Oracle® Solaris 11.2 でのサービスロケーションプロトコルサービスの管理

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 7 月
 
 

SLP のアーキテクチャー

このセクションでは、SLP の基本的な処理を示し、SLP の管理で使用されるエージェントとプロセスについて説明します。

    SLP は、次のサービスを自動的に行い、構成はほとんどあるいはまったく必要ありません。

  • クライアントアプリケーションがサービスへのアクセスに必要な情報を要求する

  • プリンタ、ファイルサーバー、ビデオカメラ、HTTP サーバーなどのネットワークのハードウェアデバイスやソフトウェアサーバーにサービスを通知する

  • プライマリサーバーの障害からの管理された回復

    また、SLP の動作を管理、調整するために、必要に応じて次のことを実行できます。

  • サービスとユーザーを論理グループや機能グループから構成されるスコープに編成する

  • SLP のロギングを有効にして、ネットワーク上の SLP 動作のモニターとトラブルシューティングを行う

  • SLP のタイミングパラメータを調整して、パフォーマンスの向上とスケーラビリティーの拡張を行う

  • SLP がマルチキャストルーティングに対応していないネットワークに配置されている場合、マルチキャストメッセージの送信や処理を行わないように SLP を構成する

  • SLP のディレクトリエージェントを配置して、スケーラビリティーとパフォーマンスを改善する