26 給与に関する時間、休暇欠勤および年金のデータ

この章の内容は次のとおりです。

概要

タイム・カード入力、休暇欠勤エントリおよび年金登録の通常のインポートを自動化できます。アプリケーションが給与に直接データをプッシュする場合を除き、インタフェース・タイプおよびロードするデータが含まれているXMLファイルを指定する事前定義済のフローを使用します。たとえば、Oracle Fusion Absence Managementで休暇欠勤を記録すると、データが給与に自動的に転送されます。

このトピックの内容は次のとおりです。

  • データのロードのオプション

  • XMLファイルを使用したデータのロード

データをエレメント・エントリにロードし、計算カードにはロードしない場合は、給与バッチ・ローダーを使用できます。

データのロードのオプション

給与にデータをインポートするためのオプションは、次の表に示すように、時刻、休暇欠勤および年金を記録するために使用するアプリケーションによって決定されます。

ソース・アプリケーション データ・ロード・オプション

タイム・カード

  • Oracle Fusion Time and Laborの場合、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスを送信します。

  • 第三者の時間アプリケーションの場合、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスを送信し、XMLファイルをロードします。

休暇欠勤

  • 休暇欠勤管理の場合、「休暇欠勤レコードの管理」タスクを使用して、休暇欠勤を記録し、それを個人の休暇欠勤計算カードに直接転送します。

    休暇欠勤管理でプランを設定するときは、「給与処理の休暇欠勤支払情報の転送」チェック・ボックスを選択する必要があります。この設定は、「休暇欠勤プランの作成」ページの「エントリおよびバランス」タブの「給与統合」セクションにあります。

  • 第三者の休暇欠勤アプリケーションの場合、「休暇欠勤バッチのロード」プロセスを送信し、XMLファイルをロードします。

年金

  • 「福利厚生バッチのロード」プロセスを送信し、XMLファイルをロードします。

    このプロセスを使用できるかどうかは、国または地域での実装によって異なります。

XMLファイルを使用したデータのロード

XMLファイル形式でデータを転送するプロセスを送信してデータをロードするには、次のようにします。

  1. 必要なXMLファイル形式およびタグを使用して、XMLファイルにデータを抽出します。

    タイム・カード入力で、ファイルが2 MBを超えている場合は、そのファイルをOracle WebCenter Contentサーバーにステージングし、コンテンツIDをメモします。

  2. 「給与チェックリスト」作業領域から「給与フローの送信」タスクを選択し、「タイム・カード・バッチのロード」、「休暇欠勤バッチのロード」、「福利厚生バッチのロード」のうち適切なプロセスを選択します。

  3. 「パラメータの入力」ページで、フローを識別するための名前を入力します。

  4. 「インタフェース」フィールドで、XMLファイルをインポートするオプションを選択します。

  5. タイム・カード入力で、ファイルが2 MBを超えている場合は、「コンテンツID」送信パラメータの数値を指定します。

  6. オプションで、プロセス構成グループを指定します。

  7. オプションで、給与にタイム・カード入力、休暇欠勤または福利厚生登録を転送するプロセスをスケジュールします。

  8. 「レビュー」ページの「送信」ボタンをクリックします。「確認」ウィンドウで、「OKしてチェックリストを表示」ボタンをクリックします。

  9. 給与フローの「タスク詳細」タブで、「ファイルのアップロード」タスクに対する「タスクに進む」ボタンをクリックします。

    タイム・カード入力で、ファイルが2 MBを超えている場合は、「ファイルのアップロード」タスクをスキップしてください。バッチ・ロードのタスクが自動的に起動します。

  10. 「ファイルのアップロード」ページの「ファイル」フィールドで、「追加」ボタンをクリックして、「添付の管理」ウィンドウを表示します。

  11. 「タイプ」フィールドで、「ファイル」を選択します。

  12. XMLファイルを検索して選択します。「OK」ボタンをクリックします。

    「ファイルのアップロード」タスクの完了後、バッチ・ロードのタスクが自動的に起動します。

プロセスが正常に完了すると、XMLファイルに含まれている各個人の計算カードが作成または更新されます。「給与計算」作業領域で「計算カードの管理」タスクを使用すると、カードの新規エントリを表示できます。

時間入力をインポートするための前提条件となる給与設定: 説明

給与計算で処理するためや第三者給与プロバイダ用に抽出するためにタイム・カード入力をインポートするには、給与設定タスクを完了しておく必要があります。これらのタスクは、構成内容、特に自社がどのような構成を採用しているかによって異なります。

  • Oracle Fusion Time and Laborを使用しているか、第三者時間プロバイダを使用しているか

  • Oracle Fusion Global Payrollを使用しているか、第三者給与プロバイダを使用しているか

  • 時間入力を使用して就業者の支払を算出する場合、就業者はタイム・カードを送信する必要があるか

次の図および表では、これらの各構成の選択によって異なるタスクをリストしています。

タイム・カードのインポートを実行するための
前提条件となるタスク

すべての構成が、タイム・カードで使用できるエレメントを作成します。次の表では、構成によって異なる残りの設定タスクおよびプロセスについて説明しています。

タスク 適用対象

タイム・カード入力用のエレメントを作成する

すべての構成

就業者がタイム・カードに記入する原価セグメントを決定する

タイム・カードで請求するアカウントを就業者が指定するようにして、エレメント・エントリ・レベルで原価計算上書きを記録する

注意: 原価計算上書きを有効にする場合は、原価配賦キー・フレックスフィールドでエレメント・エントリ・レベルの原価計算が有効になっているセグメントを使用していることを確認してください。

