領域管理はOracle WebCenter Portal: Spaces環境に完全に統合されています。たとえば、スペースを作成した人は、自動的にスペースのモデレータとなり、他のユーザーにモデレータ権限を付与することができます。モデレータ(または同等の)・ロールを割り当てられたユーザーは、スペース・メンバーの追加および削除、新しいメンバーの招待、スペース・メタデータの提供および更新(スペース表示名、説明、色やスタイル、検索キーワードなど)、スペースへ使用可能なサービスの管理およびユーザー・ロールと権限の設定を行うことができます。

スペース・モデレータには、企業のアイデンティティ・ストアからメンバーをあらかじめ追加したり、ユーザーがメンバーシップを要求できるようにセルフ・サービスを有効にするなど、スペースを移入するためのいくつかのオプションがあります。1人が同時に複数のチームのメンバーになることが可能で、参加できるスペースの数に制限はありません。

また、スペース・モデレータは、ユーザーに異なるサービスの特定の権限を委託することができます。たとえば、スペース・モデレータは、すべてのユーザーがスペースに関連するディスカッションに参加することを希望し、参加できない場合は、特定の権限を持っていないがぎり、新しいドキュメントをアップロードできません。覚えておくべき重要な点は、柔軟性がありますが、開始するための変更は必要ないということです。