レート定義で使用されるエレメントの構成

エレメント入力値を参照するレート定義を作成する場合は、定額や係数など、各種計算ルール用にそれを構成する必要があります。

これにより、レートによって計算された値と、給与計算によって処理された値との一貫性が確保されます。

エレメントでは事前定義済のCALL_CALC_VALUES式を使用して、「給与の計算」および「HCMレートの生成」のレート値が計算されます。各エレメントでは、値定義や計算ステップ、計算要因など、必要な給与計算情報が定義されている必要があります。

タイム・カードや休暇欠勤などのカテゴリを使用してエレメントを作成するときにデフォルトのレート定義を関連付けることができます。そうすると、レートの計算に必要なすべてのルールと定義がアプリケーションによって生成されます。

「標準」カテゴリのエレメントを作成する場合は、CALL_CALC_VALUEを使用するようにエレメント式を更新し、レート定義をエレメントに関連付けてレートを計算できるようにするための給与計算情報を作成する必要があります。

このエレメントをカテゴリ・エレメントを使用するレート定義で使用する場合は、次のエレメント構成ステップを実行します。

  1. タイプが「固定処理」または「アサイメント・レベル」のエレメントを作成します。

  2. 複数エントリ許可チェック・ボックスは選択しません。

  3. エレメント入力パラメータごとに特別な目的を選択します。

    1. 数(額)値の場合は、「プライマリ入力パラメータ」

    2. 係数値の場合は、「係数」

    3. 周期性値の場合は、「周期性」

    ノート: レート定義で使用するエレメントを作成するときは、「定期」を選択しないでください。レート定義プロセスでは、周期性が「定期」であるレートを別の周期性(年次、週次、日次など)に換算できません。
  4. 「定額」が常勤換算値である場合、「常勤換算」入力値の「デフォルト」フィールドで「はい」を選択する必要があります。

  5. エレメント適格を作成します。

定額計算用のレート定義を作成するためのエレメントの構成

  1. 「ホーム」ページで、「自分のクライアント・グループ」タブの「エレメント」クイック処理をクリックします。

  2. 「作成」をクリックします。

  3. 次の値を入力します。

    フィールド

    国別仕様データ・グループ

    国別仕様データ・グループを選択します

    プライマリ分類

    標準支給項目

    カテゴリ

    標準

  4. 「続行」をクリックします。

  5. 名前、レポート名および説明を入力します。

  6. 有効日を入力します。

  7. 「期間」および「標準ルール」セクションの質問に答えます。

    ノート: 複数の入力は許可されません。
  8. 「このエレメントはどの雇用レベルで添付する必要がありますか?」という質問に対して、「アサイメント・レベル」を選択します。

  9. 「このエレメントは給与期間ごとに繰り返しますか、または明示的に入力する必要がありますか?」という質問に対して、「固定処理」を選択します。

  10. 「次」をクリックします。

  11. 「計算ルール」セクションで、「定額」を選択し、「次」をクリックします。

  12. 「送信」をクリックします。

  13. 「エレメント要約」ページで、「入力パラメータ」フォルダの下の「常勤換算」を選択します。

  14. 次の値が存在することを確認してください。

    フィールド

    値またはチェック・ボックスのステータス

    名前

    常勤換算

    特別な目的

    常勤換算

    単位

    文字

    表示

    選択

    ユーザー入力の許可

    選択

    必須

    選択解除

    データベース・アイテムの作成

    選択

    デフォルト

    いいえ

    参照タイプ

    PAY_TMPLT_YES_NO

係数計算用のレート定義を作成するためのエレメントの構成

  1. 最初の手順の1から9までを繰り返します。

  2. 「計算ルール」セクションで、「係数」を選択し、「次」をクリックします。

  3. 「送信」をクリックします。

  4. 「エレメント要約」ページで、「入力パラメータ」フォルダの下の「支払値」を選択します。

  5. 次の値が存在することを確認してください。

    フィールド

    値またはチェック・ボックスのステータス

    名前

    支払値

    特別な目的

    プライマリ出力パラメータ

    単位

    金額

    表示

    選択

    ユーザー入力の許可

    選択

    必須

    選択解除

    データベース・アイテムの作成

    選択

  6. 「エレメント要約」ページで、「入力パラメータ」フォルダの下の「係数」を選択します。

  7. 次のフィールドと値が存在することを確認します。

    フィールド

    値またはチェック・ボックスのステータス

    名前

    係数

    特別な目的

    係数

    単位

    数値

    表示

    選択

    ユーザー入力の許可

    選択

    必須

    選択解除

    データベース・アイテムの作成

    選択

エレメント構成のテスト

完了までもう少しです。エレメント構成をテストするには、次のステップに従います。

ノート: これらの手順は、給与ユーザーのみを対象としています。

ステップ

ページ

この処理の実行

1

自分のクライアント・グループ

テスト目的で使用できる給与および従業員を見つけます。

2

エレメント

定額エレメントの場合は、「支払値」バランス挿入を使用して、「パーセント」エレメントの適格報酬バランスを入力します。

3

エレメント・エントリ

定額エレメントおよびパーセント・エレメントをエレメント・エントリとして従業員に追加し、入力値を入力します。

4

プロセスまたはレポートの送信

ステップ1で選択した給与に適切な期間を入力します。

5

プロセスまたはレポートの送信

給与を実行します。

6

給与プロセス結果の表示

給与計算結果が正しいかどうかを確認します。