ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorのインストールと構成
12c (12.1.2)
E49824-02
  目次へ移動
目次

前
 
次
 

3 Oracle Data Integratorマスター・リポジトリおよび作業リポジトリ・スキーマの作成

この章では、マスターおよび作業リポジトリ(ODI_REPO)データベース・スキーマをRepository Creation Utility (RCU)を使用して作成する方法について説明します。

この手順は、Oracle Data Integratorエージェント用のドメインを構成する前に必要です。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 動作保証されたデータベースの構成

始める前に、動作保証されたデータベースを適切にインストールして構成したことを確認してください。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の「データベースおよびデータベース・スキーマのインストール」を参照してください。

3.2 RCUの起動

システムのORACLE_HOME/oracle_common/binディレクトリに移動してRCUを起動します。

  1. JAVA_HOME環境変数を、使用中のJDKの場所に設定します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    setenv JAVA_HOME /home/Oracle/Java/jdkversion
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合は、デスクトップの上で右クリックしてから「マイ コンピュータ」を選択し、「プロパティ」を選択します。左側の列で「システムの詳細設定」をクリックしてから、「システム・プロパティ」ウィンドウの「環境変数」をクリックします。

    「環境変数」ウィンドウで、JAVA_HOME環境変数を、使用中のJDKの場所に設定します。

  2. RCUを起動します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    ./rcu
    

    Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:

    rcu.bat
    

3.3 RCU画面のナビゲートによるスキーマの作成

この項の説明に従ってOracle Data Integratorのスキーマ作成を完了します。

この項で説明する画面の詳細は、『Repository Creation Utilityによるスキーマの作成』のリポジトリ作成画面の理解に関する項を参照してください。

タスク1   RCUの導入

「次へ」をクリックします。

タスク2   リポジトリ作成方法の選択

データベースでDBAアクティビティを実行するために必要な権限を持っている場合は、「システム・ロードおよび製品ロードの同時実行」を選択します。この手順では、必要な権限があることを想定しています。

データベースでDBAアクティビティを実行するために必要な権限を持っていない場合は、この画面で「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択します。これによってSQLスクリプトが生成され、これをデータベース管理者が利用できます。『Repository Creation Utilityによるスキーマの作成』でシステム・ロードと製品ロードの理解に関する項を参照してください。

タスク3   データベース接続の詳細の提供

RCUがデータベースに接続するためのデータベース接続の詳細を提供します。

「次へ」をクリックして続行し、データベースへの接続が成功したことを通知するダイアログ・ウィンドウで「OK」をクリックします。

タスク4   コンポーネントの選択

「接頭辞の新規作成」を選択し、カスタム接頭辞を指定してからOracle Data Integratorスキーマを選択します。

カスタム接頭辞は、これらのスキーマをこのドメイン専用に論理的にグループ化するために使用します。ドメイン間でのスキーマ共有はサポートされていないため各ドメイン用のスキーマの一意のセットを作成する必要があります。


ヒント:

カスタム接頭辞の詳細は、『Repository Creation Utilityによるスキーマの作成』でカスタム接頭辞の理解に関する項を参照してください。

マルチドメイン環境のスキーマを構成する方法の詳細は、『Repository Creation Utilityによるスキーマの作成』でスキーマの作成計画に関する項を参照してください。


スタンドアロン・インストールからRCUを実行している場合は、次が表示されます。

rcu_select_components_sa.gifの説明が続きます
図rcu_select_components_sa.gifの説明

エンタープライズ・インストールからRCUを実行している場合は、次が表示されます。

rcu_select_components_jee.gifの説明が続きます
図rcu_select_components_jee.gifの説明


ヒント:

ここで入力したカスタム接頭辞を書き留めておく必要があります。これは後でドメインの作成時に必要になります。


「次へ」をクリックして続行し、スキーマ作成の前提条件チェックが成功したことを通知するダイアログ・ウィンドウで「OK」をクリックします。

タスク5   スキーマ・パスワードの指定

データベースでのスキーマ・パスワードの設定方法を指定した後、パスワードを指定して確認します。


ヒント:

この画面で設定したパスワードを書き留めておく必要があります。これは後でドメインの作成時に必要になります。


タスク6   カスタム変数の設定

マスター・リポジトリおよび作業リポジトリのカスタム変数を指定します。

rcu_custom_variable.gifの説明が続きます
図rcu_custom_variable.gifの説明


ヒント:

この画面のフィールドの詳細は、『Repository Creation Utilityによるスキーマの作成』のカスタム変数に関する項を参照してください。


タスク7 スキーマ作成の実行

残りのRCU画面を最後までナビゲートし、スキーマ作成を完了します。「完了サマリー」画面が表示されたら、「閉じる」をクリックしてRCUを終了します。