戦略の処理
戦略を使用する前に、一連のプロセスを完了する必要があります。
戦略の処理方法を次に示します。
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「回収スコアリング」プログラムを実行して、回収オブジェクトをスコアリングします
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「回収要約データの更新」プログラムを実行して、顧客データを集計します
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「戦略管理」コンカレント・プログラムを実行して、それぞれの延滞オブジェクトについて戦略を作成します
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それぞれの戦略が、それに適用されたスコアに基づいて割り当てられます
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このスコアによって、戦略で延滞顧客にどの程度積極的または穏やかに対処するかが決まります
戦略の処理方法
1つの例により、戦略を処理する方法を見てみましょう。
延滞およびスコアリング回収オブジェクト(30日期日超過や60日期日超過の請求書など)を作成したとします。次の情報が指定された2つの戦略があります。
戦略名 |
タスク |
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ソフト |
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ハード |
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結果
「戦略管理」プログラムが実行されると、次のスコアが生成されます。
スコア |
結果 |
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50 |
スコアが高い方がソフトな戦略になります |
30 |
スコアが低い方がハードな戦略になります |
分析
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正確なスコアと一致する戦略が見つからない場合は、より積極的な戦略が割り当てられます。
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スコアリング・エンジンから返された延滞スコアが35の場合、プログラム内の選択モジュールはランク35の戦略を検索し、見つからない場合は、有効なスコアが見つかるまで34、33と順に検索します。この例では、延滞オブジェクトにハード戦略が割り当てられます。