行動とコンピテンシの関連付けに関する考慮事項

行動は、コンピテンシの従属要素です。「コンピテンシ」コンテンツ・タイプと「行動」コンテンツ・タイプの各コンテンツ項目を関連付けるには、これらのコンテンツ・タイプ間の関係を作成する必要があります。行動とコンピテンシを関連付けるには、「行動」の「コンテンツ・タイプの編集」ページの「関係」タブを使用します

  • 「プロファイル」作業領域の「コンテンツ・タイプの管理」タスク。

  • 「設定および保守」作業領域の「プロファイル・コンテンツ・タイプの管理」タスク。

次の機能は「行動」コンテンツ・タイプでは使用できません。

  • タレント・プロファイル要約レポートでの行動の印刷

  • 拡張検索による個人またはコンピテンシの行動別検索

  • サードパーティ・サプライヤやHCMデータ・ローダーなどからの行動コンテンツのアップロード

  • 他のOracle Fusion製品での行動の使用のサポート

行動とコンピテンシを関連付ける際には、次のことを決定する必要があります。

  • 「行動」コンテンツ・タイプと「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの関係のタイプ

  • 各関係の期間

  • 関連コンテンツ項目

関係の決定

「行動」コンテンツ・タイプと「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの間に次の関係を定義できます。

  • 親子関係: 「行動」コンテンツ・タイプを「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの子として定義できます。この関係によって定義する階層では、「行動」コンテンツ項目が「コンピテンシ」コンテンツ項目に追加されます。たとえば、「行動」が「コンピテンシ」の子である場合、「行動」コンテンツ項目を1つ以上の「コンピテンシ」コンテンツ項目に追加できます。この関係では、「コンピテンシ」とそれに関連付けた「行動」に同じ評点モデルを関連付ける必要があります。

  • サポート/被サポート関係: 「行動」コンテンツ・タイプによる「コンピテンシ」コンテンツ・タイプのサポート、またはその逆方向のサポートを確立できます。サポートされる側のコンテンツ項目とサポートする側のコンテンツ項目に階層的な相互関係はありません。つまり、コンテンツ・タイプに関連付けられた各コンテンツ項目は、他のコンテンツ・タイプのコンテンツ項目には依存しません。したがって、コンテンツ・タイプごとに異なる評点モデルを関連付けてから、それぞれのコンテンツ項目をプロファイルに追加して一緒にレビューできます。

ノート: 熟達度計算ルールは、「行動」コンテンツ・タイプにのみ適用されます。「行動」の「コンテンツ・タイプの編集」ページの「関係」タブにある「熟達度計算ルール」フィールドの値は、デフォルトで「平均」に設定されており、編集できません。アプリケーションでは、このルールに基づいて、コンピテンシの熟達度評点が行動評点の平均として計算されます。コンピテンシ・レベルで指定された評点はアプリケーションで無視されます。

関係期間の決定

「行動」コンテンツ・タイプと「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの関係の期間を定義できます。日付が重複しなければ、複数の関係があってもかまいません。関係を削除できるのは、コンテンツ・タイプまたはその関連コンテンツ・タイプがどのプロファイル(モデルまたは個人)にも追加されていない場合のみです。コンテンツ・タイプまたはその関連コンテンツ・タイプをプロファイルに追加した後は、関係を削除できません。ただし、関係の終了日を「日付: 至」に入力できます。「コンピテンシ」コンテンツ・タイプと「行動」コンテンツ・タイプの各コンテンツ項目を関連付けて、コンテンツ項目間の関係の期間を定義することもできます。さらに、コンテンツ項目間の関係を削除したり、終了させることもできます。

関連コンテンツ項目の決定

「行動」コンテンツ・タイプと「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの関係を確立した後は、次のことを行う必要があります。

  1. コンテンツ・タイプごとにコンテンツ項目を作成します。

  2. 各コンテンツ・タイプ間でコンテンツ項目を関連付けます。2つの異なるコンテンツ・タイプ間のコンテンツ項目を関連付けるには、「関連コンテンツ項目」タブを使用します。このタブは、「コンテンツ項目の編集」ページにあります。「コンテンツ項目の編集」ページを開くには、「プロファイル」作業領域または「設定および保守」作業領域の「コンテンツ項目の管理」タスクを使用します。「関連コンテンツ項目」タブでは、2つのコンテンツ・タイプ間の関係タイプを表示できます。コンテンツ項目を相互に関連付ける際には、その期間を決定することもできます。