オプションですべての構成

タイム・カード・エレメントのHCM抽出定義を作成する

第三者時間プロバイダ

タイム・カード入力を給与に転送するためのプロセスを決定する

  • 「タイム・カード・バッチのロード」プロセスを使用して、XMLファイル内の時間入力を計算カードにアップロードする

  • 給与バッチ・ローダーを使用して、エレメント・エントリをロードする

第三者時間プロバイダ

タイム・カード入力を転送するプロセスをスケジュールする

例として、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスをスケジュールする

  • サーバーの負荷を分散するため、通常勤務時間の終了後

  • ほとんどの従業員がタイム・カードを送信する期間中に、より頻繁に実行するようにする

オプションですべての構成

時間入力が含まれているHCM抽出定義を作成する

第三者給与プロバイダ

新規採用の支払計算がタイム・カードによって異なるときには、条件またはアサイメント・レベルで「タイム・カード要」フィールドを選択するようにHRに通知する

オプションですべての構成

タイム・カード入力のエレメントの作成: 手順

通常、超過、倍額時間、シフト支払のエレメントなど、タイム・カード入力に基づいて支払を処理する変動処理エレメントを作成します。タイム・カード・エレメントを作成すると、関連するすべてのエレメント、バランス、Formulaおよび計算コンポーネントが生成されます。次に、エレメントを時間プロバイダに転送します。

このトピックでは、次の手順について説明します。

  • 支給項目エレメントの作成

  • 標準カテゴリのエレメントに対する計算コンポーネントの作成

  • タイム・カードで使用するためのエレメントの変換

  • 領域上書きの設定

  • 原価計算上書きの設定

支給項目エレメントの作成

タイム・カード・エレメントを作成するための手順は、タイム・カード・テンプレートが自国で使用できるかどうかによって異なります。テンプレートが使用できる場合は、このセクションの手順に従います。そうでない場合は、「標準」カテゴリを使用して支給項目エレメントを作成し、時間にレート計算ルールを乗じた値を指定します。次に示す手順に従って、エレメント計算のコンポーネントを作成します。

次の手順を実行すると、タイム・カード・テンプレートを使用してエレメントを作成できます。

  1. 「給与計算」作業領域の「エレメントの管理」ページで支給項目エレメントを作成します。

  2. 標準支給項目または副支給項目のプライマリ分類を選択します。

  3. 「グローバル給与」の場合は、「タイム・カード」カテゴリを選択します。

  4. 「基本詳細」ページで情報を入力します。

  5. 「追加詳細」ページで、次のようにします。

    1. レポートで使用する計算ユニットを選択します。

      通常、そのエレメントのタイム・カードに入力された時間ユニットに一致する時間ユニットを選択します。別のユニットを選択した場合は、日から時間への変換に8時間が使用されます。

    2. オプションで、時間を計算するためのデフォルト・レートを選択します。

      エレメント・エントリの実行結果を計算するときには、個人のタイム・カードにレートが入力されている場合を除き、Formulaではデフォルト・レートが使用されます。

  6. 新規時間エレメント、および結果や計算エレメントなどその関連する遡及エレメントと関連エレメントのエレメント適格情報を入力します。

注意: 超過勤務の正規時間部分を通常時間とは別にレポートする場合は、超過勤務エレメントと超過勤務割増エレメントというように2つのエレメントを作成します。超過勤務の通常時間と正規時間部分をまとめてレポートする場合には、通常時間ではなく正規時間を使用し、超過勤務割増用に個別のエレメントを作成することもできます。

標準カテゴリのエレメントに対する計算コンポーネントの作成

「タイム・カード」カテゴリではなく「標準」カテゴリで作成されたエレメントに対して計算コンポーネントを作成できます。既存のエレメントごとに次の手順を実行します。

  1. 「給与チェックリスト」作業領域または「給与管理」作業領域から「タイム・カード計算コンポーネントの作成」プロセスを送信します。

    これらのエレメントには、時間にレートを乗じる計算ルールが必要です。

  2. エレメントおよびその関連する遡及エレメントと関連エレメント(結果エレメントやサフィクスがCIRのエレメントなど)のエレメント適格情報を入力します。

  3. エレメントを変換するプロセスを実行した後、給与計算管理作業領域で「Formulaのコンパイル」プロセスを送信します。「Formula」パラメータおよび「Formulaタイプ」パラメータにワイルドカードを入力して、一括コンパイルを実行します。

エレメントのタイム・カード・フィールドの生成

エレメントの作成後、それらのタイム・カード・フィールドを生成します。勤怠管理の場合、「設定および保守」作業領域の「勤怠管理の定義」タスク・リストを使用して、次の表にリストされているプロセスを実行します。

プロセス 説明

データ・ディクショナリ時間属性の生成

すべてのエレメント入力パラメータに対して時間やレートなどの依存給与属性を作成します。

時間エレメントに変更を加えた後、「データ・ディクショナリ時間属性の生成」プロセスを実行する必要があります。このような変更には、エレメントの追加または削除、入力パラメータの編集、エレメント適格レコードの編集などがあります。

注意: プロセスの実行に失敗すると、タイム・カード・フィールドの設定、給与時間タイプの検証または給与への時間の転送に悪影響を及ぼす場合があります。

タイム・カード・フィールドの生成

指定した国別仕様データ・グループのデータ・ディクショナリ時間属性を使用してタイム・カード・フィールドを作成します。

「タイム・カード・フィールドの管理」タスクを使用して、単一および複数の属性に対してタイム・カード・フィールドを作成できます。

第三者時間プロバイダを使用している場合には、タイム・カード・エレメントのHCM抽出を作成します。抽出には、給与に時間入力を転送するときにXMLファイルに指定するエレメントのマッピングIDが含まれています。

領域上書きの設定

一部の国または地域では、領域入力パラメータを上書きとして使用できるようにして、タイム・カード・エレメントを作成します。この上書きにより、雇用主は勤務地に基づいて従業員に課税できます。たとえば、従業員は通常の就業事業所から離れている間、臨時アサイメントで勤務する地域の領域情報を指定します。これらの領域エントリはその後、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスによって給与に転送されるタイム・カード・レコードに含められます。

原価計算上書きの設定

勤怠管理に追加属性を指定して、タイム・カードに原価計算セグメント値を入力できます。セグメントは、エレメント・エントリに入力できるセグメントに一致する必要があります。給与計算で「エレメント・エントリの管理」タスクを使用し、個人のレコードを検索します。「個人詳細の管理」ページの「原価計算」タブで使用可能なセグメントを表示します。原価計算は、結果エレメントのエレメント適格レコードに定義されています。時間入力を転送した場合、転送プロセスでは計算エレメントに原価計算が表示されます。

