Oracle Responsys
MaxymiserとResponsysの統合により、電子メールおよびWebで顧客の真のクロス・プラットフォーム・ビューを編成できます。これにより、パーソナライズが改善され、顧客のクロスチャネル・エクスペリエンスが統一されます。これらの手順は、Oracleサポートからなんらかの支援を受けたアカウント・マネージャを対象としています。
ステップ1: MaxymiserとResponsysの統合の設定
MaxymiserとResponsysの統合キャンペーンを作成する前に、次のワンタイムの設定ステップが完了していることを確認する必要があります。
MaxymiserとResponsysでのユーザーの作成
MaxymiserとResponsysのアカウントがない場合は、この両方で作成する必要があります。これは、Oracleプロビジョニング・チームが担当します。
SSOの構成(オプション)
シングル・サインオン(SSO)の詳細を指定してMaxymiserのアカウント設定を構成し、Responsysユーザーがログインする必要なくMaxymiser UIにアクセスできるようにします。これは、アカウントが使用するResponsysインスタンスを指します(ポッドとも呼ばれます)。ResponsysログインURLが"https://interact2.responsys..."で始まる場合、「SSO Partner」の値は'Responsys I2'にする必要があります。URLに5が含まれる場合、値は'Responsys I5'にする必要があります。
SSO Partner = Responsys I2またはResponsys I5
Responsysでのユーザーの作成
これを行うことができるのは、Responsysアカウント・マネージャまたはサポートです。
- ログイン名
- Eメール・アドレス
- ユーザー名
Oracle Maxymiserでのユーザーの作成
ユーザーがMaxymiserアカウントを持っていない場合は、Maxymiserでユーザーを作成します(Responsysユーザー名を含めて、ユーザーがMaxymiserにログインする必要がないようにしてください)。アカウント管理者でない場合は、Maxymiserアカウント・マネージャまたはサポートに連絡してユーザーを作成してください。
- SSO Partner = Responsys I2またはResponsys I5 (どちらを使用するかを確認するには、「シングル・サインオンのためのOracle Maxymiserの構成」を参照)。
- Partner User Identity = RSYS accountname.username。
Maxymiserサイトの構成
「Site Administration」で「Enable Customer Data API」オプションをクリックして、データ・インポートAPIを有効にします。これらの権限がない場合は、Oracleサポートに連絡してください。
Responsys - Maxymiser Webアプリのインストールおよび構成
Webサイトで一貫したエクスペリエンスを提供するために、ResponsysではMaxymiser Webキャンペーン・アプリを使用します。アプリは、Responsys管理ユーザーによってインストールされる必要があり、次のリンクを使用してインストールできます。
- Maxymiser EMEAインスタンス - https://ams.oraclecloud.com/ams/applications/install/a4c3a81f-e451-47e6-8ecc-f4c3e469b55f
- Maxymiser USインスタンス - https://ams.oraclecloud.com/ams/applications/install/26cea8be-48b4-4dd0-a874-d10a6e5e1458
このアプリはCloud Marketplaceでも入手できます。
インストールしたら、次のワンタイムの設定ステップを実行して、アプリを構成する必要があります。
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「アカウント」を選択します。
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「アプリ管理」を選択します。
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Maxymiser Webキャンペーン・アプリを選択します。
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アプリ・ページで、歯車アイコン、アプリ設定の構成の順に選択します。
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アカウント管理者権限を持つMaxymiserアカウントを介してResponsysをMaxymiserにリンクします
訪問者IDを選択します。次の中から選択します。
- CUSTOMER_ID_
- EMAIL_SHA256_HASH_
- EMAIL_MD5_HASH_
- RIID_
この訪問者IDは、MaxymiserがWebサイトで外部訪問者IDとして収集および格納できる必要があります(訪問者の識別を参照)
Maxymiser - Webサイトから訪問者IDを収集する外部訪問者IDの設定
訪問者の識別
この統合が機能するには、Maxymiserが一意の識別子でクライアントWebサイトの訪問者を識別する必要があります。Responsysは一意の訪問者IDをMaxymiserに送信し、これらの訪問者はWebキャンペーンに含まれているものとして識別できます。訪問者ID構成には次の2つの部分があります。
- Maxymiserで、サイトから外部訪問者IDを収集するスクリプトを設定します。
- Responsys Webキャンペーン・アプリで訪問者IDを選択します(「ResponsysでのMaxymiser Webキャンペーン・アプリのインストール」を参照)。
Maxymiserでの訪問者IDの設定
訪問者IDは、Campaign Design Javascript APIリファレンスで説明されているsetIdメソッドまたはstoreIdメソッドを使用して、Maxymiser外部IDに対して標準の方法で設定する必要があります。Maxymiser - Responsysキャンペーンでこれを実行する場合は、Maxymiser JavaScriptライブラリを拡張し、各Maxymiserリクエストの前に訪問者外部IDが設定されるようにして、キャンペーンごとにコード化する必要をなくすという方法が適しています。使用される外部訪問者IDスロットは、「Use for CRM」に設定する必要があります。さらに学習するには、外部訪問者IDの割当て(APIドキュメント)および外部訪問者IDの割当て(ユーザー・ドキュメント)を参照してください。
ステップ2: 統合キャンペーンの設定
この項では、統合電子メールおよびWebキャンペーンを設定するためのすべての主要ステップを示しています。MaxymiserまたはResponsysプラットフォームに慣れていない場合は、各製品の特定のヘルプ・トピックを参照する必要がある場合があります。単純なキャンペーンを例として使用しますが、この統合ではより複雑なキャンペーンの使用も可能であることに注意してください。
Maxymiserカスタム属性の設定
Maxymiserカスタム属性の作成から始めます。この属性は、特定の訪問者に表示するWebコンテンツをMaxymiserに指示するためにResponsysで使用されます。新しいカスタム属性を作成するか、既存の属性を再利用しますが、それが他の場所で使用されていないことを確認してください。
カスタム属性を作成する手順は、次のとおりです。
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カスタム属性を開きます
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「+ Custom Attribute」をクリックします
