ソーシャル・ネットワーキングを介したコミュニケーション
Oracle WebCenter Portalの中心概念は、グループ参加およびソーシャル・ネットワーキングであるため、ユーザーと情報を便利な方法で結び付けます。たとえば、次のようなことができます。
- 販売担当者は、CRMレコードにリンクしたレポートおよび企画ドキュメントに投稿できます。
- 管理者は、エンタープライズ・システムからのデータをMicrosoft Officeのドキュメントとまとめ、結果を顧客や同僚と安全に共有できます。
- ユーザーは、ドキュメントやプロジェクトをWebCenter Portal: Spacesで管理でき、プロジェクト・ドキュメントをwikiで作成および編集して、関連のお知らせをスペース・メンバーに送信できます。
これらのグループ概念をサポートするサービスは、次のとおりです。
- アクティビティ・グラフ: ユーザーは、最近利用したドキュメント、ディスカッションおよびお知らせを、1つの場所ですぐに表示できます。他のサービスからの結果および推奨事項に影響を与えるためにユーザーが実行するあらゆるアクティビティの追跡を有効にします。
- 分析:
- お知らせ: 重要なアクティビティやイベントのための効果的なグループ・コミュニケーション・メカニズムを提供します。
- ブログ: 個人またはコミュニティがオンライン読者と個人的な洞察を共有する手段を提供します。このサービスでは、個人ユーザー用の個人ブログおよびメンバーで特定のトピックのビューを共有できるコミュニティ・ブログの2つのタイプのブログをサポートします。
- コメントとお気に入り登録:
- ディスカッション: 一連のトピックに関するコミュニティ・ディスカッションを可能にし、問題の迅速な解決を促し、検索可能なナレッジ・ベースを提供します。
- ドキュメント: コンテンツ・リポジトリ内のドキュメントおよびファイルの表示および管理が可能になります。
- イベント: ユーザーのミーティング、予定、その他のチーム・イベントをスケジューリングできるようにグループ・カレンダを提供します。また、モデレータがイベント・サービスを有効化したすべてのスペースで、専用の「イベント」ページが使用可能です。
- インスタント・メッセージおよびプレゼンス: ユーザーは、コミュニティの誰がオンライン状態かを確認でき、インスタント・メッセージの送信、メール・メッセージの記述、仲間のプロファイルの表示などの、対話オプションに即座にアクセスできます。
- リンク: ユーザーが他の人と知識を共有する簡単な方法を提供します。ユーザーが他のアイテムとの関係性を覚えておく必要のあるタスクが多くあります。たとえば、従業員は経費報告書をファイルする場所を覚えておく必要があり、規則を記述する文書が格納されている場所も覚えておく必要があります。リンクを使用すると、ユーザーは無関係に見えるアイテムにも接続することができます。このように、メモリーを使用する必要がなく、新しいユーザーがそれらの作業を活用することができます。
- リスト: ユーザーがすべてのタイプのリストを作成および管理できます。これは、ミーティングでのアクション・アイテム、未解決の問題、新製品またはプロジェクトのアイディア、プロジェクトの状況などを記録するための非常に強力な機能です。
- ピープル・コネクション: ユーザーは、ビジネス・ネットワークをすばやく構築することができます。ピープル・コネクション・サービスには、ユーザーのプロファイルの表示、ユーザーの接続リストまたはネットワークの可視化、保留中および他のユーザーから承諾されたすべての招待の表示、ホワイトボードの配信を行って、あるユーザーのロールまたはそのユーザー自身の関連情報を提示し、受け取った称賛を監視および管理する手段を提供するタスク・フローまたはポートレットが含まれます。
- 投票: すべてのユーザーが有権者およびユーザーの投票を行って、意見を募集し、フィードバックを受け取って、決定を行います。投票の構築環境は、質問と様々な回答のリストを判断していくウィザード形式の方法です。投票の最後に、全体的な結果もわかるようなグラフが表示されます。
- タグ: 必要なときにすぐに見つかるように、使用頻度の低いアイテムをマークする方法を提供します。また、タグ付けによって他のユーザーでも、企業の分類ではなく独自のラベルを基にアイテムを見つけることができます。アイテムのタグ付け機能は、ユーザーが実際にどのようにアイテムを使用するかや、どのようにアイテムにラベル付けするかに基づいて、情報をより適切に編成できます(一般に、フォークソノミと呼びます)。タグは検索と直接統合されるため、ユーザーは必要なものをすぐに見つけることができます。
- wiki: ドキュメントを同時に処理し、コミュニティまたは個人として、アイディアを共有する手段を提供します。