls_portal.out
に、次のエラーが見られます。
<Date and time> <Warning> <RMI> <BEA-080003>
<RuntimeException thrown by rmi server:
javax.management.remote.rmi.RMIConnectionImpl.invoke
(Ljavax.management.ObjectName;Ljava.lang.String;Ljava.rmi.MarshalledObject;[Ljava.lang.String;Ljavax.security.auth.Subject;)
javax.management.RuntimeErrorException:
oracle.jdbc.driver.T2CConnection.getLibraryVersionNumber()I.javax.management.RuntimeErrorException:
oracle.jdbc.driver.T2CConnection.getLibraryVersionNumber()I
at
oracle.as.jmx.framework.standardmbeans.spi.OracleStandardEmitterMBean.doInvoke(OracleStandardEmitterMBean.java:991)
at
oracle.adf.mbean.share.AdfMBeanInterceptor.internalInvoke(AdfMBeanInterceptor.java:104)
at
oracle.as.jmx.framework.generic.spi.interceptors.AbstractMBeanInterceptor.doInvoke(AbstractMBeanInterceptor.java:252)
....
Caused By: java.lang.UnsatisfiedLinkError:
oracle.jdbc.driver.T2CConnection.getLibraryVersionNumber()I
at oracle.jdbc.driver.T2CConnection.getLibraryVersionNumber(Native
Method)
at oracle.jdbc.driver.T2CConnection$1.run(T2CConnection.java:3537)
at java.security.AccessController.doPrivileged(Native Method)
at oracle.jdbc.driver.T2CConnection.loadNativeLibrary
(T2CConnection.java:3532)
....
これらのJDBCエラー・メッセージが表示されないようにするには、次の手順を実行する必要があります。
DOMAIN_HOME
内のbin
ディレクトリに移動します。
setDomainEnv.sh
ファイル(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはsetDomainEnv.cmd
ファイル(Windowsオペレーティング・システムの場合)を編集して、EXT_PRE_CLASSPATH
を検索します。
定義を変更して、次のようになるようにします。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
EXT_PRE_CLASSPATH=$ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc6.jar export EXT_PRE_CLASSPATH
例:
if [ "${EXT_PRE_CLASSPATH}" != "" ] ; then if [ "${PRE_CLASSPATH}" != "" ] ; then EXT_PRE_CLASSPATH=$ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc6.jar // add this line export EXT_PRE_CLASSPATH // add this line PRE_CLASSPATH="${EXT_PRE_CLASSPATH}${CLASSPATHSEP}${PRE_CLASSPATH}" export PRE_CLASSPATH else EXT_PRE_CLASSPATH=$ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc6.jar // add this line export EXT_PRE_CLASSPATH // add this line PRE_CLASSPATH="${EXT_PRE_CLASSPATH}" export PRE_CLASSPATH fi fi
Windowsオペレーティング・システムの場合
if NOT "%EXT_PRE_CLASSPATH%"=="" ( if NOT "%PRE_CLASSPATH%"=="" ( set EXT_PRE_CLASSPATH=%ORACLE_HOME%\jdbc\lib\ojdbc6.jar // add this line set PRE_CLASSPATH=%EXT_PRE_CLASSPATH%;%PRE_CLASSPATH% ) else ( set EXT_PRE_CLASSPATH=%ORACLE_HOME%\jdbc\lib\ojdbc6.jar // add this line set PRE_CLASSPATH=%EXT_PRE_CLASSPATH% ) )
ポータル管理対象サーバーを再起動します。
Oracle Internet Directoryスキーマが11gリリース1(11.1.1.6.0)より前のバージョンのインストール時に作成されたものである場合、Oracle Internet Directoryに100万件を超えるエントリを追加するには、OLTS_CT_STORE
およびOLTS_ATTRSTORE
表領域にデータファイルを追加する必要があります。この手順は、bulkload
またはldapadd
操作の前に実行します。
詳細は、Oracle Database管理者ガイドのデータファイルの作成および表領域への追加に関する項を参照してください。
upgradeOpss()
コマンドは、ブートストラップ・ウォレットにすでにある暗号化鍵に対する、BASE64エンコードされた新しいキーです。このキーは、OBI CベースのコードがDB資格証明ストアにアクセスする場合に必要です。このオプションのコマンドは、バージョン11.1.1.4.0、11.1.1.5.0または11.1.1.6.0から開始する場合に役立ちます。この手順を実行していない場合、11.1.1.7.0.ではOBIがDBベースの資格証明ストアにアクセスできなくなります。
JSEモードでのOPSS実行の詳細は、Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイドのDBベースのOPSSセキュリティ・ストアの構成に関する項を参照してください。
動的監査メタデータ・モデルをJavaSEモードで実行するOPSSの監査サービスで使用可能にするには、upgradeOpss()
コマンドを使用して、追加の監査サービス・プロパティでjps-config-jse.xmlを変更します。このオプションのコマンドは、バージョン11.1.1.4.0、11.1.1.5.0または11.1.1.6.0から開始する場合に役立ちます。この手順を実行しない場合、新しいメタデータ・モデルで監査サービスに登録されている11.1.1.7.0のコンポーネントでは、JSEモードの監査サービスが表示されません。
JSEモードでのOPSSの実行の詳細は、Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイドのJava SEアプリケーションでのポリシーおよび資格証明ストアの構成に関する項を参照してくだささい。
リリース11.1.1.7.0では、新しいダンプ・サンプリング機能が診断フレームワークに追加されています。このオプションの機能を有効にするには、次のWLSTコマンドを管理サーバーへの接続中に実行する必要があります。
wlst.sh <ORACLE_HOME>/common/scripts/wlst/upgradeDFWConfig.py --adminuser <admin user name> --password <admin password> --adminurl <admin url>
このオプションのパッチ適用後の手順では、Batik SVGライブラリをADF View JRFクラスパス、およびApache JARをアプリケーション・クラスパスに追加することによって、treemapやsunburstなどの特定のDVTコンポーネントの印刷しやすいレンダリングが可能になります。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework管理者ガイド』のupdateADFLibraryに関する項を参照してください。
この項では、Oracle Internet Directory、Oracle Directory Integration Platform、Oracle Virtual Directory、Oracle Directory Services Manager、Oracle Identity Federationなど、Oracle Identity Managementに含まれる製品のパッチ適用後のタスクについて説明します。
Oracle Identity Managerを前のリリースから11.1.1.7.0にアップグレードし、ポリシー評価に関するスケジュール済ジョブを使用する場合、既存の環境にパッチを適用した後、このジョブを有効化して実行する必要があります。Oracle Identity Manager 11.1.1.7.0では、ポリシー評価に関するスケジュール済ジョブはデフォルトで無効に設定されているため、ジョブを正常に実行できません。また、この頻度を10分に設定することを検討します。
ポリシー評価に関するスケジュール済ジョブを有効化する手順は次のとおりです。
適切な資格証明を使用してOracle Identity Administrationにログインします。
「システム管理」タブをクリックし、次に「スケジューラ」をクリックします。あるいは、「ようこそ」画面で「スケジュール済ジョブの検索」リンクをクリックします。
左側のペインの検索結果表で、「ポリシーの評価」
をクリックし、「有効化」を選択します。ジョブが正常に有効化されたことを示すメッセージが表示されます。
「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
スケジュール済ジョブの頻度を変更する手順は次のとおりです。
適切な資格証明を使用してOracle Identity Administrationにログインします。
「システム管理」タブをクリックし、次に「スケジューラ」をクリックします。あるいは、「ようこそ」画面で「スケジュール済ジョブの検索」リンクをクリックします。
検索結果表の「ジョブ名」列で「ポリシーの評価」
をクリックします。
「ジョブの詳細」ページに移動し、-mins
フィールドに10
を入力します。これによって、ジョブの実行が10分おきにトリガーされます。
注意: どのスケジュール・タイプでも、ジョブを保存してすぐに実行する場合は、「保存して即時実行」をクリックします。 ジョブが正常に作成されトリガーされたことを確認するメッセージが表示されます。 |
パッチ適用後のORACLE_IDM_HOMEでOracle Identity Managementを更新する場合は、oidRoot.sh
を実行するよう2回指示されます。2回とも「はい」と回答すると、oidRoot.sh
が通常通り実行されます。ルート権限を変更する必要がある場合は変更されます。
Oracle Identity Federationには、Oracle Identity Federation構成ファイルの新しいプロパティ定義を必要とする新機能およびバグ修正が導入されています。これらの新たなプロパティで提供される機能を利用する場合は、次のWLSTスクリプトのいずれかを実行する必要があります。
次の場合、oif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.7.0.py
スクリプトを実行します。
ソフトウェアを11.1.1.2.0または11.1.1.3.0から11.1.1.7.0に更新する場合
既存の11.1.1.4.0または11.1.1.5.0のインストールで、oif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.4.0.py
スクリプトを事前に実行していない場合。
ソフトウェアを11.1.1.4.0または11.1.1.5.0から11.1.1.7.0に更新する場合は、oif-upgrade-11.1.1.4.0-11.1.1.7.0.py
スクリプトを実行します。
ソフトウェアを11.1.1.6.0から11.1.1.7.0に更新する場合は、oif-upgrade-11.1.1.6.0-11.1.1.7.0.py
