ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Repository構成ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7)
E59381-01
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

1 基本構成

この章では、Oracle Enterprise Repositoryの構成方法の基本を、用語およびOracle Enterprise Repository管理者の一般的なタスクを紹介しながら説明します。

この章には、次のセクションがあります。

1.1 概要

Oracle Enterprise Repositoryでは、すべてのユーザーにロールが割り当てられます。ロールは各ユーザーがOracle Enterprise Repositoryで実行できる機能を定義します。ユーザーがOracle Enterprise Repositoryでアセットに関連付けられたファイルにアクセスするには、そのユーザーがプロジェクトに割り当てられている必要があります。

プロジェクトは、Oracle Enterprise Repositoryのメトリックを収集する主な手段です。Oracle Enterprise Repositoryは、プロジェクトで作成されるアセットと、プロジェクトで使用されるアセットを追跡します。Oracle Enterprise Repositoryユーザーは、プロジェクトに割り当てられます。ユーザーが新しいアセットを発行すると、プロジェクトの作成が求められます。同様に、ユーザーがアセットを再利用する場合、アセットが再利用されるプロジェクトが表示されます。ユーザーおよびプロジェクトの両方が部門に割り当てられます。組織が特定の部門で再利用可能なアセットの作成および使用を追跡できるため、これはレポートの観点からは便利です。

図1-1は、ユーザー、ロール、プロジェクト、アセット、および部門のリレーションシップを説明しています。

図1-1 リレーションシップ図

図1-1の説明が続きます
「図1-1 リレーションシップ図」の説明

1.2 部門

ユーザーおよびプロジェクトを作成する前に部門を設定または作成する必要があります。この項には次のトピックが含まれます:

1.2.1 新規部門の作成

新規部門を作成するには、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で次の手順を実行します。

  1. 左側のパネルで「部門」をクリックします。

  2. 「新規作成」をクリックします。「新規部門の作成」ダイアログが表示されます。

  3. 各テキスト・ボックスに適切な情報を入力します。

    図1-2 「新規部門の作成」ダイアログ

    図1-2の説明が続きます
    「図1-2 「新規部門の作成」ダイアログ」の説明

  4. 終了したら、「保存」をクリックします。

1.2.2 部門情報の編集

部門情報を編集するには、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で次の手順を実行します。

  1. 左側のパネルで「部門」をクリックします。

  2. すべてをリストをクリックするか、特定の部門を検索します。

  3. 右側のパネルのリストから編集する部門を選択します。部門の詳細が表示されます。

  4. 部門の詳細で「編集」をクリックします。「部門の編集」ダイアログが表示されます。

  5. 必要に応じてテキスト・ボックスを更新します。

  6. 終了したら、「保存」をクリックします。

1.3 ユーザー

この節では、以下のトピックについて説明します。

1.3.1 新規ユーザーの作成

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 左側のパネルで「ユーザー」をクリックします。

  2. 「ユーザー」セクションで「新規作成」をクリックします。「新規ユーザーの作成」ダイアログが表示されます。

  3. 図1-3に示すように、「概要」セクションの各テキスト・ボックスに適切な情報を入力します。

    図1-3 「概要」セクション

    図1-3の説明が続きます
    「図1-3 「概要」セクション」の説明

  4. 「ステータス」リストで「アクティブ」を選択します。

  5. 図1-4に示すように、「ロール」セクションで、「>>」ボタンおよび「<<」ボタンを使用して「使用可能なロール」列から「選択したロール」列にアイテムを移動することによって、新規ユーザーにロールを割り当てます。(「ユーザー」ロールはすべての新規ユーザーのデフォルト・ロールです。)

    図1-4 「ロール」セクション

    図1-4の説明が続きます
    「図1-4 「ロール」セクション」の説明

  6. 図1-5に示すように、「部門」セクションで、「>>」ボタンおよび「<<」ボタンを使用して「使用可能な部門」列から「選択した部門」列にアイテムを移動することによって、新規ユーザーに部門を割り当てます。

    図1-5 「部門」セクション

    図1-5の説明が続きます
    「図1-5 「部門」セクション」の説明

  7. 終了したら、「保存」をクリックします。

1.3.2 ユーザー情報の表示

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 「ユーザー」セクションで、「検索」またはすべてをリストを使用して、表示するユーザーを探します。

    図1-6に示すように、ユーザーのリストがメイン・ペインに表示されます。

    図1-6 ユーザーのリスト

    図1-6の説明が続きます
    「図1-6 ユーザーのリスト」の説明

  2. リストからユーザーを選択します。ユーザーの情報が下部ペインに表示されます。

  3. 検索結果の非表示と表示ボタンをクリックして、ユーザーの詳細を展開し、メイン・ペインに入力します。

  4. 図1-6の最初のボタンをクリックして、ユーザーの詳細のタブ・ビューを切り替えます。

    図1-7 「ユーザーの詳細」ページ

    図1-7の説明が続きます
    「図1-7 「ユーザーの詳細」ページ」の説明

  5. 図1-7の最初のボタンをクリックして、ユーザーの詳細の標準ビューに戻ります。

  6. 図1-7の2番目および3番目のボタンをクリックして、ユーザーのリストをスクロールします。

1.3.3 ユーザー検索

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 「名前」テキスト・ボックスに適切なテキストを入力します。

