自由形式のカスタム・コンテンツ・タイプの作成

この例では、自由形式のカスタム・コンテンツ・タイプを設定し、そのコンテンツ・タイプをHRMSコンテンツ・サブスクライバ・コードに追加し、さらに個人プロファイル・タイプに追加する方法を示します。

会社で、雇用主名、雇用日、ジョブ摘要など、就業者の前職情報を追跡する必要があるものとします。ただし、雇用主ごとにコンテンツ項目を設定および保守する必要はなく、この情報は個人プロファイルにのみ適用されます。そこで、この情報に自由形式のコンテンツ・タイプを使用することに決めました。最小限の情報で自由形式のコンテンツ・タイプを設定できます。その後、それをコンテンツ・セクションとして個人プロファイルに追加する際に、雇用主名、雇用日およびジョブ摘要のプロパティを定義できます。就業者は、コンテンツ・セクションの設定に基づいて、自分のプロファイルに雇用情報を入力できます。次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

考慮する意思決定事項

この例の場合

コンテンツ・タイプを自由形式のコンテンツ・タイプにする必要があるか。

はい。コンテンツ項目が不要であり、コンテンツをコンテンツ・ライブラリに格納する必要がありません。

コンテンツ・タイプにコンテンツ・サブスクライバは必要か。

はい。個人プロファイルに表示されるようにするには、新しいコンテンツ・タイプをHRMSコンテンツ・サブスクライバ・コードに追加する必要があります。

コンテンツ・タイプをコンテンツ・セクションとして個人プロファイルに追加する際には、どのようなフィールドが必要か。

前雇用主を取得するには、テキスト・フィールドが必要です。雇用日を取得するには、2つの日付フィールドが必要です。ジョブ摘要を取得するには、別のテキスト・フィールドが必要です。したがって、次のフィールドを追加する必要があります。

  • ITEM_TEXT30_1

  • ITEM_DATE_1

  • ITEM_DATE_2

  • ITEM_TEXT240_1

ITEM_TEXT30_1フィールドにはどのようなプロパティが必要か。

フィールドは必須ではなく、情報を検索基準として扱わないため、次のフィールド・プロパティのみを設定する必要があります。

  • ラベル: 前事業主

  • 表示: 詳細(セクションはプロファイルの詳細ビューに表示される必要があります)

ITEM_DATE_1フィールドにはどのようなプロパティが必要か。

フィールドは必須ではなく、情報を検索基準として扱わないため、次のフィールド・プロパティのみを設定する必要があります。

  • ラベル: 日付: 自

  • 表示: 詳細

ITEM_DATE_2フィールドにはどのようなプロパティが必要か。

フィールドは必須ではなく、情報を検索基準として扱わないため、次のフィールド・プロパティのみを設定する必要があります。

  • ラベル: 日付: 至

  • 表示: 詳細

ITEM_TEXT240_1フィールドにはどのようなプロパティが必要か。

フィールドは必須ではなく、情報を検索基準として扱わないため、次のフィールド・プロパティのみを設定する必要があります。

  • ラベル: ジョブ摘要

  • 表示: 詳細

コンテンツ・セクションに対してどのようなロール・アクセスを許可する必要があるか。

従業員、マネージャおよびHR担当者のすべてにセクション更新のアクセス権を付与する必要があります。

就業者の前職情報の追跡に使用する自由形式のコンテンツ・タイプを設定するには、次のことを行う必要があります。

  • 自由形式のコンテンツ・タイプの設定

  • 個人プロファイル・タイプへの自由形式のコンテンツ・タイプの追加

自由形式のコンテンツ・タイプの設定

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・コンテンツ・タイプの管理」タスクを検索し、「タスクに進む」をクリックします。

  2. 「コンテンツ・タイプの管理」ページで、「作成」をクリックします。

  3. 「コンテンツ・タイプの作成」ページで、次の表に示すようにフィールドに入力します。

    フィールド

    コード

    PREVEMP

    名前

    前職

    摘要

    就業者の前職の情報を追跡します。

  4. 「自由形式タイプ」チェック・ボックスを選択します。

  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

  6. 「コンテンツ・タイプの管理」ページで、「前職」コンテンツ・タイプを選択し、「編集」をクリックします。

  7. 「コンテンツ・タイプの編集」ページで、「サブスクライバ」タブを選択します。

  8. 「サブスクライバ」タブの「サブスクライバ・コード」フィールドで、「HRMS」を選択します。

  9. 「保存してクローズ」をクリックします。

個人プロファイル・タイプへの自由形式のコンテンツ・タイプの追加

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・タイプの管理」タスクを検索し、「タスクに進む」をクリックします。

  2. 「プロファイル・タイプの管理」ページで、「個人」プロファイル・タイプを選択し、「編集」をクリックします。

  3. 「プロファイル・タイプの編集: 個人」ページで、「コンテンツ・セクション」タブを選択し、「コンテンツ・セクションの追加」をクリックします。

  4. 「コンテンツ・タイプ」ダイアログ・ボックスで、「前職」コンテンツ・タイプを選択します。

  5. 「コンテンツ・セクション」リージョンで、「前職」コンテンツ・タイプをクリックし、「コンテンツ・セクション」ページで、次の表に示すようにプロパティを入力します。

    列名

    ラベル

    表示

    ITEM_TEXT30_1

    前事業主

    詳細

    ITEM_DATE_1

    日付: 自

    詳細

    ITEM_DATE_2

    日付: 至

    詳細

    ITEM_TEXT240_1

    ジョブ摘要

    詳細

  6. コンテンツ・アクセス・セクション・リージョンで、「追加」をクリックします。

  7. 「ロール」フィールドで、「従業員」を選択します。

  8. 「更新」チェック・ボックスを選択します。

  9. 「追加」をクリックします。

  10. 「ロール」フィールドで、「マネージャ」を選択します。

  11. 「OK」をクリックします。

  12. 「追加」をクリックします。

  13. 「ロール」フィールドで、「HR担当者」を選択します。

  14. 「OK」をクリックします。

  15. 「プロファイル・タイプの編集: 個人」ページで、「保存してクローズ」をクリックします。