導出レートのレート・コントリビュータ

レート定義に、4つの異なるタイプのレート・コントリビュータを追加できます。レート・コントリビュータには、「バランス」、「ベース・レート」、「総合給与」および「レート定義」が含まれます。

「導出レート」カテゴリを使用してレートを定義する場合は、レート・コントリビュータを追加できます。また、ストレージ・タイプが「係数」の場合は、「エレメント」カテゴリのレート・コントリビュータを手動で追加することもできます。

たとえば、平均支給項目の0.1 (10パーセント)である賞与レートを定義する場合は、次のステップを実行します。

  • エレメントの係数として0.1を入力します。

  • 平均支給項目バランスに基づいてレート・コントリビュータを定義します。

レート・コントリビュータ・タイプ

この表は、レート・コントリビュータのタイプ、説明、および各タイプで表示される追加フィールドを示しています。

タイプ

その内容

追加のフィールド

バランス

次の給与プロセスによって計算される値。

  • 従業員の過去3か月の給与支払に対する平均給与レート

  • 前課税年度の課税対象支給項目

  • 前四半期に支払われたコミッション

バランス名

バランス・ディメンション

除算バランス

ベース・レート

従業員のベース・レートからの値

雇用レベル

総合給与

従業員の総合給与レートからの値

ノート: 各総合給与エレメントは、1つの総合給与レートにのみ関連付ける必要があります。また、レート定義が総合給与レートの場合、「コントリビュータ・タイプ」として「総合給与」を選択できません。

雇用レベル

レート定義

作成するレート定義に寄与するその他のレート定義。

たとえば、通常給与、車両手当および賞与支払のレート・コントリビュータをまとめて追加して、総合給与定義を作成できます。

レート名

参照日

アプリケーションがレート計算でレート・コントリビュータ情報を取得するために使用する日付として、参照日を選択できます。参照日は、バランス・ディメンションのコンテキストを指定します。

たとえば、休暇欠勤の実績開始時点でのレートを取得する場合は、「休暇欠勤開始日」を選択します。特定期間の時点でのレートを取得する場合は、特定期間を選択します。

「参照日」フィールドには、次のタイプの時間定義のみが表示されます。

  • 時間スパン - 期間(3か月など)

  • 検索日付 - データベース・アイテムに基づく時間定義のタイプ

「参照日」フィールドの値の選択は、オプションです。

ノート: 参照日を選択しない場合、アプリケーションでは、レート・エンジンがレートの計算に使用する有効基準日が使用されます。

単一または複数のレート・コントリビュータ

レート定義が複数の値に基づている場合は、次の表の説明に従って、複数のレート・コントリビュータを作成する必要があることがあります。

レート

レート・コントリビュータの数

単一の支給項目または控除項目(給与など)

1つ

支給項目の組合せ(給与支払と車両手当支払の合計など)

給与と車両手当が別々のレート定義として格納されている場合は、複数

ノート: レートに寄与するすべてのバランスおよびエレメント・エントリは、同じ通貨を使用する必要があります。

例: 複数のレート・コントリビュータを使用して、休日支払の時給レートが、前年度末に支払われた次の値の合計に基づくようにできます。

  • 給与

  • インセンティブ賞与

  • 年功賞与

  • その他の変更可能な報酬コンポーネント