Oracle Unity用語集
A
AOV
AOVは平均発注金額を表します。オーダーの平均金額を計算します。
属性
属性は、データ・オブジェクトの1つのデータです。たとえば、First Name属性はCustomerデータ・オブジェクトにあり、State属性はAddressデータ・オブジェクトにあります。
属性グループ
属性グループは、いくつかの類似した属性をまとめる、オプションの編成エンティティです。これらはデータ・モデルで作成および管理できます。属性グループには、同じデータ・オブジェクトからの属性のみを含めることができます。複数のデータ・オブジェクトの属性をグループ化することはできません。
認証キー
認証キーは、SFTP (セキュア・ファイル転送プロトコル)サーバーからデータ・ソースにアクセスするためのログイン資格証明を提供します。
B
行動(オブジェクト・グループ)
行動オブジェクト・グループは、データ・モデル内の、顧客のアクションに関連するデータ・オブジェクト(イベント・オブジェクト、ソーシャル・エンゲージメント・オブジェクトなど)のグループを含みます。
バウンス率(Eメール)
バウンス率(Eメール)は、送信されたEメール・マーケティング・メッセージの合計数に対する、正常に配信されなかったEメールの割合を計算するメトリックです。たとえば、Eメールを100通送信し、2通が正常に配信されなかった場合、バウンス率は2%となります。これには、ハード・バウンス、つまり永続的に配信できないEメールと、ソフト・バウンス、つまり一時的に配信できなかったEメールが含まれます。
C
文字セット
文字セットはファイル内のテキストの形式を指し、Unicode (UTF-8)や西ヨーロッパ(ISO-8859-1)などがあります。
子(データ)オブジェクト
関係を作成するとき、子データ・オブジェクトと親データ・オブジェクトの相互参照を使用して、2つのデータ・オブジェクトが適切にリンクされるようにします。
クリック・レート
「クリック・レート」は、送信済Eメール合計数のうち、クリックされたEメール・リンクの割合を計算するメトリックです。たとえば、Eメールを100通送信し、10個のEメール・リンクがクリックされた場合、クリック・レートは10%となります。
クリックツーオープン・レート
「クリックツーオープン・レート」は、開封済Eメール合計数のうち、クリックされたEメール・リンクの割合を計算するメトリックです。たとえば、Eメールを100通送信し、そのうちの40通が開封され、10個のEメール・リンクがクリックされた場合、クリックツーオープン・レートは25%となります。
クラスタリング・ルール
クラスタリング・ルールは、データを比較するときに、顧客レコードのより小さいグループを作成するための基準です。重複レコードの検出を試みる場合に、クラスタリング・ルールを使用してより小さいレコード・セットを比較すると、すべての一つ一つの顧客レコードを比較するよりも高速かつ効率的です。
連結変換
連結変換は、値を結合して新しい属性を作成するタスクです。たとえば、Last Name属性とFirst Name属性を連結して、Full Nameという属性に格納できます。
カウント
カウントとは、セグメント内の、単一条件内またはすべての条件の基準に一致する顧客の数です。
D
データ密度
データ密度とは、ある属性に値があるレコードの割合のことです。すべてのデータ・モデル属性について、データ密度の割合が高くなる(90%以上)ようにします。
データ・エンリッチメント
セグメント作成ページの「データ・エンリッチメント」セクションには、Oracle Data Cloudなどのサードパーティ・データ・ソースからインポートされた追加の属性データが表示されます。
データ・フィード
データ・フィードによって、データをインポートおよびエクスポートする方法が定義されます。
データ・モデル
データ・モデルは、顧客データの管理に使用されるデータ・オブジェクトおよび属性の包括的なリストです。
データ・オブジェクト
データ・オブジェクトは属性のグループです。データ・オブジェクトは、関係によってリンクされます。
データ型
データ型は、属性に格納されるデータの形式を表します。
重複除去
重複除去は、重複する顧客レコードを照合してリンクするタスクです。このタスクは、ID解決の一部です。
E
イベント
イベントは、顧客が実行する一つのアクションです。たとえば、Eメールを開封した、レビューをいいねと評価した、SMSメッセージをクリックした、などです。
F
フィールド区切り文字
フィールド区切り文字は、ファイル内のフィールドを分割する文字です。使用可能なオプションは、カンマ(,)、セミコロン(;)またはパイプ(|)です。
フィールド・マッピング
