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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureの使用
11gリリース1 (11.1.1)
E51449-01
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3 ドキュメントのレビューと編集

本番または小さなバッチのどちらのレベルのドキュメントで作業する場合でも、ほとんどの場合、ドキュメントをドキュメント・ペインでレビューする必要があります。この章では、ドキュメントを索引付けのためにリリースし、さらに処理するかまたはコンテンツ・リポジトリに書き込む前に、そのドキュメントをレビューおよび更新する方法について説明します。

この章の主なトピックは次のとおりです:

3.1 ドキュメントおよびページのレビュー

この項の内容は次のとおりです。

3.1.1 ドキュメントをキャプチャ後に自動的にレビューおよび索引付けする方法

バッチをスキャンまたはインポートすると、デフォルトでは、そのプロパティが右側のペインに表示されます。かわりに、ドキュメント・ペインに、選択したバッチの最初のドキュメント内の最初のページが自動的に表示されるようにプリファレンスを設定できます。

  1. クライアント・ウィンドウ右側の上部にある「プリファレンス」リンクをクリックします。

  2. 「スキャン後にバッチを自動レビュー/索引」フィールドを選択します。

3.1.2 選択したページをズームインおよびズームアウトする方法

「ズームイン」「ズームアウト」「高さに合せる」「幅に合せる」および「ウィンドウに合せる」ボタンを使用して、ビューア内のイメージを拡大または縮小してイメージ品質を検査します。これらの設定はバッチで保存されません。バッチを開いたとき、そのイメージは常に「ウィンドウに合せる」サイズで表示されます。

  • ドキュメント・ペインで、イメージを拡大するには、「ズームイン」ボタンをクリックします。イメージを縮小するには、「ズームアウト」ボタンをクリックします。

  • ズームする別の方法は、マウスの左ボタンを使用してイメージ上の四角形の領域をクリックしてドラッグします(ラバーバンド・ズーム)。

  • 高さ全体をウィンドウに合せるようにページ表示を変更するには、「高さに合せる」ボタンをクリックします。

  • 幅全体をウィンドウに合せるようにページ表示を変更するには、「幅に合せる」ボタンをクリックします。

  • いつでも、「ウィンドウに合せる」ボタンをクリックすると、ビューアにイメージ全体が表示されます。

3.1.3 サムネイル表示をサイズ変更または再配置する方法

スクロール可能なサムネイル・バーを縦(デフォルト)または横に表示できます。ペインのサイズを変更するには、ペイン・セパレータをクリックしてドラッグします(第1.5.1項)。

サムネイル表示のサイズ変更または再配置後、後続のセッション用に新しい設定が保存されます。

  1. ドキュメント・ペインで、ツールバーの「サムネイルのサイズ」ボタンをクリックします。

  2. 「小」「中」または「大」を選択すると、新しい選択を反映するようにサムネイル・サイズが変更されます。

  3. 必要に応じて、「サムネイルを横に表示」/「サムネイルを縦に表示」ボタンをクリックして、サムネイルの表示を横または縦に切り替えます。

3.1.4 ページを印刷する方法

スキャンまたはインポートしたページを印刷する手順は、次のとおりです。

  1. ドキュメント・ペインで、印刷するページをそのサムネイルを選択することによって選択します。

  2. 「ページの印刷」ボタンをクリックします。必要に応じて、印刷ウィンドウでプリンタを選択して設定を構成します。ページが印刷されます。

3.2 ドキュメントおよびページの編集

この項の内容は次のとおりです。

3.2.1 イメージの品質を向上する方法

多くのスキャナは、ノイズの削除および動的しきい値などの機能を使用して、白黒イメージの品質を向上する機能があります。白黒でスキャンするときはイメージの品質を最適化するために、スキャナのドキュメントを確認してください。

イメージの品質を向上するには次の手順を実行します。

  1. スキャナのマニュアルに記載されているように、スキャナが最良の状態で動作していることを確認してください(たとえば、スキャナのガラスがきれいであることを確認してください)。

  2. バッチ・ペインで「キャプチャ設定/キャプチャ・ソース」ボタンの左側をクリックし、使用可能なスキャナ設定を調整します(たとえば、スキャンの明度およびコントラストを調整します)。クライアント・プロファイルによって、一部のスキャナ設定(DPI解像度や色など)の変更が禁止される場合があることに注意してください。

  3. 必要な場合は、キャプチャ・ワークスペース・マネージャに連絡して、クライアント・プロファイルのスキャナ設定(DPI、明度とコントラストなど)の調整をリクエストしてください。

3.2.2 ページを別のドキュメントに移動する方法

ページをドキュメント内で移動または別のドキュメントに移動するには、ページのサムネイルを新しい位置にドラッグ・アンド・ドロップします。

注意: ドキュメント内に残っているページを別のドキュメントにドラッグすると、そのドキュメントは自動的に削除されます。

3.2.3 ページを回転またはフリップする方法

ページを回転またはフリップする手順は、次のとおりです。

  1. ドキュメント・ペインで、回転またはフリップする1つ以上のページのサムネイルを選択します。

    複数のサムネイルの場合は[Ctrl]キーを押しながら選択します。バッチ全体を上下逆にスキャンした場合は、次の手順で説明されているように、[Ctrl] + [A]を押してすべてのページを選択してから「フリップ」オプションを選択します。

