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Oracle® Database Applianceサービス・マニュアル
リリース2.6 for Linux x86-64

部品番号 B66176-05
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17 Oracle Database Appliance X3-2のストレージ・シェルフ・コンポーネントの交換

この章では、Oracle Database Appliance X3-2ストレージ・シェルフのCRUの交換方法について説明します。内容は次のとおりです。


注意アイコンを示す図

注意 - データ消失。データベースの稼働中にストレージ・シェルフまたは拡張ストレージ・シェルフ(取り付けられている場合)の電源を切断しないでください。ストレージ・シェルフまたは拡張ストレージ・シェルフの電源を切断する必要がある場合、まずデータベースを停止します。


物理的な交換手順

ストレージ・シェルフ・コンポーネントはすべて、ストレージ・シェルフの電源が入っていて動作中に交換できます。内容は次のとおりです。

ストレージ・シェルフのHDDおよびSSDの交換

  1. シャーシの前面で障害のあるドライブを特定します。

    注意アイコンを示す図

    注意 - 装置の損傷。交換品の準備ができていない場合、ドライブを取り外さないでください。


  2. ラッチを押してドライブ・レバーを解除します。
  3. ドライブ・レバーを開位置まで開きます。
  4. ドライブ本体の中央部分をしっかり持ち、手前に引き出してシャーシから取り外します。
    画像: シャーシからのドライブの取外しを示す図。
  5. 交換用ドライブのドライブ・レバーを開きます。
  6. レバーの支点方向に常に押しながら、ドライブをシャーシのスロット内に完全にスライドさせます。
    画像: ストレージ・シェルフへのドライブの挿入を示す図。

ストレージ・シェルフの電源装置の交換

ストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフには、それぞれ2つの電源装置があります。電源装置のLEDは、動作状態を示します。

電源装置は冗長化されており、Oracle Database Appliance X3-2の稼働中に交換できます。

画像: フライアウトを含むストレージ・シェルフの電源装置の図。
コールアウト
説明
1
ファン障害インジケータ
2
AC電源障害インジケータ
3
電源装置のステータス・インジケータ
4
DC電源障害インジケータ
5
オン/オフ・スイッチ
6
ACコネクタ

LED [1 - 4]のいずれかがオレンジ色の場合、または電源装置のステータス・インジケータが点灯していない場合、電源装置を交換します。

  1. 電源装置のオン/オフ・スイッチが"O"のオフ位置にあることを確認します。
  2. 電源コードの結束ストラップを電源コードから外し、電源コードを電源装置から外します。
  3. レバー/イジェクト・アームを解除します。
    画像: レバーが開いた状態のストレージ・シェルフの電源装置の図。
  4. 電源装置モジュールをシャーシから引き出します。
  5. 交換用電源装置のレバー/イジェクト・アームを開きます。
  6. 交換用の電源装置モジュールをシャーシにスライドさせます。

    ピンを曲げないように注意してください。

  7. レバー/イジェクト・アームを閉じます。

    「カチッ」という音がするまでレバーを押して完全に閉じます。

I/Oコントローラの交換

I/Oコントローラは完全に冗長化されており、Oracle Database Appliance X3-2の稼働中に交換できます。

  1. I/Oコントローラからケーブルを取り外します。

    適切なコネクタに戻せるようにケーブルに印を付けます。

    ケーブル配線の詳細な手順は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』の第11章「Oracle Database Appliance X3-2の電源コードの接続、電源投入およびケーブルの接続」を参照してください。

  2. 親指と人差し指でリリース・ボタン[1]をレバー穴の方に押し込み、レバーを解除します[2]。
    画像: I/Oリリース・ラッチの図。
  3. レバーを持ち、I/Oコントローラを取り外します。

    注意アイコンを示す図

    注意 - 装置の損傷。I/Oコントローラの背面のコネクタ・ピンを損傷しないように注意してください。


  4. 新しいI/Oコントローラのレバーをまだ開いていない場合は、開きます。
  5. 新しいI/Oコントローラをディスク・シェルフにスライドさせます。
  6. ケーブルを再び接続します。
  7. 新しいI/Oコントローラが適切に動作していることを確認します。
    • 約60秒後、電源LEDが緑色になり、障害/位置特定LEDが消灯している必要があります。

    • ケーブルが接続されている各ポートの4つのアクティビティLEDがすべて緑色である必要があります。