  2. 「部門」、「ロール」、および「ステータス」の各リストを必要に応じて使用して、検索対象を絞り込みます。

  3. 「検索」ボタンをクリックします。検索結果がメイン・ペインの上部フレームにリストされます。

1.3.4 ユーザーのクローニング

ユーザーのクローニングを使用すると、管理者はユーザー・アカウントを迅速に複製できます。

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 「ユーザー」セクションで、「検索」または「すべてをリスト」を使用して、クローニングするユーザーを探します。

  2. ユーザーの詳細で、「クローン」ボタンをクリックします。

    「ユーザーのクローニング」ダイアログが表示されます。「概要」セクションは空白ですが、「ロール」セクションおよび「部門」セクションには、クローニング元のユーザーの情報が複製されています。

  3. 「概要」セクションの各テキスト・ボックスに適切な情報を入力します。

  4. 必要に応じて、「>>」ボタンおよび「<<」ボタンを使用してアイテムを「使用可能」列と「選択済」列の間で移動することによって、「ロール」セクションおよび「部門」セクションの情報を編集します。

  5. 終了したら、「保存」をクリックします。

1.3.5 ユーザー情報の編集

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 「ユーザー」セクションで、「検索」または「すべてをリスト」を使用して、編集するユーザーを探します。ユーザーのリストがメイン・ペインに表示されます。

  2. リストからユーザーを選択します。ユーザーの情報が下部ペインに表示されます。

  3. ユーザーの詳細で、「編集」ボタンをクリックします。「ユーザーの編集」ダイアログが表示されます(「新規ユーザーの作成」ダイアログおよび「ユーザーのクローニング」ダイアログと同じ)。

  4. 「概要」セクション、「ロール」セクションおよび「部門」セクションで、必要に応じて変更を行います。

  5. 終了したら、「保存」をクリックします。

1.4 プロジェクト

プロジェクトは、Oracle Enterprise Repositoryのメトリックを収集する主な手段です。Oracle Enterprise Repositoryは、プロジェクトで作成されるアセットと、プロジェクトで使用されるアセットを追跡します。Oracle Enterprise Repositoryユーザーは、プロジェクトに割り当てられます。ユーザーが新しいアセットを発行すると、プロジェクトの作成が求められます。同様に、ユーザーがアセットを再利用する場合、アセットが再利用されるプロジェクトが表示されます。これにより、Oracle Enterprise Repositoryは、プロジェクトごとの再利用節約に関するレポートを生成できます。また、Oracle Enterprise Repositoryは、アセット作成チームによって設けられた節約に関するレポートを作成できます。プロジェクトも階層状になっているため、組織は、たとえば多くのプロジェクトが生じる可能性のあるプログラムを設定できます。

プロジェクトはより高度なガバナンス・プラクティスを適用および強制できる概念です。Oracle Enterprise Repositoryコンプライアンス・テンプレート(通常は、アーキテクチャ設計図やプロジェクト・プロファイルの形式を取る)は、プロジェクトに適用できます。

Oracle Enterprise Repositoryの「プロジェクト」ページでは、プロジェクトを作成および管理するためのツールにアクセスできます。

1.4.1 プロジェクト詳細の表示

プロジェクト情報は、一連のポートレットまたはタブとして表示できます。

概要

プロジェクトの説明などがあり、割り当てられた部署、開始日、設定時間およびプロジェクト・ステータスを示します。

コンプライアンス・テンプレート

プロジェクトに割り当てられたコンプライアンス・テンプレートを表示します。

図1-8 コンプライアンス・テンプレート・タブ

図1-8の説明が続きます
「図1-8 コンプライアンス・テンプレート・タブ」の説明

使用されるアセット

プロジェクトで使用されている(または使用が検討されている)アセットがリストされます。

図1-9 「使用されるアセット」タブ

図1-9の説明が続きます
「図1-9 「使用されるアセット」タブ」の説明

リストされているアセットの横にある「ズーム」アイコンをクリックして、そのレポートされたアセット価値を表示します。

  • プロジェクト・メンバーは、アセット使用の詳細を表示できます。

  • プロジェクト・リーダーは、レポートされたアセット価値を表示および編集できます。

図1-10 アセットのレポートされたアセット価値

図1-10の説明が続きます
「図1-10 アセットのレポートされたアセット価値」の説明

レポートされたアセット価値は、そのプロジェクトでアセットを再利用することによる節約時間を表します。この値は、予測値、コンシューマ値、またはプロジェクト・リーダーによって決められる完全に新しい値のいずれかから導出されます。この値を設定できるのはプロジェクト・リーダーのみです。

