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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
E51909-02
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8 Discovererのルック・アンド・フィールのカスタマイズ

この章では、Discovererのルック・アンド・フィール(LAF)をカスタマイズする方法について説明します。LAFのカスタマイズでは、Discoverer Viewerに表示されるOracleロゴを別のロゴへ置き換えることや、ユーザー・インタフェースの背景色を変更することなどができます。

この章には次のトピックが含まれます:

pref.txtの作業関係設定を使用して、Discovererのユーザー・インタフェース・コンポーネントを表示または非表示にすることもできます。たとえば、EUL Object Navigatorプリファレンスを使用して、Discoverer Plus (Relational)の「選択可能なアイテム」ペインを表示または非表示にできます。プリファレンスの詳細は、第9.6項「Discovererユーザー・プリファレンスのリスト」を参照してください。

8.1 Discoverer Plus LAFのカスタマイズ

この項では、Discoverer PlusのLAFをカスタマイズする方法について説明します。

8.1.1 Discoverer Plusで使用可能なLAFスタイルについて

次のLAFスタイルを使用できます。

  • ブラウザ(図8-1を参照)

    図8-1 ブラウザ・ルック・アンド・フィール


  • Oracle(図8-2を参照)

    図8-2 Oracle LAF


  • プラスチック(図8-3を参照)

    図8-3 プラスチックLAF


  • システム(図8-4を参照)

    図8-4 システムLAF


独自のLAFを作成し、このLAFをカスタムと呼ばれるLAFタイプとして使用することもできます。詳細は、第8.1.3項「Discoverer Plusに対するカスタムLAFの定義方法」を参照してください。


注意:

プラスチックLAFでDiscoverer Plusをデプロイするには、Oracle Fusion Middleware ControlでLAFオプションとしてプラスチックを選択する必要があります。詳細は、第8.2.2項「デフォルトのDiscoverer ViewerのLAFの変更方法」を参照してください。

8.1.2 すべてのエンド・ユーザーを対象にしたDiscoverer PlusのLAFの変更方法

中間層でLAFを指定することで、すべてのエンド・ユーザーを対象にDiscoverer PlusのLAFを変更できます。


注意:

特定のエンド・ユーザーを対象にDiscoverer PlusのLAFを変更するには、lookandfeelname URLパラメータを使用します。詳細は、第12.8項「Discoverer Plus固有のURLパラメータのリスト」を参照してください。

すべてのエンド・ユーザーを対象にDiscoverer PlusのLAFを変更するには:

  1. Fusion Middleware Controlを起動して、Discovererホームページに移動します。詳細は、第4.1.3項「Fusion Middleware ControlのDiscovererホームページとDiscovererコンポーネント・ホームページを表示する方法」を参照してください。

  2. 「コンポーネント」領域の「名前」列で、「Discoverer Plus」リンクをクリックします。

    Discoverer Plusホームページが表示されます。

  3. 「構成」をクリックします。

    「Discoverer Plus構成」ページが表示されます。

  4. 「ルック・アンド・フィール」リストから、目的のLAFを選択します。

  5. 「適用」をクリックします。

エンド・ユーザーがDiscoverer Plusを起動すると、指定したLAFが使用されます。

8.1.3 Discoverer Plusに対するカスタムLAFの定義方法

カスタムLAFを定義すると、独自のLAF (Discovererに付属するLAFとは異なるLAF)を使用してDiscovererをデプロイできます。

Discoverer PlusのカスタムLAFをグローバルに定義するには:

  1. LAFクラスが格納されているJARファイルを<ORACLE_HOME>/discoverer/libディレクトリにコピーします。

  2. MBeanブラウザを起動して、「PlusConfig」ノードに移動します。

    詳細は、第4.12項「システムMbeanブラウザを使用したDiscovererの構成」を参照してください。

  3. LAF属性の値を「カスタム」に変更します。

  4. LafJar属性の「値」フィールドに、LAFが格納されているJARファイルの名前を入力します。

  5. LafClass属性の「値」フィールドに、LAFの完全修飾Javaクラス名(javax.swing.plaf.metal.MetalLookAndFeelなど)を入力します。

  6. 「適用」をクリックします。

エンド・ユーザーがDiscoverer Plusを起動すると、カスタムLAFが適用されます。

Oracle Fusion Middleware Controlを使用して、Discovererとともにインストールされた標準LAFのいずれかにLAFを戻すことができます。詳細は、第8.2.2項「デフォルトのDiscoverer ViewerのLAFの変更方法」を参照してください。

