7登録機会用のライフ・イベント

この章の内容は次のとおりです。

ライフ・イベントは、加入者が福利厚生選択をいつ行ったり変更できるかを決定するために使用します。ライフ・イベントとは、登録機会につながる可能性のある、個人データや予定イベントへの変更のことを指します。一部の無制限イベントでは、事実上無期限の機会を提供できます。

このトピックでは、福利厚生ライフ・イベントに関する次の操作について説明します。

  • ライフ・イベント・タイプの使用

  • ライフ・イベントの作成と編集

  • 予定イベントおよび明示イベントと登録の関連付け

  • ライフ・イベントの処理

  • ライフ・イベントに関するレポート

ライフ・イベント・タイプの使用

次の表は、ライフ・イベント・タイプの4つのカテゴリの説明と、各タイプの例を示したものです。

タイプ・カテゴリ 説明

明示

福利厚生加入に影響する、個人の個人的または業務上の変更です。明示ライフ・イベントとそれらのトリガーは、実装時に構成します。

住所変更

婚姻

アサイメント異動

時間的

時間的ライフ・イベントは、年月の経過に伴って発生するもので、導出要因に基づいて事前定義されます。イベントに関連付けられた福利厚生オブジェクトに、導出要因に基づく適格基準を添付します。

65歳

雇用6か月目

予定

予定ライフ・イベントとは、事業主組織によって開始された登録機会の割当て済期間のことを指します。

オープン登録期間

福利厚生の新規追加によって生じる管理イベント

無制限

無制限ライフ・イベントでは、加入者がいつでも登録変更を行えます。

貯蓄プラン登録と拠出金変更

ライフ・イベントの作成と編集

ライフ・イベントは日付有効型です。エラーを回避するために、ライフ・イベントを作成または更新する前に、セッション有効日をチェックし、調整してください。「プラン構成」作業領域の「ライフ・イベントの管理」タスクを使用して、次の操作を行います。

  • 「業務」または「個人」タイプの明示ライフ・イベントを作成します。

  • 既存および事前定義のライフ・イベントを更新します。

次の設定を構成できます。

  • タイプ。タイプはライフ・イベントの作成時に選択します。ライフ・イベントを保存した後は、タイプを編集できません。

  • 一般情報(次の情報を含む)

    • 名前、説明および短い識別子

    • 上書きインジケータとグローバル・インジケータ

  • 追加情報(次の情報を含む)

    • 発生日

    • 時間的検出ルール

    • 適時性期間評価

    • 関連個人と自己割当インジケータ

明示ライフ・イベントについては、イベントをトリガーする表変更と列変更を構成します。

  • データ変更を事前に作成し、それらを個人または関連個人のデータ変更として追加します。

  • ライフ・イベントを作成または編集する際に、データ変更を作成します。

予定イベントと明示イベントを福利厚生オブジェクトに関連付ける

予定ライフ・イベントと明示ライフ・イベントを福利厚生オブジェクトに関連付けて、登録期間、補償範囲、およびその他の詳細を構成する必要があります。プログラムまたはプラン構成の「登録」ステップを使用します。