作成済アセット

プロジェクトで作成されたすべてのアセットをリストします。

図1-11 作成済アセット・タブ

図1-11の説明が続きます
「図1-11 作成済アセット・タブ」の説明

ユーザー

プロジェクトに関連付けられたすべてのユーザーと、プロジェクトでの各ユーザーのロール(リーダーおよびメンバー)をリストします。プロジェクト・リーダーは、レポートされたアセット価値の値を、プロジェクトで使用されるアセットに割り当てることができます。

図1-12 「ユーザー」タブ

図1-12の説明が続きます
「図1-12 「ユーザー」タブ」の説明

関連プロジェクト

有効な場合、関連プロジェクトをリストし、親および子関係でのリレーションシップを定義します。

1.4.2 プロジェクトの作成

この手順は、「プロジェクト」画面で実行されます。

  1. 左側のパネルで「新規作成」をクリックします。「新規プロジェクトの作成」ダイアログが表示されます。

    図1-13 Create New Project

    図1-13の説明が続きます
    「図1-13 Create New Project」の説明

  2. 「名前」テキスト・ボックス、「説明」テキスト・ボックスおよび推定開発時間テキスト・ボックスに適切な情報を入力します。

  3. 「...」ボタンをクリックしてカレンダーを開き、「開始日」を選択します。

  4. 「部門」リストで部門を選択します。

  5. 「ステータス」リストで適切なステータスを選択します。「オープン」または「クローズ」のどちらかを選択できます。ステータスが「オープン」の場合、プロジェクトはまだ変更される可能性があります。ステータスが「クローズ」の場合、プロジェクトは閉じており、以降変更されることはありません。

  6. 必要な場合は、新規ユーザーへの自動割当てを選択します。

  7. 「ユーザー」セクションで「編集」をクリックします。図1-14に示すように、「ユーザーの追加/削除」ダイアログが表示されます。

    図1-14 「ユーザーの追加/削除」ダイアログ

    図1-14の説明が続きます
    「図1-14 「ユーザーの追加/削除」ダイアログ」の説明

  8. 「検索結果」セクションで、「検索」またはすべてのユーザーをリストを使用して、ユーザーのリストを表示します。「部門」リストを使用して検索結果をフィルタ処理します。

  9. 「>>」アイコンおよび「<<」アイコンを使用して、「検索結果」セクション、プロジェクト・リーダー・セクション、および「選択したユーザー」セクション間でユーザーを移動します。

  10. 「OK」をクリックします。割り当てられたプロジェクト・リーダーおよびプロジェクト・メンバーが、「新規プロジェクトの作成」ダイアログが表示されると「ユーザー」セクションに表示されます。

    図1-15 「ユーザー」ダイアログ

    図1-15の説明が続きます
    「図1-15 「ユーザー」ダイアログ」の説明

  11. 「保存」をクリックします。「新規プロジェクトの作成」ダイアログが閉じ新しいプロジェクトの詳細が「プロジェクト」ページに表示されます。

    図1-16 「概要」タブ

    図1-16の説明が続きます
    「図1-16 「概要」タブ」の説明

1.4.3 プロジェクトの編集

この手順は、「プロジェクト」ページで実行されます。

  1. 「検索」または他の方法で、編集するプロジェクトを探します。

  2. プロジェクトの詳細で「編集」をクリックします。

  3. 必要に応じてプロジェクト情報を編集します。(1.4.2項「プロジェクトの作成」を参照してください。)

1.4.4 ユーザー/使用方法の再割当て

この手順は、「プロジェクト」ページで実行されます。

  1. 「ユーザー」タブを選択します。

    図1-17 「ユーザー」タブ

    図1-17の説明が続きます
    「図1-17 「ユーザー」タブ」の説明

  2. ユーザー/使用方法の再割当てをクリックします。「再割当」ダイアログが表示されます。

  3. オプションを使用して適切なアクションを選択します。

  4. 新規プロジェクトの選択をクリックします。「プロジェクトの検索」ダイアログが表示されます。

    図1-18 プロジェクトの検索

    図1-18の説明が続きます
    「図1-18 プロジェクトの検索」の説明

  5. 「検索」または「すべてのプロジェクトをリスト」を使用して、プロジェクトのリストを表示します。

  6. ユーザーまたは使用方法(あるいはその両方)の再割当て先となるプロジェクトを選択します。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 「次」をクリックします。「再割当てユーザーの選択」ダイアログが表示されます。

