7学習結果

この章の内容は次のとおりです。

学習結果

学習結果とは、学習者がコースまたは専門を正常に終えて習得した特定のスキルや資質、資格のことです。学習結果は、学習者のセルフサービス・ページに表示されます。

学習結果は、次のコンポーネントの組合せです。

  • コンテンツ・タイプ

  • コンテンツ項目

  • 評点モデル

  • 個人プロファイル

「学習」ライブラリには、「言語」、「コンピテンシ」、「免許」、「資格」などのコンテンツ・タイプが事前定義されています。事前定義されたコンテンツ・タイプを構成すると、そのコンテンツ・タイプに関連付けられたコンテンツ項目、評点モデルおよびタスク・フローも使用できるようになります。

コンテンツ・タイプ

コンテンツ・タイプは、学習結果として追加するスキル、コンピテンシまたは資格です。事前定義されたコンテンツ・タイプを選択するか、カスタム・コンテンツ・タイプを作成してそれを学習結果として構成します。カスタム・コンテンツ・タイプを作成するには、「設定および保守」作業領域で「コンテンツ・タイプの管理」タスクを使用します。サブスクライバとして「学習」を選択します。

コンテンツ項目

コンテンツ項目は、コンテンツ・タイプ内の個別の資質や属性です。コンテンツ・タイプを追加する際にコンテンツ項目を選択します。たとえば、「コンピテンシ」コンテンツ・タイプには「リーダーシップ」というコンテンツ項目があります。コンテンツ・タイプに対してコンテンツ項目を作成するには、「設定および保守」作業領域で「コンテンツ項目の管理」タスクを使用します。

評点モデル

評点モデルは、コンテンツ項目に関する熟達度またはスキルのレベルを測ります。評点モデルは、追加するコンテンツ・タイプに基づいて選択します。たとえば、「言語」コンテンツ・タイプの場合にはリーディング、ライティング、スピーキングの熟達度を含む評点モデルを選択します。評点モデルを作成するには、「設定および保守」作業領域で「プロファイル評点モデルの管理」タスクを使用します。

個人プロファイル

個人プロファイルには、学習者のスキル、資格、将来のジョブ・プリファレンスなど既存のプロファイル・データが含まれます。学習者は、コースまたは専門に登録するときに学習結果を閲覧します。プロファイル、ジョブ、将来のジョブに対する意欲について直接的な利点を確認できます。学習者がコースまたは専門を終えると、個人プロファイルは学習結果を反映して自動的に更新されます。

学習結果のコンテンツ・タイプの例

次に示す例では、「言語」、「コンピテンシ」、「資格」など事前定義されたコンテンツを既存のコースに追加し、構成する方法を示しています。

事前定義された各コンテンツには、関連するフィールドもあり、これはコンテンツ・タイプ属性とも呼ばれます。「カタログの管理」ページのコースまたは専門ページから「学習結果」タブにアクセスし、そこで学習結果としてコンテンツ・タイプを追加します。

「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの構成

「マーケティング・コミュニケーション」コースに「コミュニケーション」コンピテンシを追加する場合は、次の表のように値を選択します。

フィールド 説明

コンピテンシ

コミュニケーション

コンピテンシを通じて評価される資質または属性を示します。

熟達度

上級

コンピテンシについて達成する熟達度を示します。

このコースを終了した学習者は、「コミュニケーション」コンピテンシについて「上級」の熟達度を獲得します。

「言語」コンテンツ・タイプの構成

「上級フランス語」コースに「言語」コンピテンシを追加する場合は、次の表のように値を選択します。

フィールド 説明

Language

フランス語

コースを通じて評価される言語を示します。

リーディング

上級

学習者がコースを通じて達成するリーディングの熟達度を示します。

ライティング

学習者がコースを通じて達成するライティングの熟達度を示します。

スピーキング

上級

学習者がコースを通じて達成するスピーキングの熟達度を示します。

母語

いいえ

フランス語が学習者の母国語ではないことを示します。

翻訳可能

いいえ

学習者が翻訳できるほどの熟達度を達成していないことを示します。

指導可能

いいえ

学習者が指導できるほどの熟達度を達成していないことを示します。

このコースを終了した学習者は、フランス語のリーディング、ライティング、スピーキングについて「上級」の熟達度を獲得します。このコースで、翻訳または指導ができるほどの熟達度は得られません。