たとえば、原価配賦キー・フレックスフィールドの構造により、部門セグメントをエレメント・エントリ・レベルで入力するようにすることができます。この追加属性をタイム・カードに指定できます。従業員は、別の部門への出向中に発生した超過勤務時間の賃金を請求する部門を指定できます。時間入力を転送すると、給与計算では超過勤務時間に対して指定されている部門を使用して原価計算結果が導出されます。

給与に転送される原価計算上書きを表示するには、「給与計算」作業領域で「エレメント・エントリの管理」タスクを使用します。結果は、「個人詳細の管理」ページの「原価計算」タブに表示されます。

給与へのタイム・カード入力のインポート: 手順

給与にタイム・カード入力をインポートするには、「給与チェックリスト」または「給与管理」作業領域から「タイム・カード・バッチのロード」プロセスを送信します。このプロセスは、バッチに時間入力が含まれている個人ごとに新規計算カードを作成したり、既存のカードを更新します。

この同じプロセスを使用して、Oracle Fusion Time and Laborおよび第三者時間プロバイダから時間入力をインポートできます。第三者の時間入力を送信するには、時間入力が含まれたXMLファイルを作成する追加のステップが必要になります。このトピックでは、次の両方の手順について説明します。

  • 勤怠管理からの時間入力のインポート

  • 第三者時間プロバイダからの時間入力のインポート

勤怠管理からの時間入力のインポート

時間入力をインポートするには、次の手順を実行します

  1. 「給与チェックリスト」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「給与フローの送信」をクリックします。

    1. 「給与フローの送信: フロー・パターンの選択」ページで、国別仕様データ・グループを選択します。

    2. 「フロー・パターン」セクションで、「タイム・カード・バッチのロード」を選択します。

  2. 「次」をクリックします。

  3. 「給与フローの送信: パラメータの入力」ページの「給与フロー」フィールドで、フローを識別する名前を入力します。

  4. 「インタフェース・タイプ」フィールドで、Oracle Fusion Time and Laborを検索して選択します。

  5. オプションで、プロセス構成グループを指定します。「次」をクリックします。

    注意: フロー・パラメータを接続、スケジュールまたはレビューする必要がない場合は、これらのページをスキップし、「送信」ボタンをクリックしてフローを送信できます。
  6. 「フロー相互関係の入力」ページでオプション・パラメータを入力します。「次」をクリックします。

  7. 「スケジュール」ページでオプション・パラメータを入力します。「次」をクリックします。

  8. 「レビュー」ページの「送信」ボタンをクリックします。「確認」ウィンドウで、「OKしてチェックリストを表示」ボタンをクリックします。

  9. 「給与フロー」ページの「タスク詳細」タブで、「ファイルのアップロード」行と「タスク・タイプ」列に緑のチェック・マークが表示されます。そうでない場合は、そうなるまでツールバーの「リフレッシュ」アイコンを断続的にクリックします。

  10. 「タスクに進む」アイコンをクリックします。

  11. 「ファイルのアップロード」ページで、「完了」をクリックして送信を完了し、時間データ転送を開始します。

    注意: 勤怠管理のファイルをアップロードする必要はありません。アップロード・タスクは、第三者時間プロバイダからXMLファイルをアップロードする場合にのみ使用します。

「個人プロセス結果の表示」ページには、転送されたタイム・カードのバッチに含まれているタイム・カードIDがリストされます。バッチに含まれている各個人の時間に関する時間入力を表示するには、「給与計算」作業領域で「計算カードの管理」タスクを使用します。

第三者時間プロバイダからの時間入力のインポート

第三者プロバイダからタイム・カード入力を転送するには、次の手順を実行します。

  1. 「給与チェックリスト」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「給与フローの送信」をクリックします。

  2. 「給与フローの送信: フロー・パターンの選択」ページで、国別仕様データ・グループを選択します。

  3. 「フロー・パターン」セクションで、「タイム・カード・バッチのロード」を選択します。

  4. 「次」をクリックします。

  5. 「給与フローの送信: パラメータの入力」ページの「給与フロー」フィールドで、フローを識別する名前を入力します。

  6. 「インタフェース・タイプ」フィールドで、時間XMLのインポートを検索して選択します。

  7. オプションで、プロセス構成グループを指定します。

  8. ファイルが2 MBを超えている場合は、「コンテンツID」送信パラメータの数値を指定します。

  9. 「次」をクリックします。

  10. 「フロー相互関係の入力」ページでオプション・パラメータを入力します。「次」をクリックします。

  11. 「スケジュール」ページでオプション・パラメータを入力します。「次」をクリックします。

  12. 「レビュー」ページの「送信」ボタンをクリックします。「確認」ウィンドウで、「OKしてチェックリストを表示」ボタンをクリックします。

  13. ファイルが2 MBを超えている場合は、「ファイルのアップロード」タスクをスキップしてください。バッチ・ロードのタスクが自動的に起動します。

    1. 「給与フロー」ページの「タスク詳細」タブで、「ファイルのアップロード」行と「タスク・タイプ」列に緑のチェック・マークが表示されます。そうでない場合は、そうなるまでツールバーの「リフレッシュ」アイコンを断続的にクリックします。

    2. 「タスクに進む」アイコンをクリックします。

    3. 「ファイルのアップロード」ページの「ファイル」フィールドで、「追加」ボタンをクリックして、「添付の管理」ウィンドウを表示します。

    4. 「タイプ」フィールドで、「ファイル」を選択します。

    5. XMLファイルを検索して選択します。「OK」ボタンをクリックします。

    6. 「ファイルのアップロード」ページで、「完了」をクリックして送信を完了し、時間データ転送を開始します。

「ファイルのアップロード」タスクの完了後、バッチ・ロードのタスクが自動的に起動します。

「個人プロセス結果の表示」ページには、転送されたタイム・カードのバッチに含まれているタイム・カードIDがリストされます。バッチに含まれている各個人の時間に関する時間入力を表示するには、「給与計算」作業領域で「計算カードの管理」タスクを使用します。第三者プロバイダから転送したエントリは、計算カードにのみ表示され、Oracle Fusion Time and Laborタイム・カードには表示されません。