スクリプトを実行します。
スクリプトを実行する場合の手順は次のとおりです。
Linuxオペレーティング・システムでは、bash
コマンドを入力します。
bash
DOMAIN_HOME
変数をOracle Identity Federationのドメイン・ホームの場所に設定します。
ORACLE_HOME
変数をOracle Identity FederationのOracleホームの場所に設定します。
setOIFEnv
スクリプトを実行します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
bash export DOMAIN_HOME=full_path_to_domain_home_directory source ORACLE_HOME/fed/scripts/setOIFEnv.sh
Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd ORACLE_HOME\fed\scripts
setOIFEnv.cmd
oif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.7.0.py
、oif-upgrade-11.1.1.4.0-11.1.1.7.0.py
またはoif-upgrade-11.1.1.6.0-11.1.1.7.0.py
スクリプトを実行します。
たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合は、次のように指定します。
cd ORACLE_HOME/fed/scripts
java weblogic.WLST oif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.7.0.py
Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd ORACLE_HOME\fed\scripts
java weblogic.WLST oif-upgrade-11.1.1.4.0-11.1.1.7.0.py
WebLogic Server管理者の資格証明(ユーザー名とパスワード)、およびOracle Identity Federationが稼働している管理対象サーバーの場所を入力するように求められます。ドメインに管理対象サーバーが複数ある場合でも、この入力が必要になるのは1つの管理対象サーバーに対してのみです。
Oracle Identity Managementにパッチを適用して11.1.1.6.0より前のリリースから11gリリース1 (11.1.1.7.0)に更新する際、1つのネットワーク・アドレスでリスニングするマシンからデュアル・ネットワーク・アドレスでリスニングするマシンに構成を変更する場合は、パッチ適用後に次の操作を実行する必要があります。
ドメイン内のすべてのサーバーとインスタンスを停止します。
DOMAIN_HOME
/bin/setDomainEnv.sh
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
\bin\setDomainEnv.bat
スクリプト(Windowsオペレーティング・システムの場合)で、IPv6の値をfalseにリセットします。
ドメイン内のすべてのサーバーとインスタンスを再起動します。
既存のWebLogic Serverドメインを、次のタスクを実行することで更新する必要があります。
パッチを適用した環境では、サポート対象の最新のJDKバージョンをインストールしておく必要があります。パッチ・セットの最新の認定JDKバージョンは、http://www.oracle.com/technetwork/middleware/downloads/fmw-11gr1certmatrix.xls
のOracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件およびサポート対象のプラットフォームに関するドキュメントを参照してください。
最新のJDKは、Oracle Technology NetworkのOracleソフトウェアのダウンロード・ページ(http://www.oracle.com/technetwork/indexes/downloads/index.html
)でアクセスできます。ダウンロードに同梱されているインストール手順に従います。
WebLogic Serverドメインごとに、WLSTコマンドupgradeJRF()
を実行して、ドメイン内の共有ライブラリを更新する必要があります。
注意: Oracle WebCenter Portalにパッチを適用する場合は、第6章「Oracle WebCenter Portalのパッチ適用」に記述されている指示に従えば、このコマンドを実行する必要はありません。 |
ドメイン内で実行されているインスタンス、管理対象サーバー、管理サーバーおよびノード・マネージャをすべて停止します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の「Oracle Fusion Middlewareの起動と停止」を参照してください。
WLSTを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd oracle_common/common/bin ./wlst.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合
cd oracle_common\common\bin wlst.cmd
更新するドメインごとに、管理サーバーが配置されているノードまたはシステムに対して、upgradeJRF()
コマンドを実行します。ドメインの場所はパラメータとして渡されます。
wlst> upgradeJRF('/DOMAIN_HOME')
注意: このコマンドを実行すると、
|
WebLogic Serverドメインごとに、WLSTコマンドupgradeOpss()
を実行し、system-jazn-data
ファイルを使用して、前のリリースの構成およびストアからリリース11.1.1.7.0の構成およびストアに更新する必要があります。
注意: 11.1.1.7.0に対して |
構成およびストアの更新の詳細は、Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイドのファイルベースのポリシーおよび資格証明ストアの構成に関する項を参照してください。
注意: Oracle WebCenter Portalにパッチを適用する場合は、第6章「Oracle WebCenter Portalのパッチ適用」に記述されている指示に従えば、このスクリプトを実行する必要はありません。 |
WS-AtomicTransactionは、Oracle Fusion Middlewareリリース11.1.1.3.0で導入されたWebサービス機能です。まだリリース11.1.1.2.0のドメインをアップグレードする場合は、次の手順を実行して、WS-AtomicTransactionを有効化しておく必要があります。
次のファイルを編集します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/policy-accessor-config.xml
Windowsオペレーティング・システムの場合
DOMAIN_HOME\config\fmwconfig\policy-accessor-config.xml
Interceptorsセクションで、次のXMLコードを追加します。
<interceptor name="ClientWSATInterceptor" class="oracle.j2ee.ws.client.transaction.ClientWSATInterceptor" category="transaction" /> <interceptor name="ServerWSATInterceptor" class="oracle.j2ee.ws.server.transaction.ServerWSATInterceptor" category="transaction" />
Interceptor Chainsセクションでは次のようにします。
SOAPServiceBindingInterceptorChain
の既存のエントリで、Context InterceptorとRM Interceptorの間に<interceptor-ref name="ServerWSATInterceptor"/>
を追加する必要があります。例:
<interceptor-chain name="SOAPServiceBindingInterceptorChain" @ class="oracle.integration.platform.common.SOAPBindingInterceptorChain"> <interceptor-ref name="MTOMInterceptor"/> <interceptor-ref name="BindingSecurityInterceptor"/> <interceptor-ref name="ServerAddressingInterceptor"/> <interceptor-ref name="MEXInterceptor"/> <interceptor-ref name="WSRMServerInterceptor"/> <interceptor-ref name="ServerWSATInterceptor"/> <interceptor-ref name="ContextInterceptor"/> <interceptor-ref name="BindingManagementInterceptor"/> </interceptor-chain>
SOAPReferenceBindingInterceptorChain
の既存のエントリで、Context InterceptorとRM Interceptorの間に<interceptor-ref name="ClientWSATInterceptor"/>
を追加する必要があります。例:
<interceptor-chain name="SOAPReferenceBindingInterceptorChain" @ class="oracle.integration.platform.common.SOAPBindingInterceptorChain"> <interceptor-ref name="BindingManagementInterceptor"/> <interceptor-ref name="ContextInterceptor"/> <interceptor-ref name="ClientWSATInterceptor"/> <interceptor-ref name="WSRMClientInterceptor"/> <interceptor-ref name="ClientAddressingInterceptor"/> <interceptor-ref name="BindingSecurityInterceptor"/> <interceptor-ref name="MTOMInterceptor"/> </interceptor-chain>
既存の11g Oracle WebLogicドメインをリリース11.1.1.7.0にアップグレードする場合は、パフォーマンスを最適化するために、setDomainEnv
ファイルで次の変更を行うことをお薦めします。
if [ "${JAVA_USE_64BIT}" = "true" ] ; then if [ "${JAVA_VENDOR}" = "Oracle" ] ; then EXTRA_JAVA_PROPERTIES="-XXcompressedRefs:enable=TRUE ${EXTRA_JAVA_PROPERTIES}" export EXTRA_JAVA_PROPERTIES fi fi if [ "${JAVA_VENDOR}" = "Oracle" ] ; then EXTRA_JAVA_PROPERTIES="-XX:+UseLargePagesForHeap ${EXTRA_JAVA_PROPERTIES}" export EXTRA_JAVA_PROPERTIES fi EXTRA_JAVA_PROPERTIES="-Djps.auth.debug=false ${EXTRA_JAVA_PROPERTIES}" export EXTRA_JAVA_PROPERTIES
適用可能なEXTRA_JAVA_PROPERTIES
の説明は次にあります:
表5-6 EXTRA_JAVA_PROPERTIESのパラメータの説明
プロパティ | 説明 |
---|---|
|
このオプションは、圧縮参照の使用を制御し、ヒープに格納されるすべてのポインタを32ビットに制限します。圧縮参照を使用することで、Javaヒープ・リソースの使用量が削減され、メモリー・バスで転送されるデータも少なくなるため、パフォーマンスが向上します。このオプションによってヒープ上の領域も解放されます。
|
|
