5休暇欠勤プランの適格プロファイル
この章の内容は次のとおりです。
休暇欠勤プランの適格の構成方法
適格プロファイルを使用して、個人が休暇欠勤プランの登録に適格かどうかを判断します。休暇欠勤プランに関連付ける適格プロファイルによって、次のことが決定されます。
-
休暇欠勤プランに登録できるユーザー
-
休暇欠勤をスケジュールできるユーザー
休暇欠勤プランでの適格プロファイルの使用
適格プロファイルを休暇欠勤プランに関連付けるには、次のようにします。
-
「休暇欠勤」作業領域の「適格プロファイル」タスクを使用して、適格プロファイルを作成します。
-
「休暇欠勤プラン」タスクを使用して、適格プロファイルを休暇欠勤プランに関連付けます。
例: 女性の従業員のみが産休を記録できるようにするには、「適格プロファイルの管理」タスクを使用して適格プロファイルを作成します。その後、産休資格休暇欠勤プランを作成するときに、「加入」タブの「適格」セクションから作成した適格プロファイルを選択します。
他のオブジェクトと適格の連携方法
適格プロファイルに適格基準を追加した後、適格を制限するオブジェクトにそのプロファイルを関連付けます。
次の図は、適格コンポーネント間の関係を表しています。

適格基準
適格プロファイルには、様々なタイプの適格基準を追加できます。性別や雇用ステータスなど、共通基準の多くについては、事前定義済の基準値のリストから選択できます。しかし、これらを適格プロファイルに追加できるようにするには、まず、ユーザー定義の基準と導出要因を作成する必要があります。
適格プロファイル
適格基準をプロファイルに追加するときには、これをどのように使用して適格性を判断するかを定義します。たとえば、基準として性別を追加するときには、性別の値(男性または女性)とその値に一致する個人を含めるのか、除外するのかを指定する必要があります。
プロファイルとオブジェクトの関連付け
以下に示すのは、適格プロファイルとそれに関連付けられるオブジェクトの種類、および複数のプロファイルを関連付けられるかどうかを一覧にまとめた表です。
適格プロファイルを使用するオブジェクト | 目的 | 複数のプロファイルを添付できるか? |
---|---|---|
変動レートまたは変動補償範囲プロファイル |
そのレートまたは補償範囲を認定するために必要な基準を確立します |
いいえ |
チェックリスト・タスク |
そのタスクが割り当てられたチェックリストに表示されるかどうかを制御します |
いいえ |
総合報酬文書 |
文書生成移入パラメータの後、追加の適格基準を適用します |
いいえ |
福利厚生オブジェクト |
特定のプログラム、プラン、およびオプションで使用される適格基準を確立します |
はい |
報酬オブジェクト |
特定のプラン、およびオプションで使用される適格性を確立します |
はい |
パフォーマンス文書 |
パフォーマンス文書の適格性を確立します |
はい |
目標プランまたは目標の一括アサイメント |
目標の適格性を確立します |
はい |
休暇欠勤プラン |
そのプランに属する欠勤休暇を記録する資格を持つ就業者を決定します |
はい |
導出要因
導出要因は、個人の年齢や勤続期間など、時間の経過に伴って変化する適格基準の計算方法を定義します。適格プロファイルに導出要因を追加して、適格性を制限するオブジェクトをこのプロファイルと関連付けます。
導出要因タイプ
「導出要因の管理」タスクを使用して、次の6種類の導出要因を作成できます。
-
年齢
-
勤続期間
-
年齢と勤続期間の組合せ
-
報酬
-
勤務時間
-
常勤換算
決定ルールおよびその他の設定
作成する要因それぞれについて、適格性の決定方法を表すルールを1つ以上指定します。次の表に、2つの要因の設定例を示します。
要因 | 設定例 |
---|---|
年齢導出 |
決定ルールを選択し、適格について個人の計算済年齢を評価する日付を指定します。 例: 決定ルールが1月1日に設定されている場合、1月1日時点の年齢が適格性の決定に使用されます。 |
常勤換算 |
常勤換算の最小パーセントと最大パーセントを指定したうえで、適格の評価時にプライマリ・アサイメントを使用するか、すべてのアサイメントの合計を使用するかを指定します。 例: 全アサイメント率の合計の範囲が90~100%である場合、2件のアサイメントで50%ずつ常勤している人は適格とみなされます。 |