時間入力をインポートするためのファイル形式

第三者プロバイダから時間入力をインポートするには、「給与チェックリスト」または「給与管理」作業領域から「タイム・カード・バッチのロード」プロセスを送信します。プロセスを送信するときには、時間入力が含まれたバッチXMLファイルを指定します。このトピックでは、ファイルで使用する必要があるXMLファイル形式およびXMLタグについて説明します。

時間入力をインポートするためのXMLファイル形式

給与にタイム・カード入力を転送するためのファイルを作成するときには、次の構造を使用します。

<TIME_CARD_LIST>
<TIME_CARD>..
<ACTION>
<TIME_CARD_ID>
<ACTION>
<TIME_CARD_ID>
<MAPPING_NAME>
<LDG_ID>
<LDG_NAME>
<HR_TERM_ID>
<TERM_NUMBER>
<HR_ASSIGNMENT_ID>
<ASSIGNMENT_NUMBER>
<LEGAL_EMPLOYER_ID>
<LEGAL_EMPLOYER_NAME>
<TIME_CARD_START>
<TIME_CARD_END>
<TIME_ITEM_LIST>..
<TIME_ITEM>
<TIME_TYPE>
{
<PAYMENT_RATE_ID>
<PAYMENT_RATE_NAME>
<RATE_AMOUNT>
<PERIODICITY>
<FACTOR>
<AMOUNT>
<PERIODICITY>
}
<TIME_UNIT>
<TIME_UOM>
<TIME_ITEM_START>
<TIME_ITEM_END>
<COST_SEGMENTS>
<SEGMENT1..30>
</COST SEGMENTS>
<PROPERTIES LIST>..
<PROPERTY_ITEM>
<NAME>
<VALUE>
</PROPERTY_ITEM>
</PROPERTY_LIST>
</TIME_ITEM>
</TIME_ITEM_LIST>
</TIME_CARD>
</TIME_CARD_LIST>

XMLタグ

この表では、XMLファイルで使用されるタグの目的について説明しています。

XMLタグ 説明

TIME_CARD_LIST

一連のタイム・カードが含まれている親タグ。

TIME_CARD

特定のタイム・カードに関する情報が含まれているオブジェクト。

ACTION

CREATE、REMOVE、MODIFYなどの実行する処理。

TIME_CARD_ID

このタイム・カードの一意の識別子。

MAPPING_ID

給与コンポーネント定義の識別子。

マッピングIDまたはマッピング名を指定します。何も含まれていない場合、プロセスはデフォルトのインタフェース・タイプである時間XMLのインポートを使用し、マッピングを検索しようとします。

MAPPING_NAME

マッピングに使用される名前。

マッピング名またはマッピングIDを指定します。何も含まれていない場合、プロセスはデフォルトのインタフェース・タイプである時間XMLのインポートを使用し、マッピングを検索しようとします。

LDG_NAME

このレコードの国別仕様データ・グループ(LDG)の名前。

LDGの識別子または名前を指定します。XMLファイルのすべてのレコードが同じLDGに属している必要があります。LDG_IDまたはLDG_NAMEを含めない場合は、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスに入力した国別仕様データ・グループが使用されます。

LDG_ID

このレコードのLDGの識別子。

LDGの識別子または名前を指定します。XMLファイルのすべてのレコードが同じLDGに属している必要があります。LDG_IDまたはLDG_NAMEを含めない場合は、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスに入力したLDGが使用されます。

TERM_NUMBER

時間入力の雇用条件を識別する番号。

ASSIGNMENT_NUMBER

時間入力の雇用アサイメントを識別する数値。

TIME_CARD_START

タイム・カードの開始日。

TIME_CARD_END

タイム・カードの終了日。

TIME_ITEM_LIST

一連の時間項目が含まれているタグ。

TIME_ITEM

特定の時間項目に関する情報が含まれているオブジェクト。

TIME_TYPE

時間アプリケーションによって指定され、給与エレメントおよび計算コンポーネントにマップされる名前。

PAYMENT_RATE_ID

支払金額の計算に使用されるレート定義の識別子。

PAYMENT_RATE_NAME

支払金額の計算に使用されるレート定義の名前。

RATE_AMOUNT

給与額の計算に使用される実際のレート。

AMOUNT

周期性に基づいてレートの計算に使用される定数。

PERIODICITY

金額またはレート額とともに使用されるレート値を決定する頻度。

FACTOR

支払金額を計算するために導出レートに適用される乗数。

TIME_UNIT

TIME_UOMに指定される単位のユニット数。たとえば、UOMが時間の場合、8ユニットは8勤務時間です。

TIME_UOM

時間など時間ユニットを指定するための単位。

TIME_ITEM_START

時間入力の開始時間。

TIME_ITEM_END

時間入力の終了時間。

COST_SEGMENTS

原価計算セグメントのリスト。

PROPERTY_LIST

時間項目のプロパティ・セット。

PROPERTY_ITEM

収集される追加情報。たとえば、プロパティ項目「都道府県」の値定義は、「都道府県」とその都道府県の名前を返します。

NAME

時間項目のプロパティの名前。

VALUE

時間項目のプロパティの値。

休暇欠勤管理とグローバル給与との統合: 手順

休暇欠勤プランに個人を設定および登録するには、Oracle Fusion Absence Managementを使用します。休暇欠勤を処理および支払うためには、Oracle Fusion Global Payrollに休暇欠勤情報を転送します。

休暇欠勤管理を給与と統合するには、休暇欠勤管理、人事管理および給与の様々な作業領域で手順を完了する必要があります。次の表は、各作業領域で実行する一連のタスクを示しています。