このオプションにより、JVMのJavaヒープおよびコードに対する大容量ページの使用が可能になります(使用可能な場合)。大容量ページにより、アプリケーションでは、プロセッサ内の変換索引バッファ(TLB)をより効率的に使用できるようになります。 このオプションはJRockit JVMに適用可能です。 |
|
このオプションは、JPSデバッグがオフになっていることを確認するために使用されます。 このオプションは、すべてのJVMタイプに適用可能です。 |
WebLogic Serverのセキュリティ変更のため、WebLogic Serverの直前にmod_wl_ohsなどのプロキシ・モジュールを実行する場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerにおけるWebサーバー1.1プラグインの使用』で説明されている手順を実行する必要があります。
また、Webサーバーおよびプラグインの直前にデプロイされたロード・バランサやその他のソフトウェアがSSL終了ポイントであり、その製品でクライアントがSSLを使用して接続するかどうかに応じてWL-Proxy-SSLリクエスト・ヘッダーがtrueまたはfalseに設定される場合、WLProxySSLおよびWLProxySSLPassThroughパラメータは、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerにおけるWebサーバー1.1プラグインの使用』のWebサーバー・プラグインのパラメータに関する説明のとおり構成できます
この項には、Oracle SOA Suiteのパッチ適用の完了に関する次の項目が含まれています。
Oracle Fusion Middlewareデータベース内のデータの量が非常に多くなった場合、データベースの保守が困難になり、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1.4.0以降)に用意されている一連のツールを使用すると、不要なデータをOracle Fusion Middlewareからパージしやすくなります。
Oracle Fusion Middlewareの新規ユーザーがリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して最新のOracle SOA Suiteスキーマをインストールすると、Oracle SOA Suiteのパージ・スクリプトで要求されるストアド・プロシージャがデータベースに自動的にインストールされます。
ただし、実行しているOracle Fusion Middleware 11gがリリース1(11.1.1.2.0)またはリリース1(11.1.1.3.0)の場合は、これらのストアド・プロシージャは自動的にはインストールされません。そのため、パッチ・セット・アシスタントを実行してOracle SOA Suiteスキーマを最新のバージョンに更新した後で、次の手順を使用して、必要なデータベース・オブジェクトを手動でインストールする必要があります。この手順は、Oracle SOA Suite 11g リリース1(11.1.1.4.0以降)に用意されているパージ機能を使用する場合に必要です。
最新のOracle Fusion Middleware 11gのリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)ソフトウェアのアーカイブを見つけてダウンロードし、解凍します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のRCUの入手に関する項を参照してください。
RCUソフトウェアを解凍するディレクトリをRCU_HOME
ディレクトリと呼びます。
SOAINFRAスキーマを所有するデータベース・ユーザーを使用してOracle SOA Suiteスキーマがインストールされているデータベースに、SQLPlusを使用して接続します。
次のスクリプトを実行して、Oracle SOA Suiteデータのパージに必要なデータベース・オブジェクトをロードします。
RCU_HOME/rcu/integration/soainfra/sql/soa_purge/soa_purge_scripts.sql
次のスクリプトを実行して、データベース内のOracle SOA Suiteデータの検証に必要なデータベース・オブジェクトをロードします。
RCU_HOME/rcu/integration/soainfra/sql/verify/soa_verify_scripts.sql
詳細は、提供されているSQLスクリプトを使用してデータベース・オブジェクトをロードした後、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のデータベース拡大の管理に関する項を参照してください。
この手動手順を実行する必要があるのは次の場合です。
前のSOAリリースからアップグレードする場合、最新バージョンのパッチ適用後、B2Bの「管理」タブが表示されない場合があります。
Oracle SOA Composerをリリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0からアップグレードする場合。最新バージョンにパッチを適用したら、SOA Composerのログイン画面が空白で表示される可能性があります。
Oracle BPM Workspaceをリリース11.1.1.3.0からアップグレードする場合。最新バージョンにパッチを適用したら、Oracle BPM Workspaceアプリケーションが起動しなくなります。
これらの問題を解決するには、次を実行する必要があります。
すべてのサーバー(管理サーバーとすべての管理対象サーバー)を停止します。
DOMAIN_HOME
/servers/AdminServer
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
\servers\AdminServer
(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあるtmp
ディレクトリを削除します。
DOMAIN_HOME
/servers/soa_server1
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
\servers\soa_server1
(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあるtmp
ディレクトリを削除します。
SOAの管理対象サーバーの名前がsoa_server1
でない場合は、soa_server1
をSOAの管理対象サーバーの名前に置き換えます。
すべてのサーバーを停止します。
bpelRecoveryAlertDurationInDays
キーにより、「必須のBPELメッセージ・リカバリ」インライン警告メッセージの表示が、リカバリ可能なBPELメッセージが過去7日間で作成された場合のみに制限されます。7日間のデフォルト設定は変更できます。このプロパティは、-1などのマイナス値または0には設定できません。このような場合、キーではデフォルト値(7日間)が使用されます。
アラート・メッセージを無効にするには、bpelRecoveryStatus
キーを使用します。期間の値は、フロー・トレースのアラート・メッセージには適用されません。
Oracle SOAリリース11.1.1.4.0、5.0または6.0から最新リリースにアップグレードする場合、MAXRECOVERATTEMPT
属性(デフォルトは0)をゼロ以外の値に手動でリセットし、アクティビティのリカバリ可能メッセージを正しく表示する必要があります。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してこのシステムMBeanブラウザ・プロパティをリセットします。
次のいずれかのオプションを使用して、このページにアクセスします。
SOAインフラストラクチャのメニュー | ナビゲータのSOAフォルダ |
---|---|
|
|
「BPELサービス・エンジン・プロパティ」が表示されます。
「詳細BPEL構成プロパティ」をクリックします。
「属性」タブで、「MAXRECOVERATTEMPT」をクリックします。
「値」フィールドに2
を入力します。
「適用」をクリックします。
リリース11.1.1.3.0のOracle SOA Suiteのドメインに、(Oracle BAMとOracle BPMは構成されず)Oracle SOAのみが構成されている場合、または(Oracle BPMは構成されず)Oracle SOAとOracle BAMのみが構成されている場合は、soa-infra
アプリケーション(SOA Suiteインフラストラクチャの基礎となるロジックを含むWebLogic ServerのEARファイル)のデプロイメント・ステータスは「警告」となり、WebLogic Server管理コンソール内で見えます。この状態になったことが原因でサービスが失われたり低下することはありません。
注意: この手順は、リリース11.1.1.4.0ソフトウェアがリリース11.1.1.3.0から更新されている場合にのみ対象となります。リリース11.1.1.4.0がインストールして構成した唯一のバージョンである場合は、このタスクを実行する必要はありません。 |
この問題を解決するには、JMS接続ファクトリとトピックを次のように作成する必要があります。
WebLogic Server管理コンソールから、「ドメイン構造」→「JMSモジュール」→「SOAJMSModule」に移動し、次のオブジェクトを追加します。
jms/bpm/PeopleQueryConnectionFactory
jms/bpm/CubeCommandXAConnectionFactory
jms/bpm/PeopleQueryConnectionFactory
jms/bpm/MeasurementTopic
jms/bpm/PeopleQueryTopic
追加のパッチ適用後タスクを完了します。
WebLogic Serverおよび管理コンソールを再起動します。
ポリシー・ストアを更新して新しいコード・ソース権限を追加するには、SOA Oracleホーム内のbin
ディレクトリからbpm-ps6-upgrade.py
スクリプトを実行します。開始バージョンが11.1.1.5.0または11.1.1.6.0の場合は、このスクリプトを実行する必要はありません。
注意: このスクリプトは、WLSTオンライン・スクリプトとして実行する必要があります。このスクリプトを実行する前に、管理サーバーと管理対象サーバーが起動し稼働中であることを確認してください。 |
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd SOA_ORACLE_HOME/bin
../common/bin/wlst.sh bpm-ps6-upgrade.py
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd SOA_ORACLE_HOME\bin
..\common\bin\wlst.cmd bpm-ps6-upgrade.py
このコマンドを実行すると、次の情報を入力するプロンプトが表示されます。
Oracle BPMドメインの管理者ユーザー名。
Oracle BPMドメインの管理者パスワード。
WebLogic Server/Oracle BPMドメインがインストールされているホスト名と管理サーバーのリスニング・ポート番号。これは次の書式で指定する必要があります。
t3://host:port
スクリプトの完了後、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle WebLogic Serverインスタンスの開始および停止に関する項の説明に従って、すべてのサーバーを停止し、再起動します。
ポリシー・ストアを更新し、共有ライブラリをデプロイするには、soa-upgrade.py
WLSTスクリプトを実行します。これにより、次が実行されます。
ポリシー・ストアのsoa-infra
アプリケーション・ストライプ内に新しいロール付与とポリシー付与を追加します。
oracle.soa.worklist.webapp
共有ライブラリをSOAドメインにデプロイします。
SOA Oracleホーム内のbin
ディレクトリからsoa-upgrade.py
スクリプトを実行する必要があります。soa-upgrade.py
スクリプトの構文は次のとおりです。
注意: このスクリプトは、WLSTオンライン・スクリプトとして実行する必要があります。 リリース11.1.1.4.0以前からアップグレードする場合は、このスクリプトの実行前に稼動しているサーバーが管理サーバーのみであることを確認します。その他の管理対象サーバーは停止している必要があります。 他のすべての旧リリースからアップグレードする場合は、このスクリプトを実行する前に、管理サーバーと他のすべての管理対象サーバーが稼動していることを確認します。 |
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd SOA_ORACLE_HOME/bin ../common/bin/wlst.sh soa-upgrade.py --targetList list_of_SOA_servers_or_migratable_targets