    図1-19 ユーザーの再割当て

    図1-19の説明が続きます
    「図1-19 ユーザーの再割当て」の説明

  9. 「>>」アイコンおよび「<<」アイコンを使用して、ユーザーをプロジェクト・リーダーまたはプロジェクト・メンバー(あるいはその両方)に割り当てます。

  10. 「次」をクリックします。確認メッセージが表示されます。

  11. 「完了」をクリックします。

1.4.5 プロジェクトの検索

この手順は、「プロジェクト」ページで実行されます。

  1. 「名前」テキスト・ボックスにキーワードまたは検索語を入力します。

  2. 必要に応じて、「部門」リストと「ステータス」リストを使用して、検索をフィルタ処理します。

  3. 「検索」をクリックします。検索結果がメイン・ペインにリストされます。

1.4.6 プロジェクトのクローズ

この手順は、「プロジェクト」ページで実行されます。

  1. 閉じるプロジェクトを選択します。プロジェクトの詳細が下部のフレームに表示されます。

  2. 「編集」をクリックします。「プロジェクトの編集」ダイアログが表示されます。

  3. 図1-20に示すように、「プロジェクトの編集」ダイアログの「概要」セクションで、「ステータス」リストから「クローズ」を選択します。

    図1-20 「プロジェクトの編集」ダイアログ

    図1-20の説明が続きます
    「図1-20 「プロジェクトの編集」ダイアログ」の説明

  4. 「保存」をクリックします。プロジェクトがアセットを使用している場合は、図1-21のような使用ステータス更新ダイアログが表示されます。使用されているアセットがこのダイアログにリストされ、それぞれに対して「ステータス」リストが表示されます。

    図1-21 ステータスの更新

    図1-21の説明が続きます
    「図1-21 ステータスの更新」の説明

  5. 必要に応じて、使用されている各アセットのステータスを更新します。


    注意:

    プロジェクト・リーダーに割り当てられた固有のロールおよび権限に応じて、プロジェクトで使用されている特定のアセットがリストに表示されない場合があります。このような場合には、ATTENTIONメッセージが使用ステータス更新ダイアログに表示されます。注意: ATTENTIONメッセージの下にリストされているプロジェクト・メンバーのみがアセットを拒否できます。拒否しない場合は、「OK」を使用ステータス更新ダイアログでクリックし、表示されていないアセットのステータスを「デプロイ済」に設定します。


  6. 使用ステータス更新ポップアップが閉じると、ビューは「プロジェクトの編集」ダイアログに戻ります。

  7. 「保存」をクリックします。プロジェクトが閉じます。

1.4.7 リレーションシップのプロジェクトへの追加

プロジェクト・リレーションシップ機能を使用すると、プロジェクト間の関連を親子関係を基準としてマッピングできます。

この手順は、「プロジェクト」ページで実行されます。

  1. 図1-22に示すように、「プロジェクト」ページですべてをリストをクリックします。

    図1-22 「プロジェクト」ページ

    図1-22の説明が続きます
    「図1-22 「Projects」ページ」の説明

    図1-23のようなプロジェクトのリストがメイン・ペインの最上部に表示されます。

    図1-23 プロジェクトのリスト

    図1-23の説明が続きます
    「図1-23 プロジェクトのリスト」の説明

  2. 編集するプロジェクトを選択します。図1-24のようなプロジェクトの詳細ペインがメイン・ペインの下部に表示されます。

    図1-24 プロジェクトの詳細ペイン

    図1-24の説明が続きます
    「図1-24 プロジェクトの詳細ペイン」の説明

  3. プロジェクトの詳細ペインで「編集」をクリックします。図1-25のような「プロジェクトの編集」ダイアログが表示されます。

    図1-25 「プロジェクトの編集」ダイアログ

    図1-25の説明が続きます
    「図1-25 「プロジェクトの編集」ダイアログ」の説明

  4. 「プロジェクトの編集」ダイアログの関連プロジェクト・セクションで、「編集」をクリックします。図1-26のような「プロジェクトの追加/削除」ダイアログが表示されます。

    図1-26 プロジェクトの追加/削除

    図1-26の説明が続きます
    「図1-26 プロジェクトの追加/削除」の説明

  5. すべてのプロジェクトをリストをクリックします。使用可能なプロジェクト・ウィンドウにリストが表示されます。

  6. 追加するプロジェクトを選択し、「>>」アイコンを使用して、親プロジェクトまたは子プロジェクトのカテゴリ・ウィンドウに適宜移動します。選択したウィンドウにプロジェクトが表示されます。

  7. 「OK」をクリックして、「プロジェクトの追加/削除」ダイアログを閉じます。図1-27に示すように、「プロジェクトの編集」ダイアログの関連プロジェクト・セクションに、新しいプロジェクト・リレーションシップが対応するリストとして表示されます。

    図1-27 関連プロジェクト・セクション

    図1-27の説明が続きます
    「図1-27 関連プロジェクト・セクション」の説明

  8. 「OK」をクリックして「プロジェクトの編集」ダイアログを閉じます。図1-28に示すように、「アセット詳細」の関連プロジェクト・セクションに、新しいプロジェクト・リレーションシップが表示されます。

    図1-28 関連プロジェクト・セクション

    図1-28の説明が続きます
    「図1-28 関連プロジェクト・セクション」の説明

    プロジェクト・リレーションシップはOracle Enterprise Repository Navigatorにも表示されます。

1.5 ロール

管理者は「Oracle Enterprise Repository」メニュー・バーで「ロール」リンクをクリックして、組織の各種機能にアクセスするロールを設定できます。Oracle Enterprise Repositoryのアクセス設定は各ロールに対して確立され、各ユーザーには組織内の職務に応じて特定のロールが割り当てられます。