手順 「休暇欠勤管理」作業領域 「個人管理」作業領域 「設定および保守」作業領域

「有給休暇」、「資格」、「残余なし」プランなど休暇欠勤プランを作成します。

「休暇欠勤プランの管理」タスク

該当なし

該当なし

事前定義済の休暇欠勤パターンに基づいて休暇欠勤タイプを作成し、それらを休暇欠勤プランに関連付けます。

「休暇欠勤タイプの管理」タスク

該当なし

該当なし

有給休暇バランスおよび債務バランスの計算に使用されるレート定義を作成します。

該当なし

該当なし

「レート定義の管理」タスク

休暇欠勤エレメントを作成します。

該当なし

該当なし

「エレメントの管理」タスク

次の給与統合情報を入力します。

  • 「給与処理の休暇欠勤支払情報の転送」チェック・ボックスを選択します。

  • 「エレメント」フィールドでプランのエレメントを選択します。エレメントは、個人の計算カードに表示されている計算コンポーネントに休暇欠勤プランをリンクします

  • オプションで、レートを指定します。これらのレートは、別の場所で指定されているレートを上書きします。

「休暇欠勤プランの管理」タスク

注意: これらの設定は、「休暇欠勤プランの作成」ページの「エントリおよびバランス」タブの「給与統合」セクションにあります。

該当なし

該当なし

休暇欠勤プランに個人を登録します。

  • プランを追加し、残余日情報を指定します。

  • 有給休暇付与プランの場合、「選択したプランの有給休暇の実行」タスク処理を選択します。

該当なし

「休暇欠勤レコードの管理」タスク

該当なし

情報を設定したら、「個人管理」作業領域で「休暇欠勤レコードの管理」タスクを使用して休暇欠勤を記録できます。休暇欠勤が承認されると、日次ブレークダウンおよび要約ブレークダウン情報が給与に自動的に転送されます。

続いて、これらの休暇欠勤エントリが含まれている給与を処理し、その結果生成された休暇欠勤バランスを個人の支給明細に表示できます。支払を処理およびアーカイブした後、生成された休暇欠勤バランスを個人の給与明細に表示できます。

休暇欠勤を処理するための給与エレメントの作成: 手順

Oracleに休暇欠勤支払を計算および処理するためのエレメントを作成します。休暇欠勤エレメントを作成する場合、エレメント・テンプレート質問への回答によって、テンプレートが生成するエレメント、バランス、Formulaおよび計算コンポーネントが決定されます。

休暇欠勤エレメントを定義するには、次のようにします。

  • 休暇欠勤エレメントの作成

  • 休暇欠勤詳細の質問への回答

  • 有給休暇債務およびバランス支払の質問への回答

  • 休暇欠勤支払の質問への回答

  • エレメントの送信

  • エレメント適格レコードおよび原価分配の作成

休暇欠勤エレメントの作成

休暇欠勤エレメントを作成し、休暇欠勤のプライマリ分類およびセカンダリ分類を選択します。通常、事前定義済の値には休暇、産休、疾病などがあります。「給与計算」または「設定および保守」作業領域で「エレメントの管理」タスクを使用します。

休暇欠勤詳細の質問への回答

「休暇欠勤詳細」セクションで回答する質問によって、テンプレートに表示される後続の質問が決定されます。「休暇欠勤詳細」セクションには、次の情報を入力します。

  1. 休暇欠勤管理プランのタイプに基づいて給与に転送する休暇欠勤情報を選択します。

    休暇欠勤管理プランのタイプ 転送する休暇欠勤情報

    有給休暇

    有給休暇バランス

    有給休暇

    有給休暇バランスおよび休暇欠勤

    資格

    資格休暇欠勤

    残余なし

    残余休暇欠勤なし

  2. 給与明細や支給明細に表示するなど休暇欠勤をレポートするときに使用する計算ユニットを指定します。通常、休暇欠勤プランのユニットに対応するレポートのユニットを選択します。別のユニットを選択した場合は、日から時間への変換に8時間が使用されます。

有給休暇債務およびバランス支払の質問への回答

有給休暇バランスを転送する場合は、次の表に示した質問に回答してください。

質問 手順

休暇欠勤債務を計算しますか。

  1. 債務を計算する場合には「はい」を選択します。

  2. 債務レートを選択します。

    通常、レートは休暇欠勤支払レートと同じです。請求目的で債務を見積るときには、異なるレートを選択することもできます。

このプランでは登録が終了したときにバランス支払を有効にしますか。

  1. 最終支出エレメントを作成し、支出時間と支払のバランスを維持するには、「はい」を選択します。

  2. オプションで、計算に使用するレートを選択します。

このプランではバランスの一部支払を有効にしますか。

  1. 裁量支出エレメントを作成し、支出時間と支払のバランスを維持するには、「はい」を選択します。

  2. オプションで、計算に使用するレートを選択します。

休暇欠勤支払の質問への回答

次の質問に回答します。

  1. 従業員がタイム・カードを完了していないか、タイム・カード入力が支払計算のベースとして使用されていない場合には、定期支給項目を削減する方法を選択します。

    • 休暇欠勤支払によって定期支給項目を削減する(残余支払バランス)

    • 休暇欠勤控除額を決定するレートを選択する(残余控除項目バランス)

      控除額が個人の通常給与の100パーセントでないときには、この方法を選択できます。

    定期支給項目を削減する同じ給与計算に標準支給項目と休暇欠勤エレメントがある場合、その給与計算では次の順序で支給項目が削減されます。

    1. 休暇欠勤エレメント・エントリを使用する

    2. 定期支給項目を削減する標準支給項目エレメントを使用する

    給与バランスがゼロを超えて削減されることはありません。

  2. オプションで、休暇欠勤支払を計算するためのレートを選択します。

エレメントの送信

エレメントを送信すると、テンプレートによってベースおよび遡及支払エレメント、バランス、Formulaおよび計算コンポーネントが自動的に作成されます。国によっては、結果や計算機能エレメントなどの関連エレメントが作成されます。