Windowsオペレーティング・システムでは、同じディレクトリからwlst.cmd
を実行します。
cd SOA_ORACLE_HOME\bin ..\common\bin\wlst.cmd soa-upgrade.py --targetList list_of_SOA_servers_or_migratable_targets
このコマンドを実行すると、次の情報を入力するプロンプトが表示されます。
Oracle SOAドメインの管理者ユーザー名。
Oracle SOAドメインの管理者パスワード。
WebLogic Server/Oracle SOAドメインがインストールされているホスト名と管理サーバーのリスニング・ポート番号。これは次の書式で指定する必要があります。
t3://host:port
このコマンドを実行したら、すべてのサーバーを停止して再起動します。
現在Oracle BAMとOracle Data Integrator(ODI)の統合を使用している場合は、ソフトウェアにパッチを適用した後に、インストール・スクリプトを再実行してODIクライアントを更新する必要があります。
ODIによって使用されるOracle BAMインタフェースは、リリース間でいくつかの変更が加えられており、すべてのODIクライアント・エンドポイントで更新が必要です。この手動の手順は、BAM-ODI統合が構成されているドメインに対してのみ必要です。
そのようなドメインそれぞれに対して、SOA_ORACLE_HOME
/bam/bin/bam_odi_configuration.sh
スクリプト(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはSOA_ORACLE_HOME
\bam\bin\bam_odi_configuration.bat
スクリプト(Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行する必要があります。PATCH
コマンドライン・パラメータを使用して、Oracle BAMアーティファクトをコピーします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』のOracle BAMとOracle Data Integratorの使用に関する項を参照してください。
ODIとOracle BAMサーバーが異なるネットワークのホストにインストールされている場合、またはなんらかの理由で現在の環境でスクリプトを使用できない場合は、手動で次のように実行し、ODIクライアントを更新する必要があります。
Oracle BAMが下にインストールされているMiddlewareホーム・ディレクトリを使用して、wlfullclient.jar
ファイルを生成します。その手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverスタンドアロン・クライアントのプログラミング』のWebLogic JarBuilderツールの使用方法に関する項に記載されています。
ODI_ORACLE_HOME
/lib/weblogic
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはODI_ORACLE_HOME
\lib\weblogic
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にwlfullclient.jar
をコピーします。
ODI Oracleホームのlib
ディレクトリに次のOracle BAM .jar
ファイルをコピーします。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
SOA_ORACLE_HOME/bam/modules/oracle.bam_11.1.1/oracle-bam-common.jar SOA_ORACLE_HOME/bam/modules/oracle.bam_11.1.1/oracle-bam-etl.jar SOA_ORACLE_HOME/bam/modules/oracle.bam_11.1.1/oracle-bam-adc-ejb.jar SOA_ORACLE_HOME/bam/modules/oracle.bam.thirdparty_11.1.1/commons-codec-1.3.jar SOA_ORACLE_HOME/bam/modules/oracle.bam.thirdparty_11.1.1/xstream-1.3.1.jar oracle_common/modules/oracle.odl_11.1.1/ojdl.jar oracle_common/modules/oracle.jps_11.1.1/jps-api.jar oracle_common/modules/oracle.dms_11.1.1/dms.jar oracle_common/modules/org.jaxen_1.1.1.jar
Windowsオペレーティング・システムの場合
SOA_ORACLE_HOME\bam\modules\oracle.bam_11.1.1\oracle-bam-common.jar SOA_ORACLE_HOME\bam\modules\oracle.bam_11.1.1\oracle-bam-etl.jar SOA_ORACLE_HOME\bam\modules\oracle.bam_11.1.1\oracle-bam-adc-ejb.jar SOA_ORACLE_HOME\bam\modules\oracle.bam.thirdparty_11.1.1\commons-codec-1.3.jar SOA_ORACLE_HOME\bam\modules\oracle.bam.thirdparty_11.1.1\xstream-1.3.1.jar oracle_common\modules\oracle.odl_11.1.1\ojdl.jar oracle_common\modules\oracle.jps_11.1.1\jps-api.jar oracle_common\modules\oracle.dms_11.1.1\dms.jar oracle_common\modules\org.jaxen_1.1.1.jar
SOA_ORACLE_HOME
/bam/ODI/knowledge_modules
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはSOA_ORACLE_HOME
\bam\ODI\knowledge_modules
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)からODI_HOME
/lib
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはODI_HOME
\lib
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に、次のOracle BAMナレッジ・モジュールをコピーします。
KM_CKM Get Oracle BAM Metadata.xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (delete).xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (insert).xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (looksert natural).xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (looksert surrogate).xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (update).xml KM_IKM SQL to Oracle BAM (upsert).xml KM_LKM Get Source Metadata.xml KM_LKM Oracle BAM to SQL.xml KM_RKM Oracle BAM.xml
次のODI_HOME
構成ファイルをバックアップします。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
ODI_HOME/lib/bam_odi.logging.properties ODI_HOME/lib/config/BAMODIConfig.xml
Windowsオペレーティング・システムの場合
ODI_HOME\lib\bam_odi.logging.properties ODI_HOME\lib\config/BAMODIConfig.xml
SOA_ORACLE_HOME
/bam/ODI
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはSOA_ORACLE_HOME
\bam\ODI
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)からODI_ORACLE_HOME
ディレクトリに、新しいバージョンのODI構成ファイルを次のようにコピーします。
注意: パッチ・セットをインストールする前にODI構成ファイルを変更した場合は、SOA Oracleホームから新しい構成ファイルをコピーした後でこれらの変更を再度行う必要があります。 |
UNIXオペレーティング・システムの場合:
SOA_ORACLE_HOME/bam/ODI/config/bam_odi.logging.properties to ODI_HOME/lib/bam_odi.logging.properties SOA_ORACLE_HOME/bam/ODI/config/BAMODIConfig.xml to ODI_HOME/lib/config/BAMODIConfig.xml
Windowsオペレーティング・システムの場合
SOA_ORACLE_HOME\bam\ODI\config\bam_odi.logging.properties to ODI_HOME\lib\bam_odi.logging.properties SOA_ORACLE_HOME\bam\ODI\config\BAMODIConfig.xml to ODI_HOME\lib\config\BAMODIConfig.xml
この項の手順は、B2BサーバーがB2B EDIエンドポイントと統合されている環境で、カスタムのXEngine構成を使用している場合にのみ必要です。
そのような環境では、同じインストールで作成されたすべてのB2Bドメインが、次のディレクトリ内に格納されている単一のXEngine構成を共有します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
MW_HOME/SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs/XEngine
Windowsオペレーティング・システムの場合
MW_HOME\SOA_ORACLE_HOME\soa\thirdparty\edifecs\XEngine
XEngineのカスタマイズを保持するには:
Oracle SOA Suiteにパッチを適用する前に、次のディレクトリに格納されている内容をすべてバックアップします。
MW_HOME/SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs/XEngine
たとえば、UNIXオペレーティング・システムでは次のようになります。
cp -pr SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs/XEngine backup_location
インストーラを実行して、ソフトウェアを更新します。
次のディレクトリに格納されているXEngine ZIPファイルを解凍します。
MW_HOME/SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs/XEngine
たとえば、UNIXオペレーティング・システムでは次のようになります。
cd SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs
gunzip XEngine.tar.gz
tar -xvf XEngine.tar
バックアップの場所からカスタマイズ済の構成ファイルをリストアします。
たとえば、UNIXオペレーティング・システムでXERegistry.xml
ファイルを変更した場合は、次のように指定します。
cp backup_location/config/XERegistry.xml SOA_ORACLE_HOME/soa/thirdparty/edifecs/XEngine/config
この手順は、Oracle SOA Suiteをリリース11.1.1.2.0以前から最新リリースにアップグレードする際、IBM WebSphere MQをメッセージ転送/永続サービスに使用しているJMSメッセージにOracle JMSアダプタを利用してアクセスするコンポジットが開発およびデプロイされている場合に必要になります。
