この章では、Oracle Data Integratorのインストールと構成の方法について説明します。また、インストール後の構成パラメータについても説明します。
次のトピックを取り扱います:
Oracle Data Integratorのインストール・プログラムを起動する手順は、次のとおりです。
ターゲット・システムにログインします。
動作保証されたJDKがシステムに存在していることがインストーラでは必要です。詳細は、「Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成」ページで12c (12.1.2)用の適切な動作保証ドキュメントを参照してください。
インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。
次に示す例のように、システム上のJDKのディレクトリからjava -jar
を呼び出して、インストール・プログラムを起動します。
/home/Oracle/jdk7_15/jdk1.7.0_15/bin/java -jar odi_121200_generic.jar
この例の\home\Oracle\jdk7_15\jdk1.7.0_15
は、システム上のJDKの場所で置き換えてください。
インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備が完了しています。各インストール・プログラム画面の詳細は、第2.2項を参照してください。
インストール・プログラムでは表2-1に記載された順番で一連の画面が表示されます。
インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面の名前をクリックしてください。
表2-1 Oracle Data Integratorのインストール画面
画面 | 説明 |
---|---|
インストール・インベントリの設定 |
この画面は、このホストに初めてOracle製品をインストールする場合に表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択されたオペレーティング・システム・グループ名に対して、中央インベントリの場所への書込み権限が付与されていることを確認してください。 中央インベントリの詳細は、Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールのOracle Inventoryの理解に関する項を参照してください。 |
ようこそ |
これは、製品インストーラの開始画面です。 |
インストール場所 |
この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。 詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成のためのディレクトリの選択に関する項を参照してください。 |
インストール・タイプ |
この画面を使用してインストールのタイプと、それに従ってインストールされる製品および機能を選択します。 インストール・タイプの詳細は、第1.4項を参照してください。 |
前提条件のチェック |
この画面で、システムが最小限の要件を満たしているかどうかが検証されます。 警告メッセージやエラー・メッセージが出力された場合、第1.7項に記載されている次のドキュメントのいずれかを参照できます。 |
セキュリティ更新の指定 |
Oracle Supportアカウントをお持ちの場合、この画面を使用して、セキュリティ更新を受け取る方法を指定します。 所有していなくてこの手順をスキップする場合、チェック・ボックスの選択を解除し、フォローアップのダイアログ・ボックスで選択を確認します。 |
インストール・サマリー |
この画面では、選択したインストール・オプションを検証します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合、「保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの名前および場所を指定します。レスポンス・ファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。 サイレント・インストールやコマンドライン・インストールの詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールでサイレント・モードにおけるOracle Universal Installerの使用方法に関する項を参照してください。 |
インストールの進行状況 |
この画面では、インストールの進行状況を参照できます。 |
インストール完了 |
インストールが完了すると、この画面が表示されます。画面上の情報を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
インストールの完了後、次のタスクを正常に実行することでインストールを検証できます。
インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、何も問題が発生していないことを確認します。ログ・ファイルとその場所の詳細は、第B.2項「インストール・ログ・ファイルと構成ログ・ファイルの理解」を参照してください。
ODIインストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。
インストール後のディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要なディレクトリに関する項を参照してください。