Oracle Responsys (レガシー)
重要: 新しいOracle Responsysの統合を参照してください。
Oracle Responsysの統合により、電子メールおよびWebで顧客の真のクロス・プラットフォーム・ビューを編成できます。これにより、パーソナライズが改善され、顧客のクロスチャネル・エクスペリエンスが統一されます。これらの手順は、Oracleサポートからなんらかの支援を受けたアカウント・マネージャを対象としています。
Oracle MaxymiserとResponsysの統合の設定
Oracle MaxymiserとResponsysの統合キャンペーンを実行する前に、すべての統合ステップを完了する必要があります。クライアントにすでにOracle MaxymiserとResponsysの両方のアクティブ・アカウントとライセンスがある場合でも、正しく構成するために、この項のステップを実行することをお薦めします。統合キャンペーンを実行する前に、すべてのステップを完了する必要があります。
重要: この統合では、Oracle Maxymiserの顧客データ・インポート(CDI)機能を使用します。これは、1つのソースからのデータ収集のみをサポートします。これがResponsysで使用されている場合は、他のデータのインポートに使用できません。
Oracle MaxymiserとResponsysのアカウントがない場合は、この両方で作成する必要があります。これは、Oracleプロビジョニング・チームが担当します。
シングル・サインオン(SSO)の詳細を指定してOracle Maxymiserのアカウント設定を構成し、Responsysユーザーがログインする必要なくOracle Maxymiser UIにアクセスできるようにします。これは、アカウントが使用するResponsysインスタンスを指します(ポッドとも呼ばれます)。ResponsysログインURLが"https://interact2.responsys..."で始まる場合、「SSO Partner」の値は'Responsys I2'にする必要があります。URLに5が含まれる場合、値は'Responsys I5'にする必要があります。
SSO Partner = Responsys I2またはResponsys I5
Oracle MaxymiserチームのMy Oracle Supportを介してサービス・リクエストを発行し、データ転送用のSFTPアカウントをプロビジョニングします。リクエストには、Oracle MaxymiserとResponsysポッド番号にアクセスする各RSYSユーザーのユーザー名を含めます。これは、Oracle Maxymiserの従業員が実行する必要があります。
この統合を効果的に機能させるには、Oracle Maxymiserが一意の識別子でクライアントWebサイトの訪問者を識別する必要があります。これにより、Oracle Maxymiser - Responsys統合キャンペーンの一部として識別され、Responsysから転送された訪問者セグメントに基づいてターゲッティング・ルールを使用できます。
訪問者IDは、Campaign Design Javascript APIリファレンスで説明されているsetIdメソッドまたはstoreIdメソッドを使用して、Oracle Maxymiser外部IDに対して標準の方法で設定する必要があります。Oracle Maxymiser - Responsysキャンペーンでこれを実行する場合は、Oracle Maxymiser JavaScriptライブラリを拡張し、各Oracle Maxymiserリクエストの前に訪問者外部IDが設定されるようにして、キャンペーンごとにコード化する必要をなくすという方法が適しています。JavaScriptライブラリの構成のbeforeRequestメソッドを参照してください。
たとえば、Cookieから取得した値で訪問者ID #1を設定すると次のようになります。
visitor.setId(1, cookies.get('visitorId'));
外部IDは、Responsysリストからエクスポートされた訪問者IDとマッチする必要があります。また、Oracle Maxymiserの顧客データ・インポート・ウィザードの完了時に正しい外部訪問者IDが設定されていることを確認してください(顧客データ・インポートの設定を参照)。
Responsys Interact (RI)でサポート・チケットを作成して、Oracle Maxymiserの統合でRIアカウントを有効にし、必要なユーザー・アカウントを作成します。RIアカウント構成で使用するチケットには、次の必要な資格証明を含めます。
- サーバーの場所(USまたはEMEA)
- SFTPの場所(URL)
- SFTPユーザー名
- SFTPパスワード
- SFTPポート(デフォルトは80です)
- アップロード・ジョブの頻度(デフォルトは6です)
- アップロード・ジョブの開始時間(デフォルトは1AMです)
- RIからMMにアクセスする必要があるユーザー名、ログイン名および電子メール・アドレス(RIで必要なユーザー・アカウントは、ResponsysからOracle Maxymiserにアクセスする必要があるが、まだResponsysに存在しないユーザー・アカウントです)。
Responsysは、受信者IDをエクスポートします。これは、Maxymiserで訪問者を識別する一意のIDとして使用されます。
ユーザーがOracle Maxymiserアカウントを持っていない場合は、Oracle Maxymiserでユーザーを作成します(Responsysユーザー名を含めて、ユーザーがOracle Maxymiserにログインする必要がないようにしてください)。ユーザーを作成できるのは、Oracle Maxymiserアカウント・マネージャまたはサポートです。
