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Oracle® ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアル

ZS3-x、7x20 コントローラ、および DE2-24、Sun Disk Shelf 用

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Document Information

このドキュメントの使用法

 1 概要

概要

概要

コントローラ

拡張ストレージ

プロトコル

主な機能

データサービス

可用性

ブラウザユーザーインタフェース (BUI)

コマンド行インタフェース (CLI)

ハードウェア

ハードウェアビュー

BUI

システムの概要

システムシャーシ

ディスクシェルフ

シャーシの詳細

ディスク

InfiniBand Host Controller Adapter

サービスプロセッサ

CLI

コンポーネントのプロパティー

CPU の詳細の表示

アプライアンスの再起動

診断リブートの実行

タスク

BUI

障害が発生したコンポーネントを見つける

CLI

 2 ハードウェアの保守

 3 システム保守

BUI

BUI のハードウェアビューでは、アプライアンスおよび接続されたディスクシェルフコンポーネントをブラウズできる対話型の図が提供されます。このセクションの先頭にあるスクリーンショットは、Sun ZFS Storage 7320 の 1 つのディスクを強調表示し、そのディスクの物理的な位置と詳細の両方を示しています。

次の表に、ハードウェアビューのボタンに関する説明を示します。

Table 1-1  BUI のハードウェアビューのアイコン
アイコン
説明
アイコン
説明
image:項目を選択して、詳細なアクションや情報にアクセスしたり、条件を適用したりできることを示すアイコン
このコンポーネントの詳細ビューを表示します
image:項目がハードウェア上の点滅するロケータ LED を表示できることを示すアイコン
このコンポーネントのロケータ LED の点滅を切り替えます
image:前への移動や復帰を示すアイコン
この詳細ビューを終了します
image:電源または項目がオンになっていることを示すアイコン
電源切断、リブート、または診断リブート
image:項目の詳細を表示できることを示すアイコン
クリックすると詳細情報が表示されます
image:項目が無効またはオフラインになっていることを示すアイコン
ディスクをオフラインにします
image:オンまたはオンラインのステータスを示すアイコン
ハードウェアコンポーネントは OK です (緑)
image:アクティブなポートを示すアイコン
ポートがアクティブです
image:オフラインまたは無効なステータスを示すアイコン
ハードウェアコンポーネントが存在しません (グレー)
image:非アクティブなポートを示すアイコン
ポートが非アクティブです
image:警告ステータスを示すアイコン
ハードウェアコンポーネントに障害が発生しました (オレンジ色)

システムの概要

メインハードウェアページには、(サポートされるシステム上の) システムシャーシ、システムシャーシの内容のサマリー、および接続されたディスクシェルフが一覧表示されます。ここでは、システムに存在するハードウェアの概要を説明します。電源アイコン image: はビューの左上にあり、アプライアンスの電源切断、リブート (電源を再投入)、または診断リブートするためのダイアログボックスを表示します。診断リブートは、完了するまでに長時間かかる可能性があり、正しく実行されないと逆効果になることがあるため、このオプションは Oracle サービス担当者から指示された場合にのみ選択してください。ファームウェアのアップグレード、コマンドの実行、ストレージの構成または構成解除などの、システムに影響を与える操作を実行している場合は、診断リブートを実行しないでください。次に説明するシステムシャーシの電源アイコンを使用中は、診断リブートオプションを使用できません。

システムシャーシ

プライマリシステムシャーシがビューの上半分に表示されます。左上にある右矢印アイコン image: をクリックすると、シャーシの詳細情報が表示されます。障害が発生したコンポーネントがシャーシ内にあるかどうかの情報と、そのシャーシの名前がインジケータに表示されます。シャーシ名はインストール時にアプライアンス名に初期設定されます。シャーシ名を変更するには、「構成」>「サービス」>「システム ID」画面の入力フィールドを使用します。詳細は、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド のシステム IDを参照してください。

システムシャーシの右上には、ロケータ LED を点灯するロケータアイコン image: 、およびアプライアンスを電源切断またはリブート (電源を再投入) するためのダイアログボックスを表示する電源アイコン image: があります。

コントローラのサムネイルが左側に表示されます。サムネイルまたは「詳細を表示」リンクをクリックすると、シャーシの詳細ビューに移動します。これはビューの左上にある右矢印アイコン image: をクリックするのと同じです。