また、次の表に示すように、休暇欠勤情報を転送するためにテンプレートで選択されているオプションに応じて、追加のエレメントも作成されます。

転送する休暇欠勤情報のタイプ オプションで選択したバランス支払 追加で作成したエレメント

有給休暇バランス

  • 裁量支出

  • 最終支出

  • 有給休暇

  • 裁量支出

  • 最終支出

有給休暇バランスおよび休暇欠勤

  • 裁量支出

  • 最終支出

  • 有給休暇

  • 残余

  • 裁量支出

  • 最終支出

資格休暇欠勤

なし

残余

残余休暇欠勤なし

なし

残余

エレメント適格レコードおよび原価分配の作成

有給休暇、残余、裁量、最終支出エレメントなど、テンプレートによって生成されたすべてのエレメントについて、エレメント適格レコードを作成します。

自社が原価分配を計算している場合は、すべてのエレメント適格レコードの原価計算を指定します。たとえば、有給休暇エレメントの場合、次の手順を実行します

  1. 有給休暇、有給休暇結果、有給休暇遡及および有給休暇遡及結果エレメントのエレメント適格レコードを作成します。

  2. 有給休暇結果および遡及結果エレメントの原価計算を指定します。

原価計算プロセスは、前給与期間以降の債務バランスの変更を原価計算し、費用勘定を借方に記入し、債務勘定を貸方に記入します。

給与への休暇欠勤エントリのインポート: 手順

就業者休暇欠勤をOracle Fusion Absence Managementまたは別の休暇欠勤アプリケーションからOracle Fusion Global Payrollにインポートして、休暇欠勤支払を処理できます。休暇欠勤プランを設定するときには、休暇欠勤エレメントを関連付けて、休暇欠勤情報を個人の計算カードに転送します。給与の休暇欠勤情報の処理には、次の側面が含まれています。

  • 休暇欠勤エントリのインポート

  • 休暇欠勤エントリの処理

  • 休暇欠勤結果の検証

  • 休暇欠勤結果の訂正

休暇欠勤管理からの休暇欠勤エントリのインポート

休暇欠勤管理に休暇欠勤を記録すると、個人の欠勤日ごとに要約レコードおよび日次ブレークダウンが個人の計算カードに転送されます。要約レコードには、休暇欠勤の開始日と終了日、休暇欠勤レート、ユニットなどの情報が含まれています。日次ブレークダウンは、休暇欠勤日および適用する要因(休暇欠勤支払の計算時に使用するパーセントなど)を示します。

第三者からの休暇欠勤エントリのインポート

第三者の休暇欠勤アプリケーションを使用する場合は、「休暇欠勤バッチのロード」プロセスを使用して、休暇欠勤エントリ用のXMLファイルを作成して給与に転送します。次の手順を実行します。

  1. 休暇欠勤データをXMLファイルに抽出します。必要なファイル形式およびXMLタグを使用する必要があります。

  2. 「給与フローの送信」タスクを使用して、「給与管理」または「給与チェックリスト」作業領域から「休暇欠勤バッチのロード」フローを送信します。

  3. 「パラメータの入力」ページで、フローを識別するための名前を入力します。

  4. 「インタフェース」フィールドで、休暇欠勤XMLのインポートを選択します。

  5. オプションで、プロセス構成グループを指定します。

  6. オプションで、「フロー相互関係」ページでパラメータを入力します。

  7. オプションで、「スケジューリング」ページでパラメータを入力します。

  8. 「レビュー」ページの「送信」ボタンをクリックします。「確認」ウィンドウで、「OKしてチェックリストを表示」ボタンをクリックします。

  9. 給与フローの「タスク詳細」タブで、「ファイルのアップロード」タスクに対する「タスクに進む」ボタンをクリックします。

  10. 「ファイルのアップロード」ページの「ファイル」フィールドで、「追加」ボタンをクリックして、「添付の管理」ウィンドウを表示します。

  11. 「タイプ」フィールドで、「ファイル」を選択します。

  12. XMLファイルを検索して選択します。「OK」ボタンをクリックします。

    「ファイルのアップロード」タスクの完了後、バッチ・ロードのタスクが自動的に起動します。

「個人プロセス結果の表示」ページには、転送された休暇欠勤のバッチに含まれている休暇欠勤IDがリストされます。バッチに含まれている各個人の休暇欠勤エントリを表示するには、「給与計算」作業領域で「計算カードの管理」タスクを使用します。

休暇欠勤エントリの処理

休暇欠勤情報を計算カードに転送すると、休暇欠勤プランに関連付けられたエレメントのエレメント・エントリが作成されます。給与計算は、エレメントに添付されたFormulaおよび計算カードからの値を使用して、このエントリを処理します。その結果生成された値は、エレメント・エントリに戻され、実行結果および実行バランスとして格納されます。

休暇欠勤結果の検証

給与レポートまたは支給明細を使用して実行結果を計算した後、休暇欠勤の結果を検証できます。支払結果をアーカイブした後、給与登録レポートまたは個人の給与明細で休暇欠勤情報を検証します。

次の給与レポートで休暇欠勤結果をレビューします。

  • エレメント結果レポート

  • 総支給額と差引支給額レポート

  • 給与計算処理レポート

  • 給与バランス・レポート

  • 給与登録レポート

「給与計算」作業領域で「個人プロセス結果の表示」タスクを使用するか、または給与計算フローの「個人プロセス結果」ページで個人のレコードをクリックして、個人の支給明細に移動します。次の表では、支給明細に表示される休暇欠勤情報をリストしています。