管理ロールを割り当てられたユーザーは、Oracle Enterprise Repositoryのすべての機能に制限なしでアクセスできます。デフォルトでは、新規インストールまたは前のバージョンからの移行時に、管理者として識別されたユーザー・アカウントに管理ロールが割り当てられ、そのユーザー・アカウントで初期インストールおよび構成を行います。管理者権限の割当てはオリジナルのOracle Enterprise Repository*ユーザー・アカウントのみに制限し、アカウントを追加しないことを強くお薦めします。Oracle Enterprise Repositoryで確立されている各種のデフォルト・ロールは様々な権限を提供しており、すべてのOracle Enterprise Repositoryユーザーの職務および責務に対応します。これらのロールは、組織の特定のニーズに応じてカスタマイズできます。

1.5.1 ユーザー・ロールの説明

次に、Oracle Enterprise Repositoryに付属の各種デフォルト・ロールを列挙します。「管理」タブにアクセスできるユーザーは、組織のニーズに応じてロール名を変更できます。これらのロールに対して付与される権限は、「アクセス設定」セクションで変更できます。

  • ユーザー

    Oracle Enterprise Repositoryのユーザー名とパスワードを持つ人は誰でもユーザーと見なされます。このロールは、ユーザーの作成時、新しいユーザーのデフォルト・ロールとして割り当てることができます。すべてのOracle Enterprise Repositoryユーザーは、次の操作を行うことができます。

    • 企業の再利用イニシアチブに関するニュースの表示

    • アセットの検索、評価、および使用/ダウンロード

    • プロジェクトの表示

    • レポートの生成

    • レジストラへのアセットの発行

  • アクセス管理者

    アクセス管理者は、すべてのOracle Enterprise Repositoryユーザーを作成し、そのユーザーに権限を割り当てます。アクセス管理者は、「管理」タブの機能に精通している必要があります。アクセス管理者は、通常、次の操作を行うことができます。

    • ユーザーと権限の作成、表示および編集

    • レポートの生成

  • 上級発行者

    上級発行者ロールは、通常、アセットのビルダーおよびハーベスタに割り当てられます。アセットのビルダーは、アセットの内容ベースの構築に焦点を当てます。ビルダーは、組織全体のアセットのニーズと個々のプロジェクトのニーズに対応します。ハーベスタは将来のアセット再利用のために導入後のプロジェクトを検証します。上級発行者は、通常、次の操作を行うことができます。

    • アセットの検索、評価、および使用/ダウンロード

    • プロジェクトの表示

    • レポートの生成

    • レジストラへのアセットの発行

    • アセット登録前のアセット・メタデータの編集

  • レジストラ

    レジストラは、任意のアセットの受入れまたは拒否を担当します。対処する機能に応じて、複数の人がリポジトリ・レジストラとしての役割を果たす場合があります。レジストラは、通常、次の操作を行うことができます。

    • アセットの検索、評価、および使用/ダウンロード

    • プロジェクトの表示

    • レポートの生成

    • レジストラへのアセットの発行

    • アセット登録前のアセット・メタデータの編集

    • 登録プロセスのアセットの受入れ

    • タブの承認

    • アセットの登録

    • アクセス設定の編集

  • レジストラ管理者

    レジストラ管理者は、タイプ・マネージャを使用して、Oracle Enterprise Repository内のタイプを確立できます。レジストラ管理者は、通常、次の操作を行うことができます。

    • アセットの検索、評価、および使用/ダウンロード

    • プロジェクトの表示

    • レポートの生成

    • レジストラへのアセットの発行

    • アセット登録前のアセット・メタデータの編集

    • 登録プロセスのアセットの受入れ

    • タブの承認

    • アセットの登録

    • アクセス設定の編集

    • アーティファクト・ストアおよびタイプの編集

  • プロジェクト管理者

    Oracle Enterprise Repositoryは、アセットの使用をプロジェクト・レベルで追跡して、メンテナンスの目的で履歴を維持します。プロジェクト管理者はプロジェクトを作成し、「プロジェクト」タブを使用してユーザーをプロジェクトに割り当てます。プロジェクト管理者は、プロジェクトのクローズ、デプロイ済アセットの指定、プロジェクトで使用されたアセットの予測価値とコンシューマから報告されたアセット価値のレビュー、検証、および必要に応じたオーバーライドを、プロジェクト報告のためのアセット値ユーザー・インタフェースを使用して行うことができます。プロジェクト管理者は、通常、次の操作を行うことができます。

    • プロジェクトの作成、編集および表示

    • レポートの生成

  • システム管理者

    システム管理者は、場合によって、インストールやインストール後の構成といった使用目的でOracle Enterprise Repositoryを構成します。システム管理者は、通常、次の操作を行うことができます。