JMSアダプタ用に作成したアウトバウンド接続プール・エントリをTopics
とともに使用する場合は、次の追加の接続プロパティを使用して、それをアウトバウンド接続プール・エントリの接続ファクトリ・プロパティの終わりに追加する必要があります。
ThirdPartyJMSProvider=true
詳細は、『Oracle Fusion Middlewareテクノロジ・アダプタ・ユーザーズ・ガイド』のIBM WebSphere MQ JMSを使用したOracle JMSアダプタの構成に関する項を参照してください。
この手動の手順は、Oracle SOA Suiteをリリース11.1.1.6.0以前から最新リリースにアップグレードし、新しくユーザー・メッセージング・サービス(UMS)アダプタ機能を有効化する場合に必要です。
『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle WebLogic Serverインスタンスの開始および停止に関する項の説明に従って、すべての管理サーバーと管理対象サーバーを停止します。
『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるドメインの作成』のグラフィック・モードでの構成ウィザードの開始に関する項の説明に従って、Oracle WebLogic構成ウィザードを開始します。
構成ウィザードの「拡張ソースの選択」画面から「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」を選択し、「テンプレートの場所」フィールドでSOAアップグレード拡張テンプレートへの次のパスを指定します。
SOA_HOME/common/templates/applications/oracle.soa_template_111160_111170.jar
画面の残りを続行し、拡張を完了します。
『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の"Oracle WebLogic Serverインスタンスの開始および停止に関する項の説明に従って、管理サーバーおよび管理対象サーバーを再起動します。
この手動の手順は、Oracle SOA Suiteを11.1.1.6.0以前のバージョンから最新バージョンにアップグレードし、ケース管理やFrevvo Webフォームなど、新しいBPM機能を有効化する場合に必要です。
第5.9.11項「UMSアダプタ機能を含むSOAドメインの拡張」の説明に従い、SOAアップグレード・テンプレートを適用します。これは必須の前提条件です。
『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle WebLogic Serverインスタンスの開始および停止に関する項の説明に従って、すべての管理サーバーと管理対象サーバーを停止します。
『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるドメインの作成』のグラフィック・モードでの構成ウィザードの開始に関する項の説明に従って、Oracle WebLogic構成ウィザードを開始します。
構成ウィザードの「拡張ソースの選択」画面から「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」を選択し、「テンプレートの場所」フィールドでBPMアップグレード拡張テンプレートへの次のパスを指定します。
[SOA_HOME]/common/templates/applications/oracle.bpm_template_111160_111170.jar
画面の残りを続行し、拡張を完了します。
『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の"Oracle WebLogic Serverインスタンスの開始および停止に関する項の説明に従って、管理サーバーおよび管理対象サーバーを再起動します。
この項の内容は、次のとおりです。
Oracle WebCenter Contentソフトウェアを前のバージョンからリリース11.1.1.7.0に更新した後、この項に記載されている手順を手動で実行して、新たに分散されたライブラリの対象をOracle WebCenter Content: Imagingデプロイメントに設定する必要があります。これらの手順が実行されていないと、Oracle WebCenter Content: Imagingの管理対象サーバー(デフォルトでIPM_server1
)が起動しません。
Oracle WebLogic Serverが起動されていることを確認してから、次のようにしてOracle WebLogic Server管理コンソールを開きます。
http://administration_server_host:administration_server_port/console
本番システムでは、左側のナビゲーション・パネルの「チェンジ・センター」部分に進み、「ロックして編集」をクリックします。
次のようにして、Oracle Application Core Stubファイルをターゲットに指定します。
左側のナビゲーション・パネルの「ドメイン構造」部分で「デプロイメント」をクリックします。
「デプロイメント」表の上で、「インストール」ボタンをクリックします。
「パス」フィールドで、Oracle Application Core Stubファイルが格納されているディレクトリを参照します。
デフォルトの場所は、MW_HOME
/oracle_common/atgpf/modules/oracle.applcore.model_11.1.1
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME
\oracle_common\atgpf\modules\oracle.applcore.model_11.1.1
(Windowsオペレーティング・システムの場合)です。
oracle.applcore.model.stub.ear
ファイルを選択して「次へ」をクリックします。
「このデプロイメントをライブラリとしてインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。
デプロイメント・ターゲットとしてIPM_server1
を選択し、「次へ」をクリックします。
「終了」をクリックします。
次のようにして、BPMのOracle SOA Librariesファイルをターゲットに指定します。
注意: Oracle SOA Suiteがドメインの一部であるために |
左側のナビゲーション・パネルの「ドメイン構造」部分で「デプロイメント」をクリックします。
「デプロイメント」表の上で、「インストール」ボタンをクリックします。
「パス」フィールドで、Oracle SOA Librariesファイルが格納されているディレクトリを参照します。
デフォルトの場所は、ECM_ORACLE_HOME
/soa/modules/oracle.soa.workflow_11.1.1
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはECM_ORACLE_HOME
\soa\modules\oracle.soa.workflow_11.1.1
(Windowsオペレーティング・システムの場合)です。
oracle.soa.workflow.wc.jar
ファイルを選択して「次へ」をクリックします。
画面上部の「メッセージ」ボックスには、デプロイメントの解析中にエラーが発生したことを示すメッセージが表示されます。構成では、これはライブラリ・デプロイメントとして扱われます。これが予想される動作です。
デプロイメント・ターゲットとしてIPM_server1
を選択し、「次へ」をクリックします。
「終了」をクリックします。
本番システムでは、左側のナビゲーション・パネルの「チェンジ・センター」部分に進み、「変更のアクティブ化」をクリックします。
この変更を有効にするには、IPM管理対象サーバーのインスタンスを再起動する必要があります。
パッチ・セットによってインストールされたimaging.ear
ファイルを再デプロイします。
imaging.ear
ファイルは、インストーラによって次のディレクトリに保存されています。
ECM_ORACLE_HOME/ipm/lib/imaging.ear ECM_ORACLE_HOME\ipm\lib\imaging.ear
EARファイルを再デプロイするには、コマンドラインを使用するか、Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用できます。
管理コンソールからのEARファイルの再デプロイの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプのエンタープライズ・アプリケーションの更新(再デプロイ)に関する項を参照してください。
コマンドラインから、Oracle WebLogic Serverのdeployerコマンドを使用できます。次に例を示します。
java weblogic.Deployer -redeploy -name appName
ここで、appName
はconfig.xml
ファイルに定義されているEARファイルの名前です。
WLSTのredeploy()
コマンドを使用して再デプロイすることもできます。
redeploy("appName")
redeploy()
WLSTコマンドの詳細は、Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスのredeployに関する項を参照してください。
『Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタ管理者ガイド』で説明されているように、Oracle WebCenter Contentのアプリケーション・アダプタには、それぞれのERPシステム(EBSおよびPeopleSoft)にアダプタをインストールするための手動の手順が含まれています。前のリリースからリリース11.1.1.7.0に更新するには、これらのアダプタを再インストールする必要があります。
EBSアダプタを再インストールする手順は次のとおりです。
『Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタ管理者ガイド』のOracle E-Business Suite Formsのコンパイルに関する項に記述されている手順を実行して、AXF_CUSTOM.PLL
モジュールを更新します。
SSLのために構成する場合は、『Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタ管理者ガイド』のSSLのための統合の構成に関する項に記述されている手順を実行します。
PeopleSoftプロジェクトを再インポートするには、『Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタ管理者ガイド』のOracle PeopleSoftプロジェクトのインポートに関する項に記述されている手順(ステップ1 - 6)を実行します。
コンテンツ・サーバーでレコード管理機能を構成する場合は、WebCenter Content管理対象サーバーを含むドメインを作成した後、最初に起動する前に、レコード管理のためのレポート・ライブラリを構成する必要があります。このライブラリがない場合は、テンプレートをコンテンツ・サーバーにチェックインできません。
レコード管理用のレポート・ライブラリの構成の詳細は、『Oracle WebCenter Contentインストレーション・ガイド』のContent Serverでのレコード管理用のレポート・ライブラリの構成に関する項を参照してください。
この項の説明に従い、Oracle Service Busソフトウェアにパッチを適用した後で、Oracle Service Busリリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0のドメイン構成情報を最新リリースに更新します。
第5.11.2項「WebLogic Server 10.3.5でのOracle Service Busリリース11.1.1.7.0の使用」
第5.11.3項「WebLogic Server 10.3.6でのOracle Service Busリリース11.1.1.7.0の使用」
Oracle Service Busのドメイン構成情報を更新する手順は次のとおりです。
更新対象のドメインをすべて、バックアップして停止しておいてください。
更新対象のOracle Service Busドメインそれぞれの下でコマンド・ウィンドウを開き、DOMAIN_HOME
/bin/setDomainEnv.sh
コマンド(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
\bin\setDomainEnv.cmd
コマンド(Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行します。
コマンド・ウィンドウで、次のようにして、更新スクリプトが格納されているディレクトリに切り替えます。