登録設定に関する考慮事項

福利厚生オブジェクトを作成または編集する場合は、「登録」ステップで次のようにします。

  • 登録を更新する前に、セッション有効日をチェックします。

  • 登録ステップの上部で、適切な階層レベルを選択します。

  • ライフ・イベント・タイプ(予定または明示)に対して、正しいタブを使用します。

  • 登録期間、補償範囲、およびその他の詳細を構成する前に、タブでイベントを選択します。

ライフ・イベントの処理

加入処理では、登録機会を決定するために、関連付けられた福利厚生オブジェクトの適格要件やその他の構成に対して、ライフ・イベントが評価されます。

加入者は次の方法を使用して評価できます。

  • 「評価およびレポート」作業領域のバッチ・プロセス

  • 「登録」作業領域の各加入者に対する「処理」タスク

  • ライフ・イベントと加入者処理パラメータの時間的処理オプション

ライフ・イベントに関するレポート

ライフ・イベントをステータス別に表示するには、次のいずれかのリソースを使用します。

  • 「レポートおよび分析」作業領域の「加入者登録結果」レポート。「詳細」をクリックします。

  • 「評価およびレポート」作業領域の「ライフ・イベント」タブにある「構成可能」レポート。イベント・ステータスやその他のレポート・パラメータを指定して検索します。

  • 「登録」作業領域を使用して、各加入者のライフ・イベントを表示します。

無制限ライフ・イベントは、時間やデータ変更に依存しない福利厚生登録に使用します。たとえば、拠出金レートを加入者がいつでも変更できる貯蓄プラン登録には、無制限イベント処理を使用します。

このトピックの内容は、次のとおりです。

  • 無制限イベント・タイプ

  • 前提条件となる福利厚生関係構成

  • 無制限処理に関する考慮事項

  • オープン登録期間中の無制限処理

無制限イベント・タイプ

次の表は、無制限ライフ・イベントの事前定義タイプについて説明したものです。

タイプ 説明

無制限

無制限ライフ・イベントの登録期間は1日で、次の無制限ライフ・イベントが開始されるまで開始済ステータスのまま維持されます。

無制限オープン

登録期間の開始日と終了日に加え、選択がいつ有効になるかを構成できます。

前提条件となる福利厚生関係構成

無制限イベント処理を使用するには、デフォルトの福利厚生関係を法的エンティティ・レベルで指定する必要があります。「設定および保守」作業領域の「デフォルト福利厚生関係の構成」タスクを使用します。無制限処理のデフォルト福利厚生関係を構成する場合は、ライフ・イベント処理に対してもそれを構成する必要があります。

無制限処理に関する考慮事項

無制限処理を使用する予定がある場合は、次の点について考慮してください。

  • 福利厚生登録を変更するたびに、次の操作が実行されます。

    • 以前の無制限イベントをクローズする

    • 新しい無制限ライフ・イベントを開始する

    • 無期限登録機会の有効を作成する

  • 既存の無期限イベントより前の有効日を使用して無期限ライフ・イベントを処理すると、それ以降の無期限イベントがバックアウトされます。

  • 無制限処理は、他のライフ・イベント・タイプには影響しません。

オープン登録期間中の無制限処理

オープン登録中に無制限プランに登録できるようにするには、通常の無制限処理を無効にする必要があります。

  • 「プラン構成」作業領域の「セルフサービス構成の管理」タスクを使用します。

  • 無制限処理使用可能を「オープン登録中は不可」に設定します。

  • そうしないと、通常の無制限処理によって無制限オープン登録がバックアウトされます。

無制限のプログラムやプランは、ライフ・イベント主導のプログラムやプランとは異なるビジネス関係上で実行されます。そのため、無制限のライフ・イベントは通常のライフ・イベントを処理するのと同じ日に処理できます。

