Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発 11gリリース1 (11.1.1.8.3) E49666-03 |
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この章では、アプリケーション・エンド・ユーザーが共同作業を行ったりコンテンツやアイデアを共有できるように、Wikiとブログの機能をWebCenter Portal Frameworkアプリケーションに統合する方法について説明します。
この章の内容は、次のとおりです。
Wikiは、ユーザーが登録の必要なしに参照、更新および削除できる、有用なコンテンツや情報の集合です。このように簡単に対話および様々な操作ができることから、Wikiは複数の人が一緒に記述されたコンテンツを作成できる、コラボレイティブな作成のための効果的なツールとなっています。
ブログは一般的に、個々のユーザーの経験および意見の個人的な記録です。どのようなタイプのアイデア、計画または視点のディスカッションやエバンジャライズにも役立つツールを提供します。ブログは、選択したグループの人々またはより広範な対象読者を想定して作成できます。一般的に各ブログには、様々なブログ投稿が含まれており、新たに追加されたブログ投稿が上に表示されます。ブログでは、全体的な概念に関する読者のコメントを歓迎します。
ドキュメント・ツールを使用することで、WikiとブログをPortal Frameworkアプリケーションに統合できます。アプリケーションで公開できるWikiページまたはブログの数に制限はありません。
Wikiおよびブログの機能をサポートするために、ドキュメント・ツールではコンテンツ・サーバーを利用します。Portal FrameworkアプリケーションでWikiおよびブログの機能を使用するには、次の前提条件を満たす必要があります。
Content Server 11gがWebCenter Portalのデフォルトのコンテンツ・リポジトリとしてインストールおよび構成されていることが必要です。Wikiおよびブログの機能は、Content Server 10gでは使用できません。Content Server 11gのインストールおよび構成の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「コンテンツ・リポジトリの管理」の章を参照してください。
Content Server 11gへの接続が確立されていることが必要です。詳細は、第25.2.1項「Oracle Content Serverアダプタに基づいてコンテンツ・リポジトリ接続を作成する方法」を参照してください。
必要に応じて第4.2項「ツールとサービスを利用するためのFrameworkアプリケーションの準備」に記載された手順を完了します。たとえば、ブログやWikiのドキュメントの作成時または更新時など、アクティビティを追跡するためにアクティビティ・ストリーム機能を使用できます。エンド・ユーザーは、意見を表明するためにWikiのドキュメントおよびブログの投稿にコメントを追加できます。コメントおよびアクティビティ・ストリームの機能を有効にするには、WebCenter
スキーマがインストールされたデータベースへの接続を登録する必要があります。
こうした要件を満たした後、ドキュメント・ツールを使用してPortal FrameworkアプリケーションにWikiとブログを追加できます。
アプリケーションにWikiを追加するには、追加Wikiドキュメント・アクションを提供するドキュメント・タスク・フロー(ドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローなど)を追加する必要があります。第30.3項「Wikiの統合」を参照してください。
アプリケーションにブログを追加するには、ブログ・タスク・フローを使用します。第30.4項「ブログの統合」を参照してください。
Portal FrameworkアプリケーションでWikiおよびブログをPDFに変換する場合、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のWikiおよびブログのPDF変換の有効化に関する項に記載されているように、アプリケーション管理者がWebCenter Conversionコンポーネントを構成する必要があります。
次の項では、Portal FrameworkアプリケーションにWikiドキュメントを追加するために必要な情報を提供します。
実行時にWikiドキュメントを追加および管理する機能をエンド・ユーザーに提供するには、Portal Frameworkアプリケーションにドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローを追加する必要があります。設計時にこのタスク・フローを追加した場合、エンド・ユーザーのためにアプリケーションに組み込まれ、実行時にWikiドキュメントを操作できます。
ドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローには、パラメータが関連付けられています。詳細は、第29.7.2項「ドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローのパラメータ」を参照してください。
Wiki機能の有効化のためにPortal Frameworkアプリケーションを準備し、ドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローを追加するには:
第30.2項「Wikiとブログの要件」に記載された要件を満たしていることを確認します。
注意: 接続を設定する際、認証方法を選択する必要があります。アイデンティティ伝播を選択した場合、アプリケーションにADFセキュリティを実装し、Content ServerでSecure Socket Layer (SSL)を構成する必要があります。 外部アプリケーションを選択した場合、Content Serverに対するユーザーの認証に使用する外部アプリケーションを指定する必要があります。 詳細は、第4.2.1.1項「ツールとサービスのセキュリティの実装」を参照してください。 |
