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付加フレックスフィールドの管理に関する考慮事項

付加フレックスフィールドの構成には、Oracle Fusion Cloud Applicationsデータベースに登録された使用可能なフレックスフィールドの管理とそのフレックスフィールド・レベル・プロパティの構成、付加フレックスフィールド・コンテキストの定義と管理、およびグローバル・セグメントとコンテキスト依存セグメントの構成が含まれます。

すべての付加フレックスフィールドはコンテキスト・セグメントを組み込むように登録されます。コンテキスト・セグメントを使用するかどうかは選択できます。

一般的に、付加フレックスフィールドの構成には次の手順が含まれます。

  1. ビジネス・インテリジェンス対応のフレックスフィールド用にセグメント・ラベルを作成します。

  2. 識別情報、初期デフォルト値および表示プロパティを指定して、グローバル・セグメントを構成します。

  3. プロンプト、コンテキスト・セグメントを表示するかどうか、および値を必須にするかどうかを指定して、コンテキスト・セグメントを構成します。

  4. 各コンテキスト値のコンテキスト・コード、摘要および名前を指定し、識別情報、列割当て、初期デフォルト値および表示プロパティを含むように構成された各コンテキスト依存セグメントを追加して、コンテキストを構成します。

付加フレックスフィールドの管理を理解するために次の側面が重要です。

  • セグメント

  • 強調表示された付加フレックスフィールドへのセグメントの追加

  • 使用方法

  • パラメータ

  • デリミタ

  • 初期値

  • ビジネス・インテリジェンス

セグメント

連番の順序番号を、グローバル・セグメントと、各コンテキスト内のコンテキスト依存セグメントに割り当てることができます。 セグメントは常に固定された順序で表示されます。 ある番号が別のセグメントですでに使用されている場合、その番号をセグメントに対して入力することはできません。

値セットは、コンテキスト・セグメントでは省略可能であり、次の具体的なガイドラインに従います。

  • コンテキスト・セグメントに指定する値セットは、コンテキスト・コードのセットで構成されます。

  • これらのコンテキスト・コードはそれぞれ、付加フレックスフィールドに適したコンテキストに対応します。

  • 値セットは、独立または表検証でなければなりません。

  • 表検証の場合、WHERE句では、VALUESET.value_set_codeおよびSEGMENT.segment_codeバインド変数を使用しないでください。

  • 値セットのデータ型は文字でなければならず、格納される値の最大長は、コンテキストの列長より長くすることはできません。

  • コンテキスト・セグメントに値セットを指定しない場合、そのコンテキスト・セグメントに有効な値は、コンテキスト・コードから導出されます。 各コンテキスト・セグメントの定義により、エンド・ユーザーがそのコンテキスト・コードを選択したときに表示できる、コンテキスト依存セグメントのセットが指定されます。

  • データの整合性の理由から、既存のコンテキストは削除できません。 かわりに、関連するコンテキスト値を、その値セット内で終了日を過去の日付に設定することで無効にできます。

  • 付加フレックスフィールドでは、グローバル・セグメントとコンテキスト依存セグメントを個別に構成できます。 これらのセグメント・タイプはその使用方法によって区別されますが、ほとんど同じプロパティを使用するアプリケーション・ページ上に構成されます。

強調表示された付加フレックスフィールドへのセグメントの追加

ランタイム・ページでフレックスフィールドを強調表示し、「セグメントの追加」アイコン・ボタンを使用してセグメントを作成すると、セグメント・コード、名前、摘要、表列および順序番号が自動的に設定されます。 「セグメントの追加」アイコン・ボタンを使用して付加フレックスフィールド・セグメントを構成する場合、既存の値セットは使用できません。 値セットは、セグメントを追加すると自動的に作成されます。 有効な値、その摘要およびデフォルト値を入力したり、最小値や最大値など、値セットに対するフォーマット設定制約を指定したりできます。

表示タイプに応じて、セグメントの追加アイコン・ボタンを使用して作成する値セットは、独立値セットまたはフォーマット限定値セットのいずれかになります。 次の表は、選択するセグメント表示コンポーネントに応じて、どのタイプの値セットが作成されるかを示しています。

表示コンポーネント

セグメントの追加を使用して作成される値セット

チェック・ボックス

独立

ドロップダウン・リスト

独立

値リスト

独立

ラジオ・ボタン・グループ

独立

検索機能付きテキスト・フィールド

独立

テキスト・ボックス

フォーマット限定

テキスト領域

フォーマット限定

日付/時間

フォーマット限定

ヒント: コンテキスト値を追加したら、新しい値を表示するためにページをリフレッシュします。

使用方法

付加フレックスフィールドの使用方法により、複数のエンティティ、またはUSER表やUSER_HISTORY表などの複数のアプリケーション表に同じ定義を適用できます。 付加フレックスフィールドの構成後に、付加フレックスフィールド表に、フレックスフィールド・セグメントの値を格納するプレースホルダ・エンティティが定義されます。 フレックスフィールドを構成すると、その構成がすべての使用方法に適用されます。

パラメータ

一部の付加フレックスフィールドには、同一または関連するエンティティ・オブジェクトの属性であるパラメータが用意されています。 パラメータは、付加フレックスフィールドのpublic引数です。 パラメータは、付加フレックスフィールドの検証に外部値を提供します。 パラメータを使用して、属性の初期値または導出値を、ユーザー入力からではなく、列値やセッション変数などの外部参照データから設定します。 パラメータは、デフォルト・セグメント値を導出する論理を使用するか、表検証値セットのWHERE句を使用して参照できます。

デリミタ

セグメントのデリミタまたはセパレータは、フレックスフィールドが連結セグメントの文字列として表示されるときに、セグメント値を視覚的に区切ります。

初期値

初期値を定義するSQL文は、1行のみかつ正しいタイプの値を返す有効な文でなければなりません。

次の2タイプのSQL文を使用できます。

  • バインディングなしのSQL文。 たとえば、EMPLOYEESからMIN(SALARY)を選択します。

  • バインド変数があるSQL文。 SQL文のWHERE句では、PARAMETERバインド変数を使用できます。

    • :{PARAMETER.<parameter_code>}: パラメータを特定します。

ビジネス・インテリジェンス

グローバル、コンテキストまたはコンテキスト依存セグメントのBI対応チェック・ボックスを選択すると、そのセグメントはOracle Business Intelligenceで使用できるようになります。

フレックスフィールドをOracle Business Intelligenceにインポートすると、BIラベル・ドロップダウン・リストで選択したラベルにより、そのセグメントと他のコンテキストのセグメントが均等化され、ラベルが表す論理オブジェクトにセグメントがマップされます。