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Oracle® Hardware Management Pack セキュリティーガイド

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更新: 2015 年 10 月
 
 

ホストと ILOM の相互接続を有効にする選択

KCS インタフェースに替わる高速代替手段として、ホストオペレーティングシステム上のクライアントは、内蔵の高速インターコネクトを介して Oracle ILOM と通信できます。Oracle Hardware Management Pack では、この機能は「ホストと ILOM の相互接続」と呼ばれます。Oracle ILOM インタフェースでは、この機能は「ローカルホスト相互接続」と呼ばれます。このインターコネクトは、内蔵の Ethernet-over-USB 接続によって実装されており、IP スタックを実行します。Oracle ILOM およびホストには、このチャネルで通信するためのルーティング不可能な内部 IP アドレスが与えられています。

ホストと ILOM の相互接続 (ローカルホスト相互接続) を介して Oracle ILOM に接続するには認証が必要になりますが、これはちょうど、接続がネットワーク経由で Oracle ILOM 管理ポートに入ってくる場合と同じです。管理ネットワーク上で公開されているサービスまたはプロトコルはすべて、ホストと ILOM の相互接続を介してホストから利用できます。たとえば、ホスト上の Web ブラウザを使用して Oracle ILOM Web インタフェースにアクセスしたり、Secure Shell クライアントを使用して Oracle ILOM CLI に接続したりできます。どのようなケースでも、ホストと ILOM の相互接続を使用するには、有効なユーザー名とパスワードを入力する必要があります。

Oracle Hardware Management Pack インストーラには、ホストと ILOM の相互接続を有効にするオプションが用意されています。ネットワーク手順で RFC 3927 と、リンクローカル IPv4 アドレスの割り当て機能をサポートしている場合にかぎり、ホストと ILOM の相互接続を有効にすることをお勧めします。また、オペレーティングシステムがブリッジまたはルーターとして機能していないことを慎重に確認してください。これにより、ホストと Oracle ILOM との間の管理トラフィックがプライベートのままであることが確実になります。詳細については、次のリンクにある『Oracle Hardware Management Pack インストールガイド』を参照してください。