第15.2項「WebCenter Portal Frameworkアプリケーションでのページの作成」の説明に従って、Wikiの機能を提供するJSFページを作成または開きます。
ドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローをページに追加する方法を選択します。
選択したフォルダまたはファイルが事前移入されたドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローを追加する場合、第29.4項「選択したフォルダまたはファイルのページへの追加」を参照してください。
タスク・フローのメニューおよびアクションを使用して移入できる空のタスク・フローとしてドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローをスタンドアロンで追加する場合、第29.5項「コンテンツ・タスク・フローのページへの追加」を参照してください。
ドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローに設定できるパラメータの詳細は、第29.7.2項「ドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローのパラメータ」を参照してください。
このページを実行すると、図30-1に示すように、デフォルトのブラウザにドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローが表示されます。エンド・ユーザーは、「新規Wikiドキュメント」をクリックすることによりWikiドキュメントを作成できます。詳細は、第30.3.4項「実行時の処理」を参照してください。
ドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローのパラメータを変更する方法は、他のドキュメント・タスク・フローと同じです。詳細は、第29.6項「コンテンツ・タスク・フローのパラメータの変更」を参照してください。変更可能な特定のパラメータの詳細は、第29.7.2項「ドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローのパラメータ」を参照してください。
実行時に、権限のあるユーザーはWiki機能が公開されたPortal FrameworkアプリケーションでWikiドキュメントを作成できます。またユーザーは、Wikiドキュメントの編集、ダウンロード、名前の変更、共有およびサブスクライブを行い、その履歴とプロパティを表示できます。
実行時に、ドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローを介して公開したフォルダが、ルート・フォルダとして表示されます。エンド・ユーザーは、「新規Wikiドキュメント」(図30-2)をクリックして空白のWikiドキュメントが表示されたリッチ・テキスト・エディタ (RTE) (図30-3)を開き、Wikiドキュメントを作成できます。
ユーザーは、完全に統合されたHTMLテキスト・エディタ(図30-3)であるリッチ・テキスト・エディタ(RTE)を使用してWikiコンテンツを追加および編集できます。
注意: デフォルトでは、「Wikiマークアップ」タブはRTEで非表示になっています。「Wikiマークアップ」タブを表示または非表示にするには、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のリッチ・テキスト・エディタでの「Wikiマークアップ」タブの表示および非表示に関する項の説明に従って、システム管理者が構成ファイルを編集します。 |
デフォルトでは、すべてのWikiドキュメントがルート・フォルダの直下に作成されます(図30-4)。
Portal FrameworkアプリケーションでWikiドキュメントを追加および管理するための実行時の手順は、WebCenter Portalでの手順と同じです。一般的な情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「Wikiの使用」の章を参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築の選択したフォルダまたはファイルのページへの追加に関する項で説明されているように、実行時に、コンテンツ・プレゼンタを使用して既存のWikiドキュメントを表示するように選択できます。
コンテンツ・プレゼンタの表示テンプレートを使用してWikiドキュメントを表示している場合、デフォルトでWikiドキュメントに含まれるリンクがドキュメント・ビューアでレンダリングされます。リンク・ターゲットをコンテンツ・プレゼンタで表示するようにアプリケーションを構成できます。
ドキュメント・ビューアではなく、コンテンツ・プレゼンタのWikiドキュメントに存在するリンクのターゲットを開くには:
adf-config.xml
ファイルを開きます。このファイルは、アプリケーション・ナビゲータの「アプリケーション・リソース」セクションにあるDescriptors/ADF META-INF
の下にあります。
Namespace
エントリを次のように更新します。
xmlns:wpsC="http://xmlns.oracle.com/webcenter/framework/service"
ResourceActionHandler
エントリを次のように更新します。
<wpsC:adf-service-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/framework/service"> <resource-handler class="oracle.webcenter.portalframework.sitestructure.handler.NavigationResourceActionHandler"/> </wpsC:adf-service-config>
