確率分布の理解

シミュレーション内の不確実性変数ごとに、確率分布で使用可能な値を定義します。選択する分布のタイプは、変数に関する条件によって異なります。たとえば、図A.1「一般的な分布タイプ」は、一般的な分布タイプとして正規、三角、一様および対数正規を示しています

図A.1 一般的な分布タイプ

この図は、一般的な分布タイプである正規、三角、一様および対数正規のアイコンを示しています。

シミュレーション中、変数ごとに使用する値は、定義した可能性からランダムに選択されます。

シミュレーションでは、不確実性変数の確率分布から値を繰り返し選択し、セルに対してこれらの値を使用することにより、モデルのシナリオを多数計算します。一般的に、Crystal Ballのシミュレーションでは、わずか数秒間の間に数百または数千のシナリオを計算します。次の項(確率の例)では、確率分布が簡単な雇用データ・セットとどのように関連しているかについて説明します。

Crystal Ballでは、連続確率分布および離散確率分布で説明されているように、2つのタイプの分布が扱われます。仮定の定義時に最善の分布を使用するための提案は、確率分布の選択を参照してください。Crystal Ballで使用可能な各分布のプロパティおよび使用方法は、確率分布の説明を参照してください。