8.2 Discoverer Viewerのカスタマイズ

この項では、Discoverer Viewerをカスタマイズする方法について説明します。

8.2.1 Discoverer Viewerのカスタマイズについて

Discoverer Viewerをカスタマイズすると、次のような変更を行うことができます。

  • レイアウト

    企業のロゴを変更することや、ページの要素(「終了」ボタン、「ヘルプ」ボタン、「処理」リンクなど)を表示または非表示にすることができます。また、一部のリンク先を変更することもできます。たとえば、「終了」ボタンに対してURLを指定できます。


    注意:

    Oracle Web Cacheでのキャッシュが最大となるように、レイアウトを変更することもできます。詳細は、第7.5.3項「キャッシュの最大化を可能にするDiscoverer Viewerの構成方法」を参照してください。

  • ルック・アンド・フィール(LAF)

    リンクに表示されるテキストなど、Viewerページで使用されるフォント・サイズや色を変更できます。


注意:

Discovererを複数マシン環境にデプロイしているときに、カスタマイズした同一のDiscoverer Viewerユーザー・インタフェースをすべてのマシンにデプロイするには、各Discoverer中間層でカスタマイズ変更を繰り返す必要があります。

8.2.2 デフォルトのDiscoverer ViewerのLAFの変更方法

カスタマイズしたLAFをエンド・ユーザーに提供する場合は、Discoverer ViewerインタフェースのデフォルトのLAFを変更します。

Discoverer ViewerのデフォルトのLAFを変更するには:

  1. Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを起動して、構成するマシン用のDiscovererホームページに移動します。詳細は、第4.1.3項「Fusion Middleware ControlのDiscovererホームページとDiscovererコンポーネント・ホームページを表示する方法」を参照してください。

  2. 「コンポーネント」リージョンで、「名前」列から「Discoverer Viewer」を選択します。

    Discoverer Viewerホームページが表示されます。

  3. 「カスタマイズ」をクリックします。

    「Discoverer Viewerのカスタマイズ」ページが表示されます。

  4. LAFに必要な変更を行います。

    たとえば、表示されるすべてのリンクの色を変更するには、「リンク」フィールドの隣の矢印をクリックして、目的の色を選択します。あるいは、適切なフィールドに16進数値を入力できます(たとえば、青色を使用するには#0000FFを入力します)。


    注意:

    色とフォントに対する変更は、Discoverer Viewerユーザー・インタフェースに適用されますが、ワークシートのテキスト・スタイルと色には適用されません。ワークシートのテキスト・スタイルと色は、Discoverer Plusで指定します。

    変更をプレビューするには、「プレビュー」をクリックします。

  5. 「適用」をクリックして、変更内容を保存します。

LAFの変更は、Discoverer Viewerブラウザの新規セッションまたはリフレッシュされたセッションすべてに適用されます。

8.2.3 デフォルトのDiscoverer Viewerレイアウトの変更方法

カスタマイズしたレイアウトをエンド・ユーザーに提供する場合は、デフォルトのDiscoverer Viewerレイアウトを変更します。たとえば、企業のロゴを変更したり、「プリファレンス」リンクを非表示にできます。

デフォルトのDiscoverer Viewerレイアウトを変更するには:

  1. Fusion Middleware Controlを起動して、構成するマシン用のDiscovererホームページに移動します。詳細は、第4.1.3項「Fusion Middleware ControlのDiscovererホームページとDiscovererコンポーネント・ホームページを表示する方法」を参照してください。

  2. 「コンポーネント」領域で、「名前」列から「Discoverer Viewer」をクリックします。

    Discoverer Viewerホームページが表示されます。

  3. 「カスタマイズ」をクリックします。

    「Discoverer Viewerのカスタマイズ」ページが表示されます。

  4. 必要に応じて「レイアウト」リージョンを変更します。

    たとえば、別のグラフィック・ファイルを使用して、デフォルトのDiscoverer Viewerのロゴを別のロゴに置換します。

    1. 「ロゴ」チェック・ボックスを選択します。

    2. 「ファイル」オプションを選択します。

    3. 「参照」をクリックし、Viewerページに表示する代替ロゴとして使用するグラフィック・ファイルを検索します。

      注意: Discoverer Viewerロゴを変更した場合、新しいロゴは「Discoverer Viewerに接続」ページおよび「Discoverer Plusに接続」ページにも表示されます(詳細は、第3.4項「Discovererの接続ページについて」を参照)。

  5. 「プレビュー」をクリックし、「プレビュー」領域に変更内容を表示します。

  6. 「適用」をクリックして、変更内容を保存します。

  7. Discoverer Viewerを実行してワークブックを開きます。

ヒント: 既存のDiscoverer Viewerセッションを実行中の場合は、ブラウザをリフレッシュすると、Discoverer Viewerが更新されて変更が反映されます。

レイアウトの変更は、Discoverer Viewerブラウザの新規セッションまたはリフレッシュされたセッションすべてに適用されます。

注意