adf-config.xml
を保存します。
Portal Frameworkアプリケーションにブログ機能を統合した場合、権限のあるエンド・ユーザーがブログ投稿を作成および管理できます。ブログ機能を有効にするには、ブログ・タスク・フローを追加する必要があります。
次の項では、Portal Frameworkアプリケーションにブログを追加するために必要な情報を提供します。
他のページ・コンポーネントとともにブログをページに含める場合、ブログ・タスク・フローを使用して1つ以上のブログ要素をページに追加できます。表30-1にブログ・タスク・フローとその説明を示します。
Portal Frameworkアプリケーションでページにブログを追加するには:
第30.2項「Wikiとブログの要件」に記載された要件を満たしていることを確認します。
注意: 接続を設定する際、認証方法を選択する必要があります。アイデンティティ伝播を選択した場合、アプリケーションにADFセキュリティを実装し、Content ServerでSecure Socket Layer (SSL)を構成する必要があります。 外部アプリケーションを選択した場合、Content Serverに対するユーザーの認証に使用する外部アプリケーションを指定する必要があります。 詳細は、第4.2.1.1項「ツールとサービスのセキュリティの実装」を参照してください。 |
ブログ機能を公開するアプリケーションでページを作成または開きます(第15.2項「WebCenter Portal Frameworkアプリケーションでのページの作成」を参照)。
ブログ・タスク・フローをページに追加する前に、エンド・ユーザーにタスク・フローを編集することを許可するかどうかを検討してください。実行時のページ編集を有効にするには、第18章「コンポーザを使用したページの実行時編集の有効化」を参照してください。
既存のフォルダを使用してデフォルト・ブログ・ページを作成するか、コンポーネント・ブログ・タスク・フローを選択してカスタム・ブログを作成することで、ページにブログを追加します。
既存のフォルダがある場合、すでにブログ投稿が含まれている可能性があります。新しい空白のブログを作成する(第30.4.2.2項「ブログ・タスク・フローを使用したページへのカスタム・ブログの追加」を参照)かわりに、そのフォルダをブログ用のブログ投稿のソースとして確立できます。実行時に、ブログではそのフォルダ内のブログ投稿が表示されます。
選択したフォルダおよびそのコンテンツをページでブログとして公開するには:
「アプリケーション・リソース」パネルで、「接続」、「コンテンツ・リポジトリ」の順に移動します。
Content Server接続の名前を特定し、その接続を開いてブログ・フォルダとして確立するフォルダにナビゲートします。
ヒント: 任意のフォルダをブログとして公開できます。ブログをより適切に編成するために、各ブログ・フォルダを親フォルダ(たとえば、Blogsというフォルダ)に保存することを検討してください。ドキュメント・タスク・フローまたはコンテンツ・サーバー・コンソールのいずれかを使用してフォルダを作成できます。 ブログ・フォルダに格納されたファイルは、そのメタデータの |
ページにフォルダをドラッグしてマウス・ボタンを離すと、使用可能なすべてのタスク・フローを示すメニューが開きます(図30-5)。
メニューから、「ブログ」を選択して「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログを開きます(図30-6)。
「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログでは、選択したフォルダのリソースIDがresourceId
値に自動的に移入されます。「OK」をクリックしてデフォルトのタスク・フロー・パラメータを受け入れるか、必要に応じてパラメータを変更します。詳細は、第30.4.5.5項「ブログ・タスク・フローのパラメータ」を参照してください。
ページとページ定義ファイルを保存し、ページをブラウザで実行します。これは、ページ(ページ定義ファイルではない)を右クリックし、「実行」を選択することで行います。
新しいブログには、選択したフォルダと同じ名前が設定されます。フォルダの下の既存のファイルは、そのType
プロパティがBlog Post
に設定されている場合はブログ投稿になります(コンテンツ・サーバーのファイル・プロパティの詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイド』の情報更新フォームに関する項を参照してください)。投稿がブログに実行時に追加されると、ブログの投稿がこのフォルダに格納されます。第30.4.3項「実行時の処理」を参照してください。
ページに、ページの1つのコンポーネントとしてまたはページ全体として、空白のブログ・タスク・フローを追加する場合があります。たとえば、コンテンツ・リポジトリ接続が存在しない場合やターゲット・アイテムに動的にバインドするパラメータとしてEL式を使用する場合に、第30.4.2.1項「既存のフォルダを使用したブログの追加」で説明したメソッドのかわりにこのメソッドを使用します。また、個々のブログ・タスク・フローで、ブログの外観をカスタマイズできます。
カスタマイズされたブログ・タスク・フローをページに追加するには:
「リソース・パレット」で、「WebCenter Portal - サービス・カタログ」を開きます。「タスク・フロー」の下で、追加するブログ・タスク・フローを選択し、ページにドラッグしてマウス・ボタンを放します。
5つの各ブログ・タスク・フローの詳細は、第30.4.1項「ブログ・タスク・フローの理解」を参照してください。
表示されたメニューから、「リージョン」を選択します(図30-7)。
「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログで、「OK」をクリックしてデフォルトのタスク・フロー・パラメータを受け入れるか、必要に応じてパラメータを変更します。詳細は、第30.4.5項「ブログ・タスク・フローのパラメータ」を参照してください。