- SSO Partner = Responsys I2またはResponsys I5 (どちらを使用するかを確認するには、シングル・サインオンのためのOracle Maxymiserの構成を参照)。
- Partner User Identity = RSYS accountname.username。
このドキュメントのすべてのステップが完了すると、Oracle Maxymiser Responsys統合を使用できるようになります。次の確認事項により、すべてが完了していることを確認できます。
- Responsys UIの「Maxymiser」タブにOracle Maxymiserキャンペーンが表示されています。
- ResponsysでOracle Maxymiserキャンペーンをクリックすると、ログインする必要なくOracle Maxymiser UIに移動できます。
統合キャンペーンの設定
この項では、統合キャンペーンを設定するためのすべての主要ステップを示しますが、詳細に説明されていないステップもあります。Oracle MaxymiserまたはResponsysプラットフォームに慣れていない場合は、各製品の特定のヘルプ・ページを参照する必要がある場合があります。単純なキャンペーンを例として使用しますが、この統合ではより複雑なキャンペーンの使用も可能であることに注意してください。
重要: この統合では、Oracle MaxymiserのCDI機能を使用します。これは、1つのソースからのデータ収集のみをサポートします。これがResponsysで使用されている場合は、他のデータのインポートに使用できません。
ターゲットにする顧客のグループを決定します。これはResponsysのリストになります。既存のリストまたはキャンペーン専用に作成したリストを使用できます。
Responsysプログラムによって、電子メールとWebキャンペーンが連携されます。これにより、その2つをイベントとインタラクションのタイムラインに編成できます。
- Responsysダッシュボードから「プログラムの作成」を選択します。
- プログラムに名前を付け、使用するリストを選択すると、プログラム・デザイナが表示されます。
ノート: プログラム・デザイナのすべての機能は、Oracle Maxymiser Webキャンペーンと互換性があります。ただし、この例では単純なシナリオを示しています。Responsysプログラム・デザイナの詳細は、Responsysのヘルプ・ドキュメントを参照してください。
- プログラムに選択したリストは、開始点として表示されます。
- 次に、左側のメニューから「Webキャンペーン」を追加します。
- Webキャンペーンの名前と説明を追加します。「Webキャンペーン名」ドロップダウンに、Oracle Maxymiserキャンペーンのリストが表示されます。前の項で作成したキャンペーンを選択します。
- このフィールドは、Web上でキャンペーンを閲覧するユーザーを制御するために使用します。
- (オプション) Webキャンペーン属性名は、訪問者IDとともにOracle Maxymiserに転送される属性で、訪問者に表示されるWebコンテンツを決定します。
ノート: このフィールドは、ユーザーがWebキャンペーンで閲覧するコンテンツを制御するために使用します(オプション)。
- 電子メール・キャンペーンを追加します。
- 遅延を追加して、電子メールが送信されてからWebでターゲット・コンテンツが提供されるまでの時間を制御します(オプション)。
- キャンペーンにエンド・ポイントを追加します。
ノート: これにより終了するのは、ResponsysプログラムおよびOracle Maxymiserに配信される顧客データ・インポートのみです。Oracle Maxymiserキャンペーンは、通常の方法でOracle Maxymiser UIから結論付けする必要があります。
ここで、Oracle Maxymiserでカスタム属性と顧客データ・インポートを設定する必要があります。Responsysから送信されたリスト・データは、顧客データ・インポート・プロセスを介してOracle Maxymiserにインポートされます(ステップ6を参照)。また、Oracle Maxymiserのカスタム属性を設定して、訪問者のResponsys属性を格納する必要があります(ステップ7を参照)。
Responsysから送信されたリスト・データは、顧客データ・インポート・プロセスを介してOracle Maxymiserにインポートされます。また、訪問者のResponsys属性を格納するOracle Maxymiserのカスタム属性が必要です。
Responsysからリスト・データをインポートするには、Oracle Maxymiserの顧客データ・インポート・プロセスを使用します。このステップでは、顧客データ・インポートを設定してデータを収集し、Oracle Maxymiserのカスタム属性にそのデータを移入する方法について説明します。
重要: 顧客データ・インポートは、1つのソースからのデータ収集のみをサポートしています。これがResponsysで使用されている場合は、他のデータのインポートに使用できません。
次のステップは、顧客データ・インポートがこれまでに使用されていないことを前提としています。顧客データ・インポートがすでに設定されているサイトでは、現在の構成のステータス画面が表示されます。顧客データ・インポートがいずれのキャンペーンにも使用されていないことを確認して、次の設定に変更します。