    • システム設定の有効化および編集

    • レポートの生成

    (システム管理者ロールは一般ユーザーには割り当てないようにします。)

1.5.2 新規ロールの作成

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 左側のパネルで「ロール」をクリックします。図1-29のような「ロール」セクションが表示されます。

    図1-29 「ロール」セクション

    図1-29の説明が続きます
    「図1-29 「ロール」セクション」の説明

  2. 「新規作成」をクリックします。図1-30のような「新しいロールの作成」ダイアログが表示されます。

    図1-30 「新しいロールの作成」ダイアログ

    図1-30の説明が続きます
    「図1-30 「新しいロールの作成」ダイアログ」の説明

  3. 図1-30の「概要」セクションで、テキスト・フィールドにロール名および説明を入力します。

  4. 必要な場合は、新規ユーザーへの自動割当てボックスを選択します。

  5. 「ユーザー」セクションで「ユーザーの編集」をクリックします。図1-31のような「新規ユーザーの追加」ダイアログが表示されます。

    図1-31 「新規ユーザーの追加」ダイアログ

    図1-31の説明が続きます
    「図1-31 「新規ユーザーの追加」ダイアログ」の説明

  6. 「検索」を使用するか、すべてをリストをクリックしてユーザーを探します。

  7. 「>>」ボタンおよび「<<」ボタンを使用して、「使用可能なユーザー」列と「選択したユーザー」列の間でユーザーを移動します。

  8. 終了したら、「保存」をクリックします。

アクセス設定をロールに追加するには、1.6.1項「ロールへの権限の付与」を参照してください。

1.5.3 ロールの編集

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 左側のパネルで「ロール」をクリックします。図1-32に示すように、ロールのリストがメイン・ペインに表示されます。

    図1-32 ロールのリスト

    図1-32の説明が続きます
    「図1-32 ロールのリスト」の説明

  2. 「検索」を使用するか、リストを参照して、編集するロールを探します。

  3. ロールをクリックすると、そのロールの情報が下部ペインに表示されます。

  4. ロールの詳細(下部のフレーム)で、「編集」ボタンをクリックします。図1-33のような「ロールの編集」ダイアログが表示されます。

    図1-33 「ロールの編集: ユーザー」ダイアログ

    図1-33の説明が続きます
    「図1-33 「ロールの編集: ユーザー」ダイアログ」の説明

  5. 終了したら、「保存」をクリックします。

1.5.4 ロールの削除

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

(削除権限が必要です。「アクセス設定」を参照してください。)

  1. 左側のパネルで「ロール」をクリックします。ロールのリストがメイン・ペインに表示されます。

  2. 「検索」を使用するか、リストを参照して、削除するロールを探します。

  3. オプション1:

    • 上部フレームのリストで、削除するロールの横のボックスを選択します。

    • 「削除」をクリックします。

  4. オプション2:

    • 上部ペインのリストでロールを選択して、下部ペインにその情報を表示します。

    • ロールの詳細(下部フレーム)で、「削除」ボタンをクリックします。

  5. 「削除の確認」で「OK」をクリックします。


    注意:

    削除されたロールは「アクセス設定」に表示されなくなります。


1.6 アクセス設定

管理者はアクセス設定を使用して、各ロールに権限を割り当てることができます。アクセス設定はロールの職務および責務を識別し、Oracle Enterprise Repositoryにおけるアセットおよびアセット管理機能への各ロールのアクセス・レベルを決定します。

システム・セーフガードにより、管理者自身が後でアクセス設定にアクセスできなくなるような、不注意による権限の変更を回避できます。

1.6.1 ロールへの権限の付与

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 左側のパネルで、基本アクセス設定をクリックします。

  2. 基本アクセス設定セクションで、リストから適切なグループを選択します。

    図1-34 基本アクセス設定

    図1-34の説明が続きます
    「図1-34 基本アクセス設定」の説明

    選択したグループのアクセス設定がメイン・ペインに表示されます。

    図1-35 権限の設定

    図1-35の説明が続きます
    「図1-35 権限の設定」の説明

  3. 「編集」ボタン(メイン・ペインの右上角)をクリックします。「基本設定の編集: ...」ダイアログが表示されます。

    図1-36 権限の設定

    図1-36の説明が続きます
    「図1-36 権限の設定」の説明

    ロールが左側に、権限が上にリストされます。

  4. 適切なオプションを選択し、表示するロールを決定します。

    図1-37 権限の設定

    図1-37の説明が続きます
    「図1-37 権限の設定」の説明

  5. 権限を付与するロールを選択します。

  6. チェック・ボックスを使用して適切な権限を割り当てます。

    • 空白のボックスを1回クリックすると、チェック・マークが付加されます(付与)