事前定義された予定イベント・タイプを使用して、定義済の加入者に登録の機会を割り当てます。

次の表は、事前定義された予定イベントの2つのタイプの説明と、各タイプの例を示したものです。

タイプ 説明

オープン登録

加入者に対して登録がオープンになり、福利厚生の再評価と選択が行えるようになる予定期間(通常は反復ベース)。

  • 年間福利厚生登録

  • 四半期貯蓄プラン登録

管理

サービスの条件が大幅に変更され、加入者に選択の再評価を許可する必要がある場合に、選択の機会を割り当てます。

実装時の初期データ・アップロードにも役立ちます。

  • 契約レートの再交渉

  • 新しい福利厚生の追加

事前定義された6つの時間的ライフ・イベント・タイプは、年月の経過(しきい値や採用記念日など)に伴って発生するデータ変更を検出します。

時間的ライフ・イベントの構成にあたっては、次の点について考慮します。

  • 時間的イベント・タイプ

  • 検出ルール構成

  • 関連する実装ステップ

時間的イベント・タイプ

加入者評価処理では、関連する導出要因値がしきい値を超えた場合に、ライフ・イベントが検出されます。

事前定義されている時間的ライフ・イベントは次のとおりです。

  • 導出年齢

  • 導出年齢および勤続期間

  • 導出報酬

  • 期間内の導出勤務時間

  • 導出勤続期間

  • 導出フルタイム・パーセント合計

検出ルール構成

ライフ・イベントを作成または編集する際には、次の表に示す時間的検出ルールの中から希望のオプションを選択できます。

検出ルール 説明

過去または先日付の時間的イベントの検出不可

このライフ・イベントの処理中には時間的イベントを検出しないようにします。

このルールは、時間的イベントを検出したくない場合に、オープン、管理、または明示イベントで使用します。

過去の時間的イベントの検出不可

このライフ・イベントの処理中には過去の時間的イベントを検出しないようにします。

この時間的ライフ・イベントを検出しない

事前定義の時間的イベントを自動検出しないようにします。

関連する実装ステップ

次の表は、事前定義された時間的ライフ・イベント・タイプに関連する実装ステップと、「プラン構成」作業領域での対応するタスクを示したものです。

設定ステップ 「プラン構成」作業領域のタスク

導出適格要因を定義する

導出要因の管理

適格プロファイルで導出要因を使用する

適格プロファイルの管理

福利厚生サービス、変動レート、および変動補償範囲に適格プロファイルを添付する。

プログラムおよびプラン構成詳細の管理: 適格ステップ

変動レート・プロファイルの管理

変動補償範囲プロファイルの管理

明示ライフ・イベントを作成し、それらのイベントを個人や加入者の関連個人に対してトリガーするデータ変更を構成します。「プラン構成」作業領域の「ライフ・イベントの管理」タスクを使用します。

このトピックの内容は次のとおりです。

  • 明示ライフ・イベント・タイプ

  • 個人と関連個人の変更

  • データ変更の定義

  • データ変更と他のライフ・イベントの関連付け

明示ライフ・イベント・タイプ

明示ライフ・イベントでは、「個人」または「業務」ライフ・イベント・タイプが使用されます。業務や個人のデータ変更基準は、適格プロファイルを定義する基準と類似したものです。