ブログを構成するのに必要な各ブログ・タスク・フローについて、この手順を繰り返します。
ページとページ定義ファイルを保存し、ページをブラウザで実行します。これは、ページ(ページ定義ファイルではない)を右クリックし、「実行」を選択することで行います。
内部的には新しいブログにはresourceID
で指定したフォルダと同じ名前が設定されますが、ページに表示される名前はブログ・バナー・タスク・フローのTitle
パラメータで指定した値になります。フォルダの下の既存のファイルは、そのType
プロパティがBlog Posts
に設定されている場合はブログ投稿になります(コンテンツ・サーバーのファイル・プロパティの詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイド』の情報更新フォームに関する項を参照してください)。投稿がブログに実行時に追加されると、ブログの投稿がこのフォルダに格納されます。第30.4.3項「実行時の処理」を参照してください。
実行時に、ブログ・タスク・フローのresourceID
パラメータで指定したフォルダがページでブログとして公開されます。
第30.4.2.1項「既存のフォルダを使用したブログの追加」の説明に従ってブログを作成した場合、ブログとして公開したフォルダの名前が、ブログの名前としてブログ・バナーに表示されます。
第30.4.2.2項「ブログ・タスク・フローを使用したページへのカスタム・ブログの追加」の説明に従ってブログを作成した場合、ブログ・タスク・フローのresourceID
パラメータに指定したフォルダの名前が、内部的なブログの名前となります。ただし、ページに表示される名前は、ブログ・バナー・タスク・フローのTitle
パラメータに指定した値です。
権限のあるユーザーはブログ投稿を作成でき、投稿はブログ・ページに表示されます。ユーザーは、ブログ投稿に対して編集、ダウンロード、コメントなどのタスクを実行できます。
デフォルトのブログ・ページ(図30-8)およびブログ・アーカイブ・タスク・フローでは、「アーカイブ」セクションに年および月ごとのブログ投稿へのリンクが提示されます。ある月をクリックすると、その月に作成されたすべてのブログ投稿が表示されます。
ブログには、各ブログ投稿の様々な詳細が表示されます。これには、ブログ投稿のタイトル、ブログ投稿のコンテンツ、作成または変更の日付、ブログ投稿の作成ユーザーまたは最終変更ユーザーの名前およびブログ投稿に対するコメントの数などが含まれます。権限のあるユーザーは、「投稿の編集」アイコンをクリックして投稿を編集することや、「コメントの投稿」リンクをクリックしてブログ投稿に関するコメントを入力できます。
ブログ投稿のタイトルをクリックすると、ブログ投稿が開いてブログ・ページ全体が占有され(図30-9)、ブログ投稿を管理するためのコントロールが提示されます。
ログインしていないパブリック・ユーザーがPortal Frameworkアプリケーションでブログ投稿を表示すると、各ブログ投稿に関連付けられたプロファイル写真は表示されません。パブリック・ユーザーに割り当てられたanonymous-role
は、デフォルトでプロファイルを表示する権限を付与されていないためです(表74-2「Portal Frameworkアプリケーションの自動セキュリティ権限付与」を参照)。システム管理者はgrantPermission
WLSTコマンド(『Oracle Fusion Middlewareアプリケーション・セキュリティ・ガイド』のgrantPermissionに関する項を参照)を使用して、ブログ投稿者のプロファイル写真をパブリック・ユーザーに表示できます。例:
grantPermission(appStripe=<app-name>, principalClass="oracle.security.jps.internal.core.principals.JpsAnonymousRoleI mpl", principalName="anonymous-role", permClass="oracle.webcenter.peopleconnections.profile.security.ProfilePermission", permTarget="/oracle/webcenter/peopleconnections/profile/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/.*", permActions="view")
実行時にPortal Frameworkアプリケーションでブログを管理する手順は、WebCenter Portalでブログを管理する手順と同じです。情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「ブログの使用」の章を参照してください。
ブログ・タスク・フローのパラメータを変更する手順は、他のドキュメント・タスク・フローと同じです。詳細は、第29.6項「コンテンツ・タスク・フローのパラメータの変更」を参照してください。変更可能な特定のパラメータの詳細は、第30.4.5項「ブログ・タスク・フローのパラメータ」を参照してください。
各ブログ・タスク・フローは、独自のパラメータ・セットを持ちます。これらの値は、ページにタスク・フローを追加するときに構成でき、またいつでも変更可能です。
次の項では、ブログ・タスク・フローのパラメータについて説明します。
ブログ・アーカイブ・タスク・フローでは、日付に基づいてブログのコンポジット・リストが表示されます。
タスク・フローをページに追加すると、ブログ・アーカイブ・タスク・フローに固有のパラメータが「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。表30-2 に、ブログ・アーカイブ・タスク・フローのパラメータを示します。
表30-2 ブログ・アーカイブ・タスク・フローのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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ブログ・フォルダのリソースID (図30-6を参照)。次の形式で指定できます。