時間および金額に関連する導出要因では、次のルールも設定できます。
-
単位
-
端数処理ルール
-
時間または金額の最小値と最大値
導出要因の例
次のシナリオでは、様々なタイプの導出要因を定義する方法について説明します。
年齢
福利厚生管理者は、年齢を要因として次の内容を決定することがよくあります。
-
扶養家族適格
-
生命保険料
年齢要因は、通常、年齢の範囲(年齢区分)、および個人の年齢を評価するルールで定義されます。次の表は、年齢によって変化する生命保険料に対する適格性を判断するために使用される年齢区分を表しています。
導出要因名 | 最低年齢の値 | 最高年齢の値 |
---|---|---|
年齢25歳未満 |
1 |
25 |
年齢25から34歳 |
25 |
35 |
年齢35から44歳 |
35 |
45 |
年齢45から54歳 |
45 |
55 |
年齢55から64歳 |
55 |
65 |
年齢64歳以上 |
65 |
75 |
次の表に示すように、各年齢区分の決定ルールとその他の設定には同じ値を使用できます。
フィールド | 値 |
---|---|
決定ルール |
カレンダ年の初日 |
使用する年齢 |
個人 |
ユニット |
年 |
端数処理 |
なし |
勤続期間
勤続期間の導出要因は、従業員の勤続期間に基づいた適格性を判断するために使用します。たとえば、従業員が10年間の勤続を完了したかどうかを判断するための導出要因を作成できます。「期間開始日ルール」リストのルールを使用して、勤続期間の開始日を指定できます。
-
調整勤務日
-
採用日
-
元の採用日
-
年功起算日
「年功起算日」を選択した場合は、「年功起算日」リストを使用して等級年功起算日などの特定の構成ルールを選択し、日付を指定します。勤続期間を計算するにあたって他に特別な要件がある場合は、Formulaを使用できます。勤続期間の終了を指定するには、決定ルール(月の最終日、月の初日、イベント日現在、給与期間の最終日など)を使用します。次の表は、勤続期間区分の例です。
勤続期間の導出要因は、値の範囲と、従業員の勤続期間の計算ルールを定義します。次の表は、勤続期間区分の例です。勤続期間区分を使用して、賞与や退職手当などの「報酬」オブジェクトに対する適格性を判断することができます。
導出要因名 | 最低勤続期間の値 | 最高勤続期間の値 |
---|---|---|
勤続1年未満 |
0 |
1 |
勤続1から4年 |
1 |
5 |
勤続5から9年 |
5 |
10 |
勤続10から14年 |
10 |
15 |
勤続15から19年 |
15 |
20 |
勤続20から24年 |
20 |
25 |
勤続25から29年 |
25 |
30 |
勤続30年以上 |
30 |
999 |
各勤続期間区分の決定ルールとその他の設定は同じで、次のとおりです。
フィールド | 値 |
---|---|
期間開始日ルール |
採用日 これは期間の先頭を設定します。 |
決定ルール |
年度の最終日 これは期間の末尾を設定します。 |
使用する年齢 |
個人 |
ユニット |
年 |
端数処理 |
なし |
報酬
報酬の導出要因は、値の範囲と、従業員の報酬額の計算ルールを定義します。次の表は、報酬区分の例です。報酬区分を使用して、賞与やストック・オプションなどの「報酬」オブジェクトに対する適格性を判断することができます。
導出要因名 | 最低報酬の値 | 最高報酬の値 |
---|---|---|
20000未満 |
0 |
20,000 |
給与20000から34000ドル |
20,000 |
35,000 |
給与35000から49000ドル |
35,000 |
50,000 |
給与50000から75000ドル |
50,000 |
75,000 |
給与75000から99000ドル |
75,000 |
100,000 |
給与100000から200000ドル |
100,000 |
200,000 |
給与200000超 |
200,000 |
999,999,999 |
各報酬区分の決定ルールとその他の設定は同じで、次のとおりです。
フィールド | 値 |