個人と関連個人のデータ変更

次の表は、明示ライフ・イベントに関連付けることができるデータ変更のタイプについて説明したものです。

データ変更のタイプ 説明

個人変更

個人のライフ・イベントをトリガーする、個人データや業務データの変更です

関連個人変更

プライマリ加入者に関連する個人のライフ・イベントを生成する可能性がある、プライマリ加入者の個人データや業務データの変更です

例: 退職ライフ・イベントを定義し、次の2つの変更を関連付けます。

  • 退職する従業員の福利厚生補償範囲を終了する個人変更

  • 加入者の退職時にプライマリ加入者の扶養家族の補償範囲を終了する関連個人変更

データ変更の定義

データ変更を構成する際には、表と列を選択した後、ライフ・イベントの発生を知らせるデータ変更を定義します。

データ列の変更には、次のものを含めることができます。

  • 値のない状態から任意の値への変更(「扶養家族増加」ライフ・イベント時に連絡先を追加する場合など)。

  • 任意の値からその他の値への変更(住所変更ライフ・イベント時に古い住所を新しい住所に変更する場合など)。

  • 特定の値(婚姻区分を「既婚」から「離婚」に変更する場合など)。

Formulaを使用して、ライフ・イベントを検出するためのより複雑な条件を定義することもできます。

データ変更とライフ・イベントの関連付け

データ変更を関連付ける際には、次のことができます。

  • 複数のデータ変更を1つのライフ・イベントにリンクする

  • 1つのデータ変更を複数のライフ・イベントにリンクする

次の表は、複数のデータ変更を1つのイベントに関連付ける際の処理について説明したものです。

構成 処理

複数の表への変更

いずれかの表のデータ変更が個人変更基準を満たした場合に、ライフ・イベントを検出します。

同じ表に対する複数の変更

表に関連付けられたすべての個人変更基準を個人が満たした場合に、ライフ・イベントを検出します。

新しい登録ライフ・イベントをクイック作成プログラムに関連付けられるようにするには、「プログラムのクイック作成」ページの「登録」セクションにある「ライフ・イベントの作成」をクリックします。登録ライフ・イベントをプログラムに添付して、それらのライフ・イベントの発生時にプログラム登録機会をトリガーします。

次のことが可能です。

  • 一度に作成できるユーザー定義ライフ・イベントは1つです。

  • 1つ以上の事前定義ライフ・イベント構成を選択できます。

ユーザー定義ライフ・イベントの作成

「ライフ・イベントの作成」ダイアログ・ボックスの「ユーザー定義ライフ・イベント」セクションで、次の操作を行います。

  • ライフ・イベント名を入力します。

  • タイプを選択します。

「福利厚生ライフ・イベントの管理」タスクを使用して、次のいずれかの操作を行う必要があります。

  • ユーザー定義イベントを、既存の個人または関連個人データ変更に関連付ける。

  • 個人または関連個人データ変更を作成し、そのデータ変更をライフ・イベントにリンクする。

利用可能なライフ・イベント構成の選択

「ライフ・イベントの作成」ダイアログ・ボックスの「使用可能なライフ・イベント構成」セクションにある各チェック・ボックスは、よく使用されるライフ・イベント構成を表しています。

それぞれの事前定義ライフ・イベント構成には、次の項目を含めることができます。

  • トリガー・メカニズム設定

  • 対応する個人データや業務データが変更された際に、そのライフ・イベントを自動生成するために必要な表と列への関連付け

オプションで、これらのライフ・イベントから1つ以上のイベントを選択し、それらをプログラムへの添付に使用できるようにすることもできます。

  • 選択したライフ・イベントは、利用可能な登録ライフ・イベントのリストに表示され、チェック・ボックスのラベルに名前が表示されます。

  • 無効化されているライフ・イベントは、この実装ですでにアクティブ化されています。

  • 一意性チェックを行えば、既存の表列指定セットに依存してイベントをトリガーするライフ・イベントを作成せずに済みます。各ライフ・イベント・トリガー・セットは、同じ実装内で一意である必要があります。

ライフ・イベントのレポートの適時性を構成するオプション

加入者が妥当な期間内にライフ・イベントをレポートしない場合、企業では、加入者が福利厚生に登録できないようにすることができます。適時性評価ルールを使用して、このようなポリシーを設定できます。たとえば、加入者に、イベント日から30日以内に出産ライフ・イベントをレポートさせることができます。加入者がイベントのレポートに30日以上かかれば、登録機会に対してそのライフ・イベントを処理する前に、管理者に調査させることができます。

このトピックでは、適時性の設定に使用できる様々なルールについて説明します。これらのルールは、「追加情報」セクションのライフ・イベントの作成または編集ページで構成します。

イベントのレポートが延着または早着した場合に適用するルールを決定

加入者が特定の期間内にライフ・イベントをレポートしない場合は、アプリケーションでライフ・イベントの処理方法を決定できます。「適時性評価」フィールドで、次のいずれかのルールを選択します。

ルール ルールで実行されること

潜在的ライフ・イベントの手動処理

ライフ・イベントが「手動」に設定されます。その後、管理者は次に何をするかを調査して決定できます。ライフ・イベントを無効にするか、場合によっては例外とすることができます。

