次の表では、SLP エージェントについて説明します。
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次の図は、SLP アーキテクチャーを実装する、基本的なエージェントおよびプロセスを示しています。図は、SLP のデフォルトの配置を表しています。特別な構成はまったく行われていません。UA と SA の 2 つのエージェントだけが 必要です。SLP フレームワークでは、UA がサービス要求を SA にマルチキャストすることを許可しています。SA は、UA に対して応答をユニキャストします。たとえば、UA がサービス要求メッセージを送信すると、SA はサービス応答メッセージを返します。サービス応答には、クライアントの要求と一致するサービスの場所が含まれています。属性やサービスタイプに関する要求や応答も可能です。詳細は、Chapter 5, サービスロケーションプロトコルのステータスコードおよびメッセージのタイプを参照してください。
図 1-1 SLP の基本的なエージェントとプロセス
次の図は、フレームワークに DA が配置された場合の、SLP アーキテクチャーを実装する基本的なエージェントとプロセスを示しています。
図 1-2 DA を使って実装される SLP アーキテクチャーのエージェントとプロセス
DA を配置すると、ネットワークにはより少ないメッセージが送られるので、UA は情報をすばやく受け取ることができます。DA は、ネットワークのサイズが増大する場合やマルチキャストルーティングがサポートされていない場合に必要です。DA は登録されたサービス通知のキャッシュの役割を果たします。SA は DA に対して、通知するすべてのサービスを一覧表示した登録メッセージ (SrvReg) を送り、その応答として確認応答 (SrvAck) を受け取ります。サービス通知は DA によってリフレッシュされるか、通知に設定された有効期限に従って期限切れになります。UA が DA を検出すると、UA は要求を SA にマルチキャストするのではなく、DA にユニキャストします。
Oracle Solaris SLP メッセージについては、Chapter 5, サービスロケーションプロトコルのステータスコードおよびメッセージのタイプを参照してください。