パート2:データ・コントロールの作成とUIの開発
このパートでは、以前に作成したPOJOからデータ・コントロールを作成します。次に、データベースまたはWebサービスからデータを表示する機能とページを定義します。

ステップ1:データベースのインストールとWebサービスのデプロイ

この項では、Summitスキーマをインストールしてから、Webサービス・アプリケーションを開いてデプロイします。

  1. 任意のディレクトリにscripts.zipファイルをダウンロードして解凍します。SQL Plusに、SYSDBA権限を持つSYSTEMユーザーとしてログインします。

    解凍した場所で、build_summit_schema.sqlスクリプトを実行します。データベース・スキーマが作成されます。後で、Webサービスを使用してこのスキーマにアクセスします。

    alt text

  2. summitservicesアプリケーションをダウンロードして解凍します。JDeveloperでそれを開きます。

    Model」プロジェクト、「model」パッケージの順に開きます。3つのビジネス・コンポーネントがあります。Countriesというエンティティ・オブジェクト、CountriesViewというビュー・オブジェクト、SummitServicesというアプリケーション・モジュールです。

    alt text

  3. CountriesView」をダブルクリックし、「Attributes」タブを選択します。このビュー・オブジェクトには4つの属性が定義されています。このページでは、そのうちId、Country、RegionIdの3つを使用します。

    alt text
  4. Modelプロジェクト上でダブル・クリックし、ADF Business ComponentsノードおよびConnectionのためのペンシル・アイコンを選択します。

    コネクションで、コネクションの詳細をマッチするために、UsernamePasswordHost NameおよびSIDを設定します。
    次にTest Connectionボタンをクリックします。

    alt text

  5. まだ起動していない場合は、統合WLSを起動します。メニューから「Run」→「Start Server Instance」を選択します。

    alt text
  6. SummitServices」アプリケーション・モジュールを開き、「serviceinterface」ノードを開きます。  サービス・インタフェースに関係する4つのファイルがあります。
    SummitServicesImpl.java」ファイルを右クリックし、コンテキスト・メニューから「Run」を選択します。

    alt text

    alt text
  7. ログ・ウィンドウで進捗を監視します。アプリケーションがデプロイされると、ターゲットURLが表示されます。

    alt text
  8. このURLをコピーしてブラウザ・ウィンドウに貼り付け、サービスが起動し実行されていることを確認します。

    alt text

ステップ2:データ・コントロールの作成

この項では、2つのデータ・コントロールを作成します。1つはリモートのWebサービスにアクセスし、もう1つはローカル・データベースにアクセスします。Webサービスのデータ・コントロールを作成する前に、Webサービスをデプロイする必要があります。最初のいくつかの手順で、事前定義されたWebサービスをダウンロードし、開いてデプロイします。

  1. まず、デプロイしたWebサービスのためのデータ・コントロールを作成します。 JDeveloperで、SummitLocalDBアプリケーションに戻ります。

    ViewController」プロジェクトを右クリックして、「New」→「From Gallery」を選択します。New Galleryで「Business Tier」ノードを開き、「Data Controls」カテゴリを選択します。次に、「Web Service Data Control (SOAP/REST)」項目を選択します。「OK」をクリックします。

    alt text
  2. Data Sourceダイアログで、名前をSM_WSに設定し、SOAPラジオ・ボタンが選択されていることを確認します。

    URLプロパティで、デプロイしたwebサービスのターゲット・リンクを入力し、localhost IPのIPに置き換えます。

    URの末尾に?WSDLを追加し、[Tab]キーを押して続行します。

    alt text
  3. Next」をクリックして使用可能な操作を表示し、矢印で2つとも右に移動します。

    Finish」をクリックし、すべての作業内容を保存します。

    alt text
  4. 次に、以前に定義したPOJOのデータ・コントロールを作成します。

    CountryDC」を右クリックして「Create Data Control」を選択します。Create Bean Data Controlで、「Next」、「Finish」の順にクリックします。


    alt text

    プロセスが完了すると、Data Controlペインに、作成した新しい2つのデータ・コントロールが表示されます。表示されない場合は、Refreshボタンをクリックする必要がある場合があります。

    2つのデータ・コントロールを使用できるようになったので、次にページを作成します。

    alt text




ステップ3:MAFページの開発

この項では、新しいアプリケーション機能を作成し、その内容をタスク・フローとして定義します。次に、タスク・フロー上でMAFページを作成し、新しいデータ・コントロールを使用してその内容を定義します。

  1. maf-feature.xmlファイルでcountriesという名前の新しい機能を追加し、その内容をタスク・フローと定義して、countries-flow.xmlという名前を付けます。

    alt text
  2. countries-flow.xml」ファイルを開いたら、ActivitiesコンポーネントからViewを追加し、それにcountryListという名前を付けます。

    alt text
  3. countryListで始まり終了するControl Flow Caseを追加します。このフローにrefreshという名前を付けます。完成したタスク・フローは、次のイメージのようになります。

    作業内容を保存します。

    alt text
  4. countryList」ビューをダブルクリックし、ページ作成ペインでプライマリとセカンダリのファセットのチェック・ボックスの選択を解除します。headerfooterのファセットが選択されていることを確認し、「OK」をクリックします。

    alt text

  5. headerファセットで、outputTextのValueプロパティをCountriesに設定し、保存します。

    alt text
  6. footerファセットで、OutputTextを削除します。

    次に、Panel Group Layoutコンポーネントを追加します。
    パネル・グループ・レイアウトの内部に「Button」を追加し、TextプロパティをRefreshに、Actionプロパティをrefreshにそれぞれ設定します。

    alt text

  7. 次の手順では、ページにデータ・コンポーネントを追加します。

    CountryDCには、レコードの取得元を判定するコードが含まれており、ページに追加するのはそのデータ・コントロールです。CountryDCを開き、「countries」コレクションをStructureペインにドラッグしてから、Panel Pageにドロップします。

    ポップアップ・メニューで「MAF List View…」を選択します。

    alt text
  8. ListView Galleryで「OK」をクリックします。次に、Edit List ViewペインでValue Bindingプロパティをcountryに設定して、「OK」をクリックします。

    alt text
  9. 拡張したStructureウィンドウは、次のイメージのようになります。

    alt text
  10. 最後に、Webサービスにバインドを追加します。

    ページの下部で、「Bindings」タブをクリックします。

    alt text
  11. Executablesの隣にある緑のプラス記号をクリックします。

    alt text

    Insert Itemペインで「iterator」バインドを選択し、「OK」をクリックします。

    alt text
  12. 次に、Create Iterator Bindingペインで「SM_WS」データ・コレクションを選択し、「OK」をクリックします。

    alt text
  13. すべての作業内容を保存します。

    バインドは、次のイメージのようになります。

    alt text

次の項では、アプリケーションをデプロイしてテストします。


ブックマーク 印刷 すべて表示 | すべて非表示
トップに戻る
Copyright © 2014, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.