サンドボックスの概要
サンドボックスを使用してアプリケーションを変更し、その環境の他のユーザーに影響を与えずにそれらの変更をテストします。 可能な場合には、メインライン環境で直接変更を行うのではなく、サンドボックスでアプリケーションを変更します。
サンドボックスを使用することで、テストされていない構成変更がメインライン環境から分離されます。 そのため、サンドボックスで変更をテストし、それからメインライン・メタデータまたは他のサンドボックスで変更がリフレッシュ後に使用可能になるように公開できます。 公開後、エンド・ユーザーはサイン・アウトしてから再度サイン・インして変更を確認できます。
サンドボックスが必要な理由
今日のビジネス・ランドスケープは非常に動的です。 企業は、顧客と市場の両方のニーズに迅速に対応することが期待されます。 そのため、複数のチームが、同じデータ・モデルおよび構成の開始ポイントを共有しながら、アプリケーションを同時に変更する必要があります。 しかし、そのように作業するとチーム間で競合が発生する可能性があります。 このような競合を回避するには、サンドボックスが便利です。
サンドボックスを使用して実行できる操作を次に示します。
-
サンドボックスを作成中に有効にする構成ツールを選択します。 サンドボックスUIを使用してすべての構成ツールを同じ方法で有効にするため、ツール間で一貫したサンドボックス・エクスペリエンスが得られます。
-
ユーザーの様々なサンドボックス・アクティビティへのアクセスを制限します。 たとえば、サンドボックスに対して次のアクセス権を指定できます。
-
フル・アクセス
-
編集およびプレビュー・アクセス
-
表示専用アクセス
-
-
他のコンテキスト・レイヤーでコンテンツが表示されなくならないように、アプリケーション変更のみを表示します。
-
公開されたサンドボックス内でアプリケーション変更がどのように表示されるかを正確に示すプレビュー・モードで変更をテストします。
-
他の公開済サンドボックスからメインライン・メタデータの最新の変更でサンドボックスをリフレッシュおよびマージします。 すべての変更をマージした後、サンドボックスを公開できます。
-
ターゲット環境をソース環境に登録すると、移行UIを使用して次の追加の移行タスクを実行できます。
-
構成セット・ファイルを手動でダウンロードしてアップロードすることなく、テスト環境からターゲット環境に変更を移行します。
-
ソース環境からターゲット環境に新しい変更のみを移動します。
-
サンドボックスの使用方法
通常は、次のいずれかの目的でサンドボックスを使用します。
-
テスト専用: テスト専用のサンドボックスを使用して、メインライン・コードに公開しないアプリケーション変更を行うことができます。
-
公開: テスト専用サンドボックスでアプリケーションに加えた変更に問題がなければ、公開するサンドボックスにこれらの変更をレプリケートできます。 それからその変更をメインライン・コードに公開します。 並行して作業するチームがこのサンドボックスをメインライン・コードに公開する前の最終ステージング・ポイントとして使用するため、このサンドボックス・タイプは、統合サンドボックスとも呼ばれます。