  2. 回転ボタンの1つをクリックします。ページを回転またはフリップすると、ページはその方法でバッチ内に保存されます。

    • イメージを反時計回りに90度回転するには、「左に回転」をクリックします。

    • イメージを時計回りに90度回転するには、「右に回転」をクリックします。

    • イメージを180度回転するには、「フリップ」をクリックします。

3.3 ドキュメントの作成と削除

この項の内容は次のとおりです。

3.3.1 新規ドキュメントの作成時にドキュメントを分割する方法

たとえば、特定のページが別の顧客に属していて、別々のドキュメントにする必要があることに気付く場合があります。

  1. 新規ドキュメントを作成するページを選択します。

  2. ドキュメント・ペインのツールバーから、「新規ドキュメントの作成」ボタンをクリックします。

    現在のページから次のドキュメントまでのすべてのページを含む新しいドキュメントが作成されます。

3.3.2 ドキュメント区切りを削除する方法

ドキュメント区切りを削除するには次の手順に従います。この手順を実行すると、選択したドキュメントのページが前のドキュメントに追加されます。ドキュメントおよびそのページを削除する場合は、第3.3.3項を参照してください。

  1. 前のドキュメントとマージするドキュメントを選択します。

    バッチの最初のドキュメントを選択すると、前のドキュメントがないので、そのドキュメントを削除するプロンプトが表示されます。

  2. 「ドキュメントの削除」ボタンをクリックします。

    図3-1 ドキュメントまたはドキュメント区切りの削除

    図3-1の説明が続きます
    「図3-1 ドキュメントまたはドキュメント区切りの削除」の説明

  3. プロンプトが表示されたら、区切りを削除するオプションを選択して「OK」をクリックします。ドキュメントが前のドキュメントにマージされます。

3.3.3 ドキュメントおよびそのページを削除する方法

ドキュメントおよびそのページを削除するには、次の手順に従います。

  1. 削除するドキュメントを選択します。

    バッチ・ペインでドキュメントを選択するか、ドキュメント・ペインでドキュメントのサムネイルのいずれかを選択できます。

  2. ドキュメント・ペインのツールバーで「ドキュメントの削除」ボタンをクリックします。

  3. プロンプトが表示されたら、ドキュメントを削除するオプションを選択して「OK」をクリックします。

3.4 ページの追加、置換および削除

この項の内容は次のとおりです。

個々のページを編集できるのは、イメージ・ドキュメントだけです。イメージ以外のドキュメントを編集する際には、個々のページの編集用ツールバー・オプションが無効になっています。

3.4.1 選択したページの前にページを挿入する方法

ページをスキャンまたはファイルをインポートしてイメージ・ドキュメントに追加できます。挿入する手順は、次のとおりです。

  1. 必要に応じて、[Ctrl]+[Alt]+[S]を押してキャプチャ・ソースを設定します(第2.2.2項)。スキャンの場合は、挿入するページをスキャナにセットします。

  2. ドキュメント・ペインで、ページを挿入する位置の後ろになるサムネイル・ページを選択します。

  3. ドキュメント・ペインのツールバーから、「ページの挿入」ボタンをクリックします。インポートする場合は、挿入するファイルを1つ以上選択します。

    ページまたはファイルは、選択したサムネイル・ページの前に挿入されます。

3.4.2 ドキュメントにページを追加する方法

ページをスキャンまたはファイルをインポートしてドキュメントに追加できます。イメージ以外のアイテムを含むバッチにドキュメントを追加できますが、イメージ以外のドキュメントにページを追加できません。追加する手順は、次のとおりです。

  1. 必要に応じて、[Ctrl]+[Alt]+[S]を押してキャプチャ・ソースを設定します(第2.2.2項)。スキャンの場合は、追加するページをスキャナにセットします。

  2. バッチまたはドキュメント・ペインで、追加するドキュメントを選択します。

  3. ドキュメント・ペインのツールバーから、「ページの追加」ボタンをクリックします。

  4. 「ページの追加」ウィンドウで、追加オプションを選択し、「OK」をクリックします。

    図3-2 ページの追加または新規ドキュメントの作成

    図3-2の説明が続きます
    「図3-2 ページの追加または新規ドキュメントの作成」の説明

    次のいずれかを実行できます。

    • スキャンしたページまたはインポートしたファイルを選択したドキュメントの最後に追加します。

    • 新規ドキュメントを作成します。インポートする場合、すべてのインポート・ファイルに対して1つのドキュメントを作成するか、ファイルごとに1つのドキュメントを作成するかを指定し、プロンプトが表示されたらインポートするファイルを選択します。

    選択内容に基づいて、ページまたはファイルが最後に追加されるか、1つ以上の新規ドキュメントに追加されます。

3.4.3 ページを置換する方法

スキャン中に問題が発生し、ページの半分のみがスキャンされたときは、イメージ・ドキュメントのページを置換する場合があります。ページを置換する手順は、次のとおりです。

  1. 必要に応じて、[Ctrl]+[Alt]+[S]を押してキャプチャ・ソースを設定します(第2.2.2項)。スキャンの場合は、置換するページをスキャナにセットします。

  2. ドキュメント・ペインで、置換するページのサムネイルを選択します。

  3. ドキュメント・ペインのツールバーから、「ページの置換」ボタンをクリックします。

  4. 「はい」をクリックして、選択したページの削除、およびスキャンまたはインポートしているページによる置換を確認します。インポートする場合は、選択したページを置換する1つ以上のファイルを選択します。

3.4.4 ページを削除する方法

イメージ・ドキュメント内の1つ以上のページを削除する手順は、次のとおりです。

  1. 「ドキュメント」ペインで、削除するページのサムネイルを選択します。複数のサムネイルの場合は[Ctrl]キーを押しながら選択します。

  2. 「ページの削除」ボタンをクリックして削除を確認します。