OSB_ORACLE_HOME
/common/lib/upgrade
コマンドラインで、次のようにオペレーティング・システムごとのスクリプトを実行します。
(UNIX) java weblogic.WLST ./domainUpgrade.py (Windows) java weblogic.WLST domainUpgrade.py
Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1.7.0)では、Oracle WebLogic Serverのリリース10.3.5および10.3.6の両方がサポートされます。ただし、Oracle Service BusをOracle WebLogic Server 10.3.5ですでに構成しており、Oracle Service Bus IDEを使用するOracle Service Busを11gリリース1(11.1.1.7.0)に更新する場合は、Oracle WebLogic Serverもリリース10.3.6に更新する必要があります。Oracle Service Bus IDE 11gリリース1(11.1.1.7.0)環境では、Oracle WebLogic Server 10.3.5はサポートされません。
Oracle Service Busを11gリリース1(11.1.1.7.0)に更新する必要はあるが、Oracle WebLogic Serverのリリースは10.3.5のままにする場合は、次のファイルを手動で削除してOracle Service Bus IDEを無効化する必要があります。
(UNIX) MW_HOME/oepe_11.1.1.8.0/dropins/oracle.osb.ide.lnk (Windows) MW_HOME\oepe_11.1.1.8.0\dropins\oracle.osb.ide.lnk
Oracle WebLogic Server (バージョン10.3.6)をインストールし、Oracle Service Busを11gリリース1 (11.1.1.7.0)に更新してある場合、次のOracle Technology Networkサイトの「Oracle SOA製品およびOracle AIA Foundation Packの既知の問題」ページの説明に従って、必要なパッチをインストールする必要があります。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/docs/aiasoarelnotesps6-1866030.html
この項では、環境内でOracle Service Bus IDEを使用している場合に、Oracle Service Busソフトウェアの最新バージョンへの更新後に必要なタスクについて説明します。
Oracle Service Bus構成をサーバーに正常に公開するには、Weblogic Server 11gリリース1(10.3.6)を指すサーバーを新規作成する必要があります。そのためには、Oracle WebLogic Server 11g リリース1(10.3.3)を削除する必要があります。
Oracle WebLogic Server 11g リリース1(10.3.3)を削除する手順は次のとおりです。
Oracle WebLogic Server 11g リリース1(10.3.3)を選択して右クリックし、「削除」オプションを選択します。
削除前にサーバーを停止を選択解除して「OK」をクリックします。
Eclipse内で稼働中のサーバーにOracle Service Bus構成をデプロイ(公開)してテストすることができます。開発環境で稼働中のサーバーに接続されている場合は、JNDIリソースやリモートEJBなど、ランタイム環境内のリソースにも接続できます。
接続先のOracle WebLogic Serverがすでに存在している場合は、サーバー作成プロセスで行う作業は、既存のサーバー・ドメインを指すことのみです。新規サーバーを作成する場合は、新規サーバー・ウィザードで、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用してサーバーを作成できます。
Eclipse内にサーバーを作成する手順は次のとおりです。
Oracle Service Busパースペクティブで、「ファイル」→「新規作成」→「サーバー」を選択します。新規サーバー・ウィザードが表示されます。
作成または接続するサーバーのタイプ/バージョンを選択します。
サーバーのホスト名に、ローカル・サーバーのlocalhostを入力するか、あるいは既存のサーバーをホストしているリモート・システムの名前またはIPアドレスを入力します。
「サーバー名」は、Eclipseで表示するためのものです。
「次へ」をクリックします。
「WebLogicホーム」で「参照」をクリックして、Oracle Fusion Middlewareインストールの中でサーバー・ドメインが格納されようとする(またはすでに格納されている)WebLogic_Server_HOME
を選択します。デフォルトのWebLogicホーム・ディレクトリはwlserver_10.3と呼ばれます。
たとえば、MW_HOME_1
に新しいサーバーを作成する場合はMW_HOME_1
/wlserver_10.3
を選択します。または、MW_HOME_2
内の既存のサーバー・ドメインに接続する場合はMW_HOME_2
/wlserver_10.3
を選択します。
注意: サーバーのインストール |
「Javaホーム」には、データが自動的に入力されます。デフォルトのOracle JRockit JREのように、別のJREを使用する場合は、「参照」をクリックし、同じMW_HOME
の下にあるJREをサーバーとして選択します。
「次へ」をクリックします。
サーバーが「ローカル」か「リモート」かを選択します。リモートは、既存のリモート・サーバーであることを示します。
「ローカル」の場合は、「ドメイン・ディレクトリ」フィールドで既存のサーバーを選択するか、またはリンクをクリックして新規ドメインを作成します。新規ドメインを作成したら、「ドメイン・ディレクトリ」フィールドでそのドメインを選択します。
自動公開やデバッグ・モードなど、目的に応じて他のオプションを設定します。
Oracle Service Busの新規ドメインの作成の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Service Busインストレーション・ガイドのOracle Service Busの構成に関する項を参照してください。
「リモート」の場合は、既存のリモート・サーバーへの接続設定を入力します。
「次へ」をクリックします。
サーバーに公開するOracle Service Bus構成があれば、「構成済」ペインに移動します。サーバーを作成したら、そのサーバーを右クリックして追加および削除を選択することによって、このターゲット指定を変更できます。
「終了」をクリックします。Eclipseの「Servers」ビューに新しいサーバーが表示され、そのサーバーの起動、停止およびサーバーへの公開ができます。
この項では、Oracle Business Intelligenceのパッチ適用後のタスクについて説明します。内容は次のとおりです。
注意: 続行する前に、第5.6項「システム・コンポーネントのパッチ適用後のタスク」に記載されているタスクを実行してOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを更新済であることを確認します。 |
Oracle Business Intelligence (BI)をリリース11.1.1.3.0から最新バージョンに更新する場合、各Oracle BIドメインでbi-upgrade.py
スクリプトを実行する必要があります。このスクリプトによって、SSLがOracle BIに対して適切に機能するために必要なコード権限付与が構成されます。SSLが使用されていない場合でも実行する必要があります。
このスクリプトをUNIXオペレーティング・システムで実行するには:
cd MW_HOME/oracle_common/common/bin ./wlst.sh BI_ORACLE_HOME/bin/bi-upgrade.py --bioraclehome BI_ORACLE_HOME --domainhome bi_domain_home
このスクリプトをWindowsオペレーティング・システムで実行するには:
cd MW_HOME\oracle_common\common\bin wlst.cmd BI_ORACLE_HOME\bin\bi-upgrade.py --bioraclehome BI_ORACLE_HOME --domainhome bi_domain_home
BI_ORACLE_HOME
をBusiness IntelligenceのOracleホームの場所のフルパスに、bi_domain_home
をBusiness Intelligenceのドメイン・ホームの場所のフルパスに置き換えます。
Oracle Business Intelligence (BI)ソフトウェアをリリース11.1.1.3.0、11.1.1.5.0および11.1.1.6.xから更新する際は、Oracle BI Presentation Catalogを手動で更新する必要があります。手順は次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerを使用してOracle BI Presentation Servicesを停止します。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントとJavaコンポーネントの起動と停止に関する項を参照してください。
リリース11.1.1.3.0、11.1.1.5.0または11.1.1.6.xのカタログを、7-Zipユーティリティを使用して圧縮ファイルを作成することでバックアップします。
instanceconfig.xml
ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
instanceconfig.xml
ファイルは、ORACLE_INSTANCE
/config/OracleBIPresentationServicesComponent/coreapplication_obips
n
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_INSTANCE
\config\OracleBIPresentationServicesComponent\coreapplication_obips
n
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあります。
instanceconfig.xml
ファイルでupgradeAndExit
オプションをtrue
に変更します。
次のコードを見つけます。
<Catalog> <UpgradeAndExit>false</UpgradeAndExit> </Catalog>
この行を次のように変更します。
<Catalog> <UpgradeAndExit>true</UpgradeAndExit> </Catalog>
次のOPMNコマンドを使用してOracle BI Presentation Servicesを起動し、カタログを更新します。
opmnctl startproc ias-component=coreapplication_obipsn
たとえば、UNIXオペレーティング・システムでは次のようになります。
cd ORACLE_INSTANCE/bin
./opmnctl startproc ias-component=coreapplication_obips1
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd ORACLE_INSTANCE\bin
opmnctl startproc ias-component=coreapplication_obips1
カタログを更新した後、再びinstanceconfig.xml
ファイルを編集し、upgradeAndExit
オプションをfalse
に戻します。
Fusion Middleware Controlを使用してOracle BI Presentation Servicesを再起動します。
Oracle Business Intelligenceを11gリリース1(11.1.1.5.0)をアップグレードする際に、bicontentserver
構成テンプレート機能を有効化するには、次の操作を実行する必要があります。
すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、すべての管理対象サーバーおよびノード・マネージャを含む、ドメイン内のすべてのプロセスが停止していることを確認します。
構成ウィザードを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd WLHOME/common/bin
where WLHOME is the directory in which WebLogic Server is installed.
