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Oracle® Enterprise Data Qualityインストレーションおよびアップグレード・ガイド
リリース11g R1 (11.1.1.7)
E51452-01
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6 EDQのスタート・ガイド

この章では、EDQの使用開始方法について説明し、EDQの主要コンポーネントを理解することを目的としています。

6.1 EDQへのログイン

EDQ Launchpadおよびクライアント・アプリケーションにアクセスするには、サポートされているブラウザを起動して、次のURLを入力します。

http://server name:port number/edq

server nameはEDQをインストールしたサーバーの名前で、port numberは、アプリケーション・サーバーが実行されるHTTPまたはHTTPSポートです。アプリケーション・サーバーを異なるポートに対して実行するようにデプロイした場合は、そのポート番号を指定する必要があります。

適切なアプリケーション・サーバーのログイン資格証明を入力します。

WebLogic

WebLogicユーザー(第2.2.3項「ユーザー・アカウントの選択」を参照)

TomcatまたはWebSphere

デフォルトのEDQ管理者アカウント(dnadmin)で、パスワード(dnadmin)を使用してログインします。初回ログイン時にパスワードの変更を求められます。このパスワードは、デフォルトのセキュリティ標準を満たしています。

6.2 EDQ Launchpad

Launchpadからは、EDQクライアント・アプリケーション、サービスおよびシステム管理にアクセスすることができます。EDQをインストールすると、Launchpadに次のものが表示されます。

ディレクタ

ディレクタ・クライアント・アプリケーションを起動します(主要な構成アプリケーションです)。

サーバー・コンソール

次のタスクを実行できます。

  • ジョブのスケジュール

  • 現在のタスクの表示

  • イベント・ログの表示

  • ジョブの結果の表示

ダッシュボード

ダッシュボードを起動します(公開されたデータ品質メトリックが表示されます)。

一致レビュー

一致レビュー・アプリケーションを起動します(ユーザーは、自分に割り当てられているレビューの概要の表示、およびレビュー・アプリケーションの起動を実行できます)。

ケース管理

ケース管理は、データ品質処理の結果を手動で調査できるように設計されたアプリケーションです。また、バッチおよびリアルタイムの両方のスクリーニング結果に関して、Oracle Watchlist Screeningで主な調査アプリケーションとしても使用されます。ケース管理では、権限を持つユーザーは、高度に構成可能なワークフローと、すべての調査作業の総合的な監査履歴を使用して、照合結果を管理およびレビューできます。

ケース管理の管理

ケース管理の管理では、次の領域の機能が提供されます。

  • ワークフロー管理: ワークフローの作成、編集、コピー、インポート、エクスポートおよび削除を実行できます。

  • ケース・ソース管理: ケース・ソース定義をインポート、エクスポートおよび削除できます。

  • 権限管理: ユーザーがアクセス権を持つデータを定義および管理できます。

管理

このアプリケーションでは、十分な権限を持つユーザーは、EDQユーザー、権限グループ、パスワードおよびセキュリティ・ルール、拡張機能、Launchpadに表示されるアプリケーション、セッションを表示および監視する機能を構成できます。

Webサービス

EDQサーバーで構成されているWebサービスの詳細を表示します。

パスワードの変更

ユーザーがパスワードを変更できます。ユーザーは自分のパスワードでログインしてから、新しいパスワードを入力して確認する必要があります。このオプションは、WebLogic Serverを使用する場合は利用できません。

ヘルプ

各EDQアプリケーションの使い方を参照できます。


管理者は、「管理」ページで、ユーザーに表示されるユーザー・アプリケーションおよびリンクを定義して、Launchpadを再構成することができます。詳細は、EDQのオンライン・ヘルプを参照してください。

6.3 EDQのドキュメント

EDQのドキュメント・セット(「Related Documents」の項)に加えて、広範囲のオンライン・ドキュメントが提供されており、次のように表示できます。

オンライン・ヘルプ

オンライン・ヘルプはすべてのユーザー・アプリケーションに提供されます。各アプリケーションで、[F1]キーを押すか、「ヘルプ」アイコンをクリックすることで表示できます。

プロジェクト・ブラウザの状況依存ヘルプ

ディレクタ・プロジェクト・ブラウザのすべての主要ノード(プロジェクト、スナップショット、問題など)には、使用する用語およびそのオブジェクトの目的を説明するヘルプ・ページへのリンクが用意されています。この状況依存ヘルプは、プロジェクト・ブラウザでオブジェクトを右クリックしてコンテキスト・メニューから「ヘルプ」を選択するか、ノードを左クリックして[F1]を押すことで表示できます。

プロセッサ固有の状況依存ヘルプ

ディレクタ・ツール・パレットで提供されるデータ品質プロセッサのそれぞれに、ヘルプ・ドキュメントが関連付けられており、プロセッサの処理内容、処理可能なデータ型、その入力と出力、およびプロセッサの使用例が説明されています。このヘルプを表示するには、キャンバスでプロセッサを右クリックして状況依存メニューから「プロセッサ・ヘルプ」を選択するか、キャンバスかツール・パレットでプロセッサを左クリックして[F1]を押します。