11 11/11 リリースに対する一部の更新では、更新プロセスを完了するために手動の段階を実行する必要があります。これらの変更を実行すると、1 つのコマンドでシステムを更新することはできず、システムにインストールされている SRU に応じて、11.2 への更新を完了するために異なる段階が必要になります。
始める前に
インストールされている Oracle Solaris 11 SRU を確認してください。手順については、システムが実行している SRU の確認方法を参照してください。
詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
このコマンドによって、SRU #10.5 を含む新しいブート環境が作成されます。この更新が完了したら、段階 4 の指示に従って 11.2 への更新を完了します。
# pkg update --accept entire@0.5.11,5.11-0.175.0.10 # reboot
1 つまたは複数のゾーンがインストールされている SPARC ベースのシステムでは、追加の手順を実行する必要があります。システムにインストールされているゾーンごとに、次のように pkg:/system/ldoms/ldomsmanager パッケージを削除します。
# for z in `zoneadm list`; do zlogin $z pkg uninstall ldomsmanager; done
# pkg update package/pkg
一部のパッケージに以前のバグが含まれているため、それらのパッケージがシステムに間違ってインストールされる可能性がありました。このコマンドによって、次の不正なパッケージ (それらがインストールされている場合) が削除されます。
x86: pkg:/consolidation/ldoms/ldoms-incorporation
SPARC:
pkg:/consolidation/nvidia/nvidia-incorporation
pkg:/driver/network/ethernet/elxl
pkg:/driver/network/ethernet/pcn
pkg:/driver/network/ethernet/dnet
pkg:/driver/network/ethernet/iprb
# pkg update --accept
# init 6