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Oracle® Cloud Oracle Social Networkの使用

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アプリケーションの管理

これらのトピックでは、アプリケーションの管理方法について説明します。

アプリケーション・タイプ

アプリケーション(ガジェットとも呼ばれる)とは、Oracle Social NetworkにデプロイできるWebベースのアプリケーションのことです。アプリケーションは、Webクライアントにのみ適用できます。

アプリケーションは、次の2つのタイプがあります。

  • 会話アプリケーションは、会話に追加できる外部のスタンドアロン・アプリケーションです。投票、マップ、写真ビューアなどがその例です。アプリケーション定義ファイルはアプリケーション仕様とも呼ばれ、コンテンツ、動作、プロパティおよび表示するデータを定義するXMLファイルです。

  • ソーシャル・オブジェクト・アプリケーションは、レコードのシステムからのビジネス・オブジェクトまたはOracle Social Networkで直接定義されたビジネス・オブジェクトを表し、会話のコンテキストで情報を表示できるようにします。ソーシャル・オブジェクト・アプリケーションは、開発者Webサイトでソーシャル定義ビルダーを使用して管理します。

「アプリケーション」ページから、アプリケーション定義ファイルで定義された会話アプリケーションや、ソーシャル定義ビルダーからエクスポートされたソーシャル・オブジェクト・アプリケーションを追加できます。また、既存のアプリケーションを有効化、構成、無効化または削除できます。

Oracle Social Networkに含まれるアプリケーション

Oracle Social Networkには2つのアプリケーションが付属し、デフォルトで有効になっています。

  • Oracle Social Networkサイト・アプリケーションを使用すると、会話にライブWebページを埋め込むことができます。http://www.google.comなどの外部サイトの多くは埋め込むことができません。これらのサイトは、Oracle Social Networkサイト・アプリケーションでURLを指定しても、表示されません。

  • Oracle Social Network写真アプリケーションを使用すると、会話内のすべてのイメージが自動的にスライド・ショーとして表示されます。

Oracle Social Networkコレクション・アプリケーションは、コレクション機能を提供するために含められています。製品に付属していますが、サンプル・アプリケーションとして使用するためのものではありません。

注意: チームの開発者が、管理ユーザー・インタフェースの外部で、Oracle Social Network REST APIまたはその他のツールを使用して、アプリケーション定義ファイルやソーシャル・オブジェクト定義ファイルを変更した場合、更新した定義ファイルをアプリケーションのプロパティ・ページからOracle Social Networkに再アップロードする必要があります。

アプリケーションの追加

アプリケーションを追加すると、Oracle Social Networkによって、アプリケーションのコードを含む定義ファイルがアップロードおよびインストール(デプロイ)されます。

  1. 管理者としてOracle Social Networkにログインします。
  2. 管理UIから、「アプリケーション」をクリックします。「アプリケーション」ページが開き、アプリケーションのリストが示されます。
  3. 「新規アプリケーション」をクリックします。
  4. アプリケーションの名前および外部IDを入力します。これらのフィールドの詳細は、アプリケーション・プロパティ・ページを参照してください。
  5. 「ファイルの選択」をクリックし、画面のプロンプトに従って、アプリケーション定義を含むファイルをアップロードします。定義ファイルは、アプリケーション・タイプのスキーマに準拠する有効なXMLである必要があります。
  6. 「保存」をクリックします。
  7. 必要に応じて、アプリケーション・プロパティの編集の手順に従い、アプリケーションのプロパティを編集します。

アプリケーションの削除

アプリケーションを削除するには、リスト内のアプリケーションの右側にある「削除」をクリックします。Webクライアントにアプリケーションのインスタンスが存在する場合は、アプリケーションを削除できません。

アプリケーションを削除すると、そのアプリケーションはOracle Social Networkアプリケーションからのみ削除されます。アプリケーションの作成に使用される実際のファイルは削除されません。

アプリケーション・プロパティの編集

  1. 管理者としてOracle Social Networkにログインします。
  2. 管理UIから、「アプリケーション」をクリックします。「アプリケーション」ページが開き、アプリケーションのリストが示されます。
  3. プロパティ・ページを開くアプリケーションを選択します。
  4. アプリケーションのプロパティを編集します。ユーザー・インタフェースのフィールドの詳細は、アプリケーション・プロパティ・ページを参照してください。
  5. 「保存」をクリックします。

アプリケーション・プロパティ・ページ

次の表に、アプリケーション・プロパティの説明を示します。

要素 説明

アプリケーションの一般的なプロパティがページの上部に表示されます。

アプリケーション名

クライアントのユーザー・インタフェースに表示されるアプリケーションの名前。

アプリケーション外部ID

他のアプリケーションまたはコードがアプリケーションを参照するための識別子を指定します。

IDは256文字以内の長さとし、少なくとも1つのピリオド(.)を含める必要があります。

指定した識別子はシステム全体で一意であることを確認してください。Oracle Social Networkで指定されているアプリケーションの外部IDを変更しないでください。

ID

編集できません。システムによって割り当てられた識別子。

タイプ

編集できません。アプリケーション・タイプに対してシステムによって割り当てられる識別子。

作成日

編集できません。アプリケーションが作成された日時が表示されます。Oracle Social Networkの一部であるアプリケーションの場合、インストール日時が表示されます。

最終変更

編集できません。このアプリケーションに最新の構成変更が加えられた日時を示します。

アプリケーション定義ファイル

「ファイルの選択」をクリックし、画面のプロンプトに従って、アプリケーション定義を含むファイルをアップロードします。定義ファイルは有効なXMLである必要があります。

