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TSAM Plusのアカウント作成およびチャージバック

この章には次のトピックが含まれます:

 


アカウント作成情報の出力

前提条件

この機能を使用する前に、TSAM Plusエージェントがインストール済でTSAM Plusプラグインが有効化されていることを確認します。

構成

新しいオプション– aservopts(5)に追加されたことで、より多様なアカウント作成情報の出力フィールドが提供されるようになりました。

-a FILENAME[[$FIELD]...] 

-aオプションを設定すると、Tuxedoサーバーが、FILENAMEで指定したファイルにアカウント作成情報を出力します。

アカウント作成ファイルは、[FILENAME].mmddyy形式のファイル名で毎日生成されます。

– aオプションで指定できるフィールドは次のとおりです。

-a」オプションでフィールドが指定されていない場合、デフォルトでは、UID、SVC、STIME、ETIME、SYSTIME、USRTIMEの順で、フィールドが指定されます。

フィールド名が重複して指定された場合は無視され、警告メッセージ「ERROR: duplicate field xxx for -a option」がULOGに出力されます。

無効なフィールドが指定された場合は無視され、エラー・メッセージ「ERROR: xxx is not a valid field for -a option」がULOGに出力されます。

タブ文字で区切られたフィールドは、新しいアカウント作成ファイルの最初の行にリストされます。次にサンプルを示します。

#UID SVC STIME ETIME SYSTIME USRTIME

続いて各サービス呼出しの行がフィールドと同じ順序で出力され、値もタブ文字で区切られます。フィールド値がない場合、空のままになります。

注:
注: - ARTATR1
注: - ARTATRN
注: - ARTCNX
注: - ARTDPL
注: - ARTSTR1
注: - ARTSTRN
注: - ARTTDQ
注: - ARTTSQ

サンプル

CLOPT="-A -a account_file$SVC$GID$UID$TIME$SIZE --”
CLOPT="-A -a account_file$ALL --”
CLOPT="-A -a account_file --”

 


アカウント作成情報の分析

新しいツールaccrptを使用して、アカウント作成ファイルの内容の分析および集計を行えます。

アカウント作成ファイルを指定すると、accrptが、ファイルの内容を分析して集計し、集約した情報をSTDOUTに出力します。

accrpt [– k FIELD[,FIELD]...]  [-t {MINUTE|5MINUTES|10MINUTES|15MINUTES|HOUR|DAY}] [– o FIELD[,FIELD]...] [-i] [FILE(s)]

構成

-kオプション

「,」で区切られたキー・フィールドを示します。次のフィールドを指定できます。

このオプションを指定しないと、デフォルトでSVCフィールドが指定されます。フィールドは指定されたがその値がない場合、このフィールドの出力結果は空のままになります。

-tオプション

アカウント作成情報の集計用の時間ウィンドウを示します。これを指定しないと、アカウント作成情報はデフォルトで時間単位で集計されます。

-oオプション

アカウント作成およびチャージバックの目的で出力される測定フィールドを示します。フィールドは「,」で区切られます。リストでは次のフィールドを指定できます。

デフォルトでは、フィールドTIMES、ELPTIME、SYSTIMEおよびUSRTIMEが測定フィールドとして選択されます。

-iオプション

このオプションを指定すると、accrptは、空のキー・フィールドが含まれているアカウント作成情報の行を無視します。

File(s)

分析するアカウント作成ファイルを指定します。ファイルを指定しないと、accrptSTDINから入力を読み取ります。

出力

accrptは、未加工のアカウント作成情報を分析し、集計したアカウント作成情報をSTDOUTに出力します。3つのグループのフィールドが順番に出力されます。

accrptは、まず先頭の文字が#である1行にすべてのフィールドを出力し、すべてのアカウント作成情報を次に出力します。これらは、すべてのキー・フィールド、STIMEおよびETIMEで昇順にソートされます。行内では、すべてのフィールドがタブ文字で区切られます。値がない場合、空のままになります。

サンプル

サンプル1: デフォルトの使用法

SimpleServerの場合、CLOPTパラメータを「-A -a simpserv_acct --」に設定します

このサーバーは毎日、アカウント作成情報をsimpserv_acct.mmddyyという新しいファイルに出力します。

>cat simpserv_acct.022102
# SVC	UID STIME		ETIME	SYSTIME		USRTIME
TOUPPER		John	1789249093/34452	  1789249093/65389				100							50
......
>accrpt  account3. 022102
#STIME		ETIME	 SVC	TIMES	 ELPTIME		SYSTIME		USRTIME
00:00:00		01:00:00		TOLOWER		10	100	20	40
01:00:00		02:00:00		TOLOWER		15	200	30	50
00:00:00		01:00:00		TOUPPER		10	100	20	40
01:00:00		02:00:00		TOUPPER		10	100	20	40
......

サンプル2

>accrpt – t DAY account.022012
#STIME		ETIME	 SVC	TIMES	 ELPTIME		SYSTIME		USRTIME
00:00:00		24:00:00		TOLOWER		150	2000	300	500
00:00:00		24:00:00		TOUPPER		100	1000	200	400

サンプル3

>accrpt – k SVC	-o TIMES,ELPTIME,TIME,SIZE  account1.022012 account3.022012
#STIME		ETIME		SVC	TIMES	 ELPTIME		TIME	 SIZE
00:00:00		01:00:00		TOLOWER		10	100	20	100
01:00:00		02:00:00		TOLOWER		15	200	30	500
00:00:00		01:00:00		TOUPPER		10	100	20	100
01:00:00		02:00:00		TOUPPER		15	200	30	500
......

 


既知の問題


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