支給明細のセクション 表示される情報

「クイック参照要約」の「休暇欠勤累積日数」タブ

有給休暇日数および有給休暇時間の有給休暇バランス

休暇欠勤

  • 残余、裁量支出、最終支出支払の合計

  • その期間に行われた休暇欠勤控除

「個人管理」作業領域に個人の休暇欠勤情報を表示するには、「給与明細の表示」タスクを使用します。次の表では、給与明細に表示される休暇欠勤情報をリストしています。

給与明細のセクション 表示される情報

要約

次のバランスの合計額: 残余支払、残余控除、最終支出支払および裁量支出支払

休暇欠勤

「要約」リージョンに表示される合計休暇欠勤バランスに関係する支払バランス

注意: サブリージョンには、これらのバランスの時間とレート、および日数とレート詳細が表示されます

休暇欠勤累積日数

有給休暇日数および有給休暇時間のバランス

有給休暇債務の場合、「支給明細」ページの「事業主費用」セクションおよび給与明細には、前給与からの債務バランスの差異が表示されます。

休暇欠勤結果の訂正

更新した休暇欠勤エントリの個人の計算カードへの転送は、給与計算が起動するまで続行できます。その後の更新は、次の給与計算で遡及休暇欠勤エントリとして処理されます。

休暇欠勤エントリをインポートするためのファイル形式

「休暇欠勤バッチのロード」プロセスを送信するときには、休暇欠勤データが含まれているXMLファイルの添付ファイルを指定します。このトピックでは、ファイルで使用する必要があるXMLファイル形式およびXMLタグについて説明します。

「給与管理」作業領域から「休暇欠勤バッチのロード」プロセスを送信します。このプロセスは、休暇欠勤情報を転送する就業者ごとに、新規計算カードを作成したり、既存のカードを更新します。

給与に休暇欠勤情報をインポートするためのXMLファイル形式

給与に休暇欠勤情報を転送するためのファイルを作成するときには、次の形式を使用します。

<ABSENCE_LIST>
  <ABSENCE>
  <ABSENCE_TYPE>
  <ACTION>
  <ABSENCE_ID>
  <MAPPING_ID>
  <MAPPING_NAME>
  <LDG_ID>
  <LDG_NAME>
  <HR_TERM_ID>
  <TERM_NUMBER>
  <HR_ASSIGNMENT_ID>
  <ASSIGNMENT_NUMBER>
  <ABSENCE_RATE_ID>
  <ABSENCE_RATE_NAME>
  <ABSENCE_UNIT>
  <ABSENCE_UOM>
  <ADJUSTMENT_UNIT>
  <FACTOR>
  <CALCULATION_DATE>
  <PERIODICITY>
  <ABSENCE_START>
  <ABSENCE_END>
  <ABSENCE_DATE_LIST>
    <ABSENCE_DATE>
      <LEAVE_DATE>
      <ACCRUED_DATE>
      <OVERRIDING_FACTOR>
      <OVERRIDING_RATE_ID>
      <OVERRIDING_RATE_NAME>
      <OVERRIDING_UOM>
      <OVERRIDING_UNIT>
    <\ABSENCE_DATE>
  <\ABSENCE_DATE_LIST>
  <\ABSENCE>
<\ABSENCE_LIST>

XMLタグ

この表では、XMLファイルで使用されるタグの目的について説明しています。

XMLタグ 説明

ABSENCE_LIST

一連の休暇欠勤が含まれている最も外側のタグ。

ABSENCE

特定の休暇欠勤に関する情報が含まれているタグ。

ABSENCE_TYPE

有給休暇、有給休暇残、残余など給与に転送している休暇欠勤のタイプ。

ACTION

CREATE、REMOVE、MODIFYなど、実行される処理のタイプ。

ABSENCE_ID

ソース・アプリケーションからの休暇欠勤の一意の識別子。別の休暇欠勤を識別するために同じIDを2回使用しないようにしてください。

MAPPING_ID

給与に休暇欠勤を作成するために使用する、給与コンポーネント定義の識別子。

MAPPING_NAME

マッピングに使用される名前。

LDG_ID

レコードに関連付けられた国別仕様データ・グループのID。

LDG_NAME

レコードに関連付けられた国別仕様データ・グループの名前。

HR_TERM_ID

HR条件の一意のID。

TERM_NUMBERまたはHR_TERM_IDのいずれかを指定できます。TERM_NUMBERを指定する場合は、雇用主詳細も指定する必要があります。

TERM_NUMBER

休暇欠勤の雇用条件を識別する番号。

HR_ASSIGNMENT_ID

これは、HRアサイメントの一意のIDです。

ASSIGNMENT_NUMBERまたはHR_ASSIGNMENT_IDのいずれかを指定できます。ASSIGNMENT_NUMBERを指定する場合は、雇用主詳細も指定する必要があります。

ASSIGNMENT_NUMBER

休暇欠勤の雇用アサイメントを識別する番号。

ABSENCE_RATE_ID

休暇欠勤レートの一意の識別子。

ABSENCE_RATE_NAME

支払金額の計算に使用されるレートの名前。

ABSENCE_UNIT

休暇欠勤が記録される時間のユニット。

ABSENCE_UOM

休暇欠勤に使用されている単位(たとえば、日、時間または週)。

ADJUSTMENT_UNIT

休暇欠勤の調整が行われる時間のユニット。

FACTOR

休暇欠勤の計算に使用されている要因。

CALCULATION DATE

出産日に基づいた出産休暇の支払計算など、給与計算に使用される日付。

PERIODICITY

周期性は休暇欠勤レートを決定する頻度で、金額またはレートで使用されます。

ABSENCE_START

休暇欠勤が開始した日付。

ABSENCE_END

休暇欠勤が終了した日付。

ABSENCE_DATE_LIST

休暇欠勤が発生した日付のリスト。

ABSENCE_DATE

休暇欠勤がレポートされている日付。

LEAVE_DATE

休暇が発生した日付。

ACCRUED_DATE

休暇欠勤が発生した日付。

OVERRIDING_FACTOR

休暇欠勤の計算を上書きするために使用されている要因。

OVERRIDING_RATE_ID

休暇欠勤を上書きするために使用されているレートの一意の識別子。

OVERRIDING_RATE_NAME

休暇欠勤を計算するために使用される上書きレートの名前。

OVERRIDING_UOM

休暇欠勤を上書きするために使用されている単位(たとえば、日、時間または週)。

OVERRIDING_UNIT

休暇欠勤の上書きが行われる時間のユニット。

「福利厚生バッチのロード」プロセスの実行: 手順

給与処理のために年金控除項目情報を福利厚生アプリケーションから福利厚生および年金計算カードに転送するには、「福利厚生バッチのロード」プロセスを使用します。

プロセスの送信

「給与チェックリスト」または「給与管理」作業領域からプロセスを送信することも、それを給与フロー・パターンに追加して通常の給与フローの一部として実行することもできます。

