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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49682-01
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60 ファイル・システム: デフォルトのマッピング仕様

Content Integration Platformのデフォルトのマッピング・フレームワークにより、デフォルトのファイル・システム構造(FolderおよびDocumentファイル・タイプと、contentAttrcontentURLおよびFileSize属性)に基づいているかぎり、パブリッシュ可能なコンテンツをファイル・システムからパブリッシュできます。

この章は、次の項で構成されています。

60.1 概要

マッピング・フレームワークでは次のデフォルトのコンポーネントが提供されます。

マッピングはmappings.xmlでコード化されます。表60-1「ファイル・システムのデフォルト・データとフレックス・ファミリの対応データ」で概要を確認してください(詳細は、第60.2項「デフォルトのmappings.xml」を参照)。

マッピングを確立したら、Folderタイプのフォルダ(およびそのコンテンツ)は次のようにパブリッシュ可能になります。

パブリッシュ時、Content Integration Platformはmappings.xmlファイルを参照して、パブリッシュするオブジェクトのタイプ(FolderおよびDocument)を特定します。publishコマンドで指定されたフォルダがパブリケーション・プロセスの開始ポイントになります。フォルダは、それに含まれるすべてのサブフォルダおよびドキュメントとともに、FileSystem Folderのフレックス親アセットとしてパブリッシュされます。

フォルダの構造(サブフォルダおよびドキュメント)を再現するために、Content Integration Platformはパス情報を参照します。サブフォルダが存在する場合、Content Integration Platformは対応するFilesystem Folderアセットを連鎖させて階層を再現します。ファイル・タイプFileSystem Documentのフレックス・アセットとして処理されるドキュメントは、対応するFileSystem Folder親アセットの下に配置されます。

図60-1 FileSystemフレックス・ファミリへのドキュメント・タイプのマップ

図60-1の説明が続きます
「図60-1 FileSystemフレックス・ファミリへのドキュメント・タイプのマップ」の説明

図60-2 FileSystemフレックス・ファミリへのドキュメント・タイプのマップ

図60-2の説明が続きます
「図60-2 FileSystemフレックス・ファミリへのドキュメント・タイプのマップ」の説明

60.2 デフォルトのmappings.xml

デフォルトのmappings.xmlファイルはContent Integration Agentにあり、ファイル・システムのデフォルト・スキーマをWebCenter SitesのFileSystemフレックス・ファミリにマップします。マッピングはid属性により一意に識別されます(この例では<mapping id="filesystem2cs">)。<assettype-mapping>および<descriptor-mapping>タグのパラメータは、「ファイル・システム・データをOracle WebCenter Sitesにマップするためのタグおよびパラメータ」に定義されています。

<mappings>
<!-- File System to CS -->
 <mapping id="filesystem2cs">
  <assettype-mapping
    sourceid="Document"
    targetid="FileSystem_Document;fs_document"
    id="fs_document">
   <descriptor-mapping
      sourceid="contentAttr"
      targetid="file" type="static" />
   <descriptor-mapping
      sourceid="contentURL"
      targetid="contentURL" type="dynamic" />
   <descriptor-mapping
      sourceid="FileSize"
      targetid="file_size" />
  </assettype-mapping>
  <assettype-mapping
    sourceid="Folder"
    targetid="FileSystem_Folder;fs_folder"
    id="fs_folder" />
 </mapping>
</mappings>

60.3 FileSystemフレックス・ファミリの仕様

表60-1「ファイル・システムのデフォルト・データとフレックス・ファミリの対応データ」は、WebCenter SitesのFileSystemフレックス・ファミリに対するファイル・システム・スキーマのデフォルトのマッピングを要約したものです。カスタマイズ実装の場合は、フレックス・ファミリを再使用することも、独自に作成することもできます。

表60-1 ファイル・システムのデフォルト・データとフレックス・ファミリの対応データ

データのタイプ ファイル・システムのデフォルト・データ FlexAssetTypeへのマップ フレックス・ファミリ・メンバーへのマップ 説明 このタイプのアセットの作成者

スキーマ

属性

次の属性(ドキュメント用)脚注 1 :

contentURL

contentAttr

FileSize

FileSystem属性

次の属性インスタンスを格納:脚注 2 

content

URL

file

file_size

フレックス属性

このフレックス・アセット・タイプはドキュメントの属性を格納します。

WebCenter Sites管理者

スキーマ

フォルダ・ファイル・タイプ

Folder

FileSystem親定義

次の親定義インスタンスを格納: 脚注 3 

fs_folder

フレックス親定義

このフレックス・アセット・タイプは親定義インスタンスを格納します。

WebCenter Sites管理者

スキーマ

ドキュメント・ファイル・タイプ Document

FileSystem子定義 次の子定義インスタンスを格納:

fs_document

フレックス(子)定義

このフレックス・アセット・タイプは子定義インスタンスを格納します。

WebCenter Sites管理者

コンテンツ

パブリッシュされたフォルダ

次のファイル・タイプのフォルダ

Folder

FileSystemフォルダ

フレックス親アセットを格納(タイプfs_folderおよびその他のタイプ)

フレックス親

このフレックス・アセット・タイプはフォルダ・アセットを格納します。

Content Integration Platform

コンテンツ

パブリッシュされたドキュメント

次のファイル・タイプのドキュメント

Document

FileSystemドキュメント

フレックス(子)アセットを格納(タイプfs_documentおよびその他のタイプ)

フレックス(子)アセット

このフレックス・アセット・タイプはドキュメント・アセットを格納します。例については、図60-1を参照してください。

Content Integration Platform


脚注 1 属性名は表示名になります。あまり使用されないシステム定義の属性は、デフォルトのmappings.xmlファイルおよびフレックス・ファミリから除外されました。それらの属性は、DateCreatedDateModifiedMimeTypeです。

脚注 2 「インスタンス」は「アセット」のことを意味します。「インスタンス」は、パブリッシュされたコンテンツ(アセット)とメタデータ(インスタンス)を区別するためにのみ使用されています。

脚注 3 「インスタンス」は「アセット」のことを意味します。「インスタンス」は、パブリッシュされたコンテンツ(アセット)とメタデータ(インスタンス)を区別するためにのみ使用されています。