| Oracle® R Enterpriseインストレーションおよび管理ガイド リリース1.4 for Windows, Linux, Solaris, and AIX E52976-01 |
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ここでは、『Oracle R Enterpriseインストレーションおよび管理ガイド』のリリース1.4での変更内容を説明します。
R 3.0.1の要件
Oracle R Enterprise 1.4にはR 3.0.1が必要です。Oracle R Enterpriseの以前のリリースと同様に、Oracle R Distributionを使用することをお薦めします。
第3章、「Oracle R Enterprise向けのRのインストール」を参照してください。
Microsoft WindowsでのOracle R Distributionのサポート
以前のリリースでサポートされていた64ビット版LinuxおよびUNIXプラットフォームに加え、Oracle R Distribution 3.0.1は64ビット版Windowsでサポートされています。
サーバー上に表示されるグラフィックで使用されるCairoパッケージ
Oracle R Enterprise 1.4では、Cairoを使用してOracle R Enterpriseサーバー上にグラフィックスを表示します。Cairoはオープン・ソースRパッケージで、高品質なビットマップ、ベクターおよび表示出力を作成します。
CairoはOracle R Enterprise Supporting Packagesで提供されます。Cairoを使用することによって、Oracle SolarisサーバーおよびAIXサーバー上にX11サーバーを構成する必要がなくなります。
第6.1.3.2項、「Oracle R Enterprise Supporting Packages」を参照してください。
新しいClient Packages
Oracle R Enterprise 1.4には、次の2つの新しいClient Packagesが含まれています。
OREcommon — Oracle R Enterprise用の共通の低レベル機能
OREembed — Oracle R Enterprise用の埋込みR機能
Oracle R Enterprise Serverのインストール・スクリプトの機能拡張
Oracle R Enterprise Server 1.4のインストール・スクリプトには、次の拡張機能が含まれています。
構成モード
configonlyフラグが設定されている場合、インストーラはOracle R Enterpriseのデータベース構成を実行しますが、Oracle R Enterpriseライブラリを$ORACLE_HOME/libにコピーせず、Oracle R Enterprise Client Packagesをインストールしません。
第4.1.3.1項、「構成モード」を参照してください。
RQSYSパスワードの入力を求め、デフォルト・パスワードを表示
デフォルトのパスワードが受け入れられるか別のパスワードを指定するかをユーザーが確認できるように、デフォルトのパスワードが表示されます。
第4.1.3項、「Oracle R Enterprise Serverのインストール・スクリプトについて」を参照してください。
demo_userスクリプトの機能拡張
Oracle R Enterpriseのデータベース・ユーザーを作成するdemo_userスクリプトは、新しいユーザーを作成することに加え、既存のOracle R Enterpriseユーザーを有効化できるようになりました。
スクリプトの移行
Oracle R Enterprise 1.4には、Oracle R Enterpriseのデータおよびスキーマ・オブジェクトをソース環境からターゲット環境にインポートおよびエクスポートするためのスクリプトが含まれています。ソースおよびターゲットでは、同じバージョンのOracle DatabaseおよびOracle R Enterpriseが必要です。