一般プロパティ

このセクションには、両方のアプリケーション・タイプに適用されるプロパティが表示されます。

有効なアプリケーション

アプリケーションを有効または無効にします。アプリケーションが使用可能でも有効になっていない場合、そのアプリケーションは表示されるが機能しないため、ユーザーはそのアプリケーションの新規インスタンスをOracle Social Networkに追加できません。

コレクション・アプリケーションなどの特定のシステム・アプリケーションでは、このフィールドは編集できません。

使用可能なアプリケーション

ユーザーがアプリケーションを使用できるように、または使用できないようにします。このコントロールによって、ユーザーの使用可能なアプリケーションのリストにアプリケーションが表示されるかどうかが決まります。

コレクション・アプリケーションなどの特定のシステム・アプリケーションでは、このフィールドは編集できません。

アプリケーション・ローカル

アプリケーションが元のOracle Social Networkサーバーとローカルで通信するかプロキシ経由で通信するかを指定します。生成されてクライアント上のアプリケーションに送信されるURLは選択によって異なります。デフォルトでは選択が解除されています(ローカルではありません)。Oracleサポートの指示がある場合を除き、この設定を変更しないでください。

会話当たり1つのアプリケーション・インスタンス

1つの会話にアプリケーションの複数のインスタンスが存在できるかどうかを指定します。このオプションを選択すると、クライアント・ユーザーは会話にアプリケーション・インスタンスを1つのみ追加できます。たとえば、1つの会話に写真ビューア・アプリケーションのインスタンスが2つあっても意味がありませんが、複数の投票アプリケーションのインスタンスを追加できるようにすることが必要になる場合があります。

アプリケーション・タイプ

アプリケーションの機能タイプを指定します。次のオプションがあります。

  • ソーシャル・オブジェクト: アプリケーションはソーシャル・オブジェクト・アプリケーションとなり、該当する場合(アプリケーションが検出可能であるか、ユーザーと共有された場合)は、クライアント・ユーザー・インタフェースの「ソーシャル・オブジェクト」ドロップダウン・リストに表示されます。アプリケーションの「カスタマイズ可能」オプションを有効にすると、管理UIの「ソーシャル定義」ページを使用してアプリケーションをカスタマイズできます。詳細は、ソーシャル定義の管理を参照してください。

  • 会話: アプリケーションは会話で使用されるスタンドアロン・アプリケーションです。

ソーシャル・オブジェクト・アプリケーション

ソーシャル・オブジェクト・アプリケーション(アプリケーション・タイプが「ソーシャル・オブジェクト」)の場合は、次のプロパティが表示されます。

このプロパティは、管理ユーザー・インタフェースからは編集できません。REST APIを使用して、または(開発者権限がある場合は) Oracle Social Network開発者Webサイトのソーシャル定義ビルダーを使用して変更できます。

作成可能

ソーシャル定義に基づくインスタンス(ソーシャル・オブジェクト)を作成できます。このオプションを選択していない場合、REST APIでも、クライアント(Web、モバイル、Outlookなど)のユーザーも、ソーシャル定義のインスタンスを作成できません。

カスタマイズ可能

ソーシャル定義をカスタマイズできます。このオプションが選択されていない場合、ソーシャル・オブジェクト・アプリケーションは「ソーシャル定義」ページに表示されません。

更新可能

ソーシャル・オブジェクト・フィールドはOracle Social Networkで更新可能です。オブジェクトに対して「編集」ボタンが表示され、ユーザーはソーシャル・オブジェクトの説明などを変更できます。このオプションを選択していない場合、REST APIでも、クライアント(Web、モバイル、Outlookなど)のユーザーも、ソーシャル・オブジェクトのフィールドを更新できません。

削除可能

ソーシャル・オブジェクトのインスタンスを完全に削除できます。このオプションを選択していない場合、REST APIでも、クライアント(Web、モバイル、Outlookなど)のユーザーも、ソーシャル・オブジェクトのインスタンスを削除できません。

名前変更可能

ソーシャル・オブジェクトの名前を変更できます。このオプションを選択していない場合、REST APIでも、クライアント(Web、モバイル、Outlookなど)のユーザーも、ソーシャル・オブジェクトの名前を変更できません。

クローズ可能

ソーシャル・オブジェクトをクローズ(非アクティブに)できます。このオプションを選択していない場合、REST APIでも、クライアント(Web、モバイル、Outlookなど)のユーザーも、ソーシャル・オブジェクトをクローズできません。

必須機能

該当する場合は、アプリケーションが正常に動作するために必要な機能が表に示されます。機能名をクリックすると、そのプロパティ・ページに移動できます。

アプリケーションをデフォルト設定に戻す

Oracle Social Networkがインストールされるとき、特定のアプリケーションおよび機能が含められます(シードされます)。インストール後に発生した変更を元に戻すことが必要になった場合、デフォルトのアプリケーションおよび機能を再シードできます。

アプリケーションおよび機能を再シードしても、独自に追加したアプリケーションおよび機能には影響しません。Oracle Social Networkの一部として含められているもののみが変更されます。

  1. 管理者としてOracle Social Networkにログインします。
  2. 管理UIから、「アプリケーション」をクリックします。
  3. 「アプリケーションおよび機能のシード」をクリックします。

注意: 機能とアプリケーションの両方が再シードされます。どちらか一方を再シードすることはできません。