タクソノミAPI

Oracle Data CloudのタクソノミWebサービスを実装して、ユーザーのグループを表すカテゴリに関して、把握する必要があるすべての情報を取得できます。たとえば、In-Market > Smartphoneというカテゴリは、スマートフォンを購入する意思を示したすべてのユーザーを表します。すべての個々のカテゴリは、1つの階層ツリー構造であるタクソノミに編成され、表示されます。その後、タクソノミからカテゴリを選択して、ターゲット・オーディエンスを構築できます。これを行うには、OR論理を使用してカテゴリをセグメントにグループ化した後、AND論理またはNAND論理を使用して個々のセグメントを含めたり、除外します(オーディエンスの作成の詳細は、オーディエンスAPIを参照)。

重要: これはOracle Data Cloudプラットフォームの古いタクソノミAPIとなり、新しいカテゴリREST APIに置き換えられます。追加のパラメータのメリットを活用し、古いAPIが廃止された場合に備えるには、新しいAPIに移行する必要があります。

このトピックの内容

APIについて知る

次の埋込みI/Oドキュメントを参照して、APIについての理解を深めることができます。I/Oドキュメントでは、各メソッドのパラメータについて説明し、コールのテンプレートを提供しています。ただし、ツールからライブAPIコールを実行することはできません。

次のリンクを新しいタブで開くと、I/Oドキュメントが3つのペインの形式で表示されます。

taxonomy6.docs.apiary.io/

このAPIの詳細は、My Oracle Support (MOS)にお問い合せください。

サービスURI

タクソノミAPIのURIは、次のとおりです。

services.bluekai.com/Services/WS/Taxonomy

タクソノミAPIのユースケース

タクソノミAPIでは、どのタイプのデータが提供されますか。

ファーストパーティ・カテゴリ: プライベートのファーストパーティ・タクソノミ内のカテゴリ。これらのカテゴリは、DMPでのみ使用できます。
セカンドパーティ・カテゴリ: 別のDMPパートナが次のいずれかの方法を使用して共有しているプライベート・カテゴリ。
- ホワイトリスト登録: データ・プロバイダとそのプライベート・タクソノミ内のカテゴリを共有できるため、そのカテゴリ内のユーザーをターゲット、分析およびモデリングできます。DMPユーザーでは、通常、その消費者データをホワイトリストに登録し、別のDMPユーザーでこれを使用してアクティブ化し、相互のメリットを実現できるようにしています。カテゴリは、Oracle Data Cloudプラットフォームでタクソノミ・パートナ権限付与APIまたはタクソノミ共有ツールを使用して、ホワイトリストに登録できます。
- オーディエンス共有: DMPパートナとオーディエンスを共有できるため、そのオーディエンスを使用してキャンペーンを作成し、オーディエンスを分析できます。オーディエンス共有は、一般的には、DMPユーザーでオーディエンスをエージェンシに送信するために使用され、その後エージェンシによってキャンペーンが実行されます。オーディエンスは、Oracle Data Cloudプラットフォームのオーディエンス権限APIまたはオーディエンス管理ツールを使用して共有できます。
サードパーティ・カテゴリ: Oracle Data Marketplaceのカテゴリ。これらのカテゴリは、すべてのDMPパートナが使用できます。

タクソノミAPIを使用して、プラットフォームから受信したユーザー・データを理解するにはどうすればよいですか。

Oracle Data Cloudプラットフォームのデータを受信したら、タクソノミAPIを使用して、自分がどのカテゴリを受信し、誰がデータを所有しているかを判別できます。たとえば、カテゴリID 6737のキャンペーンを受信した場合、タクソノミAPIを使用して、このカテゴリIDがIn-Market > Autos > Makes & Model > Chevrolet > Camaroを意味し、データがOracle Data Cloudによって所有されていることを確認できます。また、タクソノミAPIを使用して、カテゴリID 14835がB2B > Bizo (Business Data) > Functional Area > C-Suiteであり、データがBizoによって所有されていることを確認できます。