取込みジョブ内のフィールド・マッピング・セクションでは、入力ソース・フィールドがデータ・モデル属性にどのようにマップされるかを構成します。ソース・フィールドを生成するには、サンプル・ファイルをアップロードする必要があります。
G
カウントの取得
「カウントの取得」リンクによって、セグメント内の、単一条件内またはすべての条件の基準に一致する顧客の最新の数が生成されます。
グループ
グループは、セグメント内で一連の条件を整理できるビジュアル・ツールです。
H
ハッシュ変換
「ハッシュ」変換タイプでは、入力ファイルのデータがハッシュ値に変換されます。ハッシュ変換は、電子メール・アドレスなどの属性値に使用できます。ハッシュ変換は、文字列データ型のデータにのみ使用できます。
I
ID
IDは、属性に対するデータベース表の列で使用される名前です。
ID解決
ID解決は、重複除去、マージおよびプロモーションを通じて顧客レコードのマスター・リストを作成するタスクです。このジョブでは複数のソースを横断して顧客データを照合し、顧客レコードが重複しないようにします。このデータは、マスター・エンティティ・データ・オブジェクトMasterCustomerに格納されます。
取込みジョブ
取込みジョブは、外部ソースからデータを取得するタスクです。取込みジョブを作成するときには、データのソースを指定し、フィールド・マッピングを完成して、ジョブをスケジュールする必要があります。
インテリジェント属性
インテリジェント属性は、複数の属性からデータを集計する属性です。たとえば、平均発注金額、最も頻繁に購入される製品カテゴリ、Eメール・エンゲージメント・スコアなどがあります。これらはセグメンテーションで使用できます。
M
Master Customer
Master Customerデータ・オブジェクトは、データ・モデルからの顧客レコードの包括的なリストです。このリストは、顧客レコードが重複しないように、重複除去ルールおよびプロモーション・ルールを適用して作成されます。
マスター・エンティティ
マスター・エンティティは、統合されたレコードを格納するデータ・モデル内のデータ・オブジェクトです。ソース・レコードの重複除去、マージ、プロモーションを行った結果が、対応するマスター・エンティティに格納されます。マスター・エンティティの例として、Master Customer、Master AccountおよびMaster Productがあります。
自分のデータ
セグメント作成ページの自分のデータのセクションには、データ・モデルのすべてのデータ・オブジェクトおよび属性が含まれます。
O
オブジェクト・グループ
オブジェクト・グループは、データ・モデル内の関連データ・オブジェクトのグループです。使用可能なオブジェクト・グループは、プロファイル、行動、トランザクショナル、製品などです。データ・オブジェクトは、1つのオブジェクト・グループにのみ属することができますが、いつでも他のオブジェクト・グループに移動できます。
オブジェクトID
オブジェクトIDは、データ・オブジェクトのデータベース名です。新しいデータ・オブジェクトを作成して保存した後、オブジェクトIDを編集することはできません。
オブジェクト名
オブジェクト名は、新しいデータ・オブジェクトに指定する名前です。この名前は、アプリケーションのすべての部分のデータ・オブジェクトを識別するために使用されます。
開封率
「開封率」は、送信済Eメール合計数のうち、開封されたEメールの割合を計算するメトリックです。たとえば、Eメールを100通送信し、20通が開封された場合、開封率は20%となります。
オプト・イン
オプト・インは、マーケティング・メッセージを受信するようサブスクライブしている顧客数を計算するメトリックです。
オプト・アウト
オプト・アウトは、マーケティング・メッセージをサブスクライブ解除し、もう受信しないことを選択した顧客数を計算するメトリックです。
Oracle Data Cloud (ODC)
Oracle Data Cloudは、データをインポートして使用できるサード・パーティのデータ・ソースです。特定範囲のデモグラフィック属性および行動属性が提供されます。Oracle Data Cloudについてさらに学習します。
P
親子関係
親子関係では、関係がどのように動作するかを定義します。子(外部キー)として識別されるデータ・オブジェクトは、別のデータ・オブジェクト内の、親として識別される一意の属性と相互参照します。これにより、2つのデータ・オブジェクトが適切にリンクされます。
親(データ)オブジェクト
関係を作成するとき、親データ・オブジェクトと子データ・オブジェクトの相互参照を使用して、2つのデータ・オブジェクトが適切にリンクされるようにします。
パーソナライズ属性
