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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalエンタープライズ・デプロイメント・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.8.3)
B55900-10
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6 エンタープライズ・デプロイメント用のソフトウェアのインストール

この章では、Oracle WebCenter Portalのエンタープライズ・デプロイメントの参照用トポロジに必要なソフトウェアをインストールする手順を説明します。Oracle HTTP Serverをインストールした後に、Oracle Fusion Middlewareをインストールします。

この章には次のトピックが含まれます:

6.1 ソフトウェアのインストール・プロセスの概要

エンタープライズ・デプロイメントのソフトウェアのインストールは、2つの部分に分割できます。最初の部分では必要なWeb層のインストールについて説明し、2番目の部分では必要なFusion Middleware (FMW)コンポーネントについて説明します。以降の章では、Oracle WebCenter Portalの参照用トポロジを作成するために必要な構成手順を説明します。

ソフトウェアの入手

ソフトウェアを入手する場所の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareソフトウェアの入手に関する項を参照してください。

いずれかのダウンロード場所を選択して、Oracle WebCenter Portalをダウンロードします。.zipアーカイブ・ファイルがシステムに保存されます。

アーカイブ・ファイルをダウンロードした後、インストールを実行するマシン上の任意のディレクトリにアーカイブ・ファイルを解凍します。

インストールするソフトウェア

表6-1に、各ホストにインストールする必要があるソフトウェアまたは各ホストからアクセス可能なソフトウェアを示します。

表6-1 各ホストにインストールする必要があるソフトウェアまたは各ホストからアクセス可能なソフトウェア

ホスト Oracle
HTTP
Server
Oracle WebLogic Server Oracle
SOA
Suite
Oracle WebCenter Portal Oracle WebCenter Content

WEBHOST1

X





WEBHOST2

X





SOAHOST1


X

X

X

X

SOAHOST2


X

X

X

X

WCPHOST1


X

X

X

X

WCPHOST2


X

X

X

X


6.2 Oracle HTTP Serverのインストール

この項の項目は次のとおりです。

6.2.1 Oracle HTTP Serverのインストールの前提条件

Oracle HTTP Server (OHS)をインストールする前に、ご使用のマシンが次の要件を満たしていることを確認します。

  • 『Oracle Fusion Middleware Oracle Web Tierインストレーション・ガイド』で指定されているように、システム、パッチ、カーネルおよびその他の要件が満たされていることを確認します。

  • Oracle HTTP Serverはデフォルトではポート7777にインストールされるので、ノード上のどのサービスでもポート7777を使用していないことを確認する必要があります。このポートが使用中かどうかを確認するには、Oracle HTTP Serverをインストールする前に次のコマンドを実行します。

    netstat -an | grep 7777
    

    ポート7777が使用されている場合は解放する必要があります。

  • Linuxプラットフォームで、/etc/oraInst.locファイルが存在する場合はその内容が正しいことを確認します。具体的には、インベントリ・ディレクトリが正しいこと、およびそのディレクトリに対する書込み権限があることを確認します。/etc/oraInst.locが存在しない場合は、この手順を省略してもかまいません。

  • インストールを開始する前に、次の環境変数が設定されていないことを確認します。

    • LD_ASSUME_KERNEL

    • ORACLE_INSTANCE

6.2.2 WEBHOST1およびWEBHOST2へのOracle HTTP Serverのインストール

第4章「エンタープライズ・デプロイメント用のファイル・システムの準備」の説明のとおり、冗長性を確保するため、Oracle Fusion Middlewareを記憶域上の少なくとも2つの場所にインストールします。

Oracle HTTP ServerをWEBHOST1およびWEBHOST2にインストールするには:

  1. Oracle HTTP Serverのインストーラを次のインストール・メディアから起動します。

    ./runInstaller

  2. 「インベントリ・ディレクトリの指定」画面で、次の手順を実行します。

    1. HOME/oraInventoryと入力します。HOMEは、インストールを実行するユーザーのホーム・ディレクトリです(この場所をお薦めします)。

    2. インストールを実行するユーザーのOSグループを入力します。

    3. 「OK」をクリックします。

    画面上の指示に従い、root権限で/createCentralInventory.shを実行します。

    「OK」をクリックします。

  3. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。

  4. 「ソフトウェア更新のインストール」画面で、「ソフトウェアの更新のスキップ」を選択して、「次へ」をクリックします。

  5. 「インストール・タイプの選択」画面でインストール - 構成なしを選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「前提条件のチェック」画面で、すべてのチェックが正常に完了したことを確認して「次へ」をクリックします。

  7. 「インストール場所の指定」画面で、次を指定します。

    • Fusion Middlewareホームの場所(インストール場所): ORACLE_BASE/product/fmw

    • Oracleホームの場所のディレクトリ: web

    「次へ」をクリックします。

  8. 「セキュリティ・アップデートの指定」画面で、セキュリティ更新をOracleサポートから受信するかどうかを選択し、受信する場合は、電子メール・アドレスを入力します。

  9. 「インストール・サマリー」画面で、選択内容が正しいことを確認します。そうでない場合は、「戻る」をクリックしてそれまでの画面に戻り、選択内容を変更します。問題がなければ、「インストール」をクリックします。

    UNIXシステムでoracleRoot.shスクリプトの実行を求められたら、必ずrootユーザーとして実行します。

    Oracle HTTP Serverソフトウェアがインストールされます。

  10. 「インストール完了」画面で「終了」をクリックして終了します。

  11. Oracle HTTP Serverのインストール後、ORACLE_HOMEディレクトリに次のディレクトリが表示されることを確認し、インストールが成功したことを確認します。

    • oracle_common

    • web

6.2.3 Oracle Fusion Middlewareインストールのバックアップ

この時点でFusion Middlewareホームをバックアップする必要があります(この時点ですべてのサーバーが停止していることを確認します)。

WEBHOST1> tar -cvpf fmwhomeback.tar ORACLE_BASE/product/fmw HOME/oraInventory

6.3 Oracle Fusion Middlewareのインストール

この項では、Oracle WebCenter Portalのエンタープライズ・デプロイメントの参照用トポロジに必要なOracle Fusion Middlewareソフトウェアをインストールする方法を説明します。インストールするソフトウェア・コンポーネントは、Oracle WebLogic Serverホーム(WL_HOME)およびOracleホーム(ORACLE_HOME)です。第4章「エンタープライズ・デプロイメント用のファイル・システムの準備」の説明のとおり、冗長性を確保するため、Oracle Fusion Middlewareを記憶域上の少なくとも2つの場所にインストールします。


注意:

セットアップのプロセスを開始する前に、Oracle Fusion Middlewareリリース・ノートを読み、インストールとデプロイメントに関する追加情報を確認してください。


この項の項目は次のとおりです。

6.3.1 Oracle WebLogic ServerのインストールとFusion Middlewareホームの作成

SOAHOST1およびSOAHOST2にOracle WebLogic Serverをインストールします。

Oracle WebLogic ServerはWCPHOST1およびWCPHOST2にインストールする必要はありません。インストールは共有記憶域で実行されるため、MW_HOMEは、WCPHOST1とWCPHOST2のOracle WebCenter Portalによってアクセスおよび使用が可能です。


注意:

WebLogic Serverを、64ビットJDKを使用して64ビット・プラットフォームにインストールする場合は、この項の手順ではなく、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の64ビットJDKを使用した64ビット・プラットフォームへのWebLogic Serverのインストールに関する項の手順に従ってください。


Oracle WebLogic Serverをインストールするには:

  1. Oracle WebLogic Serverのインストーラを次のインストール・メディアから起動します。

    $ ./wls1036_linux32.bin
    
  2. 「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。

  3. 「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」画面で、次の手順を実行します。

    ORACLE_BASEは、Oracle製品のインストール先であるベース・ディレクトリです。このディレクトリは/u01/app/oracleとすることをお薦めします。詳細は、第4.3項「各種ディレクトリの推奨場所」を参照してください。