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名前を入力します(RsysTargetingなど)
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「Freetext」を選択します
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「SAVE」をクリックします
重要: Maxymiser / Responsys統合には、「Freetext」カスタム属性のみ使用できます。複数のResponsysプログラムをMaxymiserキャンペーンと統合できます。各Responsysプログラムは異なるカスタム属性を使用する必要があります。
Maxymiser Webキャンペーンの設定
MaxymiserでWebキャンペーンを設定する必要があります。
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キャンペーン・デザイナでキャンペーンを作成し、コンテンツ・バリアントを作成します。キャンペーン・デザイナでキャンペーンを作成する方法についてさらに学習します。
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キャンペーン・アクションの追加: アクションとは、キャンペーンの効果を測定するためにトラッキングする顧客が実行するイベントです。キャンペーンでのクリックのトラッキングについてさらに学習します。
Responsysキャンペーンの顧客のリストの作成
ターゲットにする顧客のグループを決定します。これはResponsysのリストになります。既存のリストまたはキャンペーン専用に作成したリストを使用できます。Responsysでのリストの管理についてさらに学習します。
新しいResponsys電子メール・キャンペーンの作成
Responsys UIで、ダッシュボードの「キャンペーンの作成」をクリックして新しい電子メール・キャンペーンを作成します。
キャンペーンの名前を入力し、最初の画面で必要な他のオプションを設定します。
通常どおりにキャンペーンの電子メールを作成します。Responsysでの電子メール・キャンペーンの作成についてさらに学習します。
Responsysプログラムの作成
Responsysプログラムによって、電子メールとWebキャンペーンが連携されます。これにより、その2つをイベントとインタラクションのタイムラインに編成できます。Responsysでのプログラムの作成についてさらに学習します。
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Responsysダッシュボードから「プログラムの作成」を選択します。
プログラムに名前を付け、使用するリストを選択すると、プログラム・デザイナが表示されます。
プログラムに選択したリストは、開始点として表示されます。
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次に、左側のメニューからアプリ・ステージを追加します。
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Webキャンペーン・ステージの名前と説明を追加します。
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「アプリの構成」を選択します
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アプリを構成します。
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「サイト」ドロップダウンには、アクセス権があるMaxymiserサイトのリストが表示されます。前の項でキャンペーンを作成したサイトを選択します。
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「キャンペーン」ドロップダウンには、Maxymiserサイト内のMaxymiserキャンペーンのリストが表示されます。前の項で作成したキャンペーンを選択します。
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Maxymiserエクスペリエンスのリストから選択して、訪問者に表示するコンテンツを決定します。
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Maxymiserカスタム属性は、Maxymiserでターゲッティング・ルールを作成する際に使用する属性です。これにより、Webキャンペーンに参加する訪問者と、その訪問者に表示するコンテンツが制御されます。
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電子メール・キャンペーンを追加します
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遅延を追加して、電子メールが送信されてからWebでターゲット・コンテンツが提供されるまでの時間を制御します(オプション)。
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Webキャンペーンから訪問者を削除するには、デフォルト・エクスペリエンスのみを表示する別のMaxymiser Webキャンペーン・ステージを追加します。
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キャンペーンにエンド・ポイントを追加します。ノート: これにより終了するのは、ResponsysプログラムおよびMaxymiserに配信される顧客データ・インポートのみです。Maxymiserキャンペーンは、通常の方法でMaxymiser UIから結論付けする必要があります。
リスト・データは、Maxymiser顧客データAPIを介してResponsysからMaxymiserに送信されます。訪問者データは、ほぼリアルタイムで同期されます。
ターゲッティング・ルールはMaxymiserで自動的に作成され、Responsysから転送された訪問者セグメントを識別します。これらのターゲッティング・ルールはMaxymiserで直接編集できません。Responsysプログラムでエクスペリエンスのみを変更してください。
開始するための準備
Maxymiser: QAキャンペーン: Webキャンペーンに問題がない場合は、QAが期待どおりに動作することを確認する必要があります。Maxymiser QAツールを使用すると、各バリアントをチェックし、カスタム属性値をシミュレートできます。Maxymiser QAツールについてさらに学習します。
開始準備の完了
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Maxymiser: カスタム属性の公開: ResponsysプログラムでMaxymiserターゲッティング・ルールを作成するために使用するMaxymiserカスタム属性は、Responsysプログラムを起動する前に公開する必要があります。
Maxymiser: Webキャンペーンの公開: キャンペーンのQAが終了したら、公開して稼働させることができます。キャンペーンの公開についてさらに学習します。
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Responsys: プログラムの起動: Responsysプログラムを起動できるようになりました。Responsysでのプログラムの公開についてさらに学習します。
キャンペーンの完了
Responsysプログラムが完了すると、Maxymiserキャンペーンを完了する必要があります。キャンペーンの公開についてさらに学習します。
関連項目
Oracle Responsysサインアップ・ライトボックスの作成