Oracle Responsysサインアップ・ライトボックスの作成

Maxymiserのキャンペーン・デザイナを使用して、Oracle Responsys電子メール・サインアップ・フォームの様々なバージョンを設計、パーソナライズおよびテストできます。Maxymiserフォームにより電子メール・アドレスがResponsysに送信されます。訪問者が登録した際のフォロー・アップ・アクションを決定できます。Responsysフォームはユーザーに表示されず、情報を直接収集するために使用されません。これは、Maxymiser電子メール・サインアップ・フォームから渡されたコンテンツをフォームPOSTを介してResponsysアカウントに投稿するために使用されます。

フォームを設計するとき:

  • 登録の利点を説明します。電子メール・アドレスと引き換えに提供するものを明確にします。
  • 簡潔にします。マーケティング担当者は訪問者に関する情報をできるだけ多く収集することを望みますが、電子メール・サインアップ・フォームはそのための場所ではありません。

ノート: この機能には、Oracle MaxymiserとResponsysのライセンスが必要です。詳細は、Maxymiserの担当者にお問い合せください。

Oracle Responsysの設定

Maxymiserフォームからデータを収集するようにResponsysを設定する手順は、次のとおりです。

  1. Responsysで、リード生成フォームを作成します。

    Responsys UIのリード生成フォームのイメージ

  2. フォームのMaxymiser入力フィールドは、EMAIL_ADDRESS_フィールドを使用するように構成されています。これは連絡先リスト・スキーマ内に存在する必要があります。

    Responsys UIの「スキーマの変更」ダイアログのイメージ

  3. 入力データを処理する主キーとしてEMAIL_ADDRESS_を選択します。

    Responsys UIのリード生成フォーム・リストの選択のイメージ

  4. Responsys連絡先リストで別のフィールド名を使用する場合は、次の例に示すように、コード・エディタを使用してMaxymiserフォームのフィールド名を変更できます。

    変更が必要な可能性がある電子メール・フィールドの場所を強調表示したコード・エディタのイメージ

  5. 統合が正常に機能するには、ResponsysとMaxymiserでフィールドを同様に設定する必要があります。

重要: MaxymiserフォームにResponsys連絡先リストに完全にマッチしないフィールドが含まれている場合、統合は機能せず、フォーム・データはResponsys連絡先リストに投稿されません。

Oracle Maxymiserの設定

Responsysにフォーム・データを送信するようにMaxymiserを設定する手順は、次のとおりです。

  1. Maxymiserで、テストに電子メール・サインアップ・ライトボックスを追加します。

    ライトボックスの追加オプションのイメージ

  2. 「Interactions」パネルの「Form steps」セクションで、「Welcome」「Validation」および「Submit」のフォーム・ステップを構成します。
    項目説明
    Form step「Interaction」パネルの「Form step」セクションでは、フォーム・ビューを構成できます。「Form steps」セクションが強調表示された「Interactions」パネルのイメージ
    Welcome電子メール・サインアップ・フォームの初期ビューを構成します。「Welcome」ステップのサンプル・イメージ
    Validation訪問者が無効な電子メール・アドレスを入力した場合に表示されるメッセージを構成します。「Validation」ステップのサンプル・イメージ
    確認訪問者がサインアップ・フォームを正常に完了すると表示される確認メッセージを構成します「Confirmation」ステップのサンプル・イメージ
  3. 「Interactions」パネルの「Responsys form settings」セクションで、Responsysフォームの「外部ホストのコンテンツから送信する」セクションの値を入力します。
    • Form action URL: フォーム・コンテンツをホストする場所(https://yourcompanydomain/pub/rfなど)。
    • Submission tag: 次のイメージに示すように、この値がフォーム内の非表示の<input>フィールドに追加されます。