    「次へ」をクリックします。

  4. 「セキュリティ更新のための登録」画面で、セキュリティ更新の通知を受け取る連絡先の情報を入力して、「次へ」をクリックします。

  5. 「インストール・タイプの選択」画面で、「カスタム」を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「製品とコンポーネントの選択」画面で「次へ」をクリックします。

  7. 「JDKの選択」画面で、「Oracle JRockit 1.6.0_<version> SDKのみを選択して「次へ」をクリックします。

  8. 「製品インストール・ディレクトリの選択」画面で、ORACLE_BASE/product/fmw/wlserver_10.3ORACLE_BASE/product/fmw/coherence_3.7を受け入れ、「次へ」をクリックします。

  9. 「インストールのサマリー」画面で「次へ」をクリックします。

    Oracle WebLogic Serverソフトウェアがインストールされます。

  10. 「インストール完了」画面で、「Quickstartの実行」チェック・ボックスの選択を解除して「完了」をクリックします。

6.3.2 Oracle Fusion Middlewareコンポーネントのインストール

この項の項目は次のとおりです。

6.3.2.1 Oracle SOA Suiteのインストール

Oracle SOA SuiteをSOAHOST1およびSOAHOST2にインストールする手順は次のとおりです


注意:

インストールは共有記憶域で実行されるため、MW_HOMEは、WCPHOST1とWCPHOST2のOracle WebCenter Portalによってアクセスおよび使用が可能です。


  1. Linuxプラットフォームで、/etc/oraInst.locファイルが存在する場合はその内容が正しいことを確認します。具体的には、インベントリ・ディレクトリが正しいこと、およびそのディレクトリに対する書込み権限があることを確認します。/etc/oraInst.locが存在しない場合は、この手順を省略してもかまいません。

  2. Oracle SOA Suiteのインストーラをインストール・メディアから起動します。

    ./runInstaller
    

    インストーラで、JRE/JDKの場所を入力するように求められたら、Oracle WebLogic Serverのインストールで作成したOracle SDKの場所を入力します(例: ORACLE_BASE/product/fmw/jrockit-jdk1.6.0_version)。詳細は、第6.3.1項「Oracle WebLogic ServerのインストールとFusion Middlewareホームの作成」を参照してください。

  3. 「インベントリ・ディレクトリの指定」画面で、次の手順を実行します。

    1. HOME/oraInventoryと入力します。HOMEは、インストールを実行するユーザーのホーム・ディレクトリです(この場所をお薦めします)。

    2. インストールを実行しているユーザーの「オペレーティング・システム・グループ」名を入力します。

    3. 「OK」をクリックします。

    画面上の指示に従い、root権限で/createCentralInventory.shを実行します。「OK」をクリックします。


    注意:

    「インベントリ・ディレクトリの指定」画面は、UNIXオペレーティング・システムで、Oracle Universal Installerによる初めてのインストール時のみ表示されます。インストーラは、インベントリ・ディレクトリを使用して、マシンにインストールしたすべてのOracle製品を追跡します。


  4. 「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。

  5. 「ソフトウェア更新のインストール」画面で、「ソフトウェアの更新のスキップ」を選択して、「次へ」をクリックします。

  6. 「前提条件のチェック」画面で、すべてのチェックが正常に完了したことを確認して「OK」をクリックします。

  7. 「インストール場所の指定」画面で、Oracle SOA Suiteのインストール場所を指定します。すでにインストールされているOracleミドルウェア・ホームをドロップダウン・リストから選択します。Oracleホーム・ディレクトリには、SOA Suiteのディレクトリ名(soa)を入力します。