潜在的ライフ・イベントの無効化

ライフ・イベントがただちに無効化されます。

ライフ・イベントのレポートの適時性の判断

期間を定義するには、いくつかの方法があります。要件を最も満たすものを選択してください。

要件 構成方法

イベントをレポートする期間を設定する場合

「適時性日数」フィールドに日数を入力します。

入力した値は、加入者がその期間(30日など)内にライフ・イベントをレポートする必要があることを示します。この期間外にレポートされた場合は、選択した適時性評価ルールに従ってライフ・イベントが処理されます。この期間は、加入者のレポートが早すぎても適用されます。たとえば、養子縁組イベントの場合、実際のイベントの30日前にイベントをレポートした場合、適時性ルールが適用されます。

適時性日数を0に設定すると、アプリケーションはただちに適時性評価ルールを使用してライフ・イベントを処理します。この構成は、加入者がライフ・イベントを記録するたびに管理者に介入させる場合に使用します。

特定の期間を設定せずに、そのイベントが当年度に発生したことをチェックする場合

「適時性期間ルール」フィールドで、カレンダ年より前を選択します。

加入者は、現在のカレンダ年に発生したライフイベント(それより前に発生したものではなく)をレポートできます。

たとえば、加入者が2017年12月に新しい住所に転居したが、2018年4月に転居をレポートした場合、選択した適時性評価ルールが適用されます。これは、前のカレンダ年に転居が発生したためです。

他の要件がある場合

アプリケーションで他の特別な要件を考慮し、ライフ・イベントのステータスをそれに応じて設定する場合は、Formulaを記述します。次に、適時性評価Formulaフィールドで、その式を選択します。

登録機会用のライフ・イベントに関するFAQ

「プラン構成」作業領域のライフ・イベントの作成または編集ページで、「自己割当」チェック・ボックスを選択します。

「自己割当」チェック・ボックスを選択すると、「セルフサービス・グループ化」リストが表示されます。このリストを使用して、セルフサービス・ページで事前定義済カテゴリのライフ・イベントを表示します。

ライフ・イベント・ページで過去のイベントのレポートを構成するにはどうすればよいですか。

過去のレポート制限(日数)フィールドを使用すると、加入者がライフ・イベントを自己報告できる過去の日数を制御できます。通常、このフィールドを使用して、加入者が古いイベントをレポートする場合に処理済イベントをバックアウトする可能性を最小限に抑えます。

たとえば、このフィールドに「10」と入力すると、加入者は現在の日付の10日前に発生したライフ・イベントを自己報告できます。このフィールドに値を入力しても、イベント決定日や既存の適時性ルールなど、既存のライフ・イベント構成に影響はありません。

このフィールドに入力した値に関係なく、加入者は採用日より前に発生したライフ・イベントを自己報告できません。

従業員が短期間で複数のライフ・イベントを自己報告した場合は、どう対処すればよいですか。

このようなライフ・イベントを処理するための、ライフ・イベントの変移ルールを設定します。ライフ・イベントの変移ルールは、「プラン構成」作業領域にある「ライフ・イベントの管理」ページの「変移ルール」タブで作成します。

登録機会と実際の登録詳細を比較するにはどうすればよいですか。

「福利厚生個人選択肢診断テスト」レポートを使用して、加入者の登録機会と実際の登録詳細を比較および分析できます。このテストは、開始済、処理済、バックアウト済および無効ライフ・イベントに対して実行できます。次の側面を分析できます。

  • 特定のイベントまたはイベント間におけるプログラムまたはプランの選択肢。

  • 選択肢と選択肢主導のデータ。

  • 登録および指定。

  • 最近の誤ってバックアウトしたイベントと進行中のイベントの率。

  • 選択肢が自動である場合、または選択肢がない場合のライフ・イベントの自動クローズと非クローズ。

  • 連続したライフ・イベント全体における、または設定変更による適格な扶養家族および受取人。

  • 扶養家族の喪失、扶養家族の繰越、受取人および関連する制限。

「福利厚生個人選択肢診断テスト」レポートの実行方法は次のとおりです。

  1. ログインしたユーザーのアイコンをクリックし、「トラブルシューティング」セクションの「診断テストの実行」をクリックします。

  2. 診断ダッシュボード・ページで、「福利厚生個人選択肢診断テスト」レポートを検索して選択し、「実行に追加」をクリックします。

  3. 「実行するテストの選択および入力の指定」セクションで、入力ステータス・アイコンをクリックして個人番号を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

