このガイドはオンプレミスの実装に対しても適用されます。

10 プリファレンス

この章の内容は次のとおりです。

アクセシビリティのプリファレンス: 詳細

Oracle Fusion Applicationsのアクセシビリティ・モードを選択するには、アクセシビリティのプリファレンスを使用します。グローバル領域で、「アクセシビリティ」アイコンをクリックするか、「プリファレンスの設定」「アクセシビリティ」にナビゲートします。

使用できるプリファレンスは次のとおりです。

  • アクセシビリティ

  • カラー・コントラスト

  • フォント・サイズ

アクセシビリティ

スクリーン・リーダー・モードでは、スクリーン・リーダーのユーザーとキーボードのみを使用するユーザーのために、ユーザー・インタフェース・コンポーネントを簡単に解釈できるようにします。

カラー・コントラスト

ハイ・コントラスト・モードは、ハイ・コントラスト対応のオペレーティング・システムやブラウザと互換性があります。たとえば、バックグラウンド画像とバックグラウンド・カラーの使用は、視覚的な情報が失われないように最適化されています。ただし、このモードは、ブラウザやオペレーティング・システムのハイ・コントラスト・モードを使用していないと効果を発揮できません。

大きいフォントのモードとともにハイ・コントラスト・モードも使用すると最も効果的です。

フォント・サイズ

大きいフォントのモードは、大きいフォント・サイズをサポートするブラウザ、またはズーム機能を持つブラウザと互換性があります。大きいフォントのモードでは、テキストとユーザー・インタフェース・コンテナはサイズがスケーラブルです。

大きいフォントやブラウザのズーム機能を使用しない場合には、中フォントのモードを使用してください。テキストとユーザー・インタフェース・コンテナが一貫したサイズになり、明瞭な表示が得られます。

大きいフォントのモードとともにハイ・コントラスト・モードを使用すると最も効果的です。

プロキシ: 詳細

アプリケーションにサイン・インし、自分のかわりにタスクを実行する他のユーザーをプロキシとして指名できます。プロキシは、特定の期間、自分自身でタスクを実行できない場合に役立ちます。

注意: Oracle HCM Cloudユーザーは、この機能を現在使用できません。

グローバル領域で自分のユーザー名をクリックし、「プリファレンスの設定」を選択し、「プロキシ」ページを開きます。

偽装

プロキシが本人のかわりにアプリケーションにサイン・インした場合、プロキシは偽装セッションで作業します。その期間、プロキシは、本人のアカウントに無制限にアクセスできます。ただし、本人のプリファレンスは変更できません。アプリケーションでは、本人および本人が指名したプロキシが同時にサイン・インするシナリオをサポートしています。

本人がサイン・インすると、本人のかわりにプロキシが実行したすべての作業が表示されます。

セキュリティ

パスワードをプロキシと共有する必要はありません。プロキシは、本人のアカウントへのサイン・イン中、アイデンティティを認証するためにプロキシ自身のパスワードを入力する必要があります。

ウォッチリスト項目の表示および非表示: 手順

ウォッチリストのプリファレンスを使用して、特定の項目またはカテゴリをウォッチリストで表示または非表示にします。

プリファレンスには次のものが含まれます。

  • 自分が使用できる、すべての事前定義済のウォッチリスト・カテゴリおよびウォッチリスト項目

  • ウォッチリスト項目として使用している保存済検索

ウォッチリストのプリファレンスの設定

次の手順を実行します。

  1. グローバル領域で自分のユーザー名をクリックし、「パーソナライズ」「プリファレンスの設定」「ウォッチリスト」に移動します。

  2. 「使用可能」チェック・ボックスを使用して、ウォッチリスト項目またはウォッチリスト・カテゴリを表示または非表示にします。

    注意: カテゴリを無効にすると、そのすべての項目が自動的に非表示になります。
  3. オプションで、レコードが何も表示されない有効なウォッチリスト項目を非表示にできます。

プリファレンスに関するよくある質問

表示名言語プリファレンスとは何ですか。

自分自身の名前を含むすべての個人名が特定の言語でグローバル領域に表示される設定です。たとえば、表示名言語がスペイン語で、自分の名前がAlexanderの場合は、Alejandroとして表示されます。

同等の名前が優先表示言語にない場合、または表示言語が設定されていない場合、ユーザー名はデフォルトの優先言語で表示されます。

どうすればパスワードを変更できますか。

パスワード管理ページを使用して、パスワードを変更します。

グローバル領域で自分のユーザー名をクリックし、「設定およびアクション」メニューの「プリファレンスの設定」を選択します。「プリファレンス」ページで、「パスワード」をクリックします。

プロキシとして設定する特定の個人が見つからないのはなぜですか。

ユーザーは、適切な権限、FND_IMPERSONATE_USER_PRIVがあるロールを持っていることが必要です。そうでない場合、ユーザーは「プロキシ」ページの検索結果に表示されません。

注意: Oracle HCM Cloudユーザーは、この機能を現在使用できません。

ウォッチリストに表示されない項目があるのはなぜですか。

項目は、ウォッチリストのプリファレンスに基づいて非表示になっている場合があります。これらのプリファレンスは、ウォッチリスト項目として使用している保存済検索にも適用されます。プリファレンスを確認するには、グローバル領域で自分のユーザー名をクリックし、「パーソナライズ」「プリファレンスの設定」「ウォッチリスト」に移動します。

次のような可能性もあります。

  • 「ウォッチリストの管理」ダイアログ・ボックスで保存済検索の選択を解除したため、ウォッチリスト項目として使用されなくなった。

  • ウォッチリスト項目として使用されていた保存済検索を削除した。

  • 管理者が特定の事前定義済ウォッチリスト項目、または特定のカテゴリをすべてのユーザーに対して無効にしている。

  • 特定のページからの保存済検索をウォッチリスト項目として使用することを、管理者が禁止している。

  • 管理者が、以前は使用可能であったタスクやページへのアクセス権を取り消した。

このような場合は、ウォッチリストでもウォッチリストのプリファレンスでも、対応するウォッチリスト項目は表示されません。