Oracle ZFS Storage Appliance セキュリティーの概要

このガイドでは、セキュアなストレージシステムを作成し、チーム全体で特定のセキュリティー目標を理解するのに必要なセキュリティー上の考慮事項について調査、検討、および強調します。アプライアンスを構成する前にこのガイドを参照して、利用可能なセキュリティー機能を活用し、必要なセキュリティーレベルを作成することをお勧めします。

このガイドをリファレンスとして使用して、Oracle ZFS Storage Appliance (ZFSSA) のさまざまな特長および機能に関するセキュリティー上の考慮事項の詳細情報を見つけることができます。アプライアンスの構成手順については、Oracle ZFS Storage System 管理ガイドを参照してください。

以降のセクションでは、ZFSSA のセキュリティー機能について説明します。

• 初期インストール - 管理アクセスの設定方法、root アカウントの確立方法、および ZFSSA の出荷時リセットの影響について説明します。

• 物理的なセキュリティー - ZFSSA の物理的なセキュリティー環境について説明します。

• 管理モデル - CLI と BUI、システムパッチモデル、遅延更新、サポートバンドル、および構成バックアップへのアクセス制限について説明します。

• ZFSSA ユーザー - ZFSSA を管理可能な管理ロール、およびユーザー承認の管理について説明します。

• アクセス制御リスト (ACL) - ファイルやディレクトリへのアクセスを許可または拒否可能なメカニズムについて説明します。

• ストレージエリアネットワーク (SAN) - 論理ユニット番号 (LUN) と関連するイニシエータグループ、およびイニシエータ認証オプションとデフォルトについて説明します。

• データサービス - ZFSSA によりサポートされるデータサービス、および異なるデータサービスで提供されるセキュリティーについて説明します。

• ディレクトリサービス - ZFSSA で構成可能なディレクトリサービス、およびそのセキュリティーへの影響について説明します。

• システム設定 - フォンホーム、サービスタグ、SMTP、SNMP、Syslog、システム ID、ディスクスクラブ、および破棄の防止といったシステム設定について説明します。

• リモート管理アクセス - BUI および CLI 経由でのリモートアクセスについて説明します。

• ログ - セキュリティー関連のログ形式について説明します。