---|---|
決定ルール |
年度の初日 |
単位 |
USドル |
ソース |
定期報酬 |
端数処理 |
百の位に丸める |
予定時間数の範囲の使用例
この例では、指定された期間内での就業者の勤務予定時間数に基づいて、適格基準を定義する方法について説明します。
週次範囲と月次範囲
勤務予定時間が次のいずれかの範囲であった就業者に、福利厚生サービスの適格を限定することを考えています。両方とも前四半期の末時点での範囲です。
-
各週の勤務予定が30~40時間
-
各月の勤務予定が130~160時間
そのためには、「適格プロファイルの作成」または「適格プロファイルの編集」ページの「雇用」タブにある「予定時間数の範囲」サブタブで、2つの範囲を追加する必要があります。次の表に示すように、週次範囲の値を設定します。
フィールド | 値 |
---|---|
順序 |
1 |
最小時間数 |
30 |
最大時間数 |
40 |
予定登録期間 |
週次 |
決定ルール |
前四半期の最終日 |
月次範囲の値を設定します(値は次の表のとおりです)。
フィールド | 値 |
---|---|
順序 |
2 |
最小時間数 |
130 |
最大時間数 |
160 |
予定登録期間 |
月次 |
決定ルール |
前四半期の最終日 |
適格プロファイル
ある個人が、プロファイルに関連付けられたオブジェクトに適合するかどうかを判断するための基準を定義するには、適格プロファイルを作成します。様々なビジネス・プロセスで適格プロファイルとオブジェクトを関連付けることができます。
適格プロファイルは、主に次のような場面で使用します。
-
プランニングと前提条件
-
プロファイル・タイプ、使用目的、およびアサイメント使用目的の指定
-
適格基準の定義
-
適格性からの除外
-
連番の割当
-
複数の基準の追加
-
基準階層の表示
プランニングと前提条件
適格プロファイルを作成する前に、次の点を検討してください。
-
適格性を確立するために、適格プロファイルが次を使用する場合はその前にまず、適格プロファイルを作成する必要があります。
-
以下に応じて、基準を1つのプロファイルにまとめるか、または別々のプロファイルを作成するかを検討します。
-
適格性を作成しているオブジェクトは、複数の適格プロファイルを受け入れられるか、それとも1つのみか
-
パフォーマンス上の考慮事項
-
-
プロファイルが関連付けられているオブジェクトではなく、定義している基準を特定できる名前を付ける。これは、適格プロファイルが再使用可能だからです。
例: 「補足生命保険-最低料金」ではなく「年齢20~25+非喫煙者」を使用する。
プロファイル・タイプ、使用目的、およびアサイメント使用目的の指定
次の表は、適格プロファイルを作成するときに指定する基本的なプロファイル属性をまとめたものです。
設定 | 摘要 |
---|---|
プロファイル・タイプ |
扶養家族プロファイルは、加入者の配偶者、家族、または扶養家族の資格を有するその他の個人の適格を決定する際に、福利厚生プランまたはプラン・タイプにのみ使用します。 その他のプロファイルはすべて、加入者プロファイルです。 |
使用 |
加入者プロファイルを関連付けることができるオブジェクトのタイプを決定します(福利厚生サービスとレート、報酬プラン、チェックリスト・タスク、目標プランまたは一括目標アサイメント、パフォーマンス文書など)。 「グローバル」を選択すると、プロファイルを複数のビジネス・プロセス使用から利用できるようになります。 |
使用するアサイメント |
ある個人について、適格性プロセスが評価するアサイメントを決定します。
|
適格基準の定義
福利厚生オファリングの構成に使用できる適格基準を次に示します。
カテゴリ | 摘要 |
---|---|
個人情報 |
|
雇用 |
|
|
|
その他 |
|
関連補償範囲 |
|
労使関係 |
|
性別など、基準の中には、選択肢が固定されているものがあります。一方、個人タイプなど、表で定義された値に基づく選択肢を提供するものもあります。1つの基準タイプについて、複数の基準を定義できます。
適格性からの除外
プロファイルに追加した適格基準それぞれについて、基準を満たす個人を適格とみなすか、適格性から除外するかを指定することができます。たとえば、年齢要因では、20~25歳の個人を含めることもできますし、65歳以上の個人を除外することもできます。
