2 JCS - SaaS Extensionのサブスクリプションの取得

Oracle Cloudサービスを使用して開発するには、サービス・サブスクリプションが必要です。試用(無料、一時的)サブスクリプションと支払済サブスクリプションの両方が使用可能です。

Oracle Java Cloud Service - SaaS Extension (JCS - SaaS Extension)は、Oracle Sales Cloud、Oracle Service CloudおよびOracle Marketing CloudなどのSoftware as a Service (SaaS)製品が備える機能を拡張するためにカスタムJavaベースのアプリケーションをデプロイできるOracle Platform as a Service (Oracle PaaS)オファリングです。JCS - SaaS Extensionインスタンスをサブスクライブする場合、Javaベースのアプリケーションをデプロイ、監視および管理できる専用のOracle WebLogic Server環境を取得します。

JCS - SaaS Extensionを開始するには、JCS - SaaS Extensionのサブスクリプションを購入するか、30日間の無料試用サブスクリプションをリクエストできます。すべてのJCS - SaaS Extensionインスタンスに、Oracle Database Cloud - Database Schema Serviceのインスタンスが関連付けられています。Oracle Database Cloud - Database Schema Serviceは、JCS - SaaS Extensionインスタンスのプライマリ・データベースとして機能します。

JCS - SaaS Extensionのサブスクリプションの購入

Oracle Java Cloud Serviceページに移動することにより、JCS - SaaS Extensionのサブスクリプションを購入できます。

注意:

JCS - SaaS Extensionインスタンスには、専用のOracle Database Cloud Serviceインスタンスが必要です。JCS - SaaS Extensionのサブスクリプションを購入する場合、これとともにOracle Database Cloud Serviceのサブスクリプションを購入する必要があります。
  1. http://cloud.oracle.com/javaでページを下にスクロールし、JCS - SaaS Extension用のオプションを表示します。
  2. 価格設定タブに切り替え、JCS - SaaS Extension製品の「今すぐ購入」をクリックします。
    ニーズに合ったオファリングを購入できるOracle Storeにリダイレクトされます。
  3. 購入が完了した後、オーダーをアクティブ化する準備が整ったことを示す電子メール通知を最初に受信します。サービスをアクティブ化する場合、リクエストするインスタンスのアイデンティティ・ドメインの名前を指定する必要があります。アイデンティティ・ドメインを作成することも、会社が作成したアイデンティティ・ドメインを選択することもできます。
オーダーをアクティブ化するための手順に従った後、サービスにアクセスするために必要な情報が記載された別の電子メールを受信します。JCS - SaaS Extensionインスタンスがアクティブ化されると、これとともに、関連するOracle Database Cloud Serviceインスタンスが自動的にアクティブ化されます。

JCS - SaaS Extensionの試用サブスクリプションのリクエスト

JCS - SaaS Extensionを限定期間中、無料で試用できます。

注意:

JCS - SaaS Extensionインスタンスには専用のOracle Database Cloud Serviceインスタンスが必要であるため、JCS - SaaS Extensionの試用サブスクリプションをリクエストすると、Oracle Database Cloud Serviceの試用サブスクリプションが自動的に含まれます。
  1. JCS - SaaS Extensionの試用サブスクリプションをリクエストするには、http://cloud.oracle.comに移動し、試用をクリックします。
  2. Oracle Cloudサービスへの試用サブスクリプションをリクエストする場合、そのサービスのインスタンスがアイデンティティ・ドメイン内に存在する必要があります。使用可能なアイデンティティ・ドメインが自社にある場合は、これを選択できます。または、自分のサービス用として新しいアイデンティティ・ドメインが自動的に生成されるようリクエストすることもできます。
  3. 試用サブスクリプションをリクエストした後、試用サービスをアクティブ化する準備が整ったことを示す電子メール通知を最初に受信します。この電子メールには、サービスをアクティブ化するための手順およびリンクが記載されています。
試用サブスクリプションをアクティブ化するための手順に従った後、試用サービスにアクセスするために必要な情報が記載された別の電子メールを受信します。JCS - SaaS Extensionインスタンスがアクティブ化されると、これとともに、関連するOracle Database Cloud Serviceインスタンスが自動的にアクティブ化されます。

事前定義済ロールの表示

JCS - SaaS ExtensionOracle Database Cloud - Database Schema Serviceのサブスクリプションをアクティブ化した後、サービスを使用する準備が整ったことを伝える電子メールをOracleから受信したら、事前定義済ロールを表示できます。

6つの事前定義済ロールを表示する手順:
  1. 「マイ・サービス」にサインインします。
    適切なアイデンティティ・ドメインを必ず指定します。
  2. 「ユーザー」をクリックします。
  3. 「ロール」タブをクリックします。

JCS - SaaS Extensionの試用をリクエストしたか、サービスのアクティブ化プロセス中にアカウント管理者からアイデンティティ・ドメイン管理者として指定された場合、アイデンティティ・ドメイン管理者のロールが割り当てられます。また、事前定義済ロールもすべて割り当てられます。アイデンティティ・ドメイン管理者として、新しいユーザーの追加、ユーザーに割り当てられたロールの変更、およびアプリケーションに必要なロールの追加を行うことができます。

事前定義済ロールは、次のとおりです。

ロール 説明
アイデンティティ・ドメイン管理者

ユーザーの作成、カスタム・ロールの作成、ロールへのユーザーの割当て、およびパスワードのリセットなどのユーザーに関連する管理機能を実行するために必要です。

アイデンティティ・ドメイン管理者は、Java管理者が実行できるすべてのアクティビティを実行することもできます。

Java管理者

ユーザーがJCS - SaaS Extensionインスタンス上のアプリケーションをデプロイ、管理および監視するために必要です。

Javaユーザー

JCS - SaaS Extensionインスタンスに事前デプロイされているサンプル・アプリケーションによる使用時のみ必要です。このロールは、サンプル・アプリケーションの使用時以外には影響しません。

データベース管理者

Oracle Database Cloud - Database Schema Serviceインスタンス内のデータベース・ユーザーに関連する管理機能を実行するために必要です。データベース管理者は、すべてのOracle Application Expressコンポーネントにアクセスすることもできます。

このロールは、JCS - SaaS Extension管理ロールには関係ありません。

データベース開発者

Oracle Application Expressコンポーネントを使用するデータベース開発者に必要です。このロールは、Oracle Database Cloud - Database Schema Serviceで追加のデータベース・アーティファクトを作成するために必要です。

データベース・ユーザー

Oracle Application Expressベースのアプリケーションに直接アクセスする任意のユーザーに必要です。このロールは、JCS - SaaS Extensionにデプロイされているアプリケーションにアクセスするユーザーには必要ありません。