キャンペーン・スクリプトのオプション
このドキュメントでは、Campaign Designerでキャンペーン・スクリプトに使用できるキャンペーン・スクリプトのオプションについて説明します。キャンペーンのタイプや使用するスクリプトのタイプに応じた追加の設定があります。これらの設定については、次の各項で説明します。
キャンペーン・スクリプトのオプション
Campaign Designerでは、キャンペーン・スクリプトに次のオプションを使用できます。
Manually request Campaign content
このオプションを使用して、コンテンツ・ジェネレータ(CG)に対する複数のリクエストを有効にすることができます。
選択すると、キャンペーンが2つのリクエストでCGから返されます。最初のリクエストでは、すべてのスクリプトが実行されます。2番目のリクエストでは、すべてのバリアントが実行されます。
これは、次の場合に自動的に有効になります。
- 評価スクリプトが追加される
 - プル統合が追加される(Oracle DMPやDemandbaseなど)
 - カスタム属性がターゲッティング・ルールで使用されている。
 
無効にすると、すべてのキャンペーン・コンテンツが1つのリクエストでCGから返されます。
このオプションを有効または無効にする手順は、次のとおりです。
- キャンペーンが開いている状態で、「Content」タブに移動します。
 - 「Scripts」タブで、スクリプトを選択します。
 - 「Properties」で、「Manually request Campaign content」を選択します。
 
ノート: このオプションは、レンダリング・スクリプトでのみ使用できます。
Run on Element(s) pages
選択すると、要素ページ用に構成されたURLでスクリプトが実行されます。標準キャンペーンとレガシーSPAキャンペーンについては、デフォルトで選択されています。
選択を解除すると、このスクリプト用の独自のURLを設定できます。SPAキャンペーンについては、デフォルトで選択が解除されています。
このオプションを有効または無効にする手順は、次のとおりです。
- キャンペーンが開いている状態で、「Content」タブに移動します。
 - 「Scripts」タブで、スクリプトを選択します。
ノート: このオプションは、どのキャンペーン・スクリプトでも使用できます。たとえば、作成したスクリプト、評価スクリプト、統合スクリプト、レンダリング・スクリプトなどです。
 - 「Properties」で、「Run on Element(s) pages」を選択します。
 
Deliver to campaign audience only
このオプションは、スクリプトをページで実行するかどうかを決定する際にキャンペーン・ターゲッティング・ルールを無視するかどうかを示します。
このオプションを選択すると、コンテンツ・ジェネレータ(CG)によって、訪問者がキャンペーン・ターゲッティング・ルールを満たしているかどうかがチェックされ、その後でスクリプトがページに配信されます。
このオプションの選択を解除すると、キャンペーン・ターゲッティング・ルールは無視され、すべての訪問者にスクリプトが配信されます。
重要: 最初のCGリクエストではキャンペーン・ターゲッティング・ルールがチェックされないため、レンダリング・スクリプトで「Manually request Campaign content」を選択して、CGについて複数リクエスト・スキーマを有効にする必要があります。
たとえば、オーストラリアからの訪問者にのみキャンペーンを表示するようにキャンペーン・ターゲッティング・ルールが設定されていて、「Deliver to campaign audience only」を選択した場合、スクリプトはオーストラリアからの訪問者にのみ配信されます。ただし、このオプションの選択を解除した場合は、国に関係なく、すべての訪問者にスクリプトが配信されます。
このオプションを有効または無効にする手順は、次のとおりです。
- キャンペーンが開いている状態で、「Content」タブに移動します。
 - 「Scripts」タブで、スクリプトを選択します。
ノート: このオプションは、作成したスクリプトおよび統合スクリプトでのみ使用できます。
 - 「Properties」で、「Deliver to campaign audience only」を選択します。
 
評価スクリプト
「Targeting」でJavaScriptキャンペーン・ルールを追加すると、評価スクリプトが自動的に作成されます。詳細は、JavaScriptターゲッティングを使用した訪問者の評価を参照してください。
キャンペーン・タイプ
標準のCampaign Designerキャンペーンに加えて、「Overview」パネルから「SPA Support」を選択することで、シングル・ページ・アプリケーション(SPA)専用に設計されたキャンペーンを作成できます。SPAサポートには、次の2つのバージョンがあります。
- SPAキャンペーン: URLまたはHTMLセレクタを使用してキャンペーン生成が設定される「Triggers」機能を使用できます。
 - レガシーSPAキャンペーン: キャンペーンには、「Routing」と呼ばれるスクリプトがあります。「Triggers」機能は使用できず、キャンペーン生成はURLのみによって設定されます。
 
キャンペーン・スクリプトのオプションには、デフォルトで次の設定があります。
| キャンペーン・スクリプトのオプション | 標準キャンペーン | SPAキャンペーン | レガシーSPAキャンペーン | 
|---|---|---|---|
| Run on Element(s) pages | 有効 | 
                                                                     無効(URLが  | 
                                                                有効 | 
| Deliver to campaign audience only | 有効 | 有効 | 有効 | 
統合
標準で提供されている統合のいずれかをキャンペーンに追加すると、Campaign Designerによってキャンペーン・スクリプトがキャンペーンに追加されます。
プッシュ統合
プッシュ統合の例には、Google AnalyticsやAdobe Analyticsが含まれます。統合スクリプトは、レンダリング・スクリプトからURLを継承しません。
プル統合
プル統合の例には、Oracle DMPやDemandbaseが含まれます。統合スクリプトの設定は、レンダリング・スクリプトから継承されます。レンダリング・スクリプトで設定を変更すると、統合スクリプトの設定も更新されます。
統合スクリプトの場合、キャンペーン・スクリプトにはデフォルトで次のURL設定があります。
| キャンペーン・スクリプト | 標準キャンペーン | SPAキャンペーン | レガシーSPAキャンペーン | 
|---|---|---|---|
| レンダリング・スクリプト | 有効(要素ページで実行) | 
                                                                     
  | 
                                                                http*://*
                                                                 | 
                                                            
| プッシュ統合スクリプト | 有効(要素ページで実行) | 有効(要素ページで実行) | http*://*
                                                                 | 
                                                            
| プル統合スクリプト | レンダリング・スクリプトから継承 | レンダリング・スクリプトから継承 | レンダリング・スクリプトから継承 |