    図6-1 インストーラ・ウィザードの「インストール場所の指定」画面

    図6-1の説明が続きます
    「図6-1 インストーラ・ウィザードの「インストール場所の指定」画面」の説明

    完了したら、「次へ」をクリックします。

  8. Application Server画面で、WebLogic Serverを選択し、「次へ」をクリックします。

  9. 「インストールのサマリー」画面で「インストール」をクリックします。

    Oracle Fusion Middleware SOA Suiteソフトウェアがインストールされます。

  10. 「インストール完了」画面で「終了」をクリックします。

  11. Oracle WebLogic SeverおよびOracle SOA Suiteの両方のインストールが完了したら、MW_HOMEディレクトリに次のファイルとディレクトリが表示されることを確認し、インストールを確認します。

    • coherence_version

    • jrockit-jdk_version **

    • modules

    • oracle_common

    • registry.xml

    • utils

    • domain-registry.xml

    • logs

    • ocm.rsp

    • registry.dat

    • soa

    • wlserver_10.3


    注意:

    • ** 64ビットJDKを使用する64ビット・プラットフォームでインストールする場合は、jrockit-jdkversionディレクトリは表示されません。(Oracle WebLogic Serverの.jarインストーラにはJDKが組み込まれていませんが、.binインストーラにはJDKが含まれます)。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の64ビットJDKを使用した64ビット・プラットフォームでのWebLogic Serverのインストールに関する項も参照してください。

    • このガイドで説明する例ではJRockitを使用します。特に記載がないかぎり、動作保証された任意のバージョンのJavaを使用できます。


6.3.2.2 Oracle WebCenter Portalのインストール

Oracle WebCenter PortalをSOAHOSTおよびSOAHOST2にインストールする手順は次のとおりです。


注意:

インストールは共有記憶域で実行されるため、MW_HOMEは、WCPHOST1とWCPHOST2のOracle WebCenter Portalによってアクセスおよび使用が可能です。


  1. Oracle WebCenter Portalのインストーラを起動します。

    ./runInstaller
    

    インストーラで、JRE/JDKの場所を入力するように求められたら、Oracle WebLogic Serverのインストールで作成したOracle SDKの場所を入力します(例: ORACLE_BASE/product/fmw/jrockit-jdk1.6.0_version)。詳細は、第6.3.1項「Oracle WebLogic ServerのインストールとFusion Middlewareホームの作成」を参照してください。

  2. 「インベントリ・ディレクトリの指定」画面で、次の手順を実行します。

    1. HOME/oraInventoryと入力します。ここでHOMEは、インストールを実行しているユーザーのホーム・ディレクトリです(推奨の場所)。

    2. インストールを実行しているユーザーの「オペレーティング・システム・グループ」名を入力します。

    3. 「OK」をクリックします。


    注意:

    「インベントリ・ディレクトリの指定」画面は、UNIXオペレーティング・システムで、Oracle Universal Installerによる初めてのインストール時のみ表示されます。インストーラは、インベントリ・ディレクトリを使用して、マシンにインストールしたすべてのOracle製品を追跡します。


  3. 「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。

  4. 「ソフトウェア更新のインストール」画面で、「ソフトウェアの更新のスキップ」を選択して、「次へ」をクリックします。

  5. 「前提条件のチェック」画面で、すべてのチェックが正常に完了したことを確認して「OK」をクリックします。

  6. 「インストール場所の指定」画面で、Oracle WebCenter Portalのインストール場所を指定します。すでにインストールされているOracleミドルウェア・ホームをドロップダウン・リストから選択します。Oracleホーム・ディレクトリには、WebCenter Portalのディレクトリ名(wc)を入力します。

    「次へ」をクリックします。

  7. Application Server画面で、WebLogic Serverを選択し、「次へ」をクリックします。

  8. 「インストールのサマリー」画面で「インストール」をクリックします。

    Oracle WebCenter Portalソフトウェアがインストールされました。

  9. 「インストール完了」画面で「終了」をクリックします。

  10. Oracle WebLogic Sever、Oracle SOA SuiteおよびOracle WebCenter Portalのインストールが完了したら、MW_HOMEディレクトリに次のディレクトリとファイルが表示されることを確認し、インストールを確認します。

    • coherence_version

    • jrockit-jdk_version **

    • modules

    • oracle_common

    • registry.xml

    • utils

    • domain-registry.xml

    • logs

    • ocm.rsp

    • registry.dat

    • soa

    • wc

    • wlserver_10.3


注意:

  • ** 64ビットJDKを使用する64ビット・プラットフォームでインストールする場合は、jrockit-jdkversionディレクトリは表示されません。(Oracle WebLogic Serverの.jarインストーラにはJDKが組み込まれていませんが、.binインストーラにはJDKが含まれます)。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の64ビットJDKを使用した64ビット・プラットフォームでのWebLogic Serverのインストールに関する項も参照してください。

  • このガイドで説明する例ではJRockitを使用します。特に記載がないかぎり、動作保証された任意のバージョンのJavaを使用できます。


6.3.2.3 Oracle WebCenter Contentのインストール

Oracle WebCenter ContentをSOAHOSTおよびSOAHOST2にインストールする手順は次のとおりです。


注意:

インストールは共有記憶域で実行されるため、MW_HOMEは、WCPHOST1とWCPHOST2のOracle WebCenter Portalによってアクセスおよび使用が可能です。


  1. Oracle WebCenter Contentのインストーラを起動します。

    ./runInstaller
    

    インストーラで、JRE/JDKの場所を入力するように求められたら、Oracle WebLogic Serverのインストールで作成したOracle SDKの場所を入力します(例: ORACLE_BASE/product/fmw/jrockit-jdk1.6.0_version)。詳細は、第6.3.1項「Oracle WebLogic ServerのインストールとFusion Middlewareホームの作成」を参照してください。

  2. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。

  3. 「ソフトウェア更新のインストール」画面で、「ソフトウェアの更新のスキップ」を選択して、「次へ」をクリックします。

  4. 「前提条件のチェック」画面で、すべてのチェックが正常に完了したことを確認して「次へ」をクリックします。

  5. 「インストール場所の指定」画面で、Oracle WebCenter Contentをインストールする場所を指定します。すでにインストールされているOracleミドルウェア・ホームをドロップダウン・リストから選択します。「Oracleホーム」ディレクトリには、ディレクトリ名(wcc)を入力します。

    完了したら、「次へ」をクリックします。

  6. 「アプリケーション・サーバー」画面で、「WebLogic Server」が選択されていること(デフォルト)を確認してから「次へ」をクリックします。

  7. 「インストールのサマリー」画面で「インストール」をクリックします。

    Oracle WebCenter Contentソフトウェアがインストールされます。

  8. 「インストール完了」画面で「終了」をクリックします。

  9. Oracle WebLogic Server、Oracle Fusion Middleware for SOA、Oracle WebCenter PortalおよびOracle WebCenter Contentのインストールが完了したら、MW_HOMEディレクトリに次のディレクトリとファイルが表示されることを確認し、インストールを確認します。

    • coherence_version

    • jrockit-jdk_version

    • modules

    • oracle_common

    • registry.xml

    • utils

    • domain-registry.xml

    • logs

    • ocm.rsp

    • registry.dat

    • soa

    • wc

    • wlserver_10.3

    • wcc


注意:

  • ** 64ビットJDKを使用する64ビット・プラットフォームでインストールする場合は、jrockit-jdkversionディレクトリは表示されません。(Oracle WebLogic Serverの.jarインストーラにはJDKが組み込まれていませんが、.binインストーラにはJDKが含まれます)。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の64ビットJDKを使用した64ビット・プラットフォームでのWebLogic Serverのインストールに関する項も参照してください。

  • このガイドで説明する例ではJRockitを使用します。特に記載がないかぎり、動作保証された任意のバージョンのJavaを使用できます。


6.3.3 Fusion Middlewareインストールのバックアップ

この時点でSOAHOST1からFusion Middlewareホームをバックアップする必要があります(まず、サーバーが停止していることを確認します)。

tar -cvpf fmwhomeback.tar ORACLE_BASE/product/fmw HOME/oraInventory

これによって、Oracle WebLogic ServerおよびOracle Fusion Middlewareコンポーネントの両方のインストール・ファイルのバックアップが作成されます。