./config.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合
cd WLHOME\common\bin
config.bat
「ようこそ」画面で「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択します。
「WebLogicドメイン・ディレクトリの選択」画面で、既存のOracle BIドメインの場所を選択します。
「拡張ソースの選択」画面で、「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」を選択し、次のように選択します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.bicontentserver_template_11.1.1.jar
Windowsオペレーティング・システムの場合
ORACLE_HOME\common\templates\applications\oracle.bicontentserver_template_11.1.1.jar
構成ウィザードの残りの画面を続行し、このテンプレートを適用します。
テンプレートが適用されたら、すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、管理対象サーバーおよびノード・マネージャを再起動します。
Oracle Business Intelligenceを11gリリース1 (11.1.1.x)からアップグレードする際、Oracle BI ComposerまたはOracle BI Composerランタイム構成テンプレート機能を有効化する場合は、次の操作を実行する必要があります。
すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、すべての管理対象サーバーおよびノード・マネージャを含む、ドメイン内のすべてのプロセスが停止していることを確認します。
構成ウィザードを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd WLHOME/common/bin
where WLHOME is the directory in which WebLogic Server is installed.
./config.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合
「スタート・メニュー」から、「WebLogic Server」→「ツール」→「WebLogic Server」メニュー・オプションを選択し、WebLogicの構成ウィザードを開始します。
「ようこそ」画面で「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択します。
「WebLogicドメイン・ディレクトリの選択」画面で、既存のOracle BIドメインの場所を選択します。
「拡張ソースの選択」画面で、「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」を選択し、oracle.bicomposer_template_11.1.1.jarファイルの場所を入力します。
UNIXオペレーティング・システムでは、次のようにコマンドを入力します。
ORACLE_HOME/common/templates/applications/oracle.bicomposer_template_11.1.1.jar
構成ウィザードの残りの画面を続行し、このテンプレートを適用します。
テンプレートが適用されたら、すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、管理対象サーバーおよびノード・マネージャを再起動します。
注意: この項の手順を実行した後、MBeanを編集してOracle BI Composerを有効化する必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceアップグレード・ガイドのBI Composerの手動での有効化に関する項を参照してください。 |
Oracle Business Intelligenceを11gリリース1(11.1.1.x)からアップグレードする際に、Smartviewクライアントに対してOracle BI JBIPS構成テンプレート機能を有効化するには、次の操作を実行する必要があります。
すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、すべての管理対象サーバーおよびノード・マネージャを含む、ドメイン内のすべてのプロセスが停止していることを確認します。
構成ウィザードを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd WLHOME/common/bin
where WLHOME is the directory in which WebLogic Server is installed.
./config.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合
「スタート・メニュー」から、「プログラム」→Oracle WebLogic→「WebLogic Server」→「ツール」→「構成ウィザード」メニュー・オプションを選択して構成ウィザードを開始します。
「ようこそ」画面で「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択します。
「WebLogicドメイン・ディレクトリの選択」画面で、既存のOracle BIドメインの場所を選択します。
「拡張ソースの選択」画面で、「以下の追加製品をサポートするために、自動的にドメインを拡張する:」を選択し、Oracle JBIPS 11.1.1.7.0を選択します。
構成ウィザードの残りの画面を続行し、このテンプレートを適用します。
「構成のサマリー」画面を確認し、JBIPS Enterprise Webアプリケーションと次のJBIPS共有ライブラリがリストされていることを確認します。
oracle.bi.jbips
oracle.bi.jbips.commons
oracle.bi.jbips.soap
注意: JBIPS WebアプリケーションおよびJBIPS共有ライブラリは、分析Webアプリケーションと同じターゲットにデプロイする必要があります。デフォルトのターゲットは「bi_cluster」です。
テンプレートが適用されたら、すべてのOracleインスタンス、管理サーバー、管理対象サーバーおよびノード・マネージャを再起動します。
Weblogic管理コンソールで、デプロイされたモジュールのリストに「jbips (11.1.1)」エンタープライズ・アプリケーションおよびJBIPS共有ライブラリが表示されます。
この項では、Oracle Real-Time Decisions (RTD)を最新バージョンに更新する方法を説明します。次の手順は11gリリース1 (11.1.1.3.0)からパッチを適用している場合のみ必要であり、11gリリース1 (11.1.1.5.0)からパッチを適用している場合は、この手順を実行する必要はありません。
rtd_ils
リソース・タイプにアクションを追加する手順は次のとおりです。
MW_HOME
/oracle_common/common/bin
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME
\oracle_common\common\bin
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動します。
WebLogic Scripting Tool (WLST)を起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./wlst.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合
wlst.cmd
connect()
コマンドを使用してWebLogic Serverに接続します。
connect('adminuser', 'adminuser_password', 't3://admin_server_host:admin_server_port')
adminuser
とadminuser_password
を、Oracle BIのインストール時に指定した管理者の名前とパスワードに置き換えます。admin_server_host
とadmin_server_port
を、Oracle WebLogic Serverが稼動しているシステムのホスト名とポート番号に置き換えます。コマンドの例を次に示します。
connect('exampleuser', 'examplepassword', 't3://examplehost:7001')
次のコマンドを使用してリソース・タイプrtd_ilsのすべてのリソースをリストします。
listResources(appStripe="obi", type="rtd_ils")
これにより、RTDサーバーにデプロイされたすべてのILSがリストされます。たとえば、サンプルILS CrossSellがRTDサーバーにデプロイされている場合、次のように表示されます。
[Name: CrossSell Type: rtd_ils DisplayName: CrossSell Description: CrossSell ]
次のコマンドを使用してリソース・タイプrtd_ilsのすべてのリソースを削除します。
deleteResource(appStripe="obi", name=resource_name, type="rtd_ils")
たとえば、次のコマンドはCrossSellリソースを削除します。
deleteResource(appStripe="obi", name="CrossSell", type="rtd_ils")
listResources()
コマンドを再び実行し、すべてのリソースが削除されていることを確認します。
listResources(appStripe="obi", type="rtd_ils")
リストされるリソースはありません。
リソースタイプrtd_ilsを削除します。
deleteResourceType(appStripe="obi", resourceTypeName="rtd_ils")
次のcreateResourceType()
コマンドを使用してリソース・タイプrtd_ilsを作成します。
createResourceType(appStripe="obi", resourceTypeName="rtd_ils", displayName="ILS", description="Inline Service name", matcher="oracle.security.jps.ResourcePermission", allowedActions="choice_editor,decision_service:stress,open_service:write,decision_service:normal,open_service:read,deploy_service,download_service,clear_choice_history,clear_statistics,clear_study,clear_all_operational_data,delete_service,unlock_service,clear_model", delimiter=",")
Oracle WebLogic Serverから切断します。
disconnect()
WebLogic Scripting Toolを終了します。
exit()
この項の手順は、製品に含まれているBIAdministratorプリンシパルを使用している場合、または製品に含まれているBIAdministratorプリンシパルを独自のプリンシパルで置き換えている場合に実行する必要があります。
次の構文でFusion Middleware Controlを開始します。
http://admin_server_host:admin_server_port/em
左側のツリー・ビューで「WebLogicドメイン」→「bifoundation_domain」を選択します。
コンテンツ・ペインで、「WebLogicドメイン」ドロップダウンから「セキュリティ」→「アプリケーション・ポリシー」を選択します。
「検索するアプリケーション・ストライプの選択」を選択し、そのドロップダウン・リストから「obi」を選択します。
「プリンシパル」および「権限」は空白のままにします。
「権限」フィールドの横にある「検索」ボタンをクリックします。
検索結果から、プリンシパル「BIAdministrator」(BIAdministratorを使用していない場合は独自のプリンシパルの名前)をクリックします。
「編集」ボタンをクリックします。
「アプリケーション権限の編集」ペインで、「権限」セクションに移動し、「追加」ボタンをクリックします。
「カスタマイズ」セクションの下の「権限の追加」ダイアログで次のエントリを追加します。