それぞれの場合に、次のようになります。
-
ある特定の年齢区分を除外する場合は、明示的に除外されていない年齢区分はすべて、自動的に含められます。
-
ある特定の年齢区分を含める場合は、明示的に含められていない年齢区分はすべて、自動的に除外されます。
連番の割当
基準にはそれぞれ、連番を割り当てる必要があります。この順番は、同じタイプの基準の中で評価の順番を決定します。
複数の基準の追加
2つの郵便番号域など、同じ基準タイプに複数の値を定義する場合、適格とみなされるには、この基準の少なくとも1つを満足させる必要があります。たとえば、どちらかの郵便番号域に居住している個人は適格です。
性別や年齢など、異なるタイプの基準を複数含める場合、各基準タイプに定義された基準のうち、少なくとも1つを満たす必要があります。
基準階層の表示
このプロファイルに保存した基準のリストを表示するには、「階層の表示」タブを選択します。リストは、基準タイプ別に並べられます。
適格プロファイルの例
次の例では、適格プロファイルを使用して、プラン、「報酬」オブジェクト、およびチェックリスト・タスクに適格な就業者を決定します。
それぞれのケースで、次の操作を実行します。
-
「適格プロファイルの管理」タスクを使用して適格プロファイルを作成します。このタスクには、複数の作業領域(「設定および保守」作業領域およびを「プラン構成」作業領域を含む)からアクセスできます。
-
適格プロファイルを、福利厚生プランなど関連するオブジェクトと関連付けます。
貯蓄プランの適格性
401kプランなどの貯蓄プランは、年齢65歳未満のフルタイム従業員に限定されています。プランに関連する適格プロファイルを作成しましょう。
この適格プロファイル定義で使用する値は次のとおりです。
フィールド | 値 |
---|---|
プロファイル使用 |
福利厚生 |
プロファイル・タイプ |
参加者 |
基準タイプ | 名前 | 値 | 「除外」チェック・ボックスの選択 |
---|---|---|---|
雇用 |
割当カテゴリ |
フルタイム |
いいえ |
導出要因 |
年齢 |
65歳以上の年齢区分について、年齢導出要因を選択する |
はい |
賞与の適格性
すべての評点カテゴリで、最高パフォーマンス評点をあげたすべての従業員に賞与を支給します。「賞与」報酬オブジェクトに関連する適格プロファイルを作成しましょう。
この適格プロファイル定義で使用する値は次のとおりです。
フィールド | 値 |
---|---|
プロファイル使用 |
報酬、またはグローバル |
プロファイル・タイプ |
参加者 |
使用するアサイメント |
特定のアサイメント |
各評点カテゴリの適格基準で使用する値は次のとおりです。
基準タイプ | 名前 | 値 | 「除外」チェック・ボックスの選択 |
---|---|---|---|
雇用 |
パフォーマンス評点 |
パフォーマンス・テンプレートと評点名を選択してから、評価の最高値を選択する |
いいえ |
チェックリスト・タスクの適格性
新規採用チェックリストには、インドで働いている従業員には適用されないタスクが含まれます。適格プロファイルを作成し、インドの就業者には適用されない各チェックリスト・タスクと関連付けます。
この適格プロファイル定義で使用する値は次のとおりです。
フィールド | 値 |
---|---|
プロファイル使用 |
チェックリスト |
プロファイル・タイプ |
参加者 |
この適格基準で使用する値は次のとおりです。
基準タイプ | 名前 | 値 | 「除外」チェック・ボックスの選択 |
---|---|---|---|
雇用 |
就業事業所 |
インド |
はい |
単一または複数の適格プロファイル
適格プロファイルでは、複数の基準を定義することもできますし、個々の基準に対して個別にプロファイルを作成することもできます。最善のアプローチを判断するには、次の点を検討してください。
-
適格性を定義しているオブジェクトでは、複数の適格プロファイルを使用できるか?
-
効率性とパフォーマンスの面で最善のアプローチは何か?
-
含める基準と除外する基準の両方を使用しているか?