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ブログ・バナー・タスク・フローでは、ブログのバナーが表示されます。
タスク・フローをページに追加すると、ブログ・バナー・タスク・フローに固有のパラメータが「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。表30-3に、ブログ・バナー・タスク・フローのパラメータを示します。
表30-3 ブログ・バナー・タスク・フローのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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ブログ・フォルダのリソースID (図30-6を参照)。次の形式で指定できます。
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(オプション)ブログ・バナーで使用される背景イメージ。指定しない場合、現在のスキンによって提供されるイメージがデフォルトの背景イメージになります。 |
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(オプション)ブログ・バナーで使用されるタイトル。 デフォルト: ブログ・フォルダ名。 |
ブログ・ダイジェスト・タスク・フローには、ブログまたはブログ投稿が表示されます。
タスク・フローをページに追加すると、ブログ・ダイジェスト・タスク・フローに固有のパラメータが「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。表30-4に、ブログ・ダイジェスト・タスク・フローのパラメータを示します。
表30-4 ブログ・ダイジェスト・タスク・フローのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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表示するターゲット・ブログ・リソース。これはフォルダID(このフォルダにリストされているブログが表示される場合)かドキュメントID(ブログの投稿が表示される場合)にできます。 フォルダは、次の形式で指定できます。
注意: ユーザーによる新規ブログ投稿の追加(タスク・フローの「新規投稿」をクリックする)を許可するには、指定したフォルダにContent Serverに割り当てたセキュリティ・グループが必要です。 |
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ブログ・エントリのフィルタに使用されるターゲット年を指定する4桁の数字。 例: |
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ブログ・エントリのフィルタに使用されるターゲット月を指定する数字(1から12まで)。このパラメータを有効にするには、フィルタの年のパラメータも指定する必要があります。 例: |
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コメント機能が公開されるかどうかを指定します。
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この数をブログ・ダイジェスト・ビューア内の表示ブログ投稿数が上回ると、「前へ」および「次へ」のアイコンが有効になります。 デフォルト: |
最近のブログ投稿タスク・フローには、最新のブログ投稿のリストが表示されます。
タスク・フローをページに追加すると、最近のブログ投稿タスク・フローに固有のパラメータが「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。表30-5に、最近のブログ投稿タスク・フローのパラメータを示します。
表30-5 最近のブログ投稿タスク・フローのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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ブログ・フォルダのリソースID (図30-6を参照)。次の形式で指定できます。
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表示する最近の投稿の数。 デフォルト: |
ブログ・タスク・フローには、デフォルトのデザインでブログまたはブログ投稿が表示されます。
ブログ・タスク・フローに固有のパラメータは、「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。表30-6に、ブログ・タスク・フローのパラメータを示します。
表30-6 ブログ・タスク・フローのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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表示するターゲット・ブログ・リソース。これはフォルダID(このフォルダにリストされているブログが表示される場合)かドキュメントID(ブログの投稿が表示される場合)にできます。 フォルダは、次の形式で指定できます。
注意: ユーザーによる新規ブログ投稿の追加(タスク・フローの「新規投稿」をクリックする)を許可するには、指定したフォルダにContent Serverに割り当てたセキュリティ・グループが必要です。 |
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コメント機能が公開されるかどうかを指定します。
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この数をブログ・タスク・フロー内の表示ブログ投稿数が上回ると、「前へ」および「次へ」のアイコンが有効になります。 デフォルト: |