パーソナライズ属性は、Oracle Responsysなどのマーケティング・オーケストレーション・プラットフォームで、顧客に送信されるメッセージをパーソナライズするために使用されます。セグメントをマーケティング・オーケストレーション・プラットフォームにエクスポートし、セグメントとともに送信される特定の属性をパッケージ化できます。これらの属性は、パーソナライズ・メッセージの作成に使用されます。
製品(オブジェクト・グループ)
製品オブジェクト・グループは、データ・モデル内の、製品カタログに関連するデータ・オブジェクト(サブスクリプション・オブジェクト、カテゴリ・オブジェクトなど)のグループを含みます。
プロファイル(オブジェクト・グループ)
プロファイルオブジェクト・グループは、データ・モデル内の、顧客に関連するデータ・オブジェクト(顧客オブジェクト、住所オブジェクトなど)のグループを含みます。
プロモーション
プロモーションは、ソース・レコードの属性値をマージして、最適な値をマスター・レコード属性に設定するタスクです。たとえば、名、姓、住所、性別などの属性の最適な値をマスター・エンティティに設定することができます。このタスクは、ID解決の一部です。
変更の公開
変更を公開すると、アカウント内で行われたすべての保留中の変更がコミットされます。これらの変更は永続的であり、元に戻すことはできません。
R
関係
関係を使用すると、複数のデータ・オブジェクトをリンクできます。関係を使用する場合は、2つのデータ・ソース間のデータが適切にリンクされていることを確認してください。関係を公開した後、その関係を編集または削除することはできません。
リソース名
リソース名は、APIがデータ・オブジェクトへのアクセスに使用するオブジェクト・プロパティです。これはいつでも変更できます。
S
セグメント
セグメントは、複数の属性、データ・オブジェクトおよびその他のセグメントから作成される顧客のグループです。
スマート・データ
セグメント作成ページのスマート・データのセクションには、データ・モデルからデータを集計することで作成された、カスタマイズされた属性およびセグメントが示されます。このセクションのデータは、顧客の行動とプロファイルの特性を追跡することによって作成されます。
ソース
ソースは、データのインポート元の場所です。たとえば、取込みジョブのソースとしてSFTP (セキュア・ファイル転送プロトコル)サーバーを指定できます。ソースの構成は、取込みジョブのデータを取得するために使用されます。
ソース・フィールド
ソース・フィールドまたはフィールドは、外部ソースから取り込むデータの一つ一つです。取込みジョブを作成するとき、ソース・フィールドがフィールド・マッピング・セクションのデータ・モデル属性にリンクされます。
ソース・オブジェクト
ソース・オブジェクトとは、データ・フィードを作成または編集するときに追加されるファイルのことです。このファイルには、データ・モデルの属性にマップされるソース・フィールドがあります。
静的(参照)変換
静的(参照)変換は、ソース・フィールドの値をデータ・モデル属性の新しい値に変更するタスクです。たとえば、ソース・フィールドGenderのある文字列をデータ・モデル属性Genderのある単一の文字に変換する必要がある場合があります。このため、入力フィールドのMaleに対してM、Femaleに対してF、ノンバイナリに対してXの値を使用するなどのようにマップできます。
T
ターゲット
イベント・ページのターゲット列には、イベントのソースが表示されます。たとえば、Eメール、ビデオ、電話などです。
トランザクショナル(オブジェクト・グループ)
トランザクショナル・オブジェクト・グループは、データ・モデル内の、顧客トランザクションに関連するデータ・オブジェクト(オーダー要約オブジェクト、オーダー品目オブジェクトなど)のグループを含みます。
変換
変換は、インポートされるデータを変更するタスクです。この機能は、取込みジョブを作成するとき、フィールド・マッピング・セクションで使用できます。たとえば、連結変換を使用して、名のソース・フィールドと姓のソース・フィールドを組み合せ、氏名というデータ・モデル属性を作成できます。
U
URL変換
URL変換は、データを入力ファイルからURL変換に変換するタスクです。URL変換では、アンパサンド文字を使用して一連のキー/値のペアが連結され、URLパーソナライズに使用できます。たとえば、入力フィールドがLast_NameとFirst_Nameで、lastnameとfirstnameのキー名を指定すると、データ・モデル属性Full Nameに格納されるURL変換は、firstname=First_Name&lastname=Last_Nameという形式になります。