「ライセンス」および「資格」コンテンツ・タイプの構成

「安全性認識プログラム」に「資格」コンピテンシを追加する場合は、次の表のように値を選択します。

フィールド 説明

名前

安全性認識プログラム

コースのタイトルを示します。

更新要

はい

この資格は、完了日から1年で更新の必要があることを示します。

進行中の更新

いいえ

学習者がこの資格を取得するのは初めてなので、更新が進行中ではないことを示します。

数値

空欄にしておきます。

これが空欄の場合、この資格について学習者が以前に獲得したスコアやクレジットがないことを示します。

資格を完了した学習者は、発行日、失効日、更新日がプロファイルに表示されます。

前提条件または学習結果として使用するコンテンツ・タイプの作成

コースまたは専門の前提条件または学習結果として使用するコンテンツ・タイプを作成できます。作成したコンテンツ・タイプは、「学習カタログ」の「前提条件」タブまたは「学習結果」タブの「コンテンツの追加」ドロップダウン・リストで使用できるようになります。

コンテンツ・タイプを作成するには、次のタスクを実行します。

  • コンテンツ・タイプの作成

  • コンテンツ項目の作成

  • コンテンツ・サブスクライバへのコンテンツ・タイプの追加

  • 個人プロファイルへのコンテンツ・タイプの追加

学習結果の有効化

学習結果とは、学習者がコースまたは専門を正常に終えて習得した特定のスキルや資質、資格のことです。学習結果は、学習者のセルフサービス・ページに表示されます。学習結果の使用を開始する前に、それらを構成する必要があります。

始める前に:

  • プロファイル管理の概要の文書を確認し、ワークフォース・プロファイル機能の動作の仕組みついて理解しておいてください。

  1. 「自分のクライアント・グループ」で、「プロファイル」をクリックします。

  2. 「タスク」アイコンをクリックします。

  3. 「コンテンツ・タイプ」をクリックします。

  4. 学習に対して有効にするコンテンツ・タイプを追加または編集します。

    • 「サブスクライバ」タブで、サブスクライバとしてWLFLM - 学習結果を追加します。

    • 「保存」をクリックします

    ノート: コンテンツ・タイプが個人プロファイルに追加されていることを確認してください。学習結果が作成されると、学習者のタレント・プロファイルに追加されます
  5. タレント・プロファイルの学習結果を、学習者のタレント・プロファイルに表示する必要がある場合は、これを使用可能にします。

  6. コンテンツ・タイプの下にコンテンツ項目が存在しない場合は、「コンテンツ項目の管理」を選択して作成します。

    1. コンテンツ項目を追加するコンテンツ・タイプを選択し、「作成」をクリックして、これらの項目を追加します。

    2. コンテンツ項目ごとにこのプロセスを繰り返します。

  7. コースまたは専門の学習結果を構成します。コースまたは専門のいずれかで、次のようにします。

    1. 「学習結果」タブをクリックします。

    2. 「コンテンツの追加」をクリックします。

    3. 追加する学習結果のタイプを選択します。たとえば、「コンピテンシ」、「言語」、「メンバーシップ」などです。

    4. コンテンツ・タイプの横にあるプラス記号をクリックします。

    5. フィールドに入力します。

    6. 「保存」をクリックします。

      ノート: 各コンテンツ項目を個別に追加し、追加後に「保存」をクリックして、すべてのアイテムを保存してください。
  8. 学習結果がセルフサービスで学習者に表示されることを検証するには、学習者としてコースまたは専門を検索し、学習結果情報を表示します。