Permission Class: oracle.security.jps.ResourcePermission Resource Name: resourceType=rtd_ils,resourceName=_all_ Permission Actions: clear_choice_history,clear_statistics,clear_study,clear_all_operational_data,delete_service,unlock_service,clear_model
「権限の追加」ダイアログで「OK」をクリックします。
「アプリケーション権限の編集」ペインで「OK」をクリックします。
これまでのリリースでは、Oracle RTDはメンバー内クラスタ通信をJMSに依存していました。最新のリリースでは、JMSがJRF Webサービスに置き換えられています。これはオプションの手順であり、この手順を実行しなくても機能に影響はありません。
Oracle RTDのJMSを削除する手順は次のとおりです。
ブラウザを使用して、管理サーバー・コンソールに接続します。
http://admin_server_host:admin_server_port/console
「ロックして編集」をクリックします。
ドメイン構造の下で、「サービス」→「メッセージング」の順に開きます。
「JMSモジュール」をクリックします。
右のペインの「JMSモジュール」表で、RTDJMSMODULEを選択します。
「削除」ボタンをクリックし、「はい」ボタンをクリックして確定します。
左のペインで、「JMSサーバー」(「サービス」→「メッセージング」の下にある)をクリックします。
右のペインの「JMSサーバー」表で、RTDJmsServerを選択します。
「削除」ボタンをクリックし、「はい」ボタンをクリックして確定します。
「変更のアクティブ化」ボタンをクリックします。
この項では、Oracle Data Integratorのパッチ適用後のタスクについて説明します。内容は次のとおりです。
使用しているデータベースのOracle Data Integratorスキーマにパッチを適用(第4章「パッチ・セット・アシスタントによるスキーマの更新」)した後、次のリポジトリ・オブジェクト(テクノロジ、プロファイル、ナレッジ・モジュール)を更新する必要があります。これらは、パッチ・セット・アシスタントでは更新されません。
テクノロジの変更
追加済: ComplexFileおよびGroovy
変更済: Oracle
NATURALキーワードを使用した結合が追加されました
結合機能がBOTHに拡張されました
デフォルトの表名接頭辞が追加されました
変更済: Teradata
変更済: PostgreSQL
変更済: Netezza
変更済: OracleBI
変更済: Hypersonicインメモリー・エンジン
変更済: シーケンスを取得するためのSQLがPostgreSQLでサポートされています
言語の変更: Groovyが追加されました
プロファイルの変更
次のプロファイルにおいてLoadPlanのサポートに変更が行われました。
[NG] DESIGNER
[NG] REPOSITORY EXPLORER
[NG] VERSION ADMIN
OPERATOR
SECURITY_ADMIN
ナレッジ・モジュール
LKM File to Oracle (SQLLDR)は、KMステップcall sqlldrからimport javaosを削除した後に機能します。古いLKMは、アップグレード済Jythonバージョンでは機能しません。
これらのリポジトリ・オブジェクトの更新方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorアップグレード・ガイドのOracle Data Integratorのアップグレード後のタスクに関する項を参照してください。
デフォルトでは、ODIには、静的Java EEエージェント・デプロイメント・テンプレートが付属しています。このJava EEエージェントを再構成する手順は次のとおりです。
構成ウィザードを実行します。「ドメイン・ソースの選択」画面で、「Oracle Data Integrator – エージェント – 11.1.1.0」テンプレートを選択します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイド』のWebLogicドメインの構成に関する項を参照してください。
UNIXオペレーティング・システムでは、DOMAIN_HOME
/bin/setDomainEnv.sh
で次の行を確認します。
-Dodi.oracle.home=${ODI_ORACLE_HOME}
Windowsオペレーティング・システムでは、DOMAIN_HOME
\bin\setDomainEnv.cmd
で次の行を確認します。
-Dodi.oracle.home=%ODI_ORACLE_HOME%
いずれのオペレーティング・システムでも、この行が存在しない場合は、それをEXTRA_JAVA_PROPERTIES
パラメータに追加します。
管理サーバーとODI管理対象サーバーが起動されて稼動していることを確認します。
WebLogic ServerクラスをCLASSPATH
環境変数に追加し、WebLogic_Home
/server/bin
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWebLogic_Home
\server\bin
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)をPATH
環境変数に追加します。
これは、WebLogic_Home
/server/bin
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWebLogic_Home
\server\bin
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にあるsetWLSEnv
スクリプトをソースに指定することで行います。例:
source setWLSEnv.sh
次のコマンドを使用して、ドメインからバージョン11.1.1.3.0のJava EEエージェントを再デプロイします。
java weblogic.Deployer -url admin_server_url -username admin_server_username -password admin_server_password -targets odi_server_name -name odi_agent_name –redeploy
例:
java weblogic.Deployer -url t3://examplehost.com:7001 -username exampleuser -password examplepassword -targets odi_server1 -name oraclediagent –redeploy
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』のデプロイ済アプリケーションの管理に関する項を参照してください。
ODIでは、ODI StudioからJava EEエージェント・デプロイメント・テンプレートを生成することもできます。追加のデータ・ソースおよびライブラリでJava EEエージェントをカスタマイズできます。これを行うには、次の手順を実行します。
ドメインからバージョン11.1.1.3.0のJava EEエージェントをアンデプロイします。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』のデプロイ済アプリケーションの管理に関する項を参照してください。
ODI Studioバージョン11.1.1.7.0またはコマンドライン・スクリプトを使用して、必須のデータ・ソースと追加のライブラリで同等のJava EEエージェント・テンプレートを生成します。
ODI Studioでのデータ・ソース宣言、デプロイメントおよびテンプレート生成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』のJava EEエージェントに関する項を参照してください。
構成ウィザードを実行します。「ドメイン・ソースの選択」画面で、Oracle Data Integrator – エージェント・ライブラリ – 11.1.1.0を選択し、テンプレートをデプロイします。
構成ウィザードをもう一度実行し、「ドメイン・ソースの選択」画面で、生成したバージョン11.1.1.7.0 ODI Java EEエージェント・テンプレートをドメインにデプロイします。
ODIスタンドアロン・エージェントを再構成する手順は次のとおりです。
第3.4.6項「追加の構成情報のバックアップ」の説明に従い、必要なファイルおよびディレクトリをバックアップしてあることを確認します。
Oracle Data Integratorインストーラを実行します。
「リポジトリの構成」画面で、リポジトリの作成のスキップを選択します。
インストール後の処理:
ODI_HOME
/oracledi/agent/bin/odiparams.sh
ファイル(UNIXオペレーティング・システムの場合)、またはODI_HOME
\oracledi\agent\bin\odiparams.bat
ファイル(Windowsオペレーティング・システムの場合)をリストアします。
ODI_HOME
/oracledi/agent/drivers
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)、またはODI_HOME
\oracledi\agent\drivers
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)をリストアします。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイド』のスタンドアロン・エージェントの停止に関する項およびスタンドアロン・エージェントの手動による構成に関する項を参照してください。
Oracle Data Integratorにパッチを適用すると、Oracle Enterprise Managerのプロパティのいくつかが失われます。それらのプロパティをリストアするには、Oracle Data Integratorコンソールがデプロイされている管理対象サーバーを起動する前に、次のプロパティを設定します。
set JAVA_OPTIONS="-Doracle.odi.repex.view.main.init.skipem=false"
リリース11.1.1.3.0で作成されたドメインにodiconsole
コンポーネントが含まれている場合、odiconsole
アプリケーションを次のように再構成します。
Oracle Shared SDK Library 11.1.1.0でドメインを拡張し、そのデプロイメントのターゲットをodi_server1
に設定します。
Weblogic_Home
/server/bin/setWLSEnv.sh
スクリプト(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWeblogic_Home
\server\bin\setWLSEnv.cmd
スクリプト(Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行することでCLASSPATH
を設定します。
管理サーバーおよびodi_server1
管理対象サーバーを起動します。
次のコマンドを使用して、odiconsole
アプリケーションを再デプロイします。
java weblogic.Deployer -url administration_server_url -username administration_server_username -password administration_server_password -targets odi_server_name -name odi_console_name –redeploy
例:
java weblogic.Deployer -url t3://examplehost.com:7001 -username exampleuser -password examplepassword -targets odi_server1 -name odiconsole –redeploy
11gリリース1(11.1.1.6.0)以降、odi-sdk-ws
アプリケーションが更新され、バージョン番号が導入されました。このバージョン番号は、リリース11.1.1.3.0、11.1.1.4.0または11.1.1.5.0からリリース11.1.1.7.0にアップグレードするドメイン内の管理サーバーまたは管理対象サーバーを起動する前に、config.xml
ファイルに追加する必要があります。
これを行うには、次の手順を実行します。
DOMAIN_HOME
/config/config.xml
ファイル(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
\config\config.xml
ファイル(Windowsオペレーティング・システムの場合)を編集します。
次の行を変更します:
<name>odi-sdk-ws</name>
バージョン番号を追加するには、次のように指定します。
<name>odi-sdk-ws#11.1.1.7.0.0</name>
ドメイン内の管理サーバーおよび管理対象サーバーを起動または再起動します。