  5. 「実行するテストの選択および入力の指定」セクションで「実行」をクリックします。

  6. 診断テスト実行ステータス表で、「リフレッシュ」ボタンをクリックして最新のステータスを表示します。

  7. 実行ステータスが「完了」の場合、「レポート」アイコンをクリックしてレポートを表示します。

ライフ・イベントを誤ってバックアウトするのを防ぐにはどうすればよいですか。

デフォルトでは、ORA_BEN_PREVENT_BACKOUT_ENABLEDプロファイル・オプションがサイト・レベルで「Y」に設定され、誤ってライフ・イベントをバックアウトしないようになっています。誤ってバックアウトすると、重要なライフ・イベント・データが失われます。大量の登録データの不慮のバックアウトは、ほとんどの場合、管理者が実際より前の日付のイベントを処理した場合に発生します。また、中間ライフ・イベントが発生すると、アプリケーション自体にバックアウトが発生します。不慮のバックアウトを防ぐために、最新のライフ・イベントを一度のみバックアウトできます。プロセスが一度に複数のライフ・イベントをバックアウトしようとすると、エラーが表示されます。たとえば、「ライフ・イベントの評価」プロセスまたは「ライフ・イベントのバックアウト」プロセスが、一度に複数のライフ・イベントをバックアウトしようとすると、エラーが表示されます。

選択後にライフ・イベントをクローズできますか。

はい。管理者は、「セルフサービス構成」ページの「管理者が登録フロー内で選択後にライフ・イベントをクローズすることを許可」チェック・ボックスを使用して、福利厚生サービス・センターから登録フロー内でいつでもライフ・イベントをクローズできます。このチェック・ボックスは、プログラム・レベルで「登録期間クローズ日」ルールが「選択実行時」に設定されている場合に機能します。

福利厚生サービス・センターを介して登録を選択して送信すると、ライフ・イベントがクローズされることを示すメッセージが表示されます。ライフ・イベントをクローズして登録を送信する場合は、「はい」を選択します。ライフ・イベントをクローズしない場合は、「いいえ」を選択します。前のリリースと同様に、登録が保存されるのみでクローズされません。

選択後にライフ・イベントをクローズするように構成するには、どうすればよいですか。

手順は次のとおりです。

  1. ホーム・ページで福利厚生の管理「プラン構成」をクリックします。

  2. タスク・パネル・ドロワーで、「セルフサービス構成」をクリックします。

  3. 「ライフ・イベント」「管理者が登録フロー内で選択後にライフ・イベントをクローズすることを許可」というチェック・ボックスを選択します。

  4. 「保存」をクリックします。

別の加入者に対して追加したノートを表示するには、どうすればよいですか。

福利厚生サービス・センターの「福利厚生要約」ページの「ノート」セクションを使用して、参照用に保存するコメントや追加テキストを記録できます。これらのノートは、Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)の福利厚生個人情報リアルタイム・サブジェクト領域にある「ノート」フォルダで使用できます。

「ノート」フォルダにアクセスする方法を次に示します。

  1. 「ツール」、「レポートおよび分析」をクリックします。

  2. 「作成」「分析」の順にクリックします。

  3. 「サブジェクト領域の選択」ページで、「福利厚生 - 個人情報リアルタイム」を選択し、「続行」をクリックします。

  4. サブジェクト領域を展開して福利厚生個人フォルダを開き、「ノート」フォルダを表示します。