    Responsys UIのリード生成フォームの外部ホストのコンテンツ・セクションのイメージ

    詳細は、外部ホストのフォームの使用方法を参照してください。
    「Form steps」セクションが強調表示された「Interactions」パネルのイメージ
: 1か月に1回表示されるResponsys電子メール・サインアップ・ライトボックスを構成して、未登録の訪問者にニュースレターのサインアップを促す手順は、次のとおりです。
  1. Maxymiserで、ライブラリから電子メール・サインアップ・ライトボックスを追加します。
  2. 「Welcome」「Validation」および「Submit」のフォーム・ステップを変更します。
  3. Responsysで、フォーム設定をコピーして貼り付けます。
  4. Maxymiserで、「On Page Load」トリガーを選択します。
  5. このサインアップ・ライトボックスを1か月に1回未登録の訪問者に表示します。
  6. 「Registration」が「Not Registered」である訪問者にのみこのキャンペーンを表示するようにターゲッティング・ルールを設定します。

トリガー・シナリオ

ライトボックスは、次のイベントに基づいてトリガーできます。

  • On Page Load: すべてのタイプの訪問者を含む電子メール・リストを作成する場合、訪問者がサイトに初めてアクセスしたときにライトボックスを表示できます。ただし、これによって登録者がサイトにエンゲージすることが保証されるわけではないため、指定した遅延後にライトボックスをトリガーすることを検討してください。
  • 「If mouse is idle」「When Mouse Leaves Viewport」または「When Page Loses Focus」: サイトを離れようとしている訪問者にライトボックスを表示します。たとえば、電子メール・リストにサインアップすると、次回購入時に割引を提供するなどです。
  • On JavaScript Event: 「On JavaScript」イベント・トリガーを使用する独自のトリガーを記述できます。たとえば、訪問者がページを下にスクロールする場合は、よりサイトにエンゲージし、電子メール・リストに登録する可能性が高いことがわかっています。
  • Triggers: ページ上の任意のオブジェクトについて「On Click」「On Hover」または「On Mouse」トリガーを作成できます。たとえば、訪問者がサイトのSaleリンクをクリックすると、電子メール・リストに登録するとセールの開始時に通知するというメッセージとともに電子メール・サインアップ・ライトボックスを表示できます。
「When to show Lightbox」セクションが強調表示された「Interactions」パネルのイメージ

ターゲッティング

ターゲッティングを使用して、対象の訪問者に適切なタイミングで電子メール・サインアップ・ライトボックスを表示するようにできます。たとえば、訪問者がまだサイトのアカウントを持っていないことがわかっている場合、その訪問者にニュースレターのサインアップを促す電子メール・サインアップ・ライトボックスを表示できます。たとえば、登録が登録済でない場合、キャンペーンを表示できます。

訪問者の登録ステータスに基づいた表示タイミングのルールが強調表示された「Campaign Rule」ページのイメージ

詳細は、パーソナライズの概要および特定の訪問者をキャンペーンのターゲットにするを参照してください。

アクション

アクションを追加して、電子メール・サインアップ・ライトボックスの成功を測定できます。詳細は、編集またはアクションのトラッキングの対象とするページ上の要素の選択を参照してください。

頻度

電子メール・サインアップ・ライトボックスを表示する頻度の決定は、コンテンツによって異なります。「Always show」を選択する場合は、電子メール・サインアップ・ライトボックスを頻繁に表示すると、訪問者を不快にさせ、サイトのエクスペリエンスを中断する可能性があることに注意してください。訪問者が電子メール・サインアップ・ライトボックスを閉じた後は、その訪問者を不快にさせないよう再度表示しないようにすることができます。また、カスタム頻度を設定して、電子メール・サインアップ・ライトボックスを時間、日、週、月、セッションまたはキャンペーンごとに何回表示するかを設定することもできます。

閉じる

訪問者が電子メール・サインアップ・ライトボックスを閉じるための様々な方法を指定できます。たとえば、閉じるボタンをクリックしたり、ライトボックスの外側をクリックすることができます。訪問者が電子メール・リストに正常に登録すると、このキャンペーンで再度電子メール・サインアップ・ライトボックスが表示されることはありません。

さらに学ぶ

Oracle Responsys

ライトボックスの作成

Responsysサインアップ・ライトボックスへのフィールドの追加

Oracle Responsysのドキュメント:

Responsys統合, ライトボックス, 電子メール・サインアップ・フォーム