Oracle Hardware Management Pack 2.3.3 以降では、この機能が無効になっています。
Oracle Hardware Management Pack for Oracle Solaris に含まれている ilomconfig ツールと fwupdate ツールは、高速なホストと ILOM の相互接続を使用して Oracle ILOM に接続できます。ホストと ILOM の相互接続では認証が必要であるため、これらのツールを呼び出すたびに、Oracle ILOM で認証を受ける必要があります。便利な方法として、資格情報をファイルにキャッシュすることで、ツールは自動的にそれらを使用できます。これにより、Oracle Hardware Management Pack ツールを使用するスクリプトに平文パスワードを埋め込む必要がなくなります。
ilomconfig ツールを使用すると、ルートで読み取り専用の暗号化ファイルにユーザー名とパスワードを格納できます。ilomconfig または fwupdate を使用して Oracle ILOM にアクセスするときにこのファイルが検出された場合、キャッシュされた資格情報が使用されます。または、ツールを呼び出すごとに、コマンド行でユーザー名とパスワードを指定することもできます。
使用される暗号化アルゴリズムはシステムごとに異なります。ただし鍵が検出された場合は、ファイルを復号することで、ユーザー名とパスワードを暴露できます。危殆化したパスワードをほかの Oracle ILOM システムで使用できないように、それぞれの Oracle ILOM で一意のパスワードを作成することをお勧めします。
資格情報をファイルに保存する方法については、次のリンクにある『Oracle CLI Tools for Oracle Solaris ユーザーズガイド』を参照してください。