サマリービューには次の情報が表示されます。

Table 1-2  システムシャーシのプロパティー
プロパティー
説明
メーカー
システムのメーカー
モデル
システムのモデル名
シリアル
システムシャーシハードウェアのシリアル番号
プロセッサ
システムのプロセッサの数と説明
メモリー
システム内の合計メモリー
システム
システムイメージに使用されるシステムディスクのサイズと数
データ
システムシャーシ内のデータディスクのサイズと数。これはスタンドアロンシステムでのみ有効です。データディスクが存在しない場合、「-」が表示されます。
キャッシュ
システムシャーシ内のキャッシュディスクのサイズと数。これは追加のディスクシェルフをサポートする拡張可能なシステムについてのみ有効です。キャッシュディスクが存在しない場合、「-」が表示されます。
ログ
システムシャーシ内のログディスクのサイズと数。これはスタンドアロンシステムでのみ有効です。ログデバイスが存在しない場合、「-」が表示されます。
合計
システム内のすべてのディスクの合計サイズと数。
ディスクシェルフ

ディスクシェルフがサポートされる場合、ディスクシェルフの一覧がビューの下部に表示されます。左側のサムネイルは、現在選択されているディスクシェルフの前面を表します。右向きの矢印をクリックするか、一覧の行をダブルクリックすると、ディスクシェルフについての完全な詳細情報が表示されます。障害が発生したコンポーネントがシャーシに含まれている場合、状態インジケータはオレンジ色になります。一覧には次のフィールドが表示されます。

Table 1-3  ディスクシェルフのプロパティー
プロパティー
説明
名前
障害および警告に使用されるディスクシェルフの名前。これはディスクシェルフのシリアル番号に初期設定されますが、一覧から名前をクリックして変更できます。
メーカー/モデル
ディスクシェルフのメーカーおよびモデル番号。
RPM
回転数/分。ディスクドライブの速度。
データ
ディスクシェルフ内のすべてのデータディスクの合計サイズ。
キャッシュ
ドライブシェルフ内で読み取り用に最適化されたすべてのキャッシュデバイス (「Readzilla」) の合計サイズ。サポートされているディスクシェルフで読み取りキャッシュデバイスを持つものは現在存在しませんが、必ずしもそうでない場合もあります。シェルフ内にキャッシュデバイスが存在しない場合、「-」が表示されます。
ログ
ドライブシェルフ内で書き込み用に最適化されたすべてのキャッシュデバイス (「Logzilla」) の合計サイズ。シェルフにログデバイスが存在しない場合、「-」が表示されます。
パス
ディスクシェルフへの I/O パスの合計数。サポートされる構成は、すべてのディスクへの複数パスを持つ構成のみであるため、通常の動作状況では「2」となります。情報アイコン image: をクリックすると、各パスに関する情報を示すダイアログが表示されます。この情報には、ディスクシェルフに接続されている HBA や、任意のパスの状態などがあります。ディスクシェルフ内のディスクがストレージプールの一部として現在構成されていない場合、完全なパス情報は表示されませんが、シャーシへの 2 つのパスが表示されます。
位置特定 image:項目がハードウェア上の点滅するロケータ LED を表示できることを示すアイコン
このディスクシェルフのロケータ LED を切り替えます。LED が現在オンの場合、このインジケータは点滅します。

シャーシの詳細

シャーシの詳細を表示するには、右矢印アイコン image: (または、上記で説明した代替フォームのいずれか) をクリックします。このビューには、左上に同じコントロールの一部 (state、name、locate、reset、power off) と、シャーシ内のすべてのコンポーネントの一覧表示が含まれています。

左側には、シャーシを説明する一連の画像があります。複数のビューがある場合、画像の上のビューの名前をクリックして、ビューを切り替えることができます。

各ビューで、障害が発生したコンポーネントは赤色で強調表示されます。また、現在選択されているコンポーネントは画像内で強調表示されます。画像内のコンポーネントをクリックすると、対応するコンポーネントが右の一覧から選択されます。

次の一覧に示す各コンポーネントタイプについて、タブが表示されます。各コンポーネントタイプには状態アイコンがあり、障害が発生した特定タイプのコンポーネントがある場合はオレンジになります。

コンポーネントタイプをクリックすると、コンポーネントが存在する可能性があるシャーシ内のすべての物理的な位置が一覧表示されます。一覧からコンポーネントをクリックすると、該当するシャーシ画像内でコンポーネントが強調表示されます。情報アイコン image: をクリックするか、行をダブルクリックすると、コンポーネントに関する詳細情報を示すダイアログが開きます。一覧に表示される情報はコンポーネントタイプによって異なりますが、これはコンポーネントの詳細で表示できる情報のサブセットです。ディスクおよびサービスプロセッサは、次に示す追加の操作をサポートします。各コンポーネントは、次のいずれかまたはすべてのプロパティーを報告できます。

