フォルダは、ドキュメントの整理およびドキュメントへのアクセスの制御だけでなく、適切なメタデータのドキュメントへの関連付けに使用されます。この章では、フォルダの作成、保護、変更および削除方法について説明します。内容は次のとおりです。
フォルダおよびサブフォルダは、編成とセキュリティの追加レベルをライブラリのコンテキストに提供するために作成されます。ライブラリと同様に、フォルダは、ドキュメントに関連付けるメタデータ・フィールドの特定やメタデータに値を自動的に割り当てるのに役立ち、セキュリティに階層を追加できます。ライブラリおよびフォルダの詳細は、第5章および第6章を参照してください。
フォルダは、含まれているライブラリの動作を模倣します。デフォルトでは、フォルダにアップロードされたドキュメントは、フォルダに定義されているメタデータ・フィールドおよびセキュリティだけでなく、そのフォルダに定義されているすべてのデフォルトのメタデータ値を継承します。
ライブラリはフォルダ階層の最上位レベルにあるため、フォルダはライブラリと同様に動作します。フォルダまたはライブラリを操作する場合、一部のタスクは同じです。表14-1に、指定したタスクの実行に必要な適切な項をリストします。実行できるタスクは、フォルダに対してユーザーが持つ権限によって異なります。
表14-1 ライブラリでの手順へのリンク
操作 | 参照先の項 |
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フォルダの作成 |
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フォルダ・プロパティの表示および編集 |
13.3項「ドキュメント・ライブラリのプロパティの表示および編集」 |
フォルダ・メタデータの伝播 |
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フォルダの共有 |
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フォルダのフォロー |
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フォルダ・ショートカットの作成 |
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フォルダは通常、ライブラリのコンテキスト内のOracle WebCenter Contentにあります。ライブラリを選択すると、ライブラリ内のフォルダがサイド・バーにリストされるため、必要なフォルダを参照できます。
検索条件入力して、特定のフォルダを検索することもできます。特定のフォルダの検索の詳細は、9.4項、9.5項および9.7項を参照してください。
注意: サイド・バーにあるフォルダの検索ボックスでは、常に選択されているライブラリが検索されます。これに対して、バナーの検索ボックスでは、複数のライブラリ間でフォルダを検索できます。 |
フォルダは、ライブラリのコンテキスト内に作成されるため、親ライブラリのプロパティをデフォルトで継承します。フォルダの作成後に、フォルダ・プロパティを更新できます。フォルダを作成するには:
「フォルダの検索」ページで、フォルダを作成するライブラリにナビゲートします。フォルダ・リストがサイド・バーに表示されます。
新しいフォルダを作成するライブラリまたはフォルダを右クリックして、コンテキスト・メニューから「フォルダの作成」を選択するか、サイド・バーのフォルダ階層の上にある「フォルダの作成」アイコンをクリックします。
「フォルダの作成」ページでフォルダの一意の名前および説明を入力して、「OK」をクリックします。
注意: ほとんどの場合、複数のフォルダを同じ名前で保存できないため、作成するすべてのフォルダには一意の名前を選択することをお薦めします。フォルダの名前は、作成するライブラリまたはフォルダのコンテキスト内で一意である必要があります。 |
フォルダを削除すると、フォルダ内のすべてのフォルダおよびドキュメントとそのフォルダへのすべてのショートカットが削除されます。エンタープライズ・ライブラリ内のフォルダを削除するには、そのフォルダに対する読取り、書込みおよび削除権限がある必要があります。
フォルダを削除する権限を持っていることに加え、フォルダ内の各アイテムを削除する権限も必要です。フォルダを削除する場合、Oracle WebCenter Contentはフォルダ内のアイテム(フォルダ、ドキュメント、ショートカットおよび保存された検索)の削除から始めます。特定のアイテムに対する削除権限がない場合は、適切な権限があるアイテムのみが削除されます。権限がないアイテムは残るため、そのアイテムが含まれるフォルダも削除されません。
注意: フォルダ・ショートカットは、フォルダの削除と同じ手順を使用して削除できます。ショートカットを削除してもフォルダは削除されません。 |
フォルダを削除するには、サイド・バーの「フォルダ」リストでフォルダを右クリックして、コンテキスト・メニューから「削除」を選択します。