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Oracle® Database Applianceサービス・マニュアル
リリース2.6 for Linux x86-64

部品番号 B66176-05
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18 Oracle Database Appliance X3-2を稼働状態に戻す

サーバー内部のコンポーネントを交換したら、次の各項の情報を使用して、サーバー・コンポーネントを稼働状態に戻します。

サーバー・ノードを稼働状態に戻す

この項では、サーバー・ノードを稼働状態に戻す方法について説明します。

上部カバーを取り付ける

  1. サーバーのファンのドアを開きます。

    「サーバーのファンのドアを開く」を参照してください。

  2. 上部カバーをシャーシに置きます。

    サーバーの背面から約25mm(1.0インチ)張り出すようにカバーを下ろします[1]。

  3. カバーの下面にあるタブがサーバーのシャーシの側壁にあるスロットにはまるまで、カバーを前方にスライドさせます[2]。

    サーバーのカバーの左側(サーバーを正面から見て)に2つのタブがあり、右側に1つあります。


    画像: サーバーの上部カバーの取付け方法を示す図。
  4. カバーが所定の位置に収まるまで前方にスライドさせます[2]。
  5. サーバーのファンのドアを閉めます。
  6. 静電気防止対策を取り外します。

    「静電気防止対策を取り外す」を参照してください。

静電気防止対策を取り外す

  1. 静電気防止用のストラップまたは導線をサーバー・シャーシから取り外します。
  2. 静電気防止用のリスト・ストラップを外します。

サーバー・シャーシをラックへ再度取り付ける

サーバー・シャーシをラックから取り外した場合、次の手順を実行して再び取り付けます。


注意アイコンを示す図

注意 - 人的傷害または装置の損傷。サーバー・ノードをラックに取り付ける前に、ラックの転倒防止策を施します。



注意アイコンを示す図

注意 - 人的傷害または装置の損傷。サーバー・ノードのラックへの取り付けは、2人の作業者で行います。サーバー・ノードは約18.1kg (39.9ポンド)あります。


  1. スライドレールをラックのスライドレール・アセンブリに可能なかぎり奥まで押し込みます。
  2. 取付けブラケットの後端が、ラックに取り付けられているスライドレール・アセンブリと同じ高さになるようにサーバーを持ち上げます。
  3. 取り付けブラケットをスライドレールに挿入し、取り付けブラケットがスライドレールのストップに接触するまでサーバーをラックに押し込みます(約12インチまたは30cm)。

    この時点では、サーバーは保守位置に引き出されています。


    画像: サーバーのラックへの挿入方法を示す図。
    凡例
    1
    取付けブラケットのスライドレールへの挿入
    2
    スライドレール・リリース・ボタン
    3
    スライドレール・ロック
関連情報

サーバーを通常のラック位置に戻す

サーバーが保守位置に引き出されている場合は、この手順を使用してサーバーを通常のラック位置に戻します。

  1. 各レールの側面にある緑色のスライドレール・リリース・タブを押し、完全に引き出された位置からスライドレールを解除します。

    ケーブルが邪魔にならないようにします。


    画像: レールのリリース・タブの位置を示す図。
  2. 各取付けブラケットにある緑色のスライドレール・リリース・ボタンを押したまま、サーバーをラックに押し込みます。
  3. スライドレール・ロック(取付けブラケットの前面にある)がスライドレール・アセンブリにかみ合うまで、サーバーをラックに押し込みます。

    サーバーが通常のラック位置に来ると、「カチッ」と音がします。

  4. ケーブルをサーバーの背面に再接続します。

    ケーブル管理アーム(CMA)が邪魔な場合は、左側のCMAリリースを取り外し、CMAを開きます。

  5. CMAを再度接続するには、CMAを閉じ、左ラックにはめます。

    手順は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。

データ・ケーブルと電源コードを再接続する

  1. データ・ケーブルをサーバーの背面に再接続します。

    『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』の第11章「Oracle Database Appliance X3-2の電源コードの接続、電源投入およびケーブルの接続」を参照してください。

  2. 電源ケーブルを電源装置に再び接続します。
    画像: 電源コードの接続方法を示す図。
  3. 必要に応じて、適切なケーブルをケーブル管理デバイスに再度取り付けます。
関連情報

Oracle Database Appliance X3-2の電源を入れる

この手順では、Oracle Database Appliance X3-2が完全に停止していた場合に電源を再投入する方法を示します。

ほとんどの保守手順は、Oracle Database Appliance X3-2は停止せず、1つのサーバー・ノードを停止して行うことができます。この場合、次の手順の手順3を実行します。

  1. 電源コードが、ストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフ(ある場合)のすべての電源装置に接続されていることを確認します。
  2. ストレージ・シェルフまたはストレージ拡張シェルフの電源を切断していた場合、電源装置のオン/オフ・スイッチをオンの位置にします。

    ディスクの初期化が始まり、電源装置LEDが緑色に点灯します。これには、数分かかることがあります。

    ストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフのディスクが初期化されるまで、サーバー・ノードの電源を入れないでください。

  3. 次のいずれかを実行して、サーバー・ノードの電源を入れます。

    Oracle Database Appliance X3-2を停止せずに1つのサーバー・ノードの電源を切断した場合、そのサーバー・ノードに対してのみこの手順を実行します。Oracle Database Appliance X3-2を完全に停止した場合、両方のサーバー・ノードに対してこの手順を実行します。

    • サーバー・ノードのフロント・パネルの埋込み式電源ボタンを押します。

    • Oracle ILOM Webインタフェースにログインして、「Host Management」 > 「Power Control」の順にクリックし、「Select Action」リスト・ボックスから「Power On」を選択します。

    • Oracle ILOMコマンドライン・インタフェース(CLI)にログインし、Oracle ILOM CLIプロンプトで次のコマンドを入力します。

      -> start /System

    サーバーの電源が入り、電源投入時自己診断(POST)コード・チェックポイント・テストが終了すると、フロント・パネルの緑色の電源/OKステータス・インジケータが点灯し、点灯したままになります。

関連情報

ストレージ・シェルフを稼働状態に戻す

ストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフの交換可能部品はすべて、ユニットの稼働中に交換できるCRUです。保守のために電源を切断する必要はありません。

Oracle Database Appliance X3-2を停止した場合、いずれかのサーバー・ノードの電源を入れる前に、ストレージ・シェルフの電源を入れます。詳細は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。