Table 1-4  シャーシコンポーネントのプロパティー
プロパティー
説明
ラベル
シャーシ内のこのコンポーネントに対する、人間が読み取り可能な識別子。これは通常、物理シャーシに印字されているラベルと同じですが、必ずしもそうでない場合もあります。
FMRI
コンポーネントの障害管理リソース識別子 (FMRI)。これは障害内でコンポーネントを特定するために使用される内部識別子で、サービス担当者向けのものです。
アクティブな問題
障害が発生したコンポーネントの場合、コンポーネントに影響しているアクティブな問題にリンクします。
メーカー
コンポーネントメーカー。
モデル
コンポーネントモデル。
ビルド
製造ビルド識別子。これはコンポーネントが製造された特定の場所またはバッチを識別するために使用します。
パーツ
コンポーネントパーツ番号、またはコアファクトリパーツ番号。注文可能なパーツ番号は、コンポーネントが交換用か拡張用か、およびコンポーネントが大きな構成部品の一部かどうかによって異なる場合があります。該当する注文可能パーツについては、ご利用のサービスプロバイダから指示を受けられます。パーツ番号がないコンポーネントの場合、代わりにモデル番号を使用します。
シリアル
コンポーネントのシリアル番号。
リビジョン
コンポーネントのファームウェアまたはハードウェアリビジョン。
サイズ
バイト単位の合計メモリーまたはストレージ。
タイプ
ディスクタイプ。「システム」、「データ」、「ログ」、「キャッシュ」、「スペア」のいずれかが可能です。スペアがアクティブの場合、「スペア」と表示されます。
速度
GHz 単位のプロセッサ速度。
コア
CPU コアの数。
GUID
ハードウェアのグローバル固有 ID。
ディスク

ディスクでは、追加のオプションがサポートされます。

Table 1-5  ディスクの追加オプション
アクション
説明
位置特定 image:項目がハードウェア上の点滅するロケータ LED を表示できることを示すアイコン
ディスクのロケータインジケータを切り替えます。LED が現在オンの場合、このアイコンは点滅します。
オフライン image:項目が無効またはオフラインになっていることを示すアイコン
ディスクをオフラインにします。このオプションは、構成されたストレージプール (システムプールを含む) に含まれているディスクでのみ使用できます。ディスクをオフラインにすると、システムからディスクに読み書きできません。障害が発生したデバイスはすでに回避されているため、このオプションが必要なのは、ディスクがパフォーマンス上の問題を示しているが、問題が障害に至らない場合に限られます。データへのアクセスを妨げるようなディスクのオフライン化 (ミラーの両方の片側をオフラインにすること) は実行できません。デバイスがアクティブなホットスペアの場合、ホットスペアを完全に切り離すオプションも与えることになります。ホットスペアが切り離されると、別の障害またはホットプラグイベントがないかぎりホットスペアをアクティブ化することはできません。
オンライン image:項目がオンラインであるか、またはクラスタを再度参加していることを示すアイコン
ディスクをオンラインにします。上記の操作を逆にします。
InfiniBand Host Controller Adapter

InfiniBand Host Controller Adapter (HCA) は使用可能なポートの一覧について、次の追加のプロパティーを報告します。

Table 1-6  InfiniBand Host Controller Adapter の追加プロパティー
アクション
説明
状態
「active」の場合は、アクティブポートアイコン image: が表示されます。その他の有効なポート状態 (「down」、「init」、および「arm」) は、非アクティブなポートアイコン image: によって示されます。ポートアイコンの上にマウスを合わせると、現在のポート状態のヒントがポップアップで表示されます。
GUID
ハードウェア割り当てされたポート GUID。
速度
現在有効なポート速度: Single Data Rate (SDR)、Dual Data Rate (DDR)、または Quad Data Rate (QDR)
サービスプロセッサ

サービスプロセッサは、ほかのコンポーネントノードと動作が異なります。コンポーネントの一覧を提供する代わりに、ストレージアプライアンスから構成できるネットワークプロパティーのセットを提供します。次のプロパティーは、サービスプロセッサのネットワーク管理ポートの動作を制御します。

Table 1-7  サービスプロセッサのネットワーク管理ポートのプロパティー
プロパティー
説明
MAC アドレス
ハードウェア MAC アドレス。これは読み取り専用です
IP アドレスソース
「DHCP」または「静的」です。インタフェースで DHCP を使用するべきかどうかを制御します。
IP アドレス
静的 IP 構成を使用する場合の IPv4 アドレス。IPv6 はサポートされません。
サブネット
静的 IP 構成を使用する場合の小数点付き 10 進数サブネット。
デフォルトゲートウェイ
IPv4 のデフォルトゲートウェイアドレス。

矛盾した方法で複数の値を変更する (たとえば DHCP モードで静的 IP 割り当てを変更する) と、未定義の動作が実行されます。