タクソノミAPIはいつ使用しますか。

データの検出: タクソノミAPIを使用して、受信したカテゴリの詳細情報を取得できます。
- ファーストパーティ・カテゴリ: DMPユーザーは、タクソノミAPIを使用して、プライベート・タクソノミのファーストパーティ・カテゴリを取得し、各カテゴリの一意のユーザーのインベントリを表示できます。
- サードパーティ・カテゴリ: データ購入者は、タクソノミAPIを使用して、Oracle Data Marketplaceのサードパーティ・カテゴリとインベントリを表示できます。
- オーディエンス・アナリティクス: オーディエンス・アナリティクスをプログラマティックに実行しているデータ・アプリ・パートナは、タクソノミAPIをコールして、返されたカテゴリを、Audience Discoveryレポート(複数のオーディエンスAPI)に対するコールの入力として使用できます

データ配信の構成: タクソノミAPIを使用して、ユーザー・データを表示および受信するようにシステムを構成できます。
- ユーザー・インタフェース: Oracle Data Cloudプラットフォームのデータ・アプリ・パートナは、タクソノミAPIを使用して、独自のユーザー・インタフェースでプラットフォームのタクソノミのサードパーティ・カテゴリを表示できます。
- データ・マッピング: Oracle Data Cloudプラットフォームのデータ・アプリ・パートナは、タクソノミAPIを使用して、サードパーティ・オーディエンスのターゲッティング・セグメントにカテゴリをマッピングできます。更新されるカテゴリとセグメントのマッピングを保守するために、毎日タクソノミAPIをコールします。
データ配信: タクソノミAPIを使用して、ユーザー・データを配信できます。
- オーディエンスとキャンペーンの作成: オーディエンスとキャンペーンをプログラマティックに作成しているデータ・アプリ・パートナは、最初にタクソノミAPIをコールして、返されたカテゴリを、それぞれオーディエンスAPIとキャンペーンAPIに対するコールの入力として使用する必要があります。
- データ配信方法: カテゴリの転送方法は、データ配信方法によって異なります。
  - サーバー・データ・トランスファー(SDT)を介してデータを受信する場合は、カテゴリIDが返されるJSON形式のデータ(POST)、URL (GET)またはファイル(バッチ)に含まれます。
  - イメージ・ピクセルを介してデータを受信する場合は、ピクセルに、カテゴリIDを受信するための$_CATEGORIESマクロが含まれている必要があります。
  - JSONリターンを介してデータを受信する場合は、カテゴリIDがWebページに返される非表示のbk_resultsオブジェクトに含まれます。
  - ユーザー・データAPIを介してデータを受信する場合は、カテゴリIDがリクエストの成功後に返されるJSON形式のデータに含まれます。

SDTデータに出現する国のカテゴリIDを除外する方法を教えてください。

国APIを使用して国コードおよび対応するカテゴリIDを取得し、このリストを使用して、自分のSDTデータ内の国カテゴリIDをプログラマティックに除外し、フィルタ済リストをタクソノミAPIに渡すことができます。

タクソノミAPIの後	ユースケース
オーディエンスAPI	ターゲット、モデリング、最適化および分析を実施するオーディエンスを作成します。
キャンペーンAPI	DMPパートナにオーディエンスを配信するための指示を作成します。
セグメント・リーチAPI	オーディエンスを配信する前に、カテゴリ、セグメントおよびオーディエンスの一意のユーザーの推定数を取得します。

GETレスポンスのサマリー

タクソノミAPIリクエストでは、カテゴリのリストを含むNodeListオブジェクトが返されます。次に、各カテゴリに含まれるデフォルトのプロパティを示します。

プロパティ	タイプ	説明
`nodeID`	整数	カテゴリに割り当てられているユニークID
`nodeName`	文字列	カテゴリ・ノードの名前カテゴリのタクソノミのフルパスを取得するには、`FullTaxonomyPath`パラメータを有効にします。
`parentID`	文字列	カテゴリの親ノードに割り当てられたユニークID

ノート: GETのレスポンス時間は、返されるカテゴリの数と指定されたオプションに基づいて変化することがあります。具体的には、bkSizeパラメータを有効にして、返されるカテゴリとともにインベントリの数値を含める場合、タクソノミAPIのレスポンス時間が数分に増加することがあります。

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