プロセスを送信するには、次のようにします。

  1. 年金データをXMLファイルに抽出します。このファイルでは、必要なファイル形式およびXMLタグを使用する必要があります。

  2. 「給与フローの送信」タスクを使用して、「給与管理」または「給与チェックリスト」作業領域から「福利厚生バッチのロード」フローを送信します。

  3. 「パラメータの入力」ページで、フローを識別するための名前を入力します。

  4. 「インタフェース」フィールドで、福利厚生XMLのインポートを選択します。

  5. オプションで、プロセス構成グループを指定します。

  6. オプションで、「フロー相互関係」ページでパラメータを入力します。

  7. オプションで、「スケジューリング」ページでパラメータを入力します。

  8. 「レビュー」ページの「送信」ボタンをクリックします。「確認」ウィンドウで、「OKしてチェックリストを表示」ボタンをクリックします。

  9. 給与フローの「タスク詳細」タブで、「ファイルのアップロード」タスクに対する「タスクに進む」ボタンをクリックします。

  10. 「ファイルのアップロード」ページの「ファイル」フィールドで、「追加」ボタンをクリックして、「添付の管理」ウィンドウを表示します。

  11. 「タイプ」フィールドで、「ファイル」を選択します。

  12. XMLファイルを検索して選択します。「OK」ボタンをクリックします。

    「ファイルのアップロード」タスクの完了後、バッチ・ロードのタスクが自動的に起動します。

転送エラーの解決

福利厚生バッチをロードすると、就業者が退職しておらず、控除項目に対して適格であることを確認するためにエントリが検証されます。日付が就業者の退職日を過ぎている場合、エントリは否認されます。

プロセスがエラーのある状態で終了した場合は、それをロールバックし、ソース・アプリケーションのエラーを解決し、「福利厚生バッチのロード」プロセスを再送信できます。

エントリの表示および訂正

プロセスが正常に完了すると、XMLファイルに含まれている各個人の計算カードが作成または更新されます。「給与計算」作業領域で「計算カードの管理」タスクを使用すると、カードの新規エントリを表示できます。

必要に応じて、カードで次の値を入力または更新できます。

  • 受取人

  • 参照番号

  • 従業員追加拠出金

その他の値は表示のみで、ソース・アプリケーションで保守する必要があります。

年金控除項目をインポートするためのファイル形式

「福利厚生バッチのロード」プロセスを送信するときには、福利厚生データが含まれているXMLファイルの添付ファイルを指定します。このトピックでは、ファイルで使用する必要があるXMLファイル形式およびXMLタグについて説明します。「給与チェックリスト」または「給与管理」作業領域から「福利厚生バッチのロード」プロセスを送信します。このプロセスは、年金情報を転送する就業者ごとに、新規計算カードを作成したり、既存のカードを更新します。

給与に年金控除項目をインポートするためのXMLファイル形式

給与に年金控除項目情報を転送するためのファイルを作成するときには、次の形式を使用します。

<BENEFIT LIST>
<BENEFIT>...
<ACTION>
<BENEFIT_ID>
<MAPPING_ID>
<LDG_ID>
<LDG_NAME>
{
<HR_TERM_ID>
<TERM_NUMBER>
<HR_ASSIGNMENT_ID>
<ASSIGNMENT_NUMBER>
}
<LEGAL_EMPLOYER_ID>
<LEGAL_EMPLOYER_NAME>
<BENEFIT_START>
<BENEFIT_END>
{
<BENEFIT_RATE_ID>
<BENEFIT_RATE_NAME> |
<AMOUNT>
<PERIODICITY>
<BENEFIT_MAX_ELECTION>
<BENEFIT_REF_NUMBER>
}
</BENEFIT>
</BENEFIT_LIST>

XMLタグ

この表では、XMLファイルで使用されるタグの目的について説明しています。

XMLタグ 説明

BENEFIT_LIST

一連の福利厚生が含まれている最も外側のタグ。

BENEFIT

特定の福利厚生に関する情報が含まれているタグ。

ACTION

CREATE、REMOVE、MODIFYなど、実行される処理のタイプ。

BENEFIT_ID

ソース・アプリケーションからの福利厚生の一意の識別子。別の福利厚生を識別するために同じIDを2回使用しないようにしてください。

MAPPING_ID

給与に福利厚生を作成するために使用する、給与コンポーネント定義の識別子。

LDG_ID

レコードに関連付けられた国別仕様データ・グループのID。

LDG_NAME

レコードに関連付けられた国別仕様データ・グループの名前。

HR_TERM_ID

雇用条件の一意のID。

TERM_NUMBERまたはHR_TERM_IDのいずれかを指定できます。TERM_NUMBERを指定する場合は、雇用主詳細も指定する必要があります。

TERM_NUMBER

年金控除項目の雇用条件を識別する番号。

HR_ASSIGNMENT_ID

アサイメントの一意のID。

ASSIGNMENT_NUMBERまたはHR_ASSIGNMENT_IDのいずれかを指定できます。ASSIGNMENT_NUMBERを指定する場合は、雇用主詳細も指定する必要があります。

ASSIGNMENT_NUMBER

年金控除項目の雇用アサイメントを識別する番号。

LEGAL_EMPLOYER_ID

条件またはアサイメントが属する雇用主名のID。

LEGAL_EMPLOYER_NAME

条件またはアサイメントが属する雇用主名。

BENEFIT_START

福利厚生の開始日。

BENEFIT_END

福利厚生の終了日。

BENEFIT_RATE_ID

支払金額の計算に使用されるレートのID。

BENEFIT_RATE_NAME

支払金額の計算に使用されるレートの名前。

AMOUNT

周期性を使用してレートの計算に使用される金額。

PERIODICITY

周期性はレート値を決定する頻度で、金額またはレートで使用されます。

BENEFIT_MAX_ELECTION

処理できる年間最大選択金額。

BENEFIT_REF_NUMBER

年金のプロバイダ(福利厚生組織)付きの従業員の参照番号。