使用できる適格プロファイルの数
あるオブジェクトで使用できる適格プロファイルの数が1つのみである場合、すべての基準を1つのプロファイルに入れる必要があります。
次の表に、プロファイルを1つしか使用できないプロファイルと複数使用できるプロファイルをまとめます。
プロファイル1つのみ | 1つ以上のプロファイル |
---|---|
|
|
福利厚生階層の効率性とパフォーマンス
パフォーマンスと効率性を最適化するため、プロファイルは、福利厚生オブジェクト階層内の最上位レベルに添付し、下位レベルで基準が重複するのを避けてください。たとえば、プラン・タイプに対して個人が適格となるには、プログラム・レベルと、プログラム内のプラン・タイプ・レベルで定義された適格プロファイルを満たす必要があります。
次のオブジェクトは、プログラムに関連付けられた適格基準を継承します。
-
プログラム内のプラン・タイプ
-
プログラム内のプラン
-
プラン
-
プログラム内のプランに含まれるオプション
ただし場合によっては、複数のプロファイルを作成し、階層内の各種レベルでプロファイルを添付したほうが効率的な場合もあります。次の表は、階層の様々なレベルへ連続的に制限的な除外基準を適用した様子を示しています。
レベル | 適格プロファイル基準 |
---|---|
プログラム |
アクティブなアサイメントを持っていない従業員を除外する。 |
プログラム内のプラン・タイプ |
フルタイムのアサイメントを持っていない従業員を除外する。 |
プラン |
プライマリ住所が指定されたサービス区域に含まれていない従業員を除外する。 |
含める基準と除外する基準の両方を使用
適格基準は、適格性に個人を含める、または除外するために使用できます。1つのプロファイルに含める基準と除外する基準の両方が混在していると、基準の順序付けがより複雑になります。実装しやすくするには、除外する基準は、別の適格プロファイルに入れます。
加入者適格プロファイルの作成
この例では、様々な生命保険料に対する適格性を判断するために使用される加入者適格プロファイルの作成方法を示します。これらのタスクには「プラン構成」作業領域を使用します。
次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。
考慮が必要な意思決定事項 | この例での決定 |
---|---|
プロファイル・タイプは何か? |
参加者 |
このプロファイルに関連付けられているオブジェクトのタイプは? |
福利厚生オファリングの変動レート |
このプロファイルで定義されている適格基準のタイプは? |
「年齢」導出要因(あらかじめ定義しておく必要がある) 「喫煙者」基準 |
これらの基準を満たす個人は適格性に含めるか、除外するか? |
対象 |
次の図は、この例で行うタスクを示しています。

この例では、1つの変動レートについて要件を定義する、1つの適格プロファイルを作成します。
-
通常、変動レート1つにつき1つ、複数の適格プロファイル・セットを作成します。
-
年齢や喫煙者基準を変えながら、この例のステップを繰り返して、各追加レートについて、個別にプロファイルを作成します。
前提条件
-
年齢30歳未満の「年齢」導出要因を作成します。
適格プロファイルの作成:
ステップで他の値が指定されていないかぎり、各フィールドにはデフォルト値を使用します。
-
「タスク」パネル・ドロワーで、「適格プロファイルの管理」をクリックして「適格プロファイルの管理」ページを開きます。
-
「作成」メニューで、「加入者プロファイルの作成」を選択します。
-
「適格プロファイル定義」セクションで、次の表に示すようにフィールドを入力します。
フィールド 値 名前
Age Under 30+ Non-Smoking
プロファイル使用
福利厚生
ステータス
アクティブ
使用するアサイメント
任意のアサイメント - 福利厚生続柄
「年齢」の導出要因を追加
ステップで他の値が指定されていないかぎり、各フィールドにはデフォルト値を使用します。
-
「適格基準」セクションで、「導出要因」タブを選択します。
-
「年齢」タブで「作成」をクリックします。
-
次の表に示すようにフィールドに入力します。
フィールド 値 順序
1
年齢
事前に、年齢30歳未満に対して定義した導出要因を選択する
除外
選択されていないことを確認する
喫煙者に対する基準を追加
ステップで他の値が指定されていないかぎり、各フィールドにはデフォルト値を使用します。
-
「個人」タブを選択します。
-
「喫煙者」タブで「作成」をクリックします。
-
次の表に示すようにフィールドに入力します。
フィールド 値 順序
1
喫煙者
なし
除外
選択されていないことを確認する
-
「保存して閉じる」をクリックします。
適格プロファイルと変動レート・プロファイルの関連付け
ステップで他の値が指定されていないかぎり、各フィールドにはデフォルト値を使用します。
-
「タスク」パネル・ドロワーで、「福利厚生レートの管理」をクリックして「福利厚生レートの管理」ページを開きます。
-
「変動レート」タブを選択します。
-
「作成」をクリックします。
-
「適格プロファイル」フィールドで、先ほど作成した適格プロファイルを選択します。
-
その他のフィールドは、レートに合わせて、適宜設定します。
-
「保存して閉じる」をクリックします。
FAQ
適格プロファイルに複数の基準を入れたらどうなりますか?
2つの郵便番号域など、同じ基準タイプに複数の値を定義する場合、適格とみなされるには、この基準の少なくとも1つを満足させる必要があります。たとえば、どちらかの郵便番号域に居住している個人は適格です。
性別や年齢など、異なるタイプの基準を複数含める場合、各基準タイプに定義された基準のうち、少なくとも1つを満たす必要があります。