- Oracle Maxymiser UIの「Integrations」ページで、「Customer Data Import」をクリックします。
- プライバシ情報を読み、ボックスを選択して「Begin」をクリックします。
- ファイルの詳細、SFTPユーザー名およびパスワードを入力します。「Check File」をクリックすると、Oracle MaxymiserがSFTPの場所にアクセスできることと、ファイルが存在することが検証されます。
- ファイルのサイズ(行数がResponsysリストの顧客数と等しくなります)およびファイル・セパレータを選択します。Responsysキャンペーンに4Mを超えるレコードが含まれることはほとんどないため、「My file will not exceed 250MB」を選択します。
- Oracle Maxymiserのカスタム属性とResponsysリストの属性を照合します。カスタム属性が左側に表示されます。右側のデータ・ファイルの列見出しを入力します。Responsysは訪問者IDを列1に移入し(これをマップする必要はありません)、Webキャンペーン属性名は他の列の名前になります。
Webサイト訪問者(Oracle Maxymiserで表示)は、顧客データに1つのみマップされた複数の識別子を持つことができます。Webサイトの訪問者IDコレクションを構成したユーザーに確認するか、Oracle Maxymiserのサイト設定で構成されている外部IDを確認します。この訪問者IDは、Web訪問者をResponsysリスト内の顧客のデータと照合するために使用します。
- アップロードの頻度を設定します。Responsys統合の場合は、「upload once only」を選択した後、頻度を1日6回に増やせるようにするためにサービス・リクエストを発行します。
- レビュー・ステップで詳細がすべて正しいことを確認して、「Submit」をクリックします。Oracle Maxymiserが初めてファイルを収集した後、4時間以内にデータを使用できるようになります。
ここで、Responsysリストの顧客を識別するために必要なコンテンツ・バリアントとターゲッティング・ルールを作成して、Oracle MaxymiserでWebキャンペーンを設定する必要があります(ステップ8を参照)。詳細な手順は、Oracle Maxymiser UI - Visual Campaign Builderのヘルプを参照してください。
以前(ステップ1)に作成したOracle Maxymiserキャンペーンに移動して開きます。
- コンテンツ・バリアントの作成: キャンペーンでテストするページ要素を選択して変更を加えます。次の例では、サイトのコンテンツ・マネージャにすでに存在する別のイメージのヒーロー・バナーが変更されます。
- キャンペーン・アクションの追加: アクションとは、キャンペーンの効果を測定するためにトラッキングする顧客が実行するイベントです。
- キャンペーン・ターゲッティングの設定: ターゲッティングは、条件に基づいて訪問者に表示されるコンテンツを制御するために使用します。これらは訪問者に関する一般的な属性(地理的な場所、デバイス・タイプなど)や、より具体的な属性となります。これらは、セッション中に収集することも、顧客データ・インポート・データから取得することもできます。
これらのルールとResponsysリストに含まれるデータを使用して、Responsysリストの顧客に表示されるコンテンツを定義できます。標準のOracle Maxymiser Responsysキャンペーンの場合、キャンペーンのResponsysリストに表示されるWeb訪問者のみを含めるように1つのキャンペーン・ターゲッティング・ルールが設定されています。Responsysリスト内でさらにターゲッティングを行う場合は、追加のコンテンツ・ターゲッティング・ルールを設定できます。
Responsysリストの顧客へのキャンペーンのターゲッティング
- 「Campaign Targeting」セクションで、「Add Condition」をクリックします。
- 「Custom」をクリックして、Oracle Maxymiserキャンペーン名を含むカスタム属性を選択します。
- IS値としてキャンペーン名を選択または入力して[Enter]を押すか、戻る矢印ボタンをクリックしてこの値を追加し、「Add Condition」をクリックします。
- 「Save Changes」をクリックします。
Responsysリストの別のオーディエンスのターゲッティング(オプション)
- 「Content Targeting」セクションで、「Add Content Targeting Rule」をクリックします。
- 「Custom」をクリックして、Responsysから顧客情報を渡すカスタム属性を選択します。
- このルールをトリガーするカスタム属性の値を選択または入力します。
- これらのカスタム属性値を持つ訪問者に表示するバリアントを除くすべてのバリアントの選択を解除します。
- 「Save Changes」をクリックします。
Responsys統合のFAQ
いいえ。ただし、Oracle Maxymiserでは使用するFTPの場所を設定できます。必要な場合は、Oracle Maxymiser Cloud Opsグループに連絡してください。
顧客データ・インポートは1つのソースからのデータ収集のみをサポートしているため、Responsysで使用されている場合は他のデータのインポートに使用できません。
このオプションを使用できない場合は、手動での入力が必要になることがあるため、My Oracle Supportを介してチケットを発行します。