    • 2回目のクリックでXが付与されます(拒否)。

    • 3回目のクリックでボックスがクリアされます(付与しない)。

  7. 終了したら、「保存」をクリックします。

1.6.2 権限の編集

1.6.1項「ロールへの権限の付与」を参照してください。

1.6.3 ユーザー権限の検証

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 左側のパネルで、基本アクセス設定をクリックします。

  2. 基本アクセス設定セクションで、リストから適切なグループを選択します。

    選択したグループのアクセス設定がメイン・ペインに表示されます。

  3. 「アクセスの表示」ボタン(メイン・ペインの右上角)をクリックします。メッセージ・ダイアログが表示されます。

    図1-38 アセットの基本アクセス設定に対するアクセスの表示

    図1-38の説明が続きます
    「図1-38 アセットの基本アクセス設定に対するアクセスの表示」の説明

  4. 「構成」をクリックします。「ユーザーおよびアクセス設定の検索/フィルタ処理」ダイアログが表示されます。

    図1-39 ユーザーおよびアクセス設定の検索/フィルタ処理

    図1-39の説明が続きます
    「図1-39 ユーザーおよびアクセス設定の検索/フィルタ処理」の説明

  5. ユーザー検索セクションで、「検索」を使用するか、すべてをリストをクリックして、権限を検証するユーザーを探します。

  6. 「>>」ボタンを使用して「使用可能なユーザー」列から「選択したユーザー」列にユーザーを移動します。

  7. 「OK」をクリックします。選択したユーザーのアクセス設定が表示されます。

    図1-40 ユーザーのアクセス設定

    図1-40の説明が続きます
    「図1-40 ユーザーのアクセス設定」の説明

  8. 複数のユーザーが選択されている場合は、ユーザー名の横にある「>」アイコンをクリックすると、そのユーザー固有の情報が表示されます。

  9. 完了後、「閉じる」をクリックします。

1.6.4 セキュリティに関する考慮事項

ロールベースのアクセス制御(RBAC)により、Oracle Enterprise Repositoryでアセットの使用と作成をユーザーごとに追跡でき、Oracle Enterprise Repositoryの指定された部分における可視性を制限することでアセットのプレゼンテーションをパーソナライズできます。ただし、ロールベースのアクセス制御はアセット・メタデータに対するセキュリティの提供を想定しておらず、基盤となるアセット・リポジトリのセキュリティ補完も想定していません。

Oracle Enterprise Repositoryのアクセス設定は追加のセキュリティ機能を提供しません。したがってこの設定を行わない場合でも、アセットまたはデータのセキュリティが低下することはありません。最大限のセキュリティを確保するため、アセット・メタデータはセキュリティの確保されていないリポジトリを介したメタデータへのアクセスを回避するような方法で管理するようにします。機密情報はアセットのペイロードに埋め込むか、文書ファイルとして添付し、セキュアなリポジトリにホストするようにします。

認証および権限の問題を基盤となるアセット・リポジトリから回避することを選択した場合は、ご自身の責任でこれを行う必要があります。

次のアクションもセキュリティに影響を与える可能性があります。

  • 単一のOracle Enterprise Repositoryユーザー・アカウントを介してアクセスするためのSCMシステムの構成

  • 未承認ユーザーによるシステムへのアクセスの許可

  • ゲスト・アカウントの作成

    • ゲスト・アカウントは特定のOracle Enterprise Repositoryライセンスでは禁止されている可能性があります。

前述のアクションはいずれも、Oracle Enterprise Repositoryのコンテンツを、Oracle Enterprise Repositoryにネットワークを介してアクセス可能なすべてのユーザーに解放する可能性があります。

1.6.4.1 アクセス設定およびアセット・エディタ

使用しているアクセス設定によっては、アセット・エディタにアクセス可能なユーザーは、他の手段ではリポジトリ内で表示できないアセットのリレーションシップを表示できる場合があります。この状況では、非表示のアセットの名前が表示され、そのアセットとそのユーザーがアクセスできるアセットとのリレーションシップの詳細が表示されます。アセット・エディタでは、非表示のアセットのそれ以外の情報は表示されません。この状況では、表示されるアセットと非表示のアセットのリレーションシップを削除できます。ただし、このユーザーは非表示のアセットにはアクセスできないため、リレーションシップをリストアできません。

1.6.4.2 権限

権限については次の操作が可能です。

  • 付与(権限が明示的に付与されます)

  • 拒否(権限が明示的に拒否されます)

  • 付与しない(権限は明示的に付与または拒否されません)

次の表は基本アクセス設定で管理できる権限を示しています。

アクセス定義

アセット: 制御されるツール: Oracle Enterprise Repositoryの「アセット」画面、アセット・エディタ、タイプ・マネージャ。

権限 説明

表示

アセットはOracle Enterprise Repositoryで表示可能です。

使用

Oracle Enterprise Repositoryで表示され、「使用 - ダウンロード」ボタンが有効になります。

ダウンロード

アセット・ファイルをダウンロードできます。「使用 - ダウンロード」ボタンを押すとファイル・リンクが表示されます。

レビュー

Oracle Enterprise Repositoryを使用してアセットをレビューします。

編集

アセット・エディタでアセットを編集します。

受入れ

アセットを受け入れます。アセット・エディタでこのボタンを使用すると、「発行済 -- レビュー保留中」キューから「発行済 -- レビュー中」キューに資産を移動します。

タブの承認

アセットのメタデータを承認します。このボタンは、各アセットのアセット・エディタ表示の各タブの下部に表示されます。タブを承認すると、承認者の名前と日付がメタデータに記録され、アセットがそのタブの「発行済 - レビュー中」キューから移動され、タブのテキスト・ラベルが緑色に変わります。

登録

アセットを登録します。この権限を持つユーザーは、アセット・エディタですべてのアセットを登録できます。

アクセス設定の編集

カスタム・アクセス設定の場合のみ適用可能です。カスタム・アクセス設定をアセットおよびファイルに割り当てられるようになります。

作成/発行

ユーザーがアセット・エディタを介してアセットを発行、または新規アセットを作成できるようになります。

アセット・エディタの起動

ユーザーがアセット・エディタ・ツールをオープンできるようになります。アセットの編集および登録にはこのツールを使用する必要があります。

アーティファクト・ストアの編集

(アセット・エディタを介して)ユーザーがアーティファクト・ストアを作成および編集できるようになります。

タイプの編集

ユーザーがアセット・タイプ/コンプライアンス・テンプレート・メタデータを構成できるようになります。アセット・エディタの起動権限が必要です。

通知

ユーザーが非定型の電子メールを他のユーザーに送信できるかを決定します。

グローバル権限

これらの権限は個別のアセットには適用されないため、カスタム・アクセス設定ではオーバーライドできません。


アクセス: 制御されるツール: Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面: ユーザー、セッション、ロール、部門、ファイル・ストア、基本アクセス設定、カスタム・アクセス設定

権限 説明

表示

前述のセクションのエントリを表示します。

編集

前述のセクションのエントリを編集します。

作成

ユーザー、ロール、部門、ファイル・ストア、およびカスタム・アクセス設定を作成します。

削除

セッション、ロール、およびカスタム・アクセス設定を削除します。


プロジェクト: 制御されるツール: Oracle Enterprise Repositoryの「プロジェクト」画面

権限 説明

表示

「プロジェクト」ページでプロジェクトを表示します。

編集

「プロジェクト」ページでプロジェクトを編集します。

作成

「プロジェクト」ページでプロジェクトを作成します。

テンプレートの適用

コンプライアンス・テンプレートをプロジェクトに適用します。


ポリシー: 制御されるツール: Oracle Enterprise Repositoryの「アセット」画面

権限 説明

ポリシーの適用

ユーザーが他のアセットにポリシーを適用できるようになります。


レポート: 制御されるツール: Oracle Enterprise Repositoryの「レポート」画面

権限 説明

表示

レポートを表示します。


システム管理: 制御されるツール: Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面: システム設定、電子メール・テンプレート

権限 説明

編集

一般設定、セキュリティ設定、認証設定、およびファイル・ストア設定を編集できます。

有効化

新しい一般設定、セキュリティ設定、認証設定、およびファイル・ストア設定を有効化できます。


1.7 セッション

管理者はセッションを使用して、Oracle Enterprise Repositoryにログインしているユーザーを確認でき、必要に応じてユーザー・セッションをシャットダウンできます。

1.7.1 セッションの表示

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 左側のパネルで「セッション」をクリックします。図1-41のようなセッションのリストがメイン・ペインに表示されます。

    図1-41 「セッション」ペイン

    図1-41の説明が続きます
    「図1-41 「セッション」ペイン」の説明

1.7.2 単一セッションの削除

  1. メイン・ペインのリストから削除するセッションを選択します。セッションの詳細が下部のフレームで開きます。

  2. セッションの詳細で「削除」ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示されます。

  3. 「OK」をクリックします。セッションが削除されます。

1.7.3 複数のセッションの削除

  1. メイン・ペインのセッションのリストで、削除するセッションを個別に選択します。(列の最上部にあるチェック・ボックスにチェック・マークを付けると、リストのセッションがすべて選択されます。)

  2. セッションの詳細で「削除」ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示されます。

  3. 「OK」をクリックします。セッションが削除されます。

(削除権限が必要です。1.6項「アクセス設定」を参照してください。

1.8 タイプ

タイプはアセットの構成を定義します。すべてのアセットに、属性を定義するタイプが必要になります。タイプに関してはXMLも生成できます。これは特に、あるタイプから別のタイプへのマッピング属性が必要になる移行プロセスで使用されます。『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Repositoryアップグレード・ガイド』を参照してください。

1.8.1 タイプの表示

「タイプ」セクションを使用して、各個別タイプの属性を検索および表示します。名前およびアーキタイプで検索できます。タイプはOracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で表示できます。

  • 「タイプ」セクションで、「検索」または「すべてをリスト」を使用して、表示するタイプを探します。

    図1-42のようなユーザーのリストがメイン・ペインに表示されます。

図1-42 タイプ